LoL初心者がジャングルをするなら知っておくべき基礎知識【League of Legends】

公開日: 2024/5/20

LoLには5つのロームがあり、中でもトリッキーな行動を求められるのがジャングルです。

ジャングルは他のレーンで戦うのではなく、ジャングル内のユニットを倒したり、ドラゴンやリフトヘラルドのようなオブジェクトを取って、チームに恒久的なバフを与えたりします。


また、味方のレーン状況を見て、相手のレーナ―を倒しに行くガンクをする必要があります。

他のレーンに比べて、柔軟な対応が求められるレーンのため、初心者にはわからないことが多く、プレイしてもよくわからないということもあるでしょう。


この記事では初心者に向けてジャングルの基本的な知識と気を付けるべきことをご紹介します。

この情報を知ることで、ジャングルレーンでの立ち回りがわかり、気軽に挑戦できるようになるでしょう。

1. ジャングルレーンで求められる役割


ジャングルはガンクとオブジェクト管理が重要で求められています。

ガンクは味方のレーナ―がレーン戦で勝つきっかけを作り、オブジェクト管理は試合後半での勝ちやすくなるためのバフを付与します。

ガンクはキルが取れなくとも、相手のサモナースペルやRスキルをクールダウンにさせるだけでも大きな利益となります。


また、ジャングルにはキャリーチャンピオンもいますが、基本的に他のレーンよりも経験値が少ないので、ファームするだけで簡単にキャリーできません。

ADCやミッドのように経験値差でキルを取るのが難しいので、注意しましょう。

2. ジャングルレーンの回り方

まず、試合が始まる前に、ジャングルはスマイトというサモナースペルを持つ必要があります。

スマイトがないと、ジャングルを回るのが遅くなるだけでなく、ジャングルが最初に購入するアイテムの効果が薄くなります。

そのため、ジャングルをするならスマイトは絶対に必要なサモナーズスペルと言えます。


試合が始まったら、最初にコンパニオンと呼ばれるアイテムを購入しましょう。

コンパニオンはスコーチクロウ、ガストウォーカー、モスストンパーの3つから選べます。

メイジチャンピオンにはスコーチクロウ、アサシンはガストウォーカー、タンクはモスストンパーがおすすめです。


ジャングルは主にトップジャングルとボットジャングルに分けて考えます。

ブルーチーム側で説明すると、トップジャングルには、青バフと呼ばれるブルーセンチネルとグロンプ、マークウルフがいます。

ボットジャングルには、赤バフと呼ばれるレッドブランブルバックと、ラプター、クルーグがいます。


一番最初に取るのは赤バフがおすすめです。

なぜなら、赤バフのあるボットジャングルには、ADCとサポートがいるため、赤バフを倒すのを手伝ってもらえます。

ジャングルのユニットの体力を減らすことをリーシュと呼び、基本的な立ち回りになるので、覚えておきましょう。


その後、

クルーグ→ラプター→マークウルフ→ブルーセンチネル→グロンプ

といった順番に倒していき、3分30秒になるとリバーにスポーンするスカトルグラブを倒します。


この一巻の流れをフルクリアと呼び、味方のジャングルには何もいない状況となります。

最も経験値効率を高くするなら、フルクリア後にガンクするルートが最適です。

ただ、味方のレーン状況や相手ジャングルの介入によって、予定通りにいかないことの方が多いです。

そのため、状況に合わせた最適解を選ぶのが重要になります。

3. ジャングルレーンで意識するべきこと

ここからはジャングルレーンで意識すべきことを4つご紹介します。

どれもジャングルをするなら知っておかなければならない知識です。

ジャングルに挑戦するなら必ず覚えておきましょう。

3-1. ガンクのリスク


1つ目はガンクのリスクです。

ガンクは重要なサモナースペルであるフラッシュを使わせるだけでなく、キルも取れれば、ゴールドと経験値を獲得でき、勝ちやすくなります。


ただ、ガンクは成功させないと、相手に自分の位置を知らせてしまいます。

それだけでなく、反撃され、デスしてしまうと、自分にかかっているバフの効果を相手に付与してしまい、味方のレーンが厳しくなってしまいます。


ガンクをするなら、成功しやすい状況でアクションを起こすのが大切です。

味方のレーン状況を見て、相手の体力が少なく、ミニオンをプッシュしている状況ならガンクが成功しやすいです。


反対に、相手のレーナ―の体力が多くて、味方のレーナ―の体力が少ない状況ではガンクしても、倒されてしまう可能性があります。

ただ、チャンピオンのスキルによって、味方が不利な状況でもガンクを成功させられることもありますが、ジャングルはデスすると、オブジェクトを取られるきっかけになってしまうので、必要以上にリスクを取らない方がよいです。

3-2. ガンクしてはいけない状況


ジャングルでプレイしていると、味方からガンクを求められることがよくあります。

ガンクを求められているからといって、味方のレーン状況を見ずにガンクしに行くのはよくありません。


なぜなら、明らかに勝てない状況でガンクを呼んでいることも多いからです。

こういう状況でガンクしてしまうと、1対2で負けてしまい、より大きな差を生み出してしまいます。


極論、負けているレーンにガンクする必要はありません。

負けているレーンを助ける程の余裕はないことを理解しておきましょう。

3-3. オブジェクトの管理


ジャングルの重要な役割の1つはオブジェクト管理です。

特にドラゴンを倒してドラゴンソウルを獲得することで、恒久的なバフを付与できるので、取れるなら取っておくのがベストです。

オブジェクトをとる時はオブジェクトがリスポーンする時間をチェックし、リスポーンするタイミングで近くにいることが大切です。


さらに、オブジェクトの近くにあるレーンでガンクを成功させることで、より安全に確実にオブジェクトを取れます。

ドラゴンソウルを取りたいなら、ボットにガンクし、リフトヘラルドを取りたいなら、トップにガンクしてからがベストな立ち回りです。

ただ、そうした状況にならないことも多いので、相手ジャングルがオブジェクトから遠い位置にいる時に取るのもありです。


オブジェクトを取るタイミングとしては相手のジャングルがデスしているとき、近くのレーンの相手チャンピオンがデスしているとき、相手ジャングルが遠くのレーンにガンクしているときが挙げられます。

これらのタイミングを見計らって、オブジェクトを取りましょう。

3-4. カウンタージャングル


相手のジャングルに入って、ユニットを倒し、経験値とゴールドを稼ぐことをカウンタージャングルと呼びます。

カウンタージャングルは本来相手に入るはずの経験値とゴールドを奪うため、相手との差を広げられます。

ただ、相手のジャングルに遭遇してしまうリスクがあります。


また、相手のレーナ―が近くに寄りやすい位置のため、見つかってしまうと、回り込まれて倒されてしまうこともあります。

カウンタージャングルをするなら、相手ジャングルの位置を確認した後にしましょう。

4. ジャングルレーンで気を付けるべき初見殺しチャンピオン

ジャングルは初心者には考えることが多すぎるため、経験が少ない人と経験が多い人の差が出てしまいます。

特に経験のないと、戦いにくいチャンピオンがいるので、ご紹介します。

4-1. リー・シン


リー・シンはジャングルに慣れている中級者から上級者まで好んで使われているチャンピオンです。

リー・シンは初心者にとって読みづらい動きをするため、対応が難しいです。

特にQスキルとWスキルは動きが速いため、対処が難しいでしょう。


Qスキル「響掌」は音波を飛ばすスキルで、音波が当たった敵の所まで急接近することもできます。

Wスキルは味方チャンピオンやワードに移動するスキルです。

Wスキルはワードを持っていれば、自由に移動できるスキルのため、逃げる時だけでなく、攻めるときにも使えます。

相手がリー・シンを使っているときは常にどこにいるのか、警戒しておくことが重要です。


リー・シンはガンクがしやすいチャンピオンで、ファームよりもガンクを優先して行動します。

そのため、自分だけでなく、味方が対処しやすいようにワードを置いておきましょう。

4-2. シャコ


シャコはインビジブルによるガンクが強力なチャンピオンです。

インビジブルはステルスワードでは見えないため、シャコの強みを知らないレーナ―にとって非常に厄介なチャンピオンと言えます。


ジャングルがシャコにキルされることは少ないですが、味方のレーンがシャコによって崩壊することの方が多いです。

そのため、シャコがガンクに来たときに対応できる位置にいなければなりません。

味方のレーン状況を見て、プッシュしているときは特に警戒しましょう。


また、相手のジャングルにステルスワードを置いて、シャコがどこにいるのかわかるようにするのも1つの手です。

シャコは1対1だとあまり強くないため、ジャングルでファームしているときに攻撃するのも良いでしょう。

体力を減らせばガンクしにくくなるので、ガンク対策になります。

4-3. レンガ―


レンガ―は敵を一瞬で倒してしまう程のダメージを出せるチャンピオンです。

レンガ―のパッシブスキル「見えざる襲撃者」は茂みの中にいると通常攻撃で飛びつけるようになります。

この飛びつきにクールダウンは全くないため、茂みの中から何度も飛びつくことができます。


さらに、レンガ―は4回スキルを当てると、強化されたスキルを使えます。

強化されたスキルにクールダウンはないため、強化Qの直後にQスキルを使い、瞬時に大きなダメージを出せてしまいます。

レンガ―の出せるダメージ量を見誤ってしまうと、簡単にキルされてしまいます。


さらに、パッシブスキルは倒したチャンピオンの数によって攻撃力が上がります。

1度キルされると、経験値とゴールド差以上に強くなってしまい、気が付けば手を付けられないほど強力なチャンピオンに育ってしまいます。

相手がレンガ―を使っているときは、序盤は倒されないことが重要です。

一度レンガ―にキルされてしまうと、パッシブスキルによるバフを与えてしまうだけでなく、カウンタージャングルをされやすくなってしまいます。


レンガ―は序盤が強いチャンピオンですが、キルが取れないと、後半から威力不足になります。

とにかく序盤を安全に乗り切ることを意識しましょう。

5. 基本を学んでジャングルレーンに挑戦しよう

ジャングルは他のレーンに比べて、状況に応じた対処を強いられるロールです。

ゲームの理解度がジャングルの上手さに直結すると言っても過言ではありません。

ただ、味方の勝利を裏付ける立役者になれるロールではあるので、縁の下の力持ちになりたい人におすすめです。


昔に比べると最近のジャングルは初心者でもやりやすくなっています。

色んなロールを体験することで、メインのロールが上手くなるので、挑戦しておいて損はないでしょう。