Lise of Pやりごたえはある?気になる総評を解説!
https://www.icrewplay.com/lies-of-p-recensione-playstation-5/
Steamでは豊富なタイトルがリリースされていますが、発売以降から注目を集め続けているのが「Lise of P」です。
ピノキオ童話を題材にしたストーリーを採用し、フロムソフトウェアにも引けを取らない難易度で作り込まれた作品です。
しかし、レビューや評価の中には「フロムゲーの方が良い」という声もあり、決断まで踏み切れない方もいると思います。
PVだけでは読み取れない、実際のプレイ体験による総合的な評価が気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、Lise of Pの総合的な評価について、プレイ体験やレビューを踏まえて解説していきます。
1. Lise of Pオリジナルシステムとは?
高難易度ソウルライクタイトルは攻略の難しさだけでなく、ストーリーやゲーム性に基づいたオリジナル要素が魅力です。
当然、Lise of Pでしか楽しめないオリジナル要素が存在しており、Lise of Pを楽しむにあたって理解が必須になります。
とはいえ、製品情報やPVだけでは読み取れない部分も多く、詳細なシステムが気になる方も多いでしょう。
そこでここでは、Lise of Pオリジナルシステムを紹介します。
1-1. フェーブルアーツが生み出すアクション
Lise of Pの武器にはフェーブルアーツが設定されており、フェーブルスロット(気力)を消費することで威力の高い技を繰り出せます。
強力な一撃を振りかざしたり、軽快なステップや跳躍を織り交ぜた連撃で敵に大ダメージを与えることが可能です。
攻撃技だけではなく、パリィ(ガード)やクリティカル率の上昇も可能であり、上手く駆使することで戦闘を有利に運べるのが魅力です。
また、武器と柄に各1つフェーブルアーツが設定されており、最大2個のフェーブルアーツを使用できます。
豊富な種類から好みのフェーブルアーツを組み合わせられるため、飽きることなく、自身のスタイルを楽しめます。
1-2. 武器構成が自由自在
Lise of Pは大剣や斧をはじめ、多種多様な武器が用意されていますが、ブレードと柄を切り離して自在な組み合わせが生み出せます。
Lise of Pで攻撃を司るパラメーターは「動力・技術・進化」が存在しますが、任意のブレードとパラメーター補正を選択できるのが強みです。
「大剣+動力補正が高い柄」「レイピア+技術補正が高い柄」など、各部位の強みを余すことなく発揮させられます。
また、先述したフェーブルアーツがブレード+柄で2個選択できるため、アクション性や戦略を深く強化できる点も魅力です。
1-3. リージョンアームを駆使した戦略
https://www.jolie-bobine.fr/lies-of-p-comment-ameliorer-le-p-organ
リージョンアームは強化された義手であり、ストーリー攻略で入手できるアイテムを消費して強化もできるオリジナルシステムです。
敵を自身に引き寄せたり、踏むことで起動する地雷を設置したり、炎を噴射して攻撃と多種多様な戦略を生み出せます。
ディレイ技の多さや移動の速さをはじめ、敵に合わせてリージョンアームを駆使することでアクションを楽しみつつ、爽快にボスをクリアできるのが強みです。
リージョンアームの作成や強化にはアイテムが必要になるため、全種類揃えるのは終盤になりますが、Lise of Pのアクション性を強化してくれる重要な要素です。
1-4. クォーツによる潜在能力の強化
Lise of Pには「クォーツ」を消費して開放できる潜在能力が用意されており、自分好みのスタイルを追求できます。
回復アイテムの効果や回数増加をはじめ、フェーブルアーツや致命攻撃の強化、スタミナ消費軽減と幅広い強化が可能です。
自身の武器構成やリージョンアームを考慮し、プレイスタイルの可能性を広げつつ、強化してくれる重要な要素です。
また、ストーリー中盤からではありますが、無限に生成できるアイテムを消費してリセットできるため、割り振りミスをしても心配はありません。
2. 高評価されているポイント
Lise of Pは高難易度ソウルライクということもあり、多くの注目を集めていますが、購入するにあたって高評価を獲得している部分は気になりますよね。
「製品情報やPVで魅力を感じたけど何か違った..」と後悔してしまう可能性もありますし、良い部分について詳細に知りたい方も多いでしょう。
そこでここでは、Lise of Pが高く評価されているポイントを紹介します。
2-1. グラフィックが綺麗
https://videojuegos.roams.es/juegos/lies-of-p/
高難易度ソウルライク作品は多数登場していますが、Lise of Pは2023年後半期に発売された新作です。
過去に登場した人気タイトルよりも圧倒的にグラフィッククオリティが高く、ストーリーに高い没入感を与えてくれます。
Steam版は要求されるスペックこそ高めですが、最低画質設定でも細部まで表現されており、世界観をしっかりと体験できるのが特徴です。
街並みやオブジェクトだけでなく、グロテスクで気味の悪いモンスターも作り込まれており、臨場感に欠ける心配もありません。
2-2. 戦闘スタイルが豊富
https://thenaturehero.com/lies-of-p-weight-thresholds/
Lise of Pは武器構成をはじめ、リージョンアームや潜在能力、さらにアミュレットを駆使し、自在なスタイルを追求できるのが強みです。
短剣+大剣の柄でリーチを長くしたり、フェーブルアーツを組み合わせることで立ち回りを強化できます。
そこに多彩な能力を発揮できるリージョンアームが合わさることにより、アクション性や戦略に深みを与えてくれます。
また、豊富な潜在能力やアミュレットでダメージを強化したり、ガードや回避性能を強化できるため、自分の得意を最大限伸ばせるのも好評です。
2-3. 周回プレイにやりごたえがある
Lise of Pは1週目をクリアしただけでは全てのエンディングを視聴できないため、エンディングをコンプリートするには周回プレイが必須になってきます。
周回プレイを行うメリットですが、ボス討伐で交換できる武器やアミュレット、潜在能力の開放、敵の難易度強化です。
プレイスタイルを追求するには繰り返しボスをクリアする必要がありますし、1週目よりも強いボスをクリアする刺激はLise of Pでしか味わえません。
潜在能力に関しても1週目クリア時点で最終フェーズが開放されるため、2週目以降にならないと最終フェーズを強化できません。
2週目以降のプレイは作業になってしまいがちですが、Lise of Pには飽きさせない工夫が施されており、充実プレイできるのが魅力です。
2-4. 死んでもロストしにくい
攻略中に死んでしまった場合、強化等に使用する所持通貨をドロップしてしまうため、ロストしないように再度回収する必要があります。
これはどのソウルライクでも共通している部分ですが、フロムをはじめとする多くのタイトルでは死亡位置によって回収が困難な場合がありました。
ですが、Lise of Pは死亡時にロストしても回収しやすい位置にポップするため、溜めていた通貨を失う危険性が非常に低いです。
細道で落下しても広い位置でポップしますし、ボス戦でロストしてもボス入口の前でポップするため、都度安全に回収できます。
思うように回収できず、ストレスを溜めてしまう心配がなく、スムーズにプレイできる点は高く評価されています。
3. 低評価されているポイント
Lise of Pは豊富な戦闘スタイルから理想を追求しやすく、ストレス無しでスムーズにやりごたえを感じられるタイトルです。
しかし、高く評価されている部分だけではなく、「ここをもうちょっと改善してほしかった」と低く評価されている点も存在します。
高評価の部分にだけ着目してプレイした場合、購入後に後悔してしまう可能性もあるため、低評価にも目を向けるのが大切です。
そこでここでは、Lise of Pで低く評価されているポイントについて解説します。
3-1. ジャストガード判定がシビア
https://www.famitsu.com/news/202309/19317363.html
ソウルライクや高難易度タイトルにディレイ攻撃は付き物であり、Lise of Pも例外ではないため、ディレイに対する対策が不可欠です。
しかし、Lise of Pはボスをはじめ、大半の雑魚敵ですらディレイ攻撃を行ってくるため、本作の魅力であるジャストガードを活かしにくいと評価されています。
また、単調なディレイ攻撃だけでなく、徐々にスピードアップする連撃を行ってくるボスも存在しており、正確に見極めなければいけません。
本作のジャストガードは押しっぱなしではなく、その都度正確に入力する必要があるため、ジャストガードの難易度が非常に高めです。
ディレイ攻撃+シビアな判定から「入力したのにジャストガードできなかった」という意見もあり、アクション性の魅力が薄れてしまっているという意見もあります。
3-2. 重量制限が厳しい
Lise of Pはその他ソウルライク作品と同様、重量システムを採用しており、重量がキャラクターの俊敏性に影響してきます。
軽量であればスタミナ消費が少なく、軽快に回避できますが、重量が重たいとスタミナ消費が大きく、回避も鈍足になるため、重量コントロールが非常に大切です。
本作は装備やアミュレット等にも重量が設けられていますが、パラメーターを割り振っても重量値が大きく伸びるわけではありません。
短剣や剣等の軽量装備ならコントロールしやすいですが、斧や大剣を使用した重量コントロールの難しさに不満の声が上がっています。
3-3. フロムソフトウェアに共通する部分が多い
高難易度ソウルライクの代名詞といえばフロムソフトウェアですが、Lise of Pは「NEOWIZ」という韓国の会社が開発しています。
制作元は違いますが、高難易度ソウルライクというジャンルの性質上、多少ゲーム性が似通ってしまうのは仕方がないでしょう。
しかし、ゲームの世界観だけでなく、ボスビジュアルや攻撃パターンがフロムソフトウェアタイトルに酷似していると評価されています。
Lise of Pが初めてのソウルライクなら気になりませんが、フロムソフトウェアタイトルのプレイ経験があるなら既視感を覚えてしまう可能性には注意です。
4. まとめ
Lise of Pはフロムソフトウェアに共通した部分は非常に多いですが、オリジナルの戦闘システムとやりこめる要素が魅力的です。
新作且つ人気を獲得しているタイトルのため、製品価格は高めですが、深くやりこめるソウルライクを求める方はプレイしてみてくださいね。