League of Legends ADCの基本や立ち回りを徹底解説 おすすめチャンピオンも紹介 !

公開日: 2025/10/24

League of Legendsには5つのロールが存在しますが、この中で最も火力が重要視されるのがADC(ボット)です。

どのロールやレーンも勝つうえで重要ではありますが、ADCがしっかり機能することが最も大切であり、ジャングルの次に難しいとされています。

しかし、ADCは高い火力を生み出せる唯一のレーンでもあり、「高火力に憧れてチャレンジしたい」という方も多いでしょう。

そこで本記事では、League of LegendsにおけるADC(ボット)の基本や立ち回りを解説しつつ、おすすめチャンピオンも3つ紹介します。

1. ADCの基礎について

League of Legendsは各レーンやロールで基礎的な部分が大きく異なりますが、ADCに関しては特に基礎を押さえておくのが重要です。

何故なら初歩的なミスでも相手との差が生まれやすく、基礎を固めておかなければ開始早々に不利に立たされることも多いためです。

そこでここでは、ADCで実践に挑むにあたって、必ず押さえておきたい基礎を解説します。

1-1. 味方をキャリーできるロール

ADC(ボット)レーンは「Attack Damage Carry」の略称であり、火力を出して味方の活路を切り開くロールです。

その他レーンやロールの場合、耐久力やサポート性能、そしてトリッキーな動きが得意と多種多様ですが、ADCの長所は「圧倒的な火力を叩き出せる」この1点のみです。

強力なアルティメットで大ダメージを叩き出したり、AA(通常攻撃)をしっかり当てて相手にプレッシャーを与えられます。

また、ADCが育っていればドラゴン等のオブジェクトも倒しやすくなるため、オブジェクト管理の面でも有利が取りやすくなります。

序盤~終盤までADCが機能して育っているか、この点だけで勝敗が大きく揺れ動くほどのキャリーロールです。

1-2. 物理攻撃でダメージを出す

League of LegendsにおけるADは「Attack Damage」の略称ですが、この用語が表しているのは物理攻撃です。

つまり、「Attack Damage Carry」の略称であるADCは物理攻撃で火力を出すという意味になります。

ADCは基礎的な攻撃力が高く、対ミニオンに対しては通常攻撃で事足りるため、レーンや集団戦時の対チャンピオン相手の時にスキルを撃ちます。

所謂メイジチャンピオン(魔法が得意)なボットチャンピオンはADCではなく、APCと呼称されることが多いため、正しい認識を持っておきましょう。

例外としてMelee(近接型)も存在しますが、基本的に中~遠距離から高火力を狙うRanged(遠距離型)で戦うことになる点も覚えておくのがベストです。

1-3. サポートと常に一緒に動く

ADC(ボット)は攻撃力こそずば抜けた高さを誇りますが、単身で動くとすぐに倒されてしまうほどに防御力が低めです。

同じレベルのADC1vs1の場合、露骨にプレイスキルや経験で差が付くロールのため、心配に思う方も多いでしょう。

ですが、実践では基本的にADCを育てつつ、ADCのキルチャンスを作るためにサポートが常に一緒に動きます。

サポートはADCの育成やCS、キルチャンスを作るために動きつつ、周囲の警戒も一緒に行ってくれるロールです。

サポートにばかり甘える精神は良くないですが、1人で動かずに常にサポートと行動を共にする意識が大切です。

2. ADCの立ち回りにおけるポイント

ADCは5つのロールの中でもダメージに特化したロールであり、やること自体は非常にシンプルですが、立ち回りでは意識するポイントが多々あります。

League of Legendsはレベルやゴールド差が戦力に大きく影響しますが、ADCは特に大大差が付きやすいため、立ち回りを理解していないと機能できないということも多いです。

しかし、「試合を通してどう立ち回れば良いのか」「レーン戦以外でも意識するポイントはあるのか」など、ADCの経験が無いと迷ってしまうこともあると思います。

そこでここでは、ADCで実践の勝利を狙うにあたって、必ず押さえておきたい立ち回りのポイントを解説します。

2-1. 序盤のレベルアップルートを覚える

ADCはレベル差1つで勝敗が大きく傾くため、レベルアップのルートを覚えるのが非常に大切です。

ただし、終盤までを見据えたレベルアップルートではなく、あくまでもゲームスタート時の1レベル→2レベルに到達するルートです。

レベル1→レベル2に上がった場合、基礎ステータスが向上するだけでなく、レベル2でスキルが解放されて戦闘のレパートリーが増えます。

ADC+サポートが相手より早くレベル2に育った場合、使用できるスキルの総合数が2つ上回るため、序盤のレーン戦を有利に運びやすくなります。

また、レベル2の状態であれば相手にプレッシャーを与えやすくなり、相手がレベル2に上がる速度を鈍化させたり、撤退させやすくなる点も強力です。

2-2. CSやゴールド稼ぎを重視する

ゴールドはレベルが上がったタイミング等でアイテムを購入する際に必要となるため、序盤から意識して獲得を目指すのが重要です。

ただし、ゴールドを稼ぐ手段はCS獲得や敵チャンピオンキル、オブジェクトの破壊と限られてきます。

これらの中で序盤から積極的に狙える手段がCS(クリープスコア)であり、敵ミニオンに対してラストヒットを行うことでゴールドを約20ほど獲得可能です。

1CS当たりの取得ゴールドは少ないものの、ゲーム開始からエンドまでに訪れるミニオンを漏らさずに倒しておけば、積み重ねで強力なアイテム購入に繋がります。

敵チャンピオンのキルやオブジェクト破壊は獲得量こそ多いものの、狙えるチャンスは限られてくるため、「狙えたら狙っていく」この意識で大丈夫です。

2-3. 集団戦では前に出過ぎない

ADCの集団戦におけるセオリー、それは他レーンの味方チャンピオンが敵にCC(拘束)を当てたり、タンクがヘイトを受けている間にしっかりダメージを出すことです。

そのためには隙が生まれた敵を集中的に狙うのがベストですが、タンク/ミッド/ジャングルのように最前線に立つのは必ず避けましょう。

何故ならADCはチャンピオンレベルが10~15以上でも防御性能が低く、CCを受けてしまえば単独で3秒耐えることは不可能に近いからです。

ADCが即落ちしてしまうとダメージディーラーが欠けることとなるため、一気に相手チャンピオンのキルが狙いにくくなり、撤退を余儀なくされます。

ADCは基本レンジ(射程)に長けているため、射程を活かした後方からの高ダメージを意識しましょう。

2-4. ドラゴン獲得にも意識を向ける

ドラゴンの出現位置ですが、サモナーズリフトのミッドとボットの間のジャングルに出現します。

ADCの初動は基本的にボットレーンで固定ですが、ミッドのタワープレートが消えたタイミングからは固定化する必要がありません。

つまり、味方のジャングルやサポートと共にミッドを助けたり、ドラゴン獲得を目的に動くこともできるというわけです。

ADCはダメージでプレッシャーを与えやすく、相手をドラゴンから遠ざけられるため、遠ざけている間にドラゴンを集中的に叩いてスピーディなドラゴン獲得が狙えます。

ドラゴン獲得によってゴールドが得られますし、強力なバフが味方全体に付与されるため、ドラゴン出現時には意識を向けておきましょう。

3. ADCおすすめチャンピオン3選

ADCチャンピオンに共通する特徴、それは「高ダメージを叩き出せる」という点ですが、共通しない部分も多くあります。

例えば「精度が低くてもダメージが出せる」「1人に対して超高火力が叩き出せる」など、チャンピオンによって多種多様な長所を持っているのです。

チャンピオン1人1人をプレイして選ぶ方法もありますが、多彩なチャンピオンの中から選ぶのに迷ってしまい、パパっとおすすめを知りたい方もいるでしょう。

そこでここでは、おすすめADCチャンピオンを3つ紹介します。

3-1. ミス・フォーチュン

ミス・フォーチュンは「ラブタップ」という追加物理ダメージに特化したパッシブを持ち_一撃の重さに特化したチャンピオンです。

申し分のない射程や威力を備えつつ、多段ヒットが狙える跳弾スキルを保有しており、レーン戦での牽制力が非常に高いです。

ダメージを受けなければMSも増加するため、スピーディな攻撃も可能であり、スローを与えて敵を鈍化させることもできます。

アルティメットは前方扇形に無数の弾丸を放ち、クリティカル時にはダメージが20%増加するため、集団戦時はマルチキル取得が容易に狙えます。

ただし、ブリンクスキルやCCスキルがなく、接近されると倒されやすいですし、継続火力が低い点には要注意です。

3-2. エズリアル

エズリアルはスキルを当てるたびにASが増加するパッシブ「ライジングスペルフォース」を活かした、迅速な攻撃で高い制圧力を発揮するチャンピオンです。

スキルショット(精密射撃)を軸に攻撃を行う性質を持ち、高い攻撃力と長距離射程を活かして安全なレンジから高火力が狙えます。

命中させるとクールダウンが減少したり、指定地点にワープしながら追撃が狙えるスキルも持っており、高い自由度で相手を攻撃できます。

アルティメットスキルの効果範囲は直線範囲でマップ全土に及ぶため、集団戦時には敵チャンピオンにまとめて大ダメージを与えることも可能です。

ただし、クリティカルの恩恵が薄いので終盤戦はダメージ不足になりやすいですし、地点や方向を指定するスキルが軸のため、プレイスキルに左右されやすい点には注意です。

3-3. ジンクス

ジンクスはキルやオブジェクト破壊に関与した際、AS/MSが爆発的に増加するパッシブ「超エキサイティン!」を活用し、連続キルが狙いやすいチャンピオンです。

そこそこ高い火力と長い射程を誇りつつ、通常攻撃を当てるたびにASが加速する攻撃スキルもあり、とにかくスピードに特化しているのが特徴です。

指定方向に対してスローを与えたり、敵が触れるとスネアに掛かる罠も設置できるため、充分な高速性能を備えている点も評価されています。

広い効果範囲と長いレンジにより、集団戦時には敵に倒されにくい位置取りでありながら、高火力を積極的に狙っていけます。

ただし、スキルレベルで性能が大きく向上する傾向にあるので序盤戦は弱く、逃げスキルも保有していないため、安全マージンの見極めには注意が必要です。

4. まとめ

ADCが機能しないと勝敗が大きく傾くほどに重要なロールですが、サポートと一緒に動くので意識する要素は少なく、ハマれば爽快感が味わえる良さが魅力です。

基本的に通常攻撃で事足りるため、常に複雑な操作を意識する必要がなく、経験を積むほど実力に繋がりやすいので積極的にチャレンジしてみてくださいね。