
VALORANT ゲーム内ボイスチャットが生む弊害とは? 対策や改善案を解説
VALORANTでは直感的なゲーム内ボイスチャットシステムが導入されていますが、画期的に見えるシステムもメリットだけではなく、いくつかの問題を抱えています。
軽微な問題であれば気にする必要はありませんが、これがゲーム体験を大きく損なわせる要因であり、ユーザー離れを引き起こす要因にもなっているのです。
しかし、「勝つためにはボイスチャットがあった方が良い」のは間違いないですし、ゲーム内ボイスチャットが生む弊害への対策、改善案を考えるプレイヤーも多いでしょう。
そこで本記事では、VALORANTのゲーム内ボイスチャットが生む弊害、そして弊害に対する対策や改善を解説します。
1. ゲーム内ボイスチャットが生む弊害とは
VALORANTはタクティカルシューティング+アビリティシステムを融合させた、高度な戦術が肝となるFPSタイトルです。
上手く連携を取るためにゲーム内ボイスチャットは革新的なシステムと言えますが、決してメリットばかりではなく、プレイヤー離れを引き起こす問題も抱えているのです。
とはいえ、運良く問題に直面していないプレイヤーもいますし、「将来性を危惧するほどのものなのか」と疑念を抱く方もいると思います。
そこでここでは、VALORANTのゲーム内ボイスチャットが生む弊害を解説します。
1-1. ボイスチャットの参加数で勝敗を左右される
https://jp.imyfone.com/voice-changing/valorant-voice-chat/
とはいえ、「夜は寝てる人がいて喋れない」「安いマイクで雑音が混じりやすい」など、さまざまな理由でボイスチャットを拒否している方も多いです。
この行為自体は決して悪ではありませんが、ボイスチャットを積極的に活用するプレイヤーと拒否するプレイヤーが同じマッチに参加することは珍しくありません。
ここで起きるのがコミュニケーションエラーによる敗北であり、連携が取れずに勝てる勝負で負けてしまうケースです。
ボイスチャット非参加の方が悪いわけではありませんが、自チームよりも相手チームのボイスチャット参加率が高い場合、どうしても連携力で差が生まれてしまうのです。
1-2. ボイスチャットによる罵詈雑言
VALORANTのゲーム内ボイスチャットは本来であれば、コンペティティブ等で味方と連携を取り、ラウンドを取得してマッチ勝利に繋げるための便利機能です。
外部ツール等を導入する必要がなく、マイク入力環境さえ整えてしまえば誰でも利用できるという点が優秀。
ですが、「誰でも利用できる」という手軽さが弊害を生んでいるのも事実であり、それが害悪プレイヤーによるボイスチャットを通した罵詈雑言です。
同じランク帯のプレイヤー同士であるにもかかわらず、K/D/Aスコアで優劣を付けて味方を煽ったり、罵る行為が多数報告されています。
VALORANTには通報機能があるため、罵詈雑言や暴言も報告すれば対応してくれるものの、ゲームプレイ中に受けた劣悪な体験は中々払拭できるものではありません。
1-3. 外国人プレイヤーとのすれ違い
VALORANTは地域別でサーバーが用意されており、該当地域サーバーを選択してプレイするのが基本です。
日本ならアジアが該当しますが、ここで生まれるのが外国人プレイヤーとのコミュニケーションエラーになります。
ゴールデンタイムやアセンダント以下のランク帯であれば、日本人プレイヤーの人口が多いため、外国人プレイヤーが味方でマッチングすることは少ないです。
しかし、深夜や早朝といった人が少ない時間帯、イモータル~レディアントのような高ランク帯の場合は外国人プレイヤーとマッチしやすいです。
ただマッチングするだけなら良いものの、ボイスチャットで連携を取るにあたって、言語の壁でコミュニケーションエラーが起きてしまいます。
英語が分からず連携が取れなかったり、外国人からの報告が理解できず、プレイがチグハグになるといったトラブルが起きてしまうのです。
2. プレイヤーで行える対策について
VALORANTにおけるゲーム内ボイスチャットは連携を取る際に便利であり、「弊害はあっても可能な限り利用したい」と考えるでしょう。
とはいえ、ボイスチャットによる罵詈雑言や非参加のユーザーを回避する方法で悩み、効果的な対策が分からずにいる方も多いと思います。
そこでここでは、ゲーム内ボイスチャットが生む弊害に対し、プレイヤーが行える対策を紹介します。
2-1. パーティを組む
https://www.valorant4jp.com/2023/12/712.html
ゲーム内ボイスチャットによる弊害、これを回避する対策としてはやはり「パーティを組む」ことでしょう。
現実の友達やゲーム内でのフレンドなど、一定数の関係値があるプレイヤーとパーティを組み、コンペティティブに挑むのが最善です。
見知ったプレイヤーなら談笑しながら楽しくプレイできますし、悪質な野良プレイヤーがいても1人で抱え込まずに対処できます。
最低でも2人パーティ、可能であればフルパーティを組むのがおすすめです。
VALORANTはフルパーティとそれ以外でマッチングが分けられているため、フルパーティでマッチングすれば対戦相手もフルパーティに限定されます。
野良プレイヤーからのボイスチャットによる罵詈雑言など、一切気にせずにプレイが楽しめるため、一番に推奨したい対策ですね。
2-2. コンペティティブには参加しない
コンペティティブはVALORANTにおけるランクマッチですが、上手く戦術を組み立てて連携を取り、ラウンド取得を重ねる必要があります。
そのため、瞬時に報告や指示で連携を図れるようにボイスチャットが必須と言われているのです。
しかし、「ボイスチャットで嫌な体験をしたから怖い」という方も多いと思います。
そこで有効な対策となるのがコンペティティブへの参加をしないことです。
極論かと思うかもしれませんが、アンレートやスイフトはボイスチャットを必要とせず、気軽にゲームプレイが楽しめるため、純粋に楽しむだけならこれらのモードが最適です。
コンペティティブでランクを上げたい、もっとタクティカルな部分を伸ばしたい、こう考えるなら先述したようにパーティを組むのが最善策になります。
2-3. 人がいる時間帯を選ぶ
VALORANTは世界的な人気を誇るFPSタイトルであり、日本でも多くのプレイヤーが日々プレイされています。
とはいえ、平日の朝~夕方や深夜帯など、時間帯次第では日本人プレイヤー数は激減し、自然と外国人プレイヤーとマッチしやすくなってしまいます。
東京サーバーを選んでも人が少ない場合、外国サーバーに放り込まれたり、東京サーバーで外国人とマッチングする仕様上、外国人プレイヤーを避ける手段はたった1つです。
それは「日本人プレイヤーが多い時間帯を選ぶ」という対策になります。
さまざまな事情から時間が合わない方も多いと思いますが、そういった場合はあえて平日はコンペティティブに挑まず、土日等を狙ってガッツリプレイするのもおすすめです。
3. 運営側で行える改善策について
ゲーム内ボイスチャットによる弊害はプレイヤー側で対策を講じることは可能なものの、我慢をする必要があったり、手間が掛かってしまうケースも珍しくはありません。
運営もボイスチャットを利用したトキシックプレイヤーの排斥に力を入れているものの、減少しないというのが現実であり、現状をより良くする改善策を期待する声も多いです。
どのような改善策を講じれば現状が良くなるのか、ここでは運営サイドの観点から改善策を紹介します。
3-1. ボイスチャット非参加向けのランクマッチ実装
これに関しては賛否分かれるかと思いますが、やはり健全な環境を構築するならボイスチャット参加/非参加を切り分けるべきでしょう。
参加者と非参加者の混同によって生まれる弊害、これは非参加者側の健全なゲーム体験を大きく損ねる要因であり、タイトルの衰退を招きかねません。
「じゃあアンレートやスイフトやればいいのでは?」という意見もありますが、ボイスチャットが無ければランクマッチに参戦しにくいというのも不思議な話です。
参加/非参加者の混同で平等性が欠けたり、罵詈雑言のような弊害が生まれるのであれば、参加/非参加者を切り分けたランクマッチの実装が最適でしょう。
高度な環境で鍛えるならボイスチャットに参加、ボイスチャットに抵抗はあれどランクマッチに挑みたいなら非参加というように、選択肢が用意されているか否かは重要と言えます。
3-2. 言語選択によるマッチグループの追加
ゴールデンタイムや土日祝とプレイヤーが多い時間帯は問題ありませんが、深夜や早朝のプレイヤーが少ない時間帯、このタイミングは外国人プレイヤーと多くマッチングします。
ここに関してはやはり対応言語の選択、そして選択言語でマッチグループが形成されるように改善すべきです。
日本人プレイヤーでも簡単な英語が話せたり、日常的に英語を用いる方もいるでしょうし、そういった方は英語でのコミュニケーションを苦には感じないでしょう。
その逆も然り、外国人プレイヤーでも簡単な日本語が話せる、こういった方は日本人プレイヤーとのマッチングに参加しても言語の壁を感じにくいと思われます。
言語の壁を無理に取り払うより、個人に合った言語環境を選択し、選択言語でマッチグループが分けられる方が充実したゲームプレイに繋がるはずです。
4. まとめ
VALORANTにおいてゲーム内ボイスチャットは画期的ではあるものの、トキシックプレイヤーからの暴言、そして言語の壁といった弊害も生まれているのが現状です。
運営側で行えるような対策例も挙げてみましたが、個人で行える対策も紹介しているので、本記事を参考にストレスフリーで楽しんでいただければ幸いです。

