Anbernic 2023春のホットセール おすすめ中華ゲーム機を紹介!
https://jp.anbernic.com/
中華ゲーム機メーカー最大手の「Anbernic(アンバーニック)」の日本公式サイトで
2023年3月20日(月)16時~27日(月)16時まで「2023春のホットセール」が開催されます。
今回は、セール対象になっているAnbernicのゲーム機から特におすすめのゲーム機をいくつかピックアップして紹介していきます。
1. Anbernicについて
https://jp.anbernic.com/
まずは「Anbernic(アンバーニック)」という会社がどのような会社かを説明しておきましょう。
Anbernicとは、中国に拠点を置く携帯ゲーム機メーカーです。
販売しているゲーム機は一部例外を除いて、全て「レトロゲームをプレイする」ことを前提としています。
※ここで言うレトロゲームとはファミコン〜ドリームキャストくらいまでとします。
安くて粗悪な製品を乱造している中華ゲーム機が多い中、Anbernicはクオリティの高さが世界中で評価されている数少ないメーカーの1つです。
また、日本公式サイトでは「おまけデータ(違法ROM)」が含まれないクリーンな状態で販売するなど、日本の法律を考慮した販売体制も高い評価を得ています。
2. Anbernic RG505:GC・PS2以下までプレイ可能
https://jp.anbernic.com/products/rg505
【RG505のスペック】
システム(OS):Android 12
ディスプレイ:4.95インチ有機ELディスプレイ
タッチスクリーン
解像度:960×544
CPU:Unisoc T618
GPU:Mail G52 MC2 850MHz
RAM:4GB LPDDR4X
ストレージ:128GB eMMC 5.1
外部ストレージ:microSD ※最大512GB
サイズ:189×87×18mm
重さ:286g
バッテリー:5,000mAh
ワイヤレス通信:Wi-Fi 2.4G、5G、Bluetooth5.0
インターフェイス:USB Type-C、イヤホンジャック
「Anbernic RG505」はUnisoc T618を搭載したAndroidゲーム機です。
システム(OS)は、Android12、PS Vita互換の4.95インチ有機ELディスプレイを搭載していることが特徴です。
解像度、画面比率ともにPS Vitaと同様のため、PSPのゲームをちょうど2倍解像度で表示してプレイすることができます。
Android OSを採用していることから、対応しているレトロゲームは他の中華ゲーム機に比べて多めです。
ファミコン、スーパーファミコンなどはもちろん、ニンテンドウ64・PSP・ドリームキャスト・セガサターンなどの重めのゲームもプレイ可能です。
また、PS2・ゲームキューブ・Wiiなども一部の軽いゲームであればプレイが可能です。
Android OSを採用しているので、もちろんAndroidゲームのプレイも可能です。
原神のような重いゲームでも、低設定であればプレイが可能です。
注意点としては「最新のスマホに比べたらスペックが低い」ことや「Android OSは遅延がある」ということです。
特に遅延に関しては、アクションゲームを頻繁に遊ぶ人には気になるかもしれません。
Anbernic RG505は、PSPのRPGを2倍の解像度で遊びたい人におすすめのゲーム機です。
3. Anbernic RG353VS:N64・DC以下までプレイ可能
https://jp.anbernic.com/products/rg353vs-rg353v
【RG353VSのスペック】
システム(OS):Linuxベースシステム
ディスプレイ:3.5インチ IPS
解像度:640×480
CPU:RockChip RK3566
GPU:Mail G52 2EE
RAM:2GB LPDDR4
ストレージ:32GB eMMC 5.1
外部ストレージ:microSD ※最大512GB
サイズ:126×83×21mm
重さ:180g
バッテリー:3,200mAh
ワイヤレス通信:Wi-Fi 2.4G、5G、Bluetooth4.2
インターフェイス:USB Type-C、イヤホンジャック、miniHDMI
「Anbernic RG535VS」はRockChip RK3566を搭載したLinuxゲーム機です。
ゲームボーイに似た形状をしつつも前面にアナログスティック、背面にはL1・L2、R1・R2ボタンが搭載されているのが特徴です。
システム(OS)は、LinuxベースのカスタムOSが使用されています。
AndroidとのデュアルOSを採用し、タッチスクリーンが搭載された上位版の「RG535V」も発売されています。
解像度が640×480、画面比率が4:3のため、レトロゲームに特化した画面であると言えます。
CPUにRockChip RK3566を搭載しており、スーパーファミコン・プレイステーション・ニンテンドーDSなどが快適に動作します。
ニンテンドウ64・ドリームキャスト・PSPなどはそこそこ快適に動作します。
Anbernic RG505は、PSPのRPGを2倍の解像度で遊びたい人におすすめのゲーム機です。
Anbernicの他の「RG353シリーズ」は全てAndroidとのデュアルOSが採用されていますが、RG353VSのみ、Linuxベースシステムだけを搭載したシンプルな構成となっています。
正直、低スペックなRG353シリーズではAndroidを動かすのは力不足なため、この構成がベストだと思います。
無駄な機能が制限されている分、価格も抑えられており、シンプルにレトロゲームプレイだけに集中できるようになっています。
注意点としては、縦型ゲーム機のため他の横型ゲーム機と比較すると操作性が悪いという問題があります。
Anbernic RG353VSは、操作性よりも「縦型ゲーム機のデザイン性」や「そこそこのスペックでシンプルな使い心地」を求める人におすすめです。
4. Anbernic RG280V:デザイン性重視
https://jp.anbernic.com/products/anbernic-rg351m
【RG280Vのスペック】
システム(OS):Linuxベースシステム
ディスプレイ:2.8インチ IPS
解像度:320×480
CPU:Ingenic JZ4770
GPU:Vivante GC860
RAM:512MB DDR2
ストレージ:無し
外部ストレージ:microSD ※最大256GB
サイズ:87×78×18mm
重さ:122g
バッテリー:2,100mAh
ワイヤレス通信:無し
インターフェイス:USB Type-C、イヤホンジャック
「Anbernic RG280V」はIngenic JZ4770を搭載したLinuxゲーム機です。
ゲームボーイアドバンスSPのような、ゲームボーイのような見た目で、非常にコンパクトで高級感のある見た目が特徴です。
システム(OS)は、LinuxベースのカスタムOSが使用されています。
このシステムは過去に販売されていた「RG350シリーズ」と同様です。
解像度が320×480、画面比率が4:3のため、レトロゲームに特化した画面であると言えます。
最近の中華ゲーム機と比べると解像度は低めですが、ファミコンやゲームボーイ、スーパーファミコンをプレイするには十分と言えます。
CPUにIngenic JZ4770を搭載しており、プレイステーションくらいまでのレトロゲームをプレイすることが可能です。
ニンテンドウ64やニンテンドーDS、PSPなどはプレイ不可能なのでご注意ください。
Anbernic RG280Vは正直、ゲームプレイには全く不向きな形状をしています。
しかし、そのデザイン性・ビルドクオリティは圧巻です。
Anbernic RG280Vは、ゲーム性能や操作性を気にせず「見た目がかっこいいゲーム機」をコレクションしたい人におすすめです。
5. Anbernic Win600 3050e:軽いPCゲームがプレイ可能
https://jp.anbernic.com/products/new-anbernic-win600?variant=42962831016161
【Win600 3050eのスペック】
システム(OS):Windows 10
ディスプレイ:5.94インチ IPS、10点マルチタッチスクリーン
解像度:1280×720(HD)
CPU:AMD Athlon Silver 3050e
GPU:AMD Radeonグラフィックス
RAM:8GB DDR4 2400MHz
ストレージ:128GB / 256GB(M.2 SATA 2242 SSD)
外部ストレージ:無し ※USBメモリなどに対応
サイズ:236×103×22mm
重さ:490g
バッテリー:9,000mAh
ワイヤレス通信:Wi-Fi 5G、Bluetooth4.2
インターフェイス:USB 3.0、USB Type-C、イヤホンジャック
「Anbernic Win600」はAMD Athlon Silver 3050eを搭載したWindowsゲーム機です。
システム(OS)は、Windows10、1280×720の高解像度IPSディスプレイを搭載しています。
Win600はレトロゲーム機ではなく、Windowsゲーム機です。
SteamやEpic Gamesストア、XboxアプリなどのPCゲームをプレイすることができます。
もちろん、東方Projectなどの同人ゲームやRPGツクールのゲームなどもプレイ可能です。
Steam DeckやAYANEOなどに比べるとスペックはかなり控えめのため、AAA級タイトルなど重いゲームをプレイすることはできません。
Steamで販売されている2Dインディーゲームや個人制作のゲームをプレイするのが良いでしょう。
重いゲームを快適にプレイしたい場合は、Steam Deckなど更にハイスペックなゲーム機を購入することをおすすめします。
筆者は「Slay the Spire(スレイ・ザ・スパイア)」や「Vampire Survivors(ヴァンパイアサバイバーズ)」などの軽いゲームを主にプレイするのに使用しています。
Windows向けのエミュレーターを使用することで、レトロゲームのプレイも可能です。
ファミコン・スーパーファミコンなどのレトロゲームはもちろん、プレイステーション2・ゲームキューブ・Wiiなども快適にプレイができます。
注意点としては、Anbernic Win600はバッテリーの持続時間が短いことや本体サイズが大きくて重たいことなどが挙げられます。
これらの問題は、ゲーミングUMPC(携帯ゲーミングPC)全体で挙げられる問題ですが、Win600も例外ではありません。
プレイするゲームによって大きく変化しますが、フル充電状態でも3時間程度しかバッテリーは持ちません。
サイズや重さに関しても携帯性が高いとは言えず、あまり外に持ち運ぼうとは思えません。
Win600はWindowsの軽いPCゲームを布団の中やソファーなど、家の中で持ち運びながらプレイしたい人におすすめです。