LoL対Dota2 始めるならどっち?各タイトルおすすめポイントを紹介!

公開日: 2021/11/12

様々なMOBA系タイトルがリリースされている中でもよく比較されているタイトルがLeagueofLegendsとDota2。

今もっとも人気があり勢いのあるLoLに対してMOBAの原点とも呼べるDota2この2タイトルの魅力や違いをご紹介させていただきます。

どちらのゲームもeスポーツシーンの最前線で活躍しているゲームタイトルであり同じMOBAというゲームジャンルに属しているゲームです。

プレイされたことがない方から見たらどちらも同じに見えてしまうかもしれません。

ですがこの2つは共通点はあるもののやはり根本から違っている部分というのも多く存在してます。

こちらの記事で違いや共通点を確認し、自身のプレイスタイルや好みにあったゲーム選びに活かしてみてください。

どちらを始めるか悩んでいる方やMOBAというジャンルのゲームを初めてプレイしようと考えている方には必ず役に立つ情報があるはずです。

1. LoLとDota2の違いは?

LoLとDota2ではもともと制作側の方向性に違いがあります。

LoL制作者のRiot GamesがDotaにインスパイアされゲームを制作したため、ゲームデザインや価値観は共通しています。

Riotが作ったLoLでは「魅力的なビジュアルと親しみやすさがありマスターするのが難しいゲーム」、対するValveがDota2で作ろうとしたものが「もっと戦略的で複雑なゲーム」でした。

これらをみても入りやすくカジュアルよりなゲームのLoLと高い戦略性を売りにしているDota2は同じゲームジャンルではあるものの、ある意味対極な位置にあるゲームと言えるでしょう。

これらを踏まえてLoLとDota2の違いをご紹介します。ここでご紹介する違いはほんの一部でしかありません。

細かな違いはこれ以外にもあり、自身でプレイしてみて確かめるのが一番良いでしょう。

1-1. 1、ゲーム内システムの違い


LoLとDota2ではゲーム内のシステムに細かな違いが多数存在します。ここではそれらの一部をご紹介していきます。


ルーン、マスタリー、サモナースペル

LoLではルーン、マスタリー(現在はルーンのみ)とよばれる試合前にキャラクターの性能に変化を付けられるシステムが存在します。

MMO等で言えばスキル振りに近いシステムです。これらを対面や自身のプレイスタイルに合ったものにすることでプレイスタイルの幅を広げることが出来ます。

サモナースペルとは、ルーンと同じく試合前に約10のスキルから自由に2つ選び、試合で使用できるいうものです。

キャラクター固有の4スキル以外に使用できる汎用的なものがほとんどで、ルーンと合わせる事でプレイの幅を広げられるシステムの1つとなっています。

逆にDota2ではこれが採用されておらずプレイヤーのスタートラインが統一されるというメリットに繋がっています。

ブッシュ(茂み)

LoLのマップの各所に設置されているブッシュ(茂み)は、その中にいるキャラクターやオブジェクトを外から見えなくするゲーム内オブジェクトの1つです。

これによりブッシュを利用した心理的駆け引きなどがおこり、このオブジェクトをうまく利用する知識や技が必要になってきます。

クーリエ、アイテムショップの数

Dota2にはクーリエとよばれるペットが各プレイヤーに1体ずつ用意されています。

これらはゲーム内で自由に操作可能となっています。

またクーリエにはアイテムスロットがあり 購入したアイテムをクーリエに運ばせることで、マップのどこにいてもアイテムを購入し運ばせることが可能になっています。

LoLではアイテムショップは自陣ベース(泉)にしかなくアイテムを更新する際にはかならずベースに戻らなくてはなりません。

しかしDotaではクーリエにアイテムを運ばせることが出来るので自身がレーンから離れる必要がありません。

また、アイテムショップもDota2にはマップの3か所に配置されている点も大きな違いです。


ディナイ

Dota2では味方クリープ(LoLではミニオン)の体力が50%以下になると、味方クリープへの攻撃が可能になります。

そのまま味方クリープのラストヒットを取ることをディナイといいます。

このディナイという行為一見無意味に見えるかもしれませんが、ディナイすることで自身に少量のお金を得るとともに、敵ヒーローが得るはずだったお金や経験値を奪うことができます。

わずかな差ではありますが、1匹のクリープで得られるお金や経験値がレーン戦では大きな影響を与えます。

1-2. 2、アイテムの影響力の違い

LoLもDota2も集めたお金で装備アイテムを購入します。

その影響力がこの2つのゲームでは大きく違う点の1つと言えます。

簡単に説明してしまうとDota2のアイテムは強力なものが多いと言う事です。

LoLはアクティブスキルのあるアイテムが全体の約2割程、Dota2では約4割もあります。

そのためステータスを伸ばすことを目的に購入するLoLとアイテムのスキルを目的に購入するDota2ではアイテムの影響力に大きな違いがあります。

このためDota2ではアイテムの選び方や購入する順番がとても重要です。

LoLも当然重要ではありますが、多少必要のないアイテムを選んでも自身に必要なステータスの伸びるアイテムであればそこまで問題ない場面がほとんどです。

1-3. 3、大会賞金の違い

プロシーンにおける違いになりますが、大会賞金の違いは外せないでしょう。

LoLも年々賞金額は増え、ゲームの大会とは思えない額になってきました。

しかしながらDota2の賞金額はその比ではありません。

具体的にあげてしまうと、Dota2世界大会(the International 2019)の賞金総額がなんと約37億それに対してLoL(2018 World Championship)の賞金総額が約7億円。

これはLoLの賞金額が低いというわけではなく、eスポーツシーンでも別格でDota2の賞金額が高いのです。

これはプロシーンで活躍したいと夢を見る方には大きな差になるのではないでしょうか。

2. LoLとDota2の共通点は?

LoLもDota2も5人のプレイヤーがチームを組み、相手の本陣(LoLではネクサス、Dota2ではエンシェントと呼ばれるもの)を先に破壊したほうが勝ちという大まかなルールは同じです。

またゲーム内のMAPもトップレーン、ミッドレーン、ボトムレーン、ジャングルという4つのエリアで構成されておりこの点も基本的には変わりありません。

試合はまずレーニングフェーズと呼ばれるものから始めります。

各レーンそれぞれの場所でミニオンを倒していきお金や経験値を稼いでいく事を指します。

そして試合中盤以降そのお金や経験値を活かして相手チャンピオン(ヒーロー)と戦いながら相手本陣に攻め込んでいきます。

このように基本的なゲーム性やゲームの進め方というのはどちらも同じです。

ただし上記でも紹介した通り部分的に違いがありそれがそれそれのゲームの個性と呼べる部分と言えます。

3. 日本国内で有名なのは?

やはり国内での人気、知名度を勝ち得ているのはLoLでしょう。

日本サーバーが2017年にリリースされて以降、海外での人気はもちろん日本国内でも大きな盛り上がりをみせています。

国内サーバーが出来たことにより、もともと一部のコアなゲーマーが海外サーバーで楽しんでいたにすぎなかったLoLが国内でもPCゲームをしている方であればだれでも知っているゲームにまで成長しました。

またグラフィック、挿絵などのゲームグラフィック面でもLoLは年々進化しています。

LoLが国内での人気を勝ち得た理由がビジュアル面の大幅強化ではないでしょうか?

元々は日本人受けしづらかった挿絵やゲームグラフィックを派手なエフェクトや可愛い挿絵などでビジュアル面の大幅アップデートを繰り返す事で国内でもこれだけの人気を得る事ができたのでしょう。

対するDota2ですがやはり国内サーバーが存在していないと言う点が人気や知名度でLoLに負けている大きな要因の1つではないでしょうか。

そしてビジュアル面でも万人受けしにくいというのもLoLとの人気の差に繋がる部分と言えますね。

4. 各タイトル、こんな方におすすめです

それぞれの違いを紹介してきましたが、結局どっちを選んだらいいの?と思う方もいるはず。

ここでは具体的にどちらがどういう方におすすめできるのかを簡単に書いていきます。

4-1. MOBA初心者にはどちらがおすすめ?

MOBA系のタイトルをプレイされたことがない方におすすめできるのは個人的にはLoLなのかなと感じます。

ゲームの複雑さ、高い戦略性が売りのDota2はやはり初めてプレイされる方には”難しい”と感じてしまうかもしれません。

また人口もLoLの方が圧倒的に多く、友達とプレイしやすいと言う点でもLoLに軍配があがります。

ただし、周りにDota2をプレイしている人がいるのであればどちらでも問題ないですね。

1人で始められる場合はプレイヤー人口の多いLoLをおすすめします。

4-2. カジュアルにゲームを楽しむのであればLoL

上記でも紹介した通りプレイヤー人口も多く、知り合いとわいわい5人でプレイしたいのであればLoLをおすすめします。

日本国内でも多くのLoLコミュニティがあるので、知り合い・友人も比較的作りやすいのがLoL。

また、サモナーズリフト(通常の5vs5のルール)でプレイするのはまだ初心者だから怖い・・・と感じる方でもARAM(All Random All Mid)と呼ばれる1レーンのみで5vs5をするカジュアル向けなルールなどもあり、初心者でもLoLを十二分にたのしめるはずです。

本気でプレイする場合でも当然LoLもランク戦があり、そこでは実力の近いプレイヤー同士で真剣にプレイすることもできます。

4-3. 複雑なゲーム性、海外ゲームに抵抗のない方はDota2

Dota2の売りである高い戦略性を楽しめ、海外ゲーム特融のグラフィックにも抵抗がない方におすすめできるのがDota2。

複雑な設定やルールがある分、戦略面で大きなプレイヤースキルの差がでてきます。

そこがDota2の一番の面白さでしょう。そのためLoLと比べると少し敷居が高くなってしまうのは仕方ありません。

しかし、その分ゲーム理解度を高めれば高める程このゲームの魅力にはまっていくはずです。

また初心者にもおすすめできる点として、全てのヒーローが無料で最初から使えるところやLoLと違いルーンやマスタリーがない分初心者でも同じ条件でゲームをプレイできるという部分でしょう。

元々コア向けにつくられているため、海外のゲームに手を出してしまうほどゲームが好き!という方にはLoLよりもDota2をおすすめします。

5. まとめ

LoLとDota2を比べてみましたが、いかがだったでしょうか?

どちらも似たゲームではありますがそれぞれの魅力があります。

先ほど紹介した以外にもプレイしてみてわかる違いも多々あるはずです。

ぜひ実際にプレイしてみて魅力や違いを自身で感じてみてください。