LoL初心者がトップをするなら知っておくべき基礎知識

公開日: 2024/4/23 更新日: 2024/4/18

LoLには3つのレーンがあり、その中でも上のレーンをトップレーンと言います。

トップレーンはタンクやファイター、ブルーザーのような接近戦が得意なチャンピオンが多くいます。

トップレーンは集団戦で活躍するだけでなく、個人でタワーを折り進めることを求められるため、タワーを破壊するスピードの早いチャンピオンが必要です。


この記事では、トップレーンの基本的な知識から気を付けるべきチャンピオンをご紹介します。

1. トップレーンで求められる役割


まず、トップレーンのチームとしての役割について解説していきます。


トップレーンはマップの構造上、キルすれば恒久的なバフを与えるドラゴンよりも遠い位置にあります。そのため、序盤はオブジェクトファイトに参加するのは難しいです。

一応、トップレーンにも恒久的なバフを与えるヴォイドグラブがいますが、ドラゴンより優先度が低いため、そこまで重要なファイトにはなりません。

試合後半の集団戦で参加することと、チームの構成によって、トップレーンはタンクやファイターといった耐久力の高いチャンピオンが求められます。


タンクチャンピオンは集団戦で味方が攻撃するチャンスを作り出し、ファイターチャンピオンは強力な攻撃力で敵チームを圧倒できます。

2. トップレーンでおすすめのサモナースペル


ここからはトップレーンでおすすめのサモナースペルについて解説していきます。

まず、どのチャンピオンにも相性が良いフラッシュはトップレーンでもおすすめです。

逃げる時だけでなく追撃したり、相手のスキルをよける時にも使えるため、特別な理由がない限り、サモナースペルの1つはフラッシュにしておきましょう。


次に試合中盤から集団戦に参加しやすくするためのテレポートもおすすめです。

テレポートは選択したオブジェクトに移動するサモナースペルです。


試合序盤はタワーしか選択できませんが、試合10分後から真テレポートに強化され、味方のミニオンやワード、スキルで設置できるオブジェクトを選択できるようになります。

そのため、集団戦が起きそうなときに、味方のワードに移動して、すぐに戦える準備が整えられます。


他にも、集団戦の後に敵のタワーの近くに移動して、タワーを破壊するといった使い方もあります。色々な場面に使えるため、多くのチャンピオンにおすすめです。


次に、ソロキルを狙いたいならイグナイトもおすすめです。

イグナイトは敵を選択して、使用すると5秒間かけて、ダメージと体力回復効果スキルの割合低減効果を与えます。

体力を回復するスキルを持っているチャンピオンから確実にキルを取る時に使われます。


また、相手に接近し続けることでダメージを出すチャンピオンにはフラッシュの代わりにゴーストがおすすめです。

ゴーストは15秒間自身の移動速度を上げるサモナースペルです。

シンプルながらもフラッシュ以上に敵を追いかける能力に優れているので、オラフやダリウス、シンジド等におすすめです。

3. トップレーンで意識するべきこと

トップレーンでは試合で勝つために重要なことが5つあります。

ここからはトップレーンで意識すべき重要な要素をご紹介します。

3-1. チャンピオンの相性

トップレーンのレーン戦で勝つにはチャンピオンの相性が重要です。

特にチャンピオン次第では勝つのが難しいタンクとレンジの相性を知らないと簡単に倒されてしまいます。


基本的に、ファイターはレンジに勝ちやすく、レンジはタンクに勝ちやすい傾向があります。

タンクはレーンでのソロキルはしにくく、集団戦で活躍すると考えておくとよいです。

ただ、チャンピオンのスキルによってはファイターでもレンジに勝ちにくいことがあります。


例えば、ファイターよりのタンクチャンピオンであるワーウィックはレンジに手も足も出せません。

なぜかと言うと、射程の短いスキルしかなく、レンジチャンピオンの通常攻撃に対して対抗しにくいからです。


また、レンジチャンピオンであるティーモはQスキルのブラインドによって相手の通常攻撃を無効化させますが、モルデカイザーのようなスキルが強力なチャンピオンにはあまりメリットがないこともあります。

こうしたチャンピオンの相性を調べるにはOPGGのような統計サイトで、勝率を調べると対策しやすくなります。

3-2. オブジェクトの管理


トップのジャングルにはヴォイドグラブとリフトヘラルド、バロンナッシャーがいます。


トップレーナ―が意識すべきオブジェクトはリフトヘラルドです。

ヴォイドグラブは倒した分だけ建築物に対するダメージが恒久的に増えるバフがかかりますが、レベルとアイテムが増えれば、タワーやネクサスは簡単に壊せるので、そこまで恩恵は大きくないです。


リフトヘラルドは試合14分にスポーンするエピックモンスターです。

リフトヘラルドをキルすると、「ヘラルドの瞳」というアイテムを獲得できます。

「ヘラルドの瞳」を使うとリフトヘラルドを召喚し、リフトヘラルドがタワーにタックルして攻撃してくれます。


タックルでタワープレート2枚分のダメージを与えられるので、320ゴールド以上の価値があります。

そのため、味方のジャングルがリフトヘラルドを取ろうとしていた場合は、できるだけ協力してあげましょう。


トップジャングルには倒すと強力なバフがかかるバロンナッシャーがいますが、この時間はスワップしていて、基本的にトップレーナ―はボットレーンにいます。

また、バロンナッシャーはチーム全体で倒すオブジェクトなので、トップレーナ―だけでなくチーム全体で意識すべきオブジェクトです。

3-3. レーン主導権

ミニオンは倒すとゴールドと経験値が入るため、相手より多くのミニオンを倒すのが良いと思われがちですが、実際はそうではありません。

ミニオンの数を調整することで、相手をタワーから遠ざけて、味方のジャングルがガンクしやすくできます。


また、味方のミニオンの数を増やすように調整することで、相手をタワー下に押し込むこともできます。

タワー下にミニオンが多くいる時にはタワーダイブがしやすくなり、キルを取るチャンスを生み出せます。

相手のタワーに大量のミニオンを押し込むことで、リコールする時間を作ったり、相手ジャングルにワードを置く余裕ができたりします。


ミニオンの数を調整することでレーンの主導権を得られるという知識はどのレート帯でも重要なテクニックなので覚えておきましょう。

3-4. レーンスワップ

LoLではレーナ―は最初から最後まで同じレーンにいないといけないという決まりはありません。

試合後半からはオブジェクトの優先度が変わります。

そのため、試合後半からはトップレーナ―はボットレーンに変わることをおすすめします。


別のレーンに変わることを「スワップ」と言い、基本的にタワーが折れる試合時間15分~20分頃にスワップすると良いでしょう。

スワップには味方の理解も必要なので、味方の動きに合わせてスワップしましょう。

3-5. グループとスプリット

試合後半の立ち回りとして、トップレーンは集団戦で戦うために味方と一緒に行動する「グループ」と味方と別行動でタワーを折り進める「スプリット」の2つがあります。

トップレーナ―はレンジチャンピオンでなければ、耐久力が高いチャンピオンを使っているため、集団戦でフロントラインになります。

耐久力の低いADCやメイジチャンピオンが攻撃できる隙を作りましょう。


また、サモナースペルにテレポートを持っているなら、タワーを折り進めて、相手にプレッシャーをかけるのもおすすめの立ち回りです。

特にフィオラやトランドルのようなタワーを折るのが早いチャンピオンは積極的にタワープッシュすると良いでしょう。

4. トップレーンで気を付けるべき初見殺しチャンピオン

ランダムミッドでは集団戦に強いチャンピオンや試合後半に強力なチャンピオンがおすすめです。

好きなチャンピオンを選択できませんが、使用できるチャンピオンを選ぶ際に、強いチャンピオンを知っていると、戦いやすくなります。


ここからは、ランダムミッドでおすすめのチャンピオンをご紹介します。

4-1. シンジド


シンジドは毒ガスを振りまきながら戦うチャンピオンです。

Qスキル「毒の軌跡」は移動しながら毒ガスを出すスキルで、毒ガスを吸った相手に継続してダメージを与えます。

毒ガスによって知らず知らずのうちに致命的なダメージを受けることがあります。


また、移動速度を上げるパッシブスキル「スリップストーム」とRスキル「狂人のポーション」やサモナースキルに「ゴースト」を持つことが多いため、移動速度が非常に速く倒したくても逃げ切られることが多いです。

対処法としては行動不能妨害スキルを当てて、着実にダメージを与えることです。


また、味方のジャングルにガンクしてもらうようにコミュニケーションを取り、確実にキルを取ることも重要です。

4-2. ティーモ


ティーモはトップレーンでよく使われるレンジチャンピオンです。

レンジチャンピオンの特徴として耐久力は低いものの、通常攻撃の範囲が広く、メレーチャンピオンの攻撃が届かない位置から攻撃できます。

そのため、下手に戦ってしまうと、体力を削られすぎて苦しいレーン戦になってしまいます。


メレーチャンピオンでティーモのようなレンジチャンピオンと戦う場合、通常攻撃を受けすぎないこととスキルが揃うレベル3から戦い始めることが重要です。

メレーチャンピオンの方が防御面でのステータスが高いため、接近してスキルを当てることで、レンジチャンピオンの体力を大きく削れます。


レンジチャンピオンは体力を回復するスキルを持っていないため、体力を削ることが勝つための方法です。

また、行動不能妨害スキルを持つジャングルにガンクしてもらうことで、簡単にキルを取れます。

4-3. トリンダメア


トリンダメアは強力な回復能力と、体力が0になるダメージを受けてもデスしなくなる異常なRスキルを持ったチャンピオンです。

トリンダメアは通常攻撃やスキルを当てるとフューリーというゲージが貯まり、フューリーのゲージが多いと、Qスキル「血の欲望」による回復量が増えます。


また、フューリーのゲージが貯まっていると、通常攻撃でクリティカルが入るようになり、攻撃力が上がります。

さらにレベル6から取得できるRスキル「不死の憤激」は5秒間体力が0にならなくなります。

これが強力で、普通に戦っても勝てません。トリンダメアと戦うときはRスキルのクールダウンが上がっているか、上がっていないかが重要です。


Rスキルがあると倒しきれないため、下手に戦わない方がよいです。

Rスキルは体力は0になりませんが、行動不能妨害にはなるので、Rスキルを使った後は時間を稼ぐ立ち回りを意識しましょう。

5. 基本を学んでトップレーンに挑戦しよう

トップレーンは1対1で戦うレーンで、チャンピオンの相性や個人のスキルが重要です。

トップレーンには初心者にも扱いやすいチャンピオンから、テクニカルなチャンピオンもいます。

そのため、やればやるほど、楽しくなるレーンと言えます。


特に1対1でソロキルをした時の快感は他のレーンでは味わえないものです。戦うのが好きな人にピッタリのレーンでしょう。

トップレーンに挑戦して、相手を打ち負かすプレイを楽しみましょう。