LoLでどうしても勝ちたい人向け!オブジェクトの優先順位はこうやって決める【初心者向け】

公開日: 2021/6/18 更新日: 2021/6/18

LOLは一目瞭然のFPSと違い、有利不利の傾向が初心者にとっては分かりづらいゲームですよね。

LOLを始めたばかりの人にとっては「オブジェクト」「CS差」「ファーム」など知らない単語が大量に出てきて、全く分からない・・なんてこともあるかもしれません。

今回はそんな初心者の方のために、「オブジェクト」や「ファーム」の優先順位の考え方について解説していきます。

1. オブジェクトの優先順位に悩まない方法はあるの?

http://mataro-doc-cons.com/archives/335

単刀直入に言ってオブジェクトの優先順位は、その時間、それぞれのレーンの有利不利によって優先順位が真逆になります。

実際に世界大会でも、定石に反した優先順位になることがあります。

なので「オブジェクトで悩まない方法」はないといって良いでしょう。

しかし、使用するチャンピオンごとだったり、どのロールかによって、どのオブジェクトを優先するのかは決まります。

まずは各ロールで、どのオブジェクトを優先するのかを解説していきますね。

1-1. ミッドレーン(MID)

https://anivialolblog.com/midchamp

まずはミッドレーン、初心者のうちは目の前のタワーを折ることに集中したほうが良いでしょう。

なぜなら、LOLというゲームは最終的に相手の拠点にあるネクサスというオブジェクトを破壊することで勝利となるからです。

相手がいくらキルを持っていたとしても、結局はネクサスを破壊したチームが勝利となるので、慣れるまでは目の前のタワーを狙うことをオススメします。

また試合を有利に進めていくために、LOLではどのレーンにおいてもローム(roam)という考え方があります。

詳細は後ほど記載しますが、このロームが曲者です。

初心者の内はなかなか決まりづらく損ばかりしてしまうことが多いです。

その結果、いつの間にか担当レーンで戦えないほどの不利を背負ってしまうことが少なくありません。

しかし例外としてドラゴン、リフトヘラルドを取得するときは優先順位が変化します。

ドラゴン、リフトヘラルドを取得するタイミングで集団戦が起こりやすいので、対面より早く寄ることで集団戦に勝ちやすくなったり、ドラゴンなどのオブジェクトを取得しやすくなります。

それだけで以降数十分の有利を得ることができます。

ローム(roam)とは?

ロームとは、簡単に言えば自分が担当しているレーンを離れ、別のレーンに行きキルを取ったり、敵のジャングル内に入り敵を見つけることを指します。

ロームが成功すればチーム全体に還元され、試合を有利に進めることができます。

「ロームをすることで有利を取れるなら、積極的にやったほうが良いのでは?」と思うかもしれませんが、簡単に出来るわけではありません。

例えば、ミッドレーンからボットレーンにロームするとしましょう。その際に、自分の担当レーンを離れる必要がありますよね。

そうなると対面しているプレイヤーも自由に動けるようになるため、離れている間にオブジェクトを取られることがあります。

さらにロームで相手に倒されてしまうと、相手にゴールドが入り、余計に不利になってしまいます。

そのため、上級者がどのようなタイミングでロームをしているのか?ということを十分に学ぶ必要があるのです。

1-2. トップレーン(TOP)

https://jp.leagueoflegends.com/ja-jp/champions/fiora/

トップレーンと、後ほど紹介するボットレーンの序盤の考え方は、ミッドレーンとほぼ変わらず「タワーゴールドを稼ぐこと」を意識することです。

トップレーンには、スプリットプッシュ(戦況に関わらず目先のタワーを破壊して有利を作る戦法)に特化したチャンピオン(例:ナサスやトリンダメア、フィオラなど)が多いです。

なので、そのチャンピオンを使用する場合はタワーを優先して破壊するようにしましょう。そして第二優先でリフトヘラルドを取得します。

必須ではありませんが、レーンで有利を築いている場合、取得しやすいです。可能であれば取得し、さらに有利を築きましょう。

1-3. ボットレーン(BOT)

https://esports-journal.net/lol/2020/02/07/6830/

序盤のレーン戦の優先順位は、他のレーンとほぼ変わりません。 しかし、ジャングルがドラゴンを取得したいようであれば、タワーを度外視してでもドラゴンを取得するようにしましょう。

LOLのドラゴンは4体倒すことでドラゴンソウルが取得でき、たとえ不利でもドラゴンソウルの有無で戦況を変化させることが可能です。

だからこそジャングルと協力してドラゴンを取得しましょう。

そしてそこで起こる小規模戦で敵を倒すことで、さらにゴールド差を生み出すことが可能なのです。

1-4. ジャングル(JG)

https://nexus.leagueoflegends.com/ja-jp/2019/12/unleashing-the-elements/

ジャングルはレーンのように明確な優先順位はあまりありません。

さらに対面のジャングルの場所を把握して動く必要があり、優先順位はその都度変化します。

どうしても優先順位を付けるのであれば、第一にドラゴンやリフトヘラルドの取得です。 レーナーの有利不利が一気に変動するような要素ですので、積極的に取得するようにしましょう。

そして第二に、有利なレーンのタワーです。

ジャングルをやったことがある方ならご存じかもしれませんが、ガンク(Gank)という相手の意表を突きレーナーをキル、HPを削ることで仲間のレーナーがプッシュしやすいレーンを作ることができます。

だからこそ不利なレーンに寄らず、まずは有利なレーンでガンクをして、タワーを破壊することを目指しましょう。

2. オブジェクトをとる理由は?なんでオブジェクトが優先されるの?

オブジェクトを破壊していき、最終的に相手のネクサスを破壊することしか勝利する方法はないにも関わらず、なぜオブジェクトを優先的に破壊しろ!と言われているのでしょうか。

2-1. LOLは視界の有り無しで戦況が大きく変わる

上級者やプロゲーマーの方のプレイを見ていると、必ずといっていいほどコントロールワードを75ゴールドで頻繁に購入していますよね。

初心者のうちは勿体ないと思ってしまい、自分の装備を充実させるために使用することが圧倒的に多いですが、視界の有無で先ほどジャングルで説明したガンクをされた時の成功率が圧倒的に変わります。

例えば急にジャングルや他のレーナーが登場すると全く対応できませんが、視界を確保しておくことで事前に自分のレーンに寄ってきていることを把握できガンクをさせない立ち回りができますよね?

このように視界はLOLにおいて最も優先すべき要素になるのです。

だからこそタワーを破壊して敵側のジャングルやレーンにワードを置き視界を確保することで敵の所在が分かりやすくなり真逆のタワーを取ったり意表をついてキルを取ったりできます。

3. オブジェクトを優先するあまり対面とのファーム差が生まれる!

オブジェクトを意識してプッシュするのは非常に重要な要素です。

しかし、あまりにもオブジェクトを優先しすぎて、CS(ラストヒット)をおろそかにしてしまったり、プッシュしすぎて相手ガンクが成功してしまい、対面との差が広がる場合があります。

のような時に非常に有効的な戦略を一つ紹介しますね!

3-1. オブジェクトよりもファーミングを意識する

今回は、ボットレーンでファーム差が開いたとしましょう。

ファーム差が開いてしまうと相手からどんどんプッシュされてしまい、徐々にタワーも削れていきます。

そして結局タワーまで破壊されてしまいました。

このような場合にボットレーナー(ADC)はどうするのか。 それはキルを取られない範囲でファームに注力することです。

ファーミングとはミニオンや味方ジャングルミニオンを狩ることでレベリングやゴールド稼ぎをすることです!

よくADCは、タワーを破壊するとTOPレーンと交代したりMIDレーンに行ったりと、自分が得た有利を別のレーンに広げに向かいます。

そうするとよく発生するのは、1レーンに自分以外に複数人いるという状況です。

この時CSは、元々いたレーナーや有利を広げに向かったレーナーと取り合いになることもありますし、さらに取得経験値も半分になってしまいます。

ここで自分自身も相手のレーナーと同様の動きをしてもいいのですが、そうしてしまうと全く同じ条件でファーミングをすることになり、序盤で開いた差は縮めることができません。

だからこそ自分自身は対面レーナーのいるところに無理に寄らず、集中してファームを行うことで、不利な状況を少しずつ埋めることができます。

しかし自分がファーミングをしている間にも、相手は別のオブジェクトを破壊しようとしています。

なので、一刻も早くファーミングを終わらせ、戦えるだけの装備を作り集団戦に加わるようにしましょう!

ファーミングは、レベリングやお金稼ぎには非常に効果的な手法です。

しかし、そればかりに集中しているといつの間にか押し返せないほど圧倒されていることもあるので注意しなければいけません。

3-2. 有利な場合でもこの戦略は有効!

先ほどは不利を背負った場合についてお話ししましたが、逆に試合が有利に運んだ場合にもファームに専念する方法は有効です。

レーン戦を有利に運び、オブジェクト差がつくと、自ずとゴールド差がかなり1000ゴールド以上開きます。

ここで別レーンに自分の有利を広げずにファームに専念することで、対面とのレベル差、そして装備もコアアイテムが1つ以上離れることもあります。

ここまで装備やレベルが広がってしまうと相手は手も足も出すことができません。

全員でオブジェクトを破壊していくだけで簡単に勝負を決めることができるでしょう。

4. 自分の対面差よりチームゴールド差を意識する!

https://matomenchi.info/2020/04/15/post-13251/

LOLを始めたばかりの時は、対面との差が絶対的な差だと思ってしまうことが良くあります。

しかしLOLの絶対的な差はチームゴールド差です。

どれだけ相手から自陣タワーを折られていてマップ状況敵に不利だと思っていても、キルやCSをしっかり取っていると、チームゴールドはこちらの有利な場合があります。

4-1. チームゴールド差=装備差

チームゴールドはいわば装備の差です。

インフィニティエッジや、ルーデンエコーといったコアアイテムと呼ばれる装備を1つ揃えるのに約3000ゴールドかかりますが、もしチーム内で10000ゴールド近い差があるとしたらどうでしょうか。

そうすると、約3人分の装備が相手より有利になり、集団戦が非常に戦いやすくなります。

LOLでは中盤、終盤と集団戦が必ずといっていいほど行われますが、その時に重要になるのが以下の順です。

  1. 装備・レベル
  2. 戦闘する人数
  3. 戦闘する場所

極端な話、装備が圧倒的に有利な場合であれば、例え1vs5でも勝つことが可能なのです。

このように、装備が1つ違っているだけでもLOLというゲームでは雲泥の差です。

チームゴールド差が広がっている程、終盤の集団戦で相手を倒しやすくなり、一気に逆転することができます。

初心者のうちは対面とのCS差を意識しても良いと思いますが、ある程度慣れてくるとチーム全体でどれだけ有利なのか、不利なのかを把握しておくことが重要です。

チームゴールドの有利=チームの有利になります。

5. LOLではオブジェクト>キルの関係を覚えておくべし!

LOLなどのMOBAゲームはオブジェクトが非常に重要になります。

逆を言えば、FPSのようにキルが絶対的な正義ではありません。

たとえキルを取られていても、戦略がしっかりしており、オブジェクトを意識して取得することで最終的に自分のチームが勝利することはよくあります。

初心者はどのオブジェクトを優先的に取得したほうがという明確な指標があればいいのですが、「この場合は絶対にこの動き!」という指標は残念ながら存在しません。

なので、今回は一連の流れにおいてそれぞれのレーンでどのように動くべきなのかという点について説明してみました。

それでも頭で分かっていても、実際にプレイで発揮するのは簡単ではないと思います。

どんどん試合を積み重ね、「こんな時は、これをする!」といった自分自身の定石をつくることを目指してみてください!