ゲームで稼げる?eスポーツ配信での収益化HOWTO

公開日: 2020/11/17 更新日: 2020/11/17

最近よく聞くようになったのは、ゲーム実況やゲーム配信と言ったキーワードですね。
ジャニーズ事務所所属のNEWS手越祐也さんがゲーム配信を開始した時は、かなり驚きました。ジャニーズ事務所はネット上であまり所属アイドルの画像を掲載させないことで有名だったからです。 他にも、ドランクドラゴンの鈴木拓さんが、一時期個人的にゲーム配信をしていた等、近頃では有名人でゲーム配信をする人が増えているのかもしれません。

何故有名な芸能人までもがゲーム配信に乗り出すようになったのでしょうか。その裏には収益化という仕組みがあるのではないかと考えられます。
自分の好きなゲームを配信するだけであわよくばお金が貰えるというのは、聞くだけでは本当に美味しい話だと思います。
ゲームを趣味している皆さんもゲーム配信をして、お小遣い稼ぎをしてみようと考えたことがある人はいると思います。
今回はそんな収益化について、可能な限り詳しく、そしてどのように配信していくか等を紹介したいと思います。

1. よく聞くけど収益化ってなに?

そもそも収益化とはどういった意味があるのでしょうか。

収益化はIT用語では「マネタイズ」と呼ばれており、一般的に、事業から収益が得られる仕組みを作ることであると定義付されています。
昔からある「収益化」として、ブログ等のバナー広告があります。これは、広告主から広告料を得ることで収入を得る仕組みです。

他の例としては、無料でオンラインゲームやソーシャルゲームを提供し、アイテムに課金をしてもらう仕組みも、「収益化」と呼ぶことができます。

2. eスポーツを楽しみながら収益化もできるおすすめ配信サイトはこちら

ではゲーム配信をするなら、どのサイトを利用するのが一番いいのでしょうか。

現在様々なサイトでゲーム配信ができますが、その中でも「Twitch」「Openrec」の2つが最も使いやすいと思います。
今回は「Twitch」「Openrec」の利用方法と、収益化までの道のりを紹介します。

2-1. Twitch配信


「Twitch」とは、Amazonが提供するライブストリーミング配信プラットフォームです。
コンシューマーゲームとPCゲームの生放送を中心としており、e-Sports大会や、その他コンピュータゲーム(ビデオゲーム)に関連したイベントの配信等も行われています。

一番の特徴は、なんといっても配信後にアーカイブが残ることでしょう。これのおかげで配信をリアルタイムで見られなくても、アーカイブで後から見ることが可能になりました。

そんなTwitchで収益化をするためには「Twitchアフィリエイトプログラム」と「Twitchパートナー」のどちらかに登録しなければいけません。

「Twitchアフィリエイトプログラム」の登録条件は、「フォロワー数が50人以上」「過去30日で500分以上の配信があった」等比較的ゆるい条件となっています。
それに対し「Twitchパートナー」は、参加できるまでの道のりが少し厳しく「過去30日間で12日以上かつ25時間以上配信する」「過去30日で平均75人以上の同時視聴者数を獲得」する等が条件となっています。

条件が厳しい分、Twitchパートナーは、Twitchアフィリエイトプログラムと比べて全ての点で優遇されています。
例えば、過去のアーカイブの時間を多く見ることが可能であったり、様々な手数料の負担が少ないのも「Twitchパートナー」です。

これからTwitch配信を考えている方は、まず「Twitchアフィリエイトプログラム」に参加するのを目標にして、その後「Twitchパートナー」を目指しましょう。

では、Twitchで収益化させるためにはどんな方法があるのでしょうか。
主な収益化は「サブスク」「ビッツ」「広告」の3つです。

「サブスク」とは簡単に言えば定期購読のことで、自分のアカウントを視聴者に定期購読してもらうことを言います。
「4.99ドル」「9.99ドル」「24.99ドル」の3種類があり、配信者は日々このサブスクを増やすことを目標にしています。
「ビッツ」とは簡単に言えば投げ銭を意味します。1ビッツ1セント還元でお金を貰うことが可能です。ゲーム配信で神がかった場面に出くわした場合等に貰える場面が多いです。

2-2. Openrec


株式会社CyberZが提供している動画共有サービスが「Openrec」です。
スマートフォン向けのゲーム配信が多い、日本国内の動画配信サービスです。

こちらの特徴は「OPENREC Creators Program」へ参加すれば収益化できます。

Twitchとの大きな違いは、フォロワーを増やしてから等の段階を踏むことなく、いきなり収益化につなげることができる点です。
また、国産の配信サイトということで、TwitchやYouTubeと比較してもまだまだマイナーなサイトなので、視聴者の獲得がしやすいのもプラスです。

3. 配信をする前に準備しておきたいもの

いざ「配信するぞ!」となっても、配信前に色々と用意すべきものがあるのを、ご存知でしょうか?
実はゲーム配信というのは、パソコン1台で出来るものではありません。

ここでは配信するに辺り、最低限必要なものを紹介します。

3-1. ソフトを使う場合


配信をする為に必要なソフトは、「OBS Studio」「XSplit」のどちらか1つです。
実際にダウンロードしたら、どちらが使いやすいか使ってみましょう。
ダウンロード後に設定を行い、配信することが可能です。

3-2. ソフトを使わない場合


キャプチャーボードに付属されている配信機能を使う方法です。

例を挙げると、AVerMediaから発売されているキャプチャーボードを購入すると、RECentralというソフトがついてきます。
これを設定することで配信を行うことができます。

配信するには、最低限これらの配信機能を使う必要がありますが、これ以外にも音声を入れたい場合は、マイクを購入する必要があります。

4. 収益化へ近道で行けるテクニックは?

配信環境も整い、いよいよゲーム配信を始めようと思っているそこのあなた。
「ここから収益化するまでの道のりは、遠い」と思っていませんか?

先程記述したTwitchアフィリエイトプログラムに参加するにしても、フォロワーが最低でも50人必要です。
0からの環境で配信を始めた場合、この50人に到達するのは正直少し長い道のりかも知れません。

そこで今回は、なるべく「近道ができる方法」を紹介したいと思います。

4-1. その時人気のゲームを配信する

例えば、自分の好きなゲームの配信をしたとしても、それが新しいゲームでなかったり、配信映えしないゲームであった場合は、視聴者は増えずらいかもしれません。
しかし、その時人気のあるゲーであったり、話題になっているゲームを配信すれば、フォロワーを通常よりも早く増やすことができると考えられます。

今回は、今話題だったり、今後発売予定の流行りそうなゲームについて、簡易ながら紹介したいと思います。

4-2. ARK:Survival Evolved


最近数多くのVtuber(ヴァーチャルユーチューバー)が配信を行い、人気を博してるのが、このARK:Survival Evolvedです。
サウンドボックス型のサバイバルゲームで、恐竜を手懐けたり、マルチプレイで家を建築したりと、できることが多く数えきれないほどです。

4-3. Apex Legends


Twitchで現在視聴者数が一番多いのが、Apex Legendsです。
FPSの中で今一番熱いゲームで、キャラクターを選択してフィールドに着地後装備を集め、敵を倒していくという内容です。

人気ゲームのOverwatchやPUBGの流れを組んだゲームとなっており、それも人気の一つになっているのではないかと考えられます。

4-4. あつまれ どうぶつの森


2020年3月20日に発売の、任天堂の大人気ゲーム「どうぶつの森」シリーズ。

「ポケットモンスターソード&シールド」も、発売して1ヶ月程は様々な配信サイトで視聴者数上位になったことから、「あつまれ どうぶつの森」も同様の現象が起こるのではないかと考えられます。

4-5. たくさん配信する

以前私は"動画投稿"していたのですが、月に1度投稿、週に1度投稿するよりも、毎日層がを投稿している人の動画の方が(内容にもよりますが)一定の視聴者と人気を獲得していました。
これは"動画配信"においても言えることで、決まった時間から毎日配信を行うことで、視聴者のルーチンに組み込むことができます。
可能な限り毎日、より多くの時間を使って配信するのが収益化には良いでしょう。

5. YouTubeでの収益化の難易度

さて、TwitchとOpenrecでの配信については記述しましたが、やはり最近の配信といえばYouTubeですよね。
同じゲームでも、Twitchでは人気が出なかったのに、YouTube配信では人気が出るなんてこともあります。

次はYouTubeで配信を行う時の、メリットとデメリットを紹介したいと思います。

5-1. YouTubeのメリット

YouTubeは知名度が高く、今では知らない若者はいない程です。
この知名度がYouTubeで配信を行う上での最大のメリットであると言えます。
またPS4からの配信においては、配信ソフト等が何もいらないことも、大きなメリットです。

5-2. YouTubeのデメリット

知名度が高く、検索機能が他の配信サイトよりも使いにくいことから、実は0から配信を始めた場合にあまり注目されないのがYouTubeです。

先程例で紹介した「ARK:Survival Evolved」も既にYouTubeで多くのVtuberに占有されている状態です。

また、検索でもまず大手の配信者がずらっと表示され、くまなく探してようやく自分の配信が検索結果に出る、なんていうのも日常茶飯事です。

6. 配信の際の注意点

配信するに辺り、注意しなければいけない2つの事を紹介します。

6-1. 収益化できるeスポーツタイトルは決まっている

任天堂のゲームは、2019年の11月以降からすべて収益化が可能となっています。
しかしそれ以外の国内ゲームで収益化が容認されているのは、スクウェアエニックスのMMORPGである「FINAL FANTASY XIV(14)」だけです。

逆に、海外のゲームはほとんどが収益化を容認しているので、余程変なゲームでない限り収益化できないということはありません。

つまり、海外の大手eスポーツタイトルはほぼ全てが収益化が可能ですし、日本のタイトルでも「スプラトゥーン2」は収益化が可能です。
そして「ぷよぷよeスポーツ」や「グランツーリスモ」等は収益化に繋がらないタイトルなので注意してください。

6-2. 著作権には注意

ゲーム配信をするに辺り、最も注意しなければいけないのがこの「著作権」です。
例えば配信中に流しているBGMや表示している画像等が著作権にひっかかる恐れがあるので、使用する際には特に注意しましょう。

7. まとめ

今回はゲーム配信と収益化について紹介しました。
収益化に繋げるまでの道のりは、各種配信サイトによって少し変わってきますが、それでも一定の視聴者数を引き込む「何か」が必要であることは間違いないでしょう。

自分にしか出せない個性を最大限発揮して、多くの視聴者を獲得してみてはどうでしょうか?