「ザ・ファースト・ディセンダント」は、我々が日々暮らしている地球よりも技術力が高い架空の世界「イングリス」と呼ばれる場所が舞台です。

「イングリス」で生きる人類は平和な時を過ごしていましたが、100年前に異次元から侵略してきた「バルガス」と、人類よりも遥かに大きく強大な力を持っている謎に包まれた「巨神」によって人類は生存の危機に追い込まれています。

しかし、人類側にも「先覚者」という謎の存在が救いの手を差し出し、先覚者の力を授かった「継承者」たちが現れたことで反撃の狼煙を上げています。


本作のプロローグでプレイヤーは継承者である「レピック」、「エイジャックス」、「ビエッサー」の3人から1人を選択して、「アイアンハート」という古代文明の遺物を回収する特殊ミッションに、仲間であり別の継承者「バニー」と共に赴くところからスタートします。

「ザ・ファースト・ディセンダント」のゲームプレイは、戦略性とスピード感を重視したシューティングアクションRPGです。

3つの銃器とスキルを駆使して戦います。

銃はそれぞれに使用可能な弾薬が4種類用意されており、その武器が強力だからとそれだけを使い続けるとすぐに弾が枯渇してしまいますが、ちゃんと使い分けると弾に余裕が生まれるいいバランスです。


各キャラは2段ジャンプとグラップリングフックで、スピーディーなアクションができるようになっています。

グラップリングフックはデフォルトだと2回使用できます。

しかし下記で紹介するモジュールのひとつ「空中起動」を装備すると、何もない空中にグラップリングフックをひっかけてスイング移動ができるなどキャラコンとしてのポテンシャルを秘めており、ボスの特定部位に引っ掛けながら弱点破壊にも活用できます。

とても強いモジュールですがデメリットもありグラップリングフックの使用回数が1回になってしまいます。


このようにプレイヤーは個々のキャラクターの特性を活かしながら、多様な敵に対して戦術を駆使して挑みます。

本作には、多様なキャラクターが登場し、それぞれが固有のスキルと役割を持っています。

例えば画像に写っている「ビエッサー」は氷を操り敵の走る速度を落としたりすることができます。

プレイヤーは、これらのキャラクターから選び、自分のプレイスタイルに最も適したものを選択することができます。

「ザ・ファースト・ディセンダント」には「モジュール」と呼ばれる装備品があり、プレイヤーの選択によってスキルをカスタマイズすることが可能です。

モジュールは、攻撃力の強化、防御力の強化、防御力を下げる代わりにＨＰ(ヒットポイント)を上げるモジュール、チーム全体をサポートするためのサポートスキルなど、多岐にわたります。

更に各継承者専用のモジュールが用意されており、装備する事によってスキルが変化して同じキャラクターでも使用感がガラッと変わります。


モジュールのカスタマイズシステムにより、プレイヤーは戦闘スタイルを自由に調整し、個々のミッションや敵に合わせた戦略を立てることができます。

モジュールの数に負けず、本作に登場する銃器の種類もまた多彩です。

ピストルやサブマシンガン、各種ライフルやショットガン、さらにランチャーやビームライフルも。

11種類の武器種が用意されています。


さらに、同じ武器種のなかでも連射速度や装弾数、弾のバラけかたなど、性能が大きく異なる銃器が多数存在します。

これだけあると武器種選びもまた楽しく、たとえば筆者は主にバニーを使っているのですが、キャラクターの特性上ずっと走り回っています。

なので撃ちながらでも軽快に移動できるサブマシンガンを愛用しています。

そのおかげでシューターゲームでは常識的な、物陰に隠れ敵の射線から逃れるという行動はほとんど取らず、走り回ってスキルを使用しながら敵を至近距離から連射してなぎ倒しています。


逆に、足が極端に遅くなる範囲攻撃用のランチャーなどは、走り回るバニーとは相性が悪いです。

しかしランチャーは、敵を一か所に集めるスキルを持つレピックや、スキルを使用する事によって弾薬を消費せずに撃ち続けられるグライとは非常に相性が良いです。

さらに各銃器にもモジュールがありますので、細かに性能をカスタマイズする事ができます。

モジュールの搭載容量には結構厳しめな制限があるので、どの能力を優先して高めるかが悩み所です。

上記の銃やモジュールは、敵からのドロップや各種ミッションの達成報酬、ほかにも継承者のスキルを強化する「リアクター」と、キャラクターのHPやシールドを増強する「外装部品」もまた、同じように入手可能です。

各装備にはレベルがあり、このレベルはその装備の入手経路となったクエストや敵のレベルによって変動します。

同じ装備でもレベルによって性能が大きく変わるので、装備はどんどん刷新していくことに。


こうなると当然、周回して装備を集めるハクスラ的なプレイがはかどります。

お気に入り設定をした装備以外を一括で「ジャンク」に指定し、ジャンク指定した装備を一括で分解して素材に変える。

といった、ハクスラを快適にする機能も当然のように備わっています。


分解で得られる素材は装備強化のための重要アイテムの材料になるので、無駄なドロップ品は一切ありません。

欲しいレアアイテムが出なかった場合でも、前進した感がしっかり味わえます。


ハクスラとなると強い武器の入手が運頼みになる印象もありますが、本作ではいわゆる最強武器は敵から一切ドロップしません。

11種類の武器種それぞれに用意された最高レアリティー「アルティメット」の銃は、特定のクエストで入手できるレア素材「アモルファス」を集め、そのアモルファスを特定のクエストクリアまたは特定の「巨神」を倒し開封した時一定の確率で入手出来る素材を集める製作することで入手できます。


お気に入りの銃がある場合、ほかの銃と専用アイテムを消費することで素材になった銃のレベルをそのまま移し替えることが可能です。

一度手に入れた愛用の銃をレベルアップし続け末永く使っていけます。

「ザ・ファースト・ディセンダント」は、協力プレイに重点を置いており、最大4人のプレイヤーがチームを組んでミッションに挑むことができます。

各プレイヤーが異なるキャラクターを選び、それぞれの役割を果たすことで、チームとしての力を最大限に発揮することが求められます。

例えば、攻撃力に優れたアタッカー、敵の攻撃を引きつけるタンク、仲間をサポートするヒーラーやバッファーなど、各々の役割がチーム戦略の中で重要な位置を占めます。

ゲームは、Unreal Engineを用いて開発されており、リアリスティックなグラフィックスと美麗なビジュアルエフェクトが特徴です。

特に、キャラクターの細部にわたるモデリングや、未来的な都市景観、自然環境の描写が非常に緻密で、プレイヤーを没入させる要素となっています。

また、天候や時間帯の変化がリアルタイムで表現され、ゲームの世界に動的な変化をもたらします。

「ザ・ファースト・ディセンダント」はSteam/PS5/PS4/Xbox SeriesX|S/XboxOneに向けて配信中です。

その革新的なゲームプレイと魅力的なストーリーで、オンラインシューティングゲームの新たなスタンダードを打ち立てています。


協力プレイを重視した戦略的なアクション、多様なキャラクターの個性と成長、そして最先端の技術が融合し、プレイヤーに唯一無二の体験を提供します。

リリースされたばかりの作品ですが、これからのアップデートや新コンテンツに期待が寄せられ、多くのゲーマーにとって目が離せないタイトルとなっています。


未来的な世界での冒険を楽しみたい方や、仲間と共に戦略を駆使して勝利を目指す方にとって、ぜひ一度プレイしていただきたい作品です。