VALORANT 新マップのカロードが登場! 特徴や立ち回りを徹底解説

公開日: 2025/8/15
https://www.sortiraparis.com/sv/hobby/spel/articles/325696-challengers-day-2025-franska-valorant-league-live-pa-evry-courcouronnes


VALORANTは2025年6月26日に11.0パッチが実装されました。

本パッチで一部エージェントの調整、マップローテーションの更新等が行われましたが、同時に新マップ「カロード」が登場。

「カロード」はコンペティティブのローテーションにも追加されているため、ランクマッチを勝ち抜くにあたって、マップの特徴や立ち回りを抑えておきたい方も多いでしょう。

そこで本記事では、11.0パッチで登場した新マップ「カロード」の特徴を紹介しつつ、攻守における立ち回りを徹底解説します。

1. カロードはどんなマップなのか


https://fistbump-news.jp/article/2025/06/29/1224.html

VALORANTは5vs5で行う爆破FPSですが、実戦でのラウンド取得やキルを狙うにはマップへの高い理解度が必須です。

とはいえ、カロードは追加されて間もないマップということもあり、いち早く特徴を押さえて理解度を高めておきたいという方も多いでしょう。

そこでここでは、11.0パッチで登場した新マップ「カロード」の特徴を紹介します。

1.フランスの城下町をイメージ

新マップ「カロード」はRIOT公式からイメージコンセプトが発表されており、フランスの城下町をイメージしたとのこと。

マップに点在する建築物はレンガを軸に三角屋根で設計されており、要所には運搬用貨物のレールが敷かれています。

現代西欧文化とは似ても似つかない部分もあり、最も連想しやすい世代としては1800年代~1900年代初頭辺りでしょう。

少し前の西欧文化をベースにしつつ、レディアナイトやオメガアースなど、VALORANT独自のコンセプトをミックスして仕上げられています。

2.A/Bの2サイト構造


https://valorantnews.jp/archives/101447

VALORANTではヘイヴンやロータスのように3サイトを採用したマップもあり、2サイトマップとは違った意識で立ち回らなければいけないマップがあります。

ですが、新規マップ「カロード」はA/Bの2サイト構造となっているため、既存の2サイトマップと大きな違いはありません。

ただし、AサイトからBサイトまでの距離が非常に長く、直接的にアクセスできるルートもなく、既存マップよりもローテートに時間が掛かりやすいです。

MIDを経由すればある程度の時短にはなりますが、MIDは視界が開けているだけでなく、角や箱裏ポジションも多めです。

MIDDを経由しないローテートは時間が掛かり、MIDを経由する場合はリスクが伴うため、如何にMIDをコントロールするかが重要なマップと言えます。

3.高低差やカーブが多め


https://valorantnews.jp/archives/101447

カロードは俯瞰して見ると建築物の高低差が目立ちますが、これはMIDやA/Bサイトの各地にも顕著に現れています。

一見すると平坦に見える場所でも箱上に登ったり、ジップで上を取ることもできるため、低い位置にいると露骨に撃ち負けやすくなるケースもあります。

また、壁があって直接アクセスできず、迂回して進む必要があるカーブルートも多いため、角待ちが有利に働きやすい点も特徴です。

守りでは下手に動くよりも留まる方が安定しやすく、攻める場合はあらゆるポジションを徹底的に潰す動きが要求されます。

エリアを取り返す際やサイトを攻めるにあたって、細かくクリアリングできるエージェントは重宝されるでしょう。

4.スナイパーが刺さりやすい

高低差やカーブが多いカロードですが、加えてロングレンジも点在するため、スナイパーライフルを活かしやすいマップでもあります。

A/BサイトとMID、どれも守り側では置きポジションがあるため、マーシャルやオペレーターによる置きが強力です。

また、置く側が高位置となるポジションが多く、アサルト同士の撃ち合いでも置きが有利になりやすい傾向にあります。

逆に言えば攻める際はロングレンジにもしっかり警戒する必要があり、スモークを展開したり、フラッシュやダメージアビリティを駆使してポジションを潰すのが大切です。

2. カロードの攻めにおけるポイント


https://valorantnews.jp/archives/101447


カロードはAサイトとBサイト間の距離が長く、MIDも複雑で入り組んだ構造となっているマップです。

高低差のある場所や角待ちに適したポジションが多く、攻める際は丁寧に迅速にエリアを確保する必要があります。

しかし、全てを意識しながら攻めるのはリソースを多く割く必要がありますし、絶対に意識したいポイントが気になる方も多いでしょう。

そこでここでは、カロードの攻めにおいて、必ず意識しておきたいポイントを解説します。

1.行動の前に索敵を徹底


https://valorantnews.jp/archives/101447


カロードは各サイトまでの侵入経路、そしてサイトを繋ぐMIDが複雑に入り組んだ構造となっています。

さらに高低差やオブジェクトも多く設置されており、待ちやすいポジションやハイドに適した場所が多く、安易に進むと倒されてしまいやすいです。

そのため、各サイトにラッシュを行う場合に限らず、MIDを軸とした攻めでもイニシエーターの索敵アビリティは積極的に使用しましょう。

要所まで細かくクリアリングできるアビリティ、広範囲の索敵を可能にするアビリティで安全をチェックし、コントロールする意識を持つのがおすすめです。

2.スモークでの射線カット

カロードは高低差のある場所、オブジェクトの裏を利用したハイドポジションが多く、愚直に攻めに動くと一方的に狩られやすいマップです。

そこで活躍するのがコントローラーが保有するスモークアビリティであり、スモークを設置して視界を遮ることができます。

オペレーターの射線をスモークでカットしたり、ハイドポジションにスモークを設置することで、角待ちしている相手に状況を掴ませずに展開できます。

ただし、カロードの場合はスモーク不足に陥る可能性が高いため、しっかり見極めて使用する、あるいは広範囲を一度に遮れるカーテンスキルを活用するのもアリです。

また、カロードは小窓や隙間、段差に引っ掛けてワンウェイスモークを作りやすいため、積極的に活用してプレッシャーを与えるのも良いでしょう。

3.阻害アビリティを駆使する

カロードは防衛側に待ちやハイドに適したポジションが多く、愚直に攻めるだけでは狩られやすいため、索敵やスモークアビリティは重要です。

ですが、索敵を行っても位置を変えて対処されたり、スモークで視界を遮っても積極的に前に出て狩られることもあり、人数不利に陥る可能性も十分にあります。

そこで活躍するのが相手を拘束したり、フラッシュやスタンといった行動阻害を与えられるアビリティです。

フラッシュは一定時間相手の視界を奪えるため、相手に視認されずに一方的に倒すことが可能です。

スタンや拘束系統のアビリティも同様であり、もし自身が直接倒しに行けなくとも味方がカバーキルを取りやすくなります。

各サイトやMIDに攻め込む際、索敵アビリティに合わせて行動阻害系のアビリティを撃ち込む意識がおすすめです。

3. カロードの守りにおけるポイント


https://valorantnews.jp/archives/101447

カロードは多層で複雑な構造になっており、高低差のあるポジションやオブジェクトも多く、守りがやや有利なマップです。

とはいえ、相手がアビリティをしっかり合わせ、的確に攻められると生半可な防衛では対処できないこともあるため、守り有利であっても意識しておくポイントは当然あります。

しかし、新規で実装されて研究もまだ進んでおらず、何を意識するべきか分からないという方も多いでしょう。

そこでここでは、カロードの守りで意識したいポイントを解説します。

1.高低差のあるポジションを活かす


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カロードはAサイトやBサイト、さらにはMIDに至るまで高低差が付けられており、守り側が高いポジションを取りやすいマップです。

FPSにおける高さはヘッドショットの狙いやすさをはじめ、与えるメリットが多いため、積極的に活かして損はありません。

特にオペレーターやマーシャルなど、スナイパーライフルを構えるには絶好の場所となるので、トレーニングモード等でベストポジションを見つけておくのがおすすめです。

ただし、攻める側も索敵やスモークをはじめ、アビリティで高所を潰しに来る点には要注意です。

常に高所にいると相手も対策してくるため、狙えるラウンドタイミングを図って活用する意識を持ちましょう。

2.ミッドの主導権を意識


https://fistbump-news.jp/article/2025/06/23/1194.html

カロードはAサイトとBサイトの距離が遠く、ローテートや切り返しを最短で行うにはMIDの経由が必須です。

そのため、最速でのサイトラッシュを除き、攻め側の基本戦術はMIDをコントロールし、守り側を揺さぶる形となります。

つまり、攻め側にMIDの主導権を与えてしまうと不利な立ち回りを強いられてしまい、ラウンド取得率が大幅に激減するのです。

逆にMIDの主導権を相手に渡さず、守り側がコントロールできれば相手の戦術を狭められるため、MIDは常に確保する意識が重要です。

3.とにかく生存することを意識

カロードは2つしかサイトがありませんが、ロータスやヘイヴンのような3サイトマップ並みの広さを持つマップです。

そして攻守どちらもMIDコントロールが勝敗を左右しやすく、守り側ではMIDに人数を割く形が基本となります。

Aサイト1人+MID3人+Bサイト1人の形がオーソドックスですが、サイトを守る1人が倒されれば相手の進行を許してしまいます。

さらにサイトの取返しも人数不利で挑まなければならず、MIDが倒されてしまうと攻め側のコントロールを許してしまうので要注意です。

人数を掛けて攻めをいなす戦闘なら倒されてしまうのは仕方ありませんが、不用意に勝負に出て倒されてしまうことだけは確実に避けましょう。

ラウンドの終盤までは欠けることなく、サイトの防衛や取返しを全員で行う意識がベストです。

4. まとめ

カロードは複雑に入り組んだ構造に加え、高低差やオブジェクトの多さが目立つマップであり、これらをどれだけ理解するかが非常に大切です。

攻守どちらでもマップの特徴を活かしつつ、要所で索敵やスモーク、阻害アビリティを駆使して制圧する意識を持って挑みましょう。