VALORANT ラピッドトリガーは取り入れるべき? メリットデメリットや必要性を解説

公開日: 2025/5/5
https://jospd.giayloctra.com/guides/all-valorant-episode-5-act-1-battle-pass-content-skins-tiers-and-rewards


通常のゲーミングキーボードよりもアクチュエーションポイントを浅く設定でき、VALORANTで高いパフォーマンスが期待できるのがラピッドトリガーです。

タクティカルシューティングというだけあり、プレイヤースキルの高さが求められるため、VALORANTには打ってつけの機能です。

しかし、ラピッドトリガーに対応したキーボードは製品価格が非常に高く、必ずしも導入するべきなのか、メリットデメリット等が気になる方も多いでしょう。


そこでここでは、VALORANTでラピッドトリガーを運用するメリットデメリット、そして必要性を解説します。

1. VALORANTでラピッドトリガーを取り入れるメリット


https://www.esports.net/jp/guides/valorant-ascent/

ラピッドトリガーはキーを押し込んだ際の作動点を調節できる機能であり、最低値0.01まで可変でき、さらにキー別でポイントを個別に設定できます。

VALORANTにおいては基本のWASDをはじめ、高頻度で使用するしゃがみやアビリティキーを個別に設定できるということです。

これらのキーに対して個別に作動点(アクチュエーションポイント)を設定するメリットについて、具体的に気になる方も多いと思います。


そこでここでは、ラピッドトリガーがVALORANTプレイに与えるメリットを解説します。

1-1. ストッピングを最適化できる


https://aibura15.com/new-article/valorant-sutopping

VALORANTは動いた状態での射撃は命中速度が極端に低下するため、しっかり弾をヒットさせるには止まって撃たなければいけません。

しかし、止まった状態で撃ち続けるのは的になりやすく、小刻みに止まったり動いたりを繰り返すことで、被弾を抑えながら正確に弾を当てる技術が重要です。

このテクニックを切り返し撃ち等と呼称しますが、この射撃テクニックには正確且つスピーディなストッピング技術が要求されます。

ラピッドトリガー技術は個別にアクチュエーションポイントを設定でき、誤操作を防ぎながら素早くストッピングが行えるポイントまで設定できます。

ストッピングに関しては逆キーor離しストッピングどちらかの方法がメジャーですが、ラピッドトリガーはどちらの方法でも確実に止まることが可能です。

深く入力せずとも作動できるポイントを見つけられるので、無駄の無いストッピングを行うのに打ってつけです。

1-2. 個別にアクチュエーションポイントを設定できる


https://ascii.jp/elem/000/004/166/4166161/

ゲーミングキーボードは入力速度と精度が重要視されているため、多くのモデルでアクチュエーションポイントが浅く設定されています。

しかし、ラピッドトリガーのように各キーで個別調節が行えるわけではなく、キーボード全体に適用されてしまいます。

つまり、仕事等でもキーボードを併用する場合、アクチュエーションポイントが浅いと支障が起きる可能性があるということです。

ですが、ラピッドトリガーであればアクチュエーションポイントを個別に設定できるため、VALORANTで使用するキーのみを最適化できます。

使用頻度が低いキーはポイントを深く設定できるので、業務等で運用する場合の誤作動を防ぎつつ、VALORANT用に個別で最適化できる点が強みです。

モデルによって有無は異なりますが、用途に適したアクチュエーションポイントをスイッチ等で即時切り替えられるモデルもあります。

1-3. 長時間のプレイでも疲労が溜まりにくい

キーボードのアクチュエーションポイントが深くても短時間のプレイであれば、疲労が溜まる心配は無いでしょう。

しかし、1日3時間~6時間以上と長くプレイされる場合、毎回深いポイントまでキーを入力していると自ずと疲労が溜まってしまいます。

疲労が溜まり続けると仕事等に支障が出たり、連日ゲームをプレイしているとパフォーマンスが低下する恐れがあります。

ですが、ラピッドトリガーなら悪ちゅえーションポイントを最低値0.01まで設定できるので、軽いタッチで長時間プレイしやすい点がメリットです。

変に力を入れたり、意識せずとも入力が行えるため、長時間プレイのパフォーマンスを安定させつつ、疲労が溜まる心配もありません。

1-4. 選択肢も増えて選びやすくなっている

ラピッドトリガーの代表格と言えば「Wooting」です。

しかし、注目を集め始めた2023年頃は日本未発売だったため、運用するには輸入品を購入するしかなく、Wooting以外にラピッドトリガーモデルも存在しませんでした。

ですが、2024年9月に国内でもWootingが正式販売が開始され、RazerやDrunk Deerなどのメーカーからもラピッドトリガーモデルが登場しています。

選択肢や価格幅も自由になりつつあり、ニーズに合わせて選びやすい点もメリットと言えるでしょう。

2. VALORANTでラピッドトリガーを取り入れるデメリット


https://yatoyablog.com/game/valorant-guntechnique/

ラピッドトリガーはVALORANTにおいて、高いパフォーマンスを実現できる機能です。

ラピッドトリガーに対応したモデルも続々と登場しており、導入しやすくなっている点も良いでしょう。

しかし、決してメリットばかりではなく、導入を検討されるなら必ず押さえておきたいデメリットも存在しており、悪い点もしっかり把握しておきたい方もいると思います。


そこでここでは、VALORANTでラピッドトリガーを取り入れるデメリットを解説します。

2-1. 細かい設定が必要な場合がある


http://www.sportsyasin.jp/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-led-%E8%A8%AD%E5%AE%9A

ラピッドトリガーは最低値0.01までアクチュエーションポイントを設定でき、VALORANTで必須と言えるストッピングを最適化できる機能です。

アクチュエーションポイントを浅く設定するほどに正確且つスピーディなストッピングを可能にしてくれますが、当然欠点も存在します。

細かい設定を行わずにキーボード全体でアクチュエーションポイントを浅く設定した場合、誤操作が起きやすいという点です。

つまり、要所を見極めて使用したいアビリティキーなど、誤操作を防ぎたいキーに対しては個別にアクチュエーションポイントを設定する必要があります。

アクチュエーションポイントは浅すぎると風圧程度でも反応してしまうため、用途や頻度に合わせた細かい設定が必須です。

2-2. 莫大なコストが掛かる

通常のゲーミングキーボードの場合、アクチュエーションポイントは1mm程度が下限値ですが、ラピッドトリガーは最低値0.01まで調節できる機能です。

ラピッドトリガー非搭載モデルと比べるとパフォーマンスの差は圧倒的ですが、高いパフォーマンスを得るには高いコストが当然掛かります。

通常のゲーミングキーボードなら5千円~2万円と幅広く用意されており、予算に合わせて選択しやすいです。

ですが、ラピッドトリガー搭載モデルの場合、最低3.5万円程度のコストが掛かるため、気軽に導入しにくい点がデメリットです。

在庫やモデル数も増えたとはいえ、一般的なゲーミングデバイスよりは価格が高く、導入を検討されるならコストはしっかり確保しておきましょう。

3. VALORANTにおけるラピッドトリガーの必要性


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ラピッドトリガーはVALORANTのプレイを徹底的にサポートし、パフォーマンスの向上及び安定化が期待できる機能です。

しかし、高い導入コストが掛かるだけでなく、用途次第では細部まで設定する必要があり、簡単に運用しにくいというデメリットもあります。

高ランクを目指すならデメリットを踏まえたうえでも必須なのか、導入するべきか気になる方も多いでしょう。


そこでここでは、VALORANTにおけるラピッドトリガーの必要性を解説します。

3-1. 高ランク帯や競技シーンを目指すなら必須


https://beebom.com/valorant-rank-system-explained/

高ランク帯や競技シーンを目指す場合、高度なエイムテクニックだけでなく、切り返し撃ちやキャラクターコントロール技術が要求されます。

一般的なゲーミングキーボードでも事足りますが、ラピッドトリガーなら一般的なゲーミングキーボードよりも効率良く成長できるでしょう。

アクチュエーションポイントも細かく各キーで設定できるため、任意の操作性を追求しやすく、パフォーマンス向上と安定化を図るなら必須デバイスと言えます。

3-2. ラフに楽しむだけなら不要

ラピッドトリガーは切り返し撃ちをはじめ、正確且つスピーディなコントロールを可能にしてくれる機能です。

導入すれば成長速度の促進だけでなく、疲労軽減による長時間プレイ時の安定化も期待できます。

しかし、あくまでもVALORANTでレディアント(最高ランク)を目指したり、プロ選手を志すプレイヤーに対して高い恩恵を与えてくれるデバイスです。

高ランクに到達したいといった向上心はなく、プレイしたいときに楽しめれば良い、友人とラフにプレイしたいだけならコストを掛けなくても済みます。

あくまでも高みを目指したい方向けのデバイスなので、楽しめれば良いという方には一般的なゲーミングキーボードでも充分でしょう。

4. まとめ

高ランクを目指したり、競技シーンを目指すプレイヤーにはラピッドトリガーは至高のデバイスと言えます。

とはいえ、製品価格が高めでコストが掛かる等のデメリットもあるため、ご自身の予算や向上心を考慮して検討するのがベストです。