2023年末発売予定 注目のゲーミングマウスまとめ
https://mechkeys.com/collections/new-arrival/products/vxe-dragonfly-r1-paw3395-wireless-mouse?variant=44511696224479
2023年はゲーミングマウスの機能・性能が大きく向上した1年でした。
特にポーリングレート4,000Hz対応のワイヤレスマウスの登場と普及が大きな出来事でした。
昨今のゲーミングマウスは最新センサーに50g台は当たり前、そこにポーリングレート4,000Hz対応や低遅延モード、コーティングの改善なども施されています。
2023年は大手メーカーはもちろん、中華ゲーミングデバイスメーカーの躍進が目立つ1年でもありました。
VGN、AJAZZ、DELUX、Darmosharkなど低価格ながらも高品質なゲーミングマウスを販売するメーカーが目立つようになりました。
さらに、2023年中頃からはHuaweiの新無線技術「Nearlink」がゲーミングマウスに搭載されるという話も出てきました。
2024年は更に高性能で軽量、バッテリー持ちも良いゲーミングマウスが登場する予感がします。
そこで今回は、現時点で判明している2023年末以降に発売予定のゲーミングマウスから注目のゲーミングマウスをいくつかピックアップして紹介していきます。
1. VXE Dragonfly R1シリーズ
https://mechkeys.com/collections/new-arrival/products/vxe-dragonfly-r1-paw3395-wireless-mouse?variant=44511696224479
「VXE Dragonfly R1」は、低価格・高性能・高品質で夏頃に話題になった「VGN Dragonfly F1」の新シリーズにあたるゲーミングマウスです。
※VXEはVGNの傘下のブランドのようです。
VXE Dragonfly R1シリーズは、VGN Dragonfly F1と同様に価格別に機能や重さが異なる複数のモデルが発売されます。
【VXE Dragonfly R1 バージョンによる違い】
https://mechkeys.com/collections/new-arrival/products/vxe-dragonfly-r1-paw3395-wireless-mouse?variant=44511696224479
VXE Dragonfly R1 Pro以上のモデルはポーリングレート4,000Hzに対応しています。
4Kドングルは、VGN Dragonfly F1シリーズの物を流用できるようです。
上記の画像には記載されていませんが、後にUltra版も販売される予定です。
VXE Dragonfly R1 Ultraは、Huaweiの新無線技術「NearLink」に対応予定です。
https://www.eloshapes.com/
VXE Dragonfly R1は、Ninjutso Soraにかなり形状が似ているようです。
筆者はVXE Dragonfly R1 Proを予約しているので、手元に届き次第、比較レビューをしたいと考えています。
2. ThundeRobot ML903 NearLink
https://mechkeys.com/collections/new-arrival/products/thunderobot-ml903-nearlink-8khz-mouse?variant=44474358759647
「ThundeRobot ML903 NearLink」は、その名の通りHuaweiの新無線技術「NearLink」を初めて搭載したゲーミングマウスです。
また、有線接続では最大8,000Hzのポーリングレートに対応しています。
マウス本体の重量は69gと少し重めですが、最新技術がぎっしり詰まったこの最先端ゲーミングマウスに興味を持つ人は多いのではないでしょうか。
2-1. NearLinkとは?
https://www.huawei.com/en/?ic_medium=direct&ic_source=surlent
「星閃(NearLink)」とは、中国の大手通信会社「華為(Huawei)」が開発した新たな近距離無線技術です。
BluetoothとWi-Fiの特性を組み合わせた技術で、遅延、消費電力などでゲーミングマウスで多く用いられている2.4GHzを上回ります。
Huaweiの発表によると、NearLinkの性能はざっくりと以下のようになるようです。
【NearLinkの性能(Bluetooth比較)】
・データ送信速度は6倍高速
・通信距離は2倍
・同時接続台数は10倍
・消費電力は60%削減
【注意点】
NearLinkは中国独自の無線技術ということもあり、日本国内で利用可能になるかは不明です。
アメリカはNearLinkに難色を示しており、同盟国である日本でも利用が禁止される可能性もあるようです。
しかし、日本に公式代理店を構えている「Darmoshark」は、NearLink対応マウスを日本で販売するつもりのようで、手続きが進んでいるかのように報告しています。
もしかしたら、意外とすんなりとNearLinkの利用が認められる可能性もあるかもしれませんね。
3. Roccat Pure Air
https://jp.roccat.com/
「Roccat Pure Air」は、長らく新作ゲーミミングマウスをリリースしていなかったRoccatが新発売する軽量ワイヤレスゲーミングマウスです。
同社の人気ゲーミングマウス「Kone Pure Ultra(KPU)」をベースとした形状をしておりセンサーはPAW3395ベースの「26K OWL-EYE」センサーを搭載しています。
他にRoccat独自の光学スイッチ「Titan Optical Switch」を搭載するなど十分に高性能です。
Tinal Optical Switchは昨今の流行りの光学スイッチに先駆けてRoccatが独自開発しており約1億回のクリック耐性と、高速な入力速度を誇ります。
Roccatのワイヤレスマウスの多くが対応している便利機能が「Bluetooth」との切り替えです。
普段使いには消費電力の少ないBluetoothを、ゲームプレイにはハイパフォーマンスな2.4GHzと切り替えて使用できます。
相変わらずゲーミングマウス本体にRGBライトを搭載している点は賛否両論ありそうですが、ライティング機能を搭載しながらも約54gまで軽量化しているのは凄いと思います。
数年前にKone Pure Ultraを愛用していた人は、試してみる価値が十分にあるでしょう。
4. Darmoshark M3シリーズの新マウス
「Darmoshark」は中華デバイスメーカー「Motospeed」のゲーミングブランドです。
2023年はコスパが良いDarmoshark M3シリーズで知名度を高め、現在は日本国内でも多くのファンがいるメーカーに成長しました。
そんなDarmosharkからは、2023年末以降に新たなゲーミングマウスが大量に発売されます。
4-1. Darmoshark M3 Micro
https://twitter.com/DarmosharkJapan
「Darmoshark M3 Micro」はDarmoshark M3シリーズで最小のゲーミングマウスです。
以前より「Darmoshark M3 Mini(Varun)」が発売されていましたが、それよりも更に一回り小さいゲーミングマウスです。
※Darmoshark M3 Miniは名前はMiniですが中型マウスでした。
全長は105mmとのことで、超小型マウスで有名な「Zaopin Z1 Pro」よりも更に5mmも短いようです。
ここまで小さいと扱える人はそう多くも無さそうですが、手が小さい女性や子供などには扱いやすいモデルになるかもしれません。
4-2. Darmoshark M3 Pro
https://twitter.com/DarmosharkJapan
Darmoshark M3の強化版、「Darmoshark M3 Pro」が2023年内に発売予定です。
4-3. Darmoshark M3 Ultra(2024)
https://twitter.com/DarmosharkJapan/media
Darmoshark M3シリーズの最上位モデル「Darmoshark M3 Ultra」が2024年に発売予定です。
Darmoshark M3 UltraはHuaweiの新無線技術「NearLink」に対応しています。
現在、日本公式代理店が技適取得など販売の準備を進めているようです。
日本国内で最初にNearLinkが使用可能になるゲーミングマウスはおそらく、このDarmoshark M3 Ultraになるでしょう。
Darmoshark M3 UltraのNearLinkが認められた場合は、日本国内にNearLink搭載ゲーミングマウスが普及するきっかけにもなるかもしれません。
Darmoshark M3 UltraやNearLinkの技適取得状況などについては、Darmoshark Japanの公式X(旧Twitter)で発信される予定です。
「Darmoshark Japan(公式X)」
https://twitter.com/DarmosharkJapan
4-4. Darmoshark M3xs(2024)
2024年には、全長116mmの「Darmoshark M3xs」も発売予定です。
詳細な情報はまだありませんが、全長の情報から「Lamzu Atlantis Mini」と同程度の大きさであることが予想されます。
5. Fantech Helios Ⅱ Pro XD3 V3
https://fantechworld.com/helios-ii-pro-xd3-v3/
「Fantech Helios Ⅱ Pro XD3 V3」はFantechの最新軽量ゲーミングマウスです。
左右対称、ZOWIE S2クローン形状ですので非情に万人受けしやすい形状と言えます。
高性能Nordic製MCU搭載でポーリングレート4,000Hzに対応しています。
4Kドングルはオプションで一緒に購入することができます。
Fantech製ゲーミングマウスもRoccatと同じくBluetoothも搭載している特徴があります。
普段使いにはBluetoothを使用して消費電力を抑え、ゲームプレイ時には2.4GHz接続ポーリングレート4,000Hzで使用し続けるバッテリー残量を保つといった使い方も良いでしょう。
日本の公式代理店は「アーキサイト」ですので、Amazonや家電量販店などで気軽に購入することができるようになるでしょう。
Fantech Helios Ⅱ Pro XD3 V3は、今回紹介したゲーミングマウスの中で最も入手性が高いゲーミングマウスになるはずです。
ヨドバシカメラなどの家電量販で展示される可能性も非情に高いので、まずは実物を触ってみることを強くおすすめします。