METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1発売記念 収録作品を紹介!

公開日: 2023/11/1
https://www.konami.com/games/corporate/ja/news/topics/20230622/


コナミデジタルエンタテインメントは2023年10月24日に「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」をNintendo Switch、PS5、PS4、Xbox Series X/S、Steamで発売しました。

「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」にはメタルギアシリーズの7作品が収録されています。

【METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1収録タイトル】

 ・METAL GEAR SOLID(PS1)
 ・METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY(PS2)
 ・METAL GEAR SOLID 3 SNEAK EATER(PS2)
 ・METAL GEAR (MSX2)
 ・METAL GEAR (FC/ NES)
 ・METAL GEAR 2 SOLID SNAKE(MSX2)
 ・SNAKE`S REVENGE(NES)※海外限定

また、映像作品作品やシナリオブック、サウンドトラックも収録されています。

【映像作品】

 ・METAL GEAR SOLID BANDE DESSINE
 ・METAL GEAR SOLID 2 BANDE DESSINE

【デジタルブック】

 ・METAL GEAR SOLID シナリオブック
 ・METAL GEAR SOLID マスターブック
 ・METAL GEAR SOLID 2 シナリオブック
 ・METAL GEAR SOLID 2 マスターブック
 ・METAL GEAR SOLID 3 シナリオブック
 ・METAL GEAR SOLID 3 マスターブック
 ・METAL GEAR & METAL GEAR 2 シナリオブック
 ・METAL GEAR & METAL GEAR 2 マスターブック

【サウンドトラック】

 ・METAL GEAR SOLID デジタルサウンドトラック


そこで今回は、収録されているゲームタイトルから5つを簡単に紹介していきます。

【注意点】

メタルギアシリーズは1つの物語で繋がっているため、作品の紹介には少なからずネタバレ要素が含まれてしまいます。

メタルギアシリーズを新鮮な気持ちで0からプレイしたい人はご注意ください。


【METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1(公式サイト)】
https://www.konami.com/mg/mc/jp/ja/

1. METAL GEAR (メタルギア)


https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mg


METAL GEAR(メタルギア)はメタルギアシリーズの記念すべき第1作です。

発売ハードはゲーム専用機ではなく、安価なパソコンである「MSX2」でした。

メタルギアシリーズの生みの親「小島秀夫」監督が初めてゲームプランナーとして制作した作品でもあります。

※ファミコン版はストーリー・ゲーム内容が異なります。

【ストーリー】

1995年、南アフリカ奥地にある武装勢力「アウターヘブン」で、戦争の歴史を塗り替えてしまうほど恐るべき最終兵器が開発されていた。

その情報収集のため、特殊部隊FOXHOUNDの隊員グレイ・フォックスがアウターヘブンに潜入。

しかし、彼は「メタルギア…」という連絡を最後に消息を絶ってしまう。


事態を重く見たFOXHOUND総司令官のBIGBOSSは新人隊員のソリッド・スネークに
フォックスの捜索、最終兵器メタルギアの調査・破壊を命じた。

「こちらBIGBOSS…。OPERATION INTRUDE N313。敵要塞、アウターヘブンに侵入。最終兵器メタルギアを破壊せよ。」


この一件は後に「アウターヘブン蜂起」と呼ばれるようになり、メタルギアシリーズの重要ワードの1つとなります。

【ステルスアクションの確率】


https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mg


スネークはほぼ丸腰でアウターヘブンに潜入し、アイテムや武器は現地調達します。

敵兵や監視カメラを避けながら進む必要があり、発見されると警戒モードへ移行し敵兵に襲われてしまいます。


そう、初代メタルギアの時点でメタルギアシリーズの基本形は既に完成していたのです。

2008年には、「ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲーム」として、ギネス世界記録「GAMER`S EDITION 2008」に認定されています。

2. METAL GEAR 2 SOLID SNAKE(メタルギア2)


https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mg2


METAL GEAR 2 SOLID SNAKE(メタルギア2)はメタルギアシリーズの第2作です。

発売ハードは初代メタルギアと同じくMSX2です。


初代メタルギアからビジュアルやシステム面が強化され、後のメタルギアソリッドシリーズにも繋がるアイデアが多く盛り込まれています。


メタルギアソリッドシリーズでもお馴染みのロイ・キャンベル(キャンベル大佐)やマクドネル・ミラー(マスター・ミラー)もこの作品で初登場しています。

【ストーリー】

1999年、小国「ザンジバーランド」が核武装を遂げ、さらに、石油を精製する微生物OILIXを開発したマルフ博士を拉致した。

米国特殊部隊FOXHOUNDの作戦司令官ロイ・キャンベルは、退役していたソリッド・スネークを呼び出してマルフ博士の奪還を依頼する。

BIGBOSSそスネーク、宿命に囚われた二人の戦いが始まる。


この一件は後に「ザンジバーランド騒乱」と呼ばれるようになり、メタルギアシリーズの重要ワードの1つとなります。

【MGSシリーズへ受け継がれるシステム】


https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mg2


メタルギア2は、後のメタルギアソリッドシリーズへも継承されたシステムや小ネタが多く盛り込まれています。

とてもMSX2のゲームとは思えない作り込みで、当時のプレイヤーを驚かせました。


メタルギア2から登場したシステムは様々ですが、一部を挙げると

 ・匍匐前進が可能に
 ・壁を叩いて物音を立てる、金網の上は足音が大きくなる
 ・3×3の敵と自分の位置を確認できるレーダー
 ・警戒レベルが「潜伏・危険・回避」に細分化
 ・体力と携帯可能アイテム数はボス撃破で増加

などがあります。


どれも後のメタルギアソリッドシリーズでも攻略の基本になるシステムですね。

3. METAL GEAR SOLID(メタルギアソリッド)

https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mgs


ゲーム業界を震撼させ、「20世紀最高のシナリオ」とも称されているのが「メタルギアソリッド」です。

発売ハードはPlaystationでした。


「リキッド・スネーク」、「リボルバー・オセロット」、「ハル・エメリッヒ(オタコン)」「ナオミ・ハンター」などメタルギアソリッドシリーズの重要人物の多くが初登場しています。

【ストーリー】
2005年、アラスカのフォックス諸島沖「シャドー・モセス島」にある核廃棄施設が、特殊部隊FOXHOUNDによって占拠された。

彼らの要求は伝説の兵士BIGBOSSの遺体。

「24時間以内に要求が受理されない場合は核を発射する」との通達に対し政府は元FOXHOUND隊員であるソリッド・スネークを招集、単独潜入任務を依頼する。

彼はテロリストの首謀者”リキッド・スネーク”が自らに酷似していることに衝撃を受け、現地へと向かう。

遺伝子(GENE)と運命をテーマに、陰謀と裏切りが渦を巻く。


この一件は後に「シャドー・モセス島事件」と呼ばれるようになり、メタルギアシリーズの重要ワードの1つとなります。

【シリーズ初の3D作品】


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メタルギアソリッドは、メタルギアシリーズ初の3D作品です。

Playstationのハード性能をフルに活かして、フルポリゴンで描かれているのはもちろん、兵士の吐く白い吐息など、極寒のアラスカへの潜入を上手く表現しています。


3D空間ならではの潜入・索敵・探索が楽しめるようになり、プレイヤーの遊びの幅もぐんと広がりました。

流石に、キャラクターの細かな表情の変化の表現やアニメーションは人間らしい動きの再現にまでは至っていませんが、豪華声優陣の素晴らしい演技はそれを完全に補っています。


今ではお馴染みとなったスネークの声優に「大塚明夫」が採用されたのもメタルギアソリッドが初めてでした。

4. METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY(メタルギアソリッド2)


https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mgs2


メタルギアシリーズ最高の売上本数700万本を記録したのが「メタルギアソリッド2」です。

ビッグ・シェル編の主人公「雷電」は後にスピンオフ作品「メタルギア・ライジング」の主人公にもなっています。

【ストーリー】


「タンカー編」

シャドー・モセス島事件から2年後の2007年。

リボルバー・オセロットはメタルギアの技術情報を闇市場へ流し、世界中でメタルギアの亜種が誕生していた。

反メタルギア財団「フィランソロピー」のエージェントとしてメタルギア破壊活動を続けていたソリッド・スネークはアメリカ海兵隊がメタルギアの亜種に対抗すべく開発した新型メタルギアが極秘裏に輸送されるという情報を得た。

調査のため、アシスタントのオタコンと協力しつつ輸送用の偽装タンカーへ潜入する。


「ビッグ・シェル編」

タンカー沈没事件から2年後の2009年。

事件によって流出した原油を処理する巨大海上除染施設「ビッグ・シェル」が「サンズ・オブ・リバティ」を名乗るテロリスト集団に占拠された。

人質とテロリストの武装解除のために、FOXHOUNDの新人隊員である雷電はロイ・キャンベル大佐のサポートを受けつつビッグ・シェルへ単身潜入する。

【壮大なストーリーと隠された陰謀】


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メタルギアシリーズでは異例の2部構成となっており、前半の「タンカー編(ソリッド・スネーク)」後編の「ビッグシェル編(雷電)」にストーリーが別れています。

ストーリーの大半はビッグシェル編(雷電)となっており、当時のソリッド・スネークのファンは少し残念に感じたかもしれません。


しかし、物語後半でビッグシェル編と繋がるストーリー、そしてこれまでのメタルギアシリーズの裏に隠された大きな陰謀が発覚します。

メタルギアシリーズのストーリーに大きな影響を与えた転換点と言えるでしょう。

5. METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER(メタルギアソリッド3)


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これまでは敵キャラクターとして描かれていた伝説の戦士「BIGBOSS(ビッグボス)」。

彼が伝説となったストーリーを描いたのが「メタルギアソリッド3」です。


そのため、この作品に登場するスネーク(ネイキッド・スネーク)はこれまでの作品のスネーク(ソリッド・スネーク)とは別人です。

メタルギアシリーズの物語の原点であり、シリーズ最高傑作と呼ばれる事もしばしばです。

全ての作品に大きな影響を与える重要な立ち位置にあります。

また、この作品に登場するキャラクターのほぼ全員が重要キャラクターと言っても良いです。


メタルギアソリッド3は、後に「メタルギアソリッドΔ(デルタ)」という名でリメイク版の発売も予定されています。

【ストーリー】

冷戦の時代。ネイキッド・スネーク。

後の”BIGBOSS”は上司のゼロ少佐が組織した特殊部隊FOXに属していた。

FOXに与えられた初の実戦任務は、ソ連の兵器開発者ソコロフの亡命の支援。

しかし、特殊部隊の母と呼ばれる伝説の兵士であり師匠である”ザ・ボス”の裏切りにより任務に失敗してしまう。

さらに、ザ・ボスが亡命の手土産として持ち込んだアメリカ製の小型核弾頭がGURUのヴォルギン大佐によってソコロフ設計局へ撃ち込まれ、アメリカとソ連は全面核戦争の一歩手前になってしまう。

1週間後、スネークはソコロフの奪還とザ・ボス抹殺を命じられ、再びソ連へと向かうことになる。

【メタルギアサーガの起源】


https://www.konami.com/mg/history/jp/ja/mgs3


メタルギアソリッド3は、メタルギアサーガの起源にあたる物語です。

すなわち、これ以上に過去の物語はありません。


ビッグボスはどのようにして生まれたのか?

未来の世界で渦巻く陰謀の根源とは?

常に暗躍するリボルバー・オセロットは何者なのか?

ネイキッド、ソリッド、リキッド、ソリダス…スネークたちのルーツとは?

メタルギアの誕生秘話


メタルギアシリーズの多くの謎が明らかになります。