東京ゲームショウ2023(TGS203) 参加レポート
https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2023/jp/
東京ゲームショウ2023(TGS2023)が2023年9月21(木)~24日(日)まで千葉県の幕張メッセで開催されました。
「東京ゲームショウ(TGS)」とは、毎年9月に開催されている、世界最大級のゲーム展示会です。
東京ゲームショウ2023には、スクウェア・エニックスやセガといった超大手メーカーのゲームだけではなくインディーゲーム、学生作品、VR、デバイスなど様々なゲーム関連作品が展示されていました。
ゲーム関連製品や作品の展示だけではなく、大手メーカーブースなどではYoutuber、VTuber、プロゲーマー、芸能人などが出演するイベントやトークショーも開催されています。
この記事では、筆者が立ち寄ったブースを中心に東京ゲームショウで展示されていた製品を紹介していきます。
1. Fnatic Gear :Lamuzu THORN、DASH V2 MAX
「Fnatic(フナティック)」はイギリスのロンドンに拠点を置いているeスポーツ組織です。
そのFnaticが展開しているゲーミングデバイスブランドが「Fnatic Gear(フナティックギア)」です。
Fnatic Gearは、以前から独自のゲーミングデバイスを販売し一定以上の人気を得ていました。
今回は、人気のゲーミングデバイスブランド「Lamuzu(ラムズ)」とのコラボゲーミングマウス「Lamuzu THORN(ソーン)」のFnatic Gearカラーバージョンが展示されていました。
1-1. Fnatic Gear DASH V2 MAX
また、その下にはFnatic Gearの新作ゲーミングマウスパッド「DASH V2 MAX」が敷かれていました。
「DASH V2 MAX」は表面がサラサラしている6mm厚のゲーミングマウスパッドです。
滑り止めには日本製の新素材PORONを採用し、中間層は非常に柔らかくプニプニしていました。
これらの新標品は2023年末頃に日本でも発売される予定とのことです。
2. BenQ・ZOWIE:G-SR-SE Gris
PCゲーマーにはお馴染みのブランド「BenQ・ZOWIE(ベンキュー・ゾーイ)」です。
2-1. ZOWIE G-SE-SE Gris
今回の注目製品は、やはり「ZOWIE G-SR-SE Gris(グリス)」でしょう。
ZOWIE G-SR-SE Grisは、ZOWIE G-SR-SE Rouge(ルージュ)の色違いです。
使い心地、性能などはZOWIE G-SR-SE Rougeと全く同じものになっています。
黒と灰色の落ち着いたデザインとなっているため、Rougeのデザインが少し派手だと感じていた人でも抵抗なく使えるかもしれません。
G-SR-SEシリーズはプロゲーマーでの使用率も高いため、性能は間違いありません。
3. ふもっふのおみせ:Finalmouse、Pwnage、Kurosunなど
PCゲーマーにはお馴染みのゲーミングデバイスの輸入品専門店「ふもっふのおみせ」です。
ふもっふのおみせブースでは、「Finalmouse」、「Pwnage」、「Kurosun」、「X-raypad」などオンラインショップで扱っている製品の展示はもちろん、ゲーミングデバイスなどが当たる「ガラポン」も開催されていました。
3-1. X-raypadマウスパッド
X-raypadの人気マウスパッドシリーズが展示されていました。
右から「Aqua Control 2 Sakura」、「Aqua Control + Wave」、「Aqua Control 零」、「THOR(ソー)」です。
Aqua Control 2は、スピードバランス系のマウスパッドです。
Apex LegendsやOverwatch2などのプロゲーマーでも人気があります。
Aqua Control +はバランス系のマウスパッドです。
X-raypadで最も有名なマウスパッドで、様々なゲームのプロゲーマーにも利用されています。
Aqua Control 零はコントロールバランス系のマウスパッドです。
Apex Legendsの有名プレイヤー「Obly」選手が使っていることで話題になりました。
3-2. Kurosun Ninja Speed
世界中で話題になっているスピード系マウスパッド「Kurosun Ninja Speed(クロサン ニンジャスピード)」が展示されていました。
事前の告知も無く展示されていたため、実物を見て驚いた人も多かったようです。
Kurosun Ninja Speedは熱処理された表面が特徴のスピード系マウスパッドです。
ふもっふのおみせでは、近日中に入荷・販売が開始されるようです。
Kurosun Ninja Speedの上には「Pwnage StormBreaker(左)」や「Finalmouse Starlight-12 TenZ」といった高級マウスも展示されていました。
どちらも25,000円を超える、非常に高価な金属製マウスです。
Kurosun Ninja Speedの左下には手書きで「TenZ」と書かれています。
おそらく、ビジネスデーにTenZ本人がブースを訪れて書いたものでしょう。
3-3. ブルーアーカイブ×ふもコレ
ふもっふのおみせの独自ブランド「ふもコレ」と「ブルーアーカーブ」がコラボしたフルメカニカルキーボードとSDキャラが描かれたキーキャップのセットです。
写真は「ANSI/英語配列」の物ですが、「JIS/日本語配列」のバージョンも販売されています。
また、購入者にはランダム封入のクリアカードも付属するとのことです。
3-4. YUKI AIM Polor65 Magnetic Keyboard
YUKI AIMが販売予定の「ラピッドトリガー」搭載予定のゲーミングキーボードです。
ラピッドトリガー搭載でデザインの良いキーボードはとても人気が出そうですね。
こちらも近日中にふもっふのおみせで予約受け付けが開始される予定です。
4. REALFORCE:ウマ娘コラボキーボード
日本の有名キーボードメーカー「REALFORCE(リアルフォース)」です。
「静電容量無接点方式」と呼ばれる技術を使ったキーボードの制作を昔から得意としており、キーボードマニアや一部のゲーミングデバイス好きからは非常に高い評価を得ていました。
そんなリアルフォースは昔から得意としていた磁気センサー技術を活用し「ラピッドトリガー」を搭載したゲーミングキーボードを販売し、話題になっています。
4-1. ウマ娘 プリティーダービー × REALFORCE GX1 キーボード X1UCU1
REALFORCEとウマ娘がコラボしたゲーミングキーボードです。
REALFORCE GX1がベースとなっているため、ラピッドトリガーに対応しています。
今回展示されていたキーボードはプロトタイプであり、製品版は表面の処理が異なるそうです。
そのため、製品版では表面の見え方が変わる可能性があります。
ウマ娘とのコラボ製品ながら、キラキラとしすぎず白と黒をベースとしたクールで落ち着いたデザインにまとまっているのが好印象です。
地味に拘っているのが、かな文字のフォント。
ゲーム内で使用されているフォントと同じものが印刷されているとのことです。
REALFORCE GX1は人気すぎて品薄状態が続いていますが、ウマ娘コラボバージョンは現状、予約すれば必ず手に入るとのことです。
ラピッドトリガー目的でREALFORCE GX1が欲しい人も購入を検討してみてはいかがでしょうか。
5. ASUS ROG:Ally、ガラスマウスパッド
グラフィックボードやゲーミングデバイスで有名な「ASUS・ROG」です。
正しい読み方は「ASUS(エイスース)」、「ROG(アールオージー)」です。
ASUS・ROGのブースでは、話題の携帯ゲーミングPC(UMPC)「ROG Ally」や「ガラス製ゲーミングマウスパッド」が展示されていました。
5-1. ROG Ally(エイライ)
Steam Deckのライバルとして注目されている携帯ゲーミングPC(UMPC)「ROG Ally(エイライ)」が展示されていました。
スペックはSteam Deckを上回り、AAA級タイトルでもそこそこ快適にプレイが可能です。
※AMD Ryzen Z1 Extreme
初期型では熱問題やMicro SDカードが読み込めなくなるなどの問題がありましたが、OSのアップデートによる対策や改善版の本体への切り替えを進めているとのことです。
ROG Allyは全国の家電量販店にも展示されているので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
5-2. ガラス製ゲーミングマウスパッド
ROGが発売を予定しているガラス製のゲーミングマウスパッドが展示されていました。
マウスパッドの上にマウスが置かれておらず、残念ながら操作感などは分かりませんでした。
厚みは4mmで、裏面には滑り止めラバーが貼り付けられているようです。
6. AYANEO
携帯ゲーミングPC(UMPC)を多く販売しているメーカー「AYANEO(アヤネオ)」です。
新作の携帯ゲーミングPC「AYANEO KUN(クン)」や「AYANEO Air 1S」などが展示されていました。
6-1. AYANEO KUN
AYANEOの最新携帯ゲーミングPC「AYANEO KUN(クン)」です。
本体の大きさ、ボタン配置、下部のトラックパッドなど「Steam Deck」を意識していることが伺えるデザインになっています。
AYANEO KUNは、AYANEO史上最高性能の携帯ゲーミングPCです。
※AMD Ryzen 7 7840U、AMD Radeon 780M
8.4インチの大画面でAAA級タイトルを含めた、多くのゲームを快適にプレイできます。
デモ機では「Forza Horizon 5」を非常に快適にプレイすることができました。
しかし、やはり本体サイズは非常に大きく、そして重いです。
Steam Deckよりも一回り大きいです。
7. Pimax:Pimax Portal
VR機器メーカー「Pimax(パイマックス)」です。
Pimaxは固め6K、合計12K解像度のVRヘッドセットなどの他にも、VRゴーグルとしても機能する携帯ゲーム機「Pimax Portal」を展示していました。
7-1. Pimax Portal
Pimax PortalはAndroidベースの携帯ゲーム機です。
コントローラーはNintendo Switchのように取り外し可能になっています。
https://pimax.com/ja/portal/
Pimax PortalはただのAndroidゲーム機ではありません。
別売りのVRゴーグルアタッチメントと組み合わせることで、VRゴーグルとしても機能します。
左右についているコントローラーは取り外して、VRコントローラーとして使用できます。
Pimax PortalのSoC(CPU)にはSnapdragon XR2が採用されています。
これは、人気のVRヘッドセット「Oculus Quest 2」と同じSoCです。
Pimax PortalがVRゴーグルとしても動作する理由が良く分かりますね。