https://www.famitsu.com/news/202206/10264190.html

格闘ゲームというジャンルを切り開いたストリートファイターシリーズは1991年にアーケード業界で大ヒットしました。

そして同じ1991年の11月にSNKの最初のヒット格闘ゲームである餓狼伝説が登場します。

最初はストⅡのパクリのようなイメージも持たれていましたが、重厚なストーリーや多彩で個性的かつカッコ良いキャラで次第に人気を集めていきました。

KOFシリーズが登場したのはそこから3年後の1994年です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000580.000028651.html

当時はネオジオという家庭用のゲーム機でありながらアーケードのゲームを楽しめるという触れ込みで、人気を博しておりました。

100メガショックネオジオというワードは当時のCMでもよく流れており、餓狼伝説スペシャルや龍虎の拳といった人気タイトルが一通り出た所で、SNKの人気タイトルキャラが集結したような正にお祭り感のあるタイトルでした。

そして、勿論キャラを寄せ集めただけのタイトルではなくストーリーも作り込まれてましたね。

オロチ編の人気は特に高く、裏社、裏シェルミー、裏クリスといった同じキャラだけど、全く違う性能のキャラになるといったシステムの先駆けでもありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5cfc7dec6de9e4f126a91c3520134f7d87f524a1

KOF15が登場して、人気が戻ってきています。

理由としては、操作感がKOFシリーズの中で人気タイトルであるKOF98やKOF02と相違なくなってきた事が一番大きいですね。

ドットキャラ主体のKOFは特有のスピード感ある対戦が人気でした。

それがKOF11辺りからグラフィックなど進化してキャラは一緒だけど操作感がどうしても違うというシリーズが続きました。

その為、KOF98や02が好きな人はずっと98、02をやり続ける状態が続いてました。

今回のKOFXVはそういったプレイヤーを呼び戻してくれました。


それに加えてオンラインでのプレイも快適になり、特にsteam版ではラグもほとんど気にせず対戦を楽しめる環境となりました。

丁度発売タイミングがストリートファイターリーグが終わった後だった事もあり、ときどさんやマゴさん、ももちさんやハイタニさん、元々KOFプレイヤーのネモさんといった有名プレイヤーが配信をたくさんしていたのも追い風でしたね。

自分もKOFXVで久しぶりにKOFを触ったのですが、自宅で空いた時間にゲームセンターとほぼ同じ対戦がKOFで楽しめる時代が来たのを嬉しく思っています。

今回のKOFXVの魅力の一つとして歴史ある『KOF』作品の中でも最高レベルにバランスの取れたバージョンと言える点が挙げられます。

今回1月に行われたバージョンアップによりキャラバランスがかなり良くなりました。

闘劇など昔のオフライン大会ではどうしても出てくるキャラが強キャラに偏る事が多かったのはご存じの方も多いですよね。

そんな中でも中堅キャラ、弱キャラを使ういわゆる職人プレイヤーというのは華があり大会も盛り上がりました。


現在はオンラインが主流で、バージョンが変わる事でバランス調整が行われるようになってきたのが、そのゲームの寿命を伸ばしている大きな要因ともなっています。

今回のバージョンアップでは主人公系キャラクターも強化され、やる事も増えて見栄えがよくなった事に加え、そのほかのキャラクターも底上げされました。

逆に前バージョンで猛威を振るっていたクローネン、牙刃、社といった所は調整を受けて弱くなってます。

https://www.famitsu.com/matome/kof-xv/obt04.html

このバランス調整のどこが評価出来るかと言えば、ただ弱くしてるのではなく簡単で強力な行動を全体的に弱くしてるところにあります。

例えば以前のクローネンは対空のヒートシールドを当てた後のパワーゲージを駆使した高ダメージコンボが簡単で強かったです。

それ以外にも以前は突進必殺技の弱ストライクスラッシュが連続技になりガードされても隙が少ないという優秀な性能でしたが、調整により簡単で強力な連続技、必殺技と言った所が軒並み弱くなっているという印象です。

こういった調整により今までにない多彩なキャラ同士のマッチアップが期待出来ます！


また大将向きではなくなったものの、先鋒や中堅ではまだまだ活躍できる性能といったキャラもいます。

そういったバージョンが変わっても違った形で培ってきた練度を見れるのも楽しみの一つですね！

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000688.000028651.html

2023年2月24日（金）にSNKの公式チャンネルで“SNK特番！ Road to EVO Japan”が配信されました。

YouTubeでもアーカイブが配信されており解説もついているので、これを見る事である程度有名なプレイヤーやキャラ情勢を知る事が出来ます。

国内トッププレイヤー8名によるエキシビジョンマッチが行われましたので、見どころをピックアップして見ていきましょう！

⓵スコア（ちづる、アンディ、ハイデルン）VSもりもっち（クーラ、ウィップ、アテナ）

第3試合ではEVO 2022の『KOF XV』部門で国内最高位の5位タイとなったスコア選手と、トッププレイヤーの中でも長年女性キャラを好んで使っているもりもっち選手の一戦。

全体的に前バージョンから引き続き強いジェニー、クロスカッターの隙が減り連続技が大幅に進化したハイデルンといったキャラが多く出てきている中、個性的なチームでの試合となりました。


バージョンが変わりハイデルン、アンディという爆発力があるキャラと攻めが更に強化されたウィップなど注目度の高いキャラが多く出てる試合でしたが、終始確実な立ち回りを見せたスコア選手がセットカウント“2-0”で勝利してます。

スコア選手がチャンスで見せたミスのない高火力コンボが勝因と言えるでしょう。

https://youtu.be/bUOIx95jbus

簡単に連続技を決めている様に見えますが、ちづるの封じますコンボやアンディの超裂破弾を絡めたコンボは入力が忙しく難しいコンボです。

第4ラウンドで見せたハイデルンのしゃがみ弱キックヒット確認からクイックMAX発動のコンボというのはスコア選手の代名詞ですよね。

ただ今回スコア選手は体調を崩してしまいEVOJAPANは欠場になったとの事です。

多くのファンを持つスコア選手の復活に期待したいです！

⓶ Laggia（京、ブルー・マリー、クローネン）VS.カツジ（マキシマ、社、アントノフ）

https://youtu.be/bUOIx95jbus

1回戦最終戦は、KOFではどちらかと言うと新鋭プレイヤーにあたるLaggia選手と、パワー系キャラ使いのカツジ選手が激突してます。

本当は女性キャラを好んで使っているLaggia選手が京とクローネンを使っている辺りから大会への本気度が伝わります。

この試合の見どころはLaggia選手のダメージ計算にあったと思います。

京やマリーでの無駄なゲージを使わないコンボ選択と言うのは目を見張るものがありました。

冷静な判断が持ち味のLaggia選手のこういった部分をぜひ大会でも見て頂きたいです。

⓷mok（B.ジェニー、ルオン、ククリ）VS.Laggia（京、ブルー・マリー、クローネン）

この試合は決勝戦ですがEVOJAPANでも優勝候補と言っても良い2人の激突です。

チーム構成が全く違う所もKOFのバランスの良さが表れています。

注目は2試合目のmok選手の中堅ルオンですね。

https://youtu.be/bUOIx95jbus

今バージョンで連続技が飛躍的に進化して一躍強キャ