主人公は若き冒険家のポムという女の子です。

ある日、故郷の村パエルに戻ってくると、父と母は懸賞に当たったと置手紙をして、世界一周旅行の旅に出ていました。


ポムの両親は、パエルの町のレストランを経営していたのですが、そのお店はかなりの額の借金返済に追われおり、ポムは、大切なレストランを立て直すために、自らレストランを再建すべく、1人で改めて経営をしていくことになります。

1つ目は、ゲーム内に出てくるキャラクターのデザインが非常に可愛いという点です。


主人公のポムは、猫耳の少女でありながら、冒険家らしい恰好をしています。

服装としては、背中にはバックパック、腰には冒険者ベルトという恰好をしています。

さらにレストランで働く人らしく、エプロンもしていて、この組み合わせはほかのゲームにはなかなかないキャラクターデザインとなっています。


また、パエルの村に住んでいる住人も、動物をモチーフとしたキャラクターで作られており、出てくるキャラクターすべてが愛らしく作られています。

心優しい獣人の大男が経営する家具屋や、たぬきの素材交換屋や、魚人の女性たちが経営するタピオカジュース屋さんなど幅広くいろいろなキャラクターが暮らしており、どのキャラクターも可愛いく、魅力的です。

2つ目は、ダンジョンをクリアすると食材がゲットできる点です。

このCuisineerの一番の面白さといっても過言ではない要素で、最も大切な要素になるのですが、このゲームはダンジョンを進むことで、レストランで出す料理の食材を集めることができます。


食材は、ダンジョン内のモンスターを倒すことで、様々な種類の食材を手に入れることができます。

小麦の妖精のような敵を倒せば小麦粉が、火を噴く敵を倒せば唐辛子が、ヤシの木の形をした敵を倒せばトロピカルフルーツが手に入ります。

強い敵を倒して手に入る食材ほど、調理した際に価格の高い料理を出すことができるようになっています。

ダンジョンの奥深くに住んでいるモンスターほど強さが上昇しますが、強いモンスターほど高級な食材が手に入る点も一つの面白さです。


最も厳しくこのゲームを面白くしている点は、ダンジョン内でゲームオーバーになると、食材をほぼロストしてしまう点です。

どんなに食材を集めていても、ダンジョン内でゲームオーバーになってしまうと食材をロスとしてしまうため、どのタイミングで撤退をするかも非常に大切になります。


この緊張感や戦略性も、このゲームに熱中する理由の一つになっています。

Cuisineerではダンジョンをクリアしていく中で、手に入れた食材を使って、レストランを開店してお金を稼ぐことができます。

このレストラン開店からの作業が、ほかのゲームにはないほど厳しく忙しく、その内容がプレイヤーを夢中にさせるような仕組みになっています。


まずこのレストランは、主人公のポム1人が経営をしているお店になります。

そのため、レストラン開店後は、調理や配膳、会計まで、すべて一人で行う必要があります。


まず朝、レストランを開店すると、お客様が来店して、店内のあいている席に着席します。

すると、お客様より調理可能なレシピの中から、料理を選んでもらい、厨房に注文が入ります。

プレイヤーは、厨房で注文が入った料理を調理して、出来上がった料理は一度カウンター上に配膳されます。

この段階で、席について注文したお客様は、出来上がった料理を受け取りに来ようと、席を立ちます。

お客様に料理を直接受け取ってもらうのも一つの手なのですが、これをポム自ら行うことで、料理の金額にプラスしてインセンティブをもらうことができます。


このせわしない作業と、忙しくバタバタと店内を走り回る様子が、Cuisineerをプレイする人を熱中させてくれる要素となっています。

ここまでして苦労して稼いだお店で、装備や装飾品、お店のアップグレードを自由に行うことができる点が、3つめの魅力的な点です。

レストランを経営して、ゲーム内でお金を稼ぐことができます。


稼いだお金を使うことで、新たな武器や装飾品、レストランのアップグレードや、装備品のスキルや能力を変化、強化することができます。

稼ぐためには、ダンジョンをクリアする必要があり、ダンジョンをクリアするためには、ショップで装備品やアイテムをそろえる必要があります。

販売しているものや装飾品は、決して安価な金額ではなく、しっかりと稼がないと購入することができないような設定になっています。

レストランのアップグレードには、新しい調理器具や座席、装飾など、様々な家具を購入することにより、お店のグレードが上がり、来店する人数も増える仕組みになっています。


またスキルの変更や武器の強化にも金額がかかるようになっているため、このレストランでお金を稼いでためておくことが大切です。

4つ目は、調理することができるレシピの豊富さと、本物のレストランで出されるようなグラフィックの高さが、このゲームのおすすめな点です。

ダンジョンをクリアして手に入れた食材は、レストランで調理をすることで料理として、お客様に振るうことができます。


料理ができるレシピは、初めから作ることができるものや、町の人々の相談事やお願いを解決することで、作れるようになるものがあります。

町の人から教えてもらえるレシピは、複数の食材を使う料理や、レアな食材を使った料理などがあり、どれも食用をそそるような物ばかりです。


また、キッチンに並べることのできる家具は、鍋やフライパン、パン窯などさまざまなものを並べることができ、それぞれに対応した料理を作ることができます。


さらに、このゲームならではの面白さが、提供した料理を食べる音が、本当にその料理を食べているかのような音が設定されており、見た目で楽しみ、食べている音でさらにリアル感を感じることができるようになっています。

ゆっくりと過ぎていく街の雰囲気と、町に住む住人から相談されることで発生するイベントの豊富さも、このゲームの面白さの一つです。

前述で紹介したように、この村の住人は、動物をモチーフとしたキャラクターデザインがされており、いずれのキャラクターも愛着がわくようなデザインになっています。

そんなキャラクターたちから様々な相談や、問題解決を依頼されるのですが、いずれのイベントもまた一風変わった内容になっています。


例えば、町の中を走り回っている子どもから、昔お母さんに作ってもらったシロップの味が忘れられず、同じ味を再現できないかという相談をされます。

解決をするためには、必要な家具を購入して、必要な食材を集め、調理したものを渡すことで、解決ができるようになります。


こんなちょっとした悩みや相談を町の人から聞きながら、ゆっくりと町の四季を感じつつ、過ごすことのできる、のんびりとしたゲーム性もおすすめな点の一つです。

7つ目のおすすめの点は、いつまでも永遠に楽しむことができるゲーム性です。


まず、Cuisineerには大枠の設定とストーリーが設定されていますが、メインストーリーのような物はありません。

全くないわけではなく、お店が抱えていた高額な借金を返済するという目的はあります。

しかしこれ以外の、主たる目的は特に設定されていないため、飽きがこない限り永遠と遊ぶことができる点が、ほかのゲームにはない面白い点になっています。


とにかくダンジョンに潜り続け、新しい装備や食材を求めて、進み続けることも一つですし、浅い階層の食材を大量に集めて、料理をひたすらに楽しむというのも一つの要素として、楽しむことができるのは、このゲームならではの要素といえます。