第二次世界大戦を舞台とした大規模FPS「Enlisted」のDMM版がついにリリース!
「Enlisted」のPC版(DMM版)がついに日本で正式リリースされました。
1. Enlistedとは
Enlisted(エンリステッド)とは、第二次世界大戦を舞台とした基本無料の大規模FPSゲームです。
War Thunderで有名な「Gaijin Entertainment(ガイジンエンターテインメント)」が開発し、DMM Gamesを運営する「EXNOA(エクスノア)」が配信しています。
Battlefieldシリーズのような大規模な戦闘が特徴的で、戦車や戦闘機などのビークルや建築要素、固定砲台なども登場します。
登場する銃火器や戦車、服装までもが実際に第二次世界大戦を戦った兵士達が使用したものを再現しています。とてもリアルなゲームですが、とてもカジュアルなのでFPS初心者の方にもおすすめです。
PC版(DMM版)リリースの前にPS5版は2021年5月に配信済みです。
Enlistedは以下のサイトから無料でダウンロードすることができます。
『Enlisted(DMM版)』
https://enlisted.games.dmm.com
『Enlisted(PS5版)』
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP1201-PPSA03053_00-1982401606691008
1-1. Gaijin版とのデータリンクあり
PC版EnlistedはDMM版リリース前から「Gaijin本家版」がリリースされていました。
Gaijin版をプレイしていた人もDMMアカウントとデータリンクができるようになっています。
Gaijin版を既にプレイしていた人でも安心してDMM版に移行できますね。
2. Enlistedのゲームプレイ紹介
2-1. 陣営の選択
プレイヤーは第二次世界大戦の陣営、「連合国」か「枢軸軍」を選択して大規模なマップで戦うことになります。
現時点で実装されている「連合国」、「枢軸軍」の国は以下の通りです。
『連合国』
アメリカ
ソ連
『枢軸軍』
ドイツ
今後のアップデートで追加が判明している国もあります。
リリース前のテストプレイで連合国側のイギリスが登場することが確定しています。
イギリスは、登場マップの追加と同時に正式に実装される予定です。
2-2. キャンペーン(戦場・マップ)
Enlistedには現在、3つのキャンペーンが実装されています。
- モスクワの戦い
- ノルマンディー侵攻
- ベルリンの戦い
Enlistedにおけるキャンペーンは「大枠な戦場」をイメージしていただければ良いと思います。
それぞれのキャンペーンの中にさらに少要素として「マップ」が数種類あり、プレイヤーはマップ内での攻防戦に参加することになります。
モスクワの戦い
連合国 ソ連
枢軸軍 ドイツ
モスクワの戦いは1941年10月~1942年1月まで続いた、モスクワ近郊で行われた戦闘です。
ドイツは総攻撃でソ連へ侵攻し、モスクワが落とされる直前まで攻め込まれてしまいました。
プレイヤーはソ連、またはドイツの兵士となってモスクワでの激しい攻防戦に参加することになります。
ノルマンディー侵攻
連合国 アメリカ
枢軸軍 ドイツ
映画にもなっている「ノルマンディー上陸作戦」で有名な戦場です。
ノルマンディー上陸作戦は1944年6月6日に連合軍が行ったドイツ領土の北西ヨーロッパへの侵攻作戦です。
史上最大規模の上陸作戦として、今後も語り継がれていく事になるでしょう。
プレイヤーは上陸作戦を実行するアメリカ、または上陸を阻止させたいドイツの兵士となって史上最大の上陸作戦を体験することができます。
ベルリンの戦い
連合国 ソ連
枢軸軍 ドイツ
ベルリンの戦いは1945年4月~1945年5月8日(ドイツの降伏)まで続いた第二次世界大戦末期の戦闘です。
一時はソ連の首都モスクワまで進行したドイツでしたが、少しずつ押し返されて行きました。
最後には逆にドイツの首都ベルリンまで侵攻され、ヒトラーの自殺を受けドイツは無条件降伏することになります。
プレイヤーはベルリンに進行するソ連、または最後の悪あがきを続けるドイツの兵士となって第二次世界大戦末期の市街戦を体験することができます。
3. 登場する銃を紹介
Enlistedには実際に第二次世界大戦で活躍した銃が沢山登場します。
全てを紹介する事はできませんが、今回は特に有名な銃をピックアップしていくつかしょうかいします。
3-1. COLT M1911A1(ガバメント)
https://www.egunner.com/colt-m1911a1-army,name,9987056,auction_id,auction_details
正解で最も有名なハンドガン「ガバメント」こと「M1911」はもちろん登場します。
正式採用されたのは、第一次世界大戦より前の1911年ですが、現代に至るまで改良を加えながら現役のすごいハンドガンです。
FPSゲームでもM1911にお世話になってきた人たちも多いのではないでしょうか。
Enlistedではアメリカのサブウェポンとして登場します。
3-2. Mauser C96(モーゼル・ミリタリー)
https://www.icollector.com/Standard-Pre-War-Commercial-Mauser-C96-Pistol_i11003927
「モーゼル・ミリタリー」もガバメントと同じく第一次世界大戦の前の時代に生産開始されたハンドガンです。
中国などではコピー生産され、メタルギアソリッド3にはそのコピー品が登場しています。
Enlistedではドイツ軍のサブウェポンとして登場します。
3-3. M1928A1(トンプソン・サブマシンガン)
http://www.militaryissue.com/M1928A1-Submachine-Gun-Military-Version/productinfo/M600230/
「トンプソン(トミーガン)」は試作品を含めれば多くの種類が判明していますが、1番有名なのがM1928A1でしょう。
映画などではマフィアが使用する銃というイメージが強いですね。 フォートナイトに登場するドラムガンのモデルになった銃でもあります。
Enlistedではアメリカのメインウェポンとして登場します。
塹壕戦などの近距離戦ではかなり強力な武器の1つです。
3-4. Mosin M91/30 Sniper(モシン・ナガン)
「モシン・ナガン」は第一次世界大戦より前、ロシア帝国時代に設計されたボルトアクションライフルです。
Enlistedに登場するのは改良版のM1891/30/です。ゲームでは、メタルギアソリッド3のジ・エンドが麻酔銃仕様のモシン・ナガンを使用したことで有名ですね。
Enlistedではソ連のメインウェポンとして登場します。
初期武器としての登場のため、最初は誰もが使うことになります。
3-5. M1 Garrand(ガーランド)
それまでは歩兵はKar98などのボルトアクションライフルを持つのが当然でした。
セミオート銃は技術的に開発可能なものの、コストが膨大なためどの国も開発を躊躇していました。
そんな中、豊富な資源と生産力を誇るアメリカがそれを実現してしまったのが「M1ガーランド」です。
リロード時の独特な「カキーン!」という音は一部のガンマニアにはASMRなのだとか。
Enlistedではアメリカのメインウェポンとして登場します。
3-6. StG44(MP44)
StG44はドイツが開発した「世界初のアサルトライフル」と呼ばれている小銃です。
30発のマガジン、フルオート・セミオートの切り替えなど既に現代アサルトライフルの基礎が完成していると言っても良いです。
StG44は後に、かの有名なロシアのアサルトライフル「AK-47」の設計に大きな影響を与えることになります。
StG44が登場したのは第二次世界大戦後期のため、Enlistedでは「ベルリンの戦い」にのみ登場します。
4. AI兵士
Enlistedには自分が操作していない分隊員はAI兵士となり自動的に戦います。
Enlisted のAI兵士は、同じくAI兵士が実装されているBF2042が宣言しているような「賢いAI」ではない印象です。
棒立ちしてプレイヤーの的になっている印象が強い、ちょっと残念な挙動が目立ちます。
プレイヤーは分隊員のAI兵士が生きている間は、兵士を切り替えてプレイすることができます。
敵の拠点に向かい倒された直後に、生き残ったAI兵士に切り替えて再突入なんて戦法も可能です。
この仕様のおかげでBattlefieldシリーズよりも戦場を長時間体験し続けることができます。
もちろん、プレイヤーのみが登場するモードもあるため緊張感がある戦闘を求める人はそちらをプレイしましょう。
5. まとめ
今回はPCでDMM版がリリースされたばかりのFPS「Enlisted 」を紹介しました。
Enlistedは流行りの競技系FPSではないため、競技性を求める人には物足りないかもしれません。
しかし、Battlefieldなどの「戦場のカオスさ」を体験できるゲームが好きな人にはどストライクなゲームかもしれません。
EnlistedはPCとPS5でプレイできる基本無料ゲームなので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。