VALORANT 新ACTに向けたパッチノートが公開!エージェントの調整や影響を解説

公開日: 2024/5/23
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000624.000024470.html


VALORANT Episode8 Act 3が5/1(水)にスタートしましたが、Riot公式から新Actで実装されるパッチノートが公開されました。

VALORANTでは新Act開始に合わせてパッチが実装され、新エージェントや新マップの追加、各エージェントや武器の調整等が実施されるのが基本です。

Episode 8 Act 3アップデートでは特に追加要素は無く、一部エージェントの調整が実施されました。


そこで本記事では、Riot公式が発表した情報に沿いながら、エージェントの調整や変更点を解説していきます。

1. サイファーの変更点


https://esportsnewsjapan.jp/%E3%80%90valorant%E3%80%91%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E4%BD%BF%E3%81%84%E5%BF%85%E8%A6%8B%EF%BC%81%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%82%84%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%81%AE/


サイファーはトラップワイヤーが強化されて以降、その他センチネルを圧倒する使用率を誇るエージェントです。

トラップワイヤーの設置パターンが無数に存在しており、相手の進行を効果的に防ぎやすく、スパイカメラで逆サイドの状況を常にチェックできる優秀なセンチネルです。

強化パッチの実装からサイファーは確固たる地位を確立していましたが、強力すぎる部分もあったため、次回パッチではアビリティ調整が予定されています。

1-1. トラップワイヤー


https://playerassist.com/valorant-cypher-trap-wire-setups-lotus-defending/


サイファーはトラップワイヤーの再設置強化が実施されて以降、自由にワイヤーを設置し、敵を足止めすることが可能でした。

エントリーの要であるジェットに対し、テイルウインドの進行が予想される個所にワイヤーを設置することで、一方的にジェットを倒すことができます。


また、ワイヤーは壊さない限り、何度も敵の通過を感知してスロー効果を与えるため、サイファーは猛威を奮っていました。

そこで、次回パッチではトラップワイヤーの1回目の感知→2回目を感知する際、発生する猶予時間を1秒→2秒に短縮される見込みです。


さらに、トラップワイヤーが与えるスロー効果時間についてもナーフが予定されており、2秒→1.25秒への短縮されます。

トラップ自体の再設置等は従来通りですが、猶予時間やスロー効果の短縮により、感知された側の生存率向上が予想されます。

1-2. スパイカメラ


https://media.cogme.jp/3893/


サイファーのスパイカメラは特定の場所に設置し、アビリティキーを押すことで、設置したカメラの視界からエリアチェックが可能です。

木の裏に設置したり、オブジェクトと重なってて見づらい場所だったり、設置場所を工夫することでエリアチェックやエリア取りを有利に運べます。


また、スパイカメラはダーツを発射し、ダーツが刺さった敵はダーツを外さない限りは情報を取られ続けてしまうため、相手の隙を生み出すこともできるアビリティです。

スパイカメラが稼働しているかの判別に関してですが、これまではカメラ本体を確認する以外に無く、カメラを発見できないと常に相手の位置を特定することができました。

これをあまりにも強すぎると判断し、今回のパッチではスパイカメラの起動、カメラの稼働中は効果音が追加される見込みです。


これにより、これまでは発見が難しかったカメラの発見が容易になり、サイファー側が常に有利に働く状況を作り出しにくくなることが予想されます。

2. ヴァイパーの変更点


https://valorantors.com/viper-music/


ヴァイパーはVALORANT初期シーズンを除き、ナーフが繰り返し実施されていますが、それでも特定マップでは未だに高い使用率を誇るエージェントです。


味方といなくても視界を遮ることで支援が可能であり、衰弱や弱体化と状態異常を与えることもでき、圧倒的な制圧力を誇るコントローラーです。

しかし、度重なるナーフでも猛威を振るい続けた結果、Episode 8 Act 3でもナーフが予定されています。


ここでは、新パッチで適用されるヴァイパーのナーフをチェックしていきます。

2-1. トキシックスクリーン


https://www.rib.gg/article/viper-toxic-screen-and-poison-cloud-guide-haven


トキシックスクリーンは縦ラインに設置し、アビリティキーを押すことで、設置したラインの視界を遮るカーテンを展開できます。


球状のスモークとは違い、直線状で広範囲の視界をカットできるため、攻めではエリアを広く取りやすく、守りでは相手の進行を防ぎやすい強力なアビリティです。

これまでは毒素さえあれば、最大15秒間展開できましたが、最大持続時間が13.5秒に変更されます。


さらにトキシックスクリーンは毒素最低量20%で再展開が可能でしたが、再展開に必要な最低毒素量も30%に増加される見込みです。

ヴァイパーはアビリティと密接関係にある毒素ゲージの管理が重要ですが、これまでよりも慎重にアビリティを機能させなければいけません。


ただし、一度アビリティを消した後、再使用までに掛かるクールタイムは8秒→5秒に短縮されるため、スピーディに支援しやすくはなります。

2-2. ポイズンクラウド


https://www.sportskeeda.com/valorant/news-valorant-player-discovers-new-viper-poison-cloud-strategy-split-s-plant-site


ポイズンクラウドは特定の場所に設置し、アビリティキーを使用することで、設置した箇所に球状スモークを展開できるアビリティです。

こちらも毒素ゲージによって機能するため、毒素ゲージの管理が重要ですが、スモーク内の敵に衰弱効果(徐々にHP減少)を与えるため、状況次第では撃ち合いを有利に運べます。


また、ポイズンクラウド×スネークバイトの組み合わせにより、スパイク解除を遅延してラウンド勝利の確率アップが狙える点も強力です。

こちらも最大持続時間15秒→13.5秒への短縮、毒素最低量20%→30%への増加が予定されており、トキシックスクリーンと共通したナーフです。


これまで、ポイズンクラウドは購入フェーズやラウンド中を問わず、直接回収して再設置が可能でしたが、これも購入フェーズのみ可能という形に変更されます。

そのため、ラウンドスタート後は回収を前提にしない設置を行う必要があり、より慎重なアビリティ運用が必須になってきます。

2-3. スネークバイト


https://higesoku.com/valorant-viper-snakebite-damage/


スネークバイトは投擲型アビリティであり、着弾地点にいる敵に弱体化効果を付与し、徐々に相手のHPを減少させることができます。

弱体化の適用中はヴァンダル1発40→75ダメージに増加するなど、相手の生存率を著しく低下させる強力なアビリティです。


また、ポイズンクラウドの衰弱効果×スネークバイトの弱体化を組み合わせることで、アビリティのみで設置や解除を阻止することも可能です。

従来はスネークバイトを最大2個保有できたこともあり、対ヴァイパーで解除を成功させることは難しい状況が多々ありました。

これを受け、スネークバイト最大保有数が2個→1個に減少し、アビリティ購入費用も200→300に増加される予定です。


設置や解除遅延、さらには進行阻止と幅広く運用できたスネークバイトが限定されることにより、使用するタイミングの見極めがこれまで以上に重要になってきます。

3. 次回のパッチが与える影響について

Episode 8 Act 3で実装されるパッチにおいて、サイファー・ヴァイパーの2エージェントへの調整が予定されています。

サイファー・ヴァイパーはランクマッチだけでなく、競技シーンでも使用率が高く、猛威を振るうエージェントであり、実際にランクマッチで使用される方も多いでしょう。


そこで気になるのが、「次回のパッチで運用が難しくなるのか」「使用率は減少するのか」という点だと思います。

そこでここでは、新パッチ以降の使用率や与える影響を解説します。

3-1. パッチ適用後のサイファーについて


https://news.line.me/detail/oa-rp21122/aeb346e86e7e


次回のパッチではトラップワイヤー・スパイカメラのナーフが予定されていますが、サイファーの使用率が著しく低下することはありません。

大きな要因として、サイファーの防衛力の要となるトラップワイヤーの仕様が根本的には変わらないからです。


ナーフされる部分はトラップに掛かった後のデバフ面のみのため、敵の通過に備えたり、エントリーを潰す制圧力が弱くなるわけではありません。

スパイカメラに関しては位置の特定はラクになりますが、こちらもカメラを視認するタイミングに気を付ければ、パッチ前と同等の機能を維持できるでしょう。


スプリット・サンセット・ブリーズなど、現状使用率が高いマップでは変わらず高い使用率を誇ることが予想されます。

3-2. パッチ適用後のヴァイパーについて


https://valorantnews.jp/archives/20435


次回のパッチではヴァイパーが保有する全アビリティのナーフが予定されており、これまでよりも自由度が下がるため、使用率の大きな変動が予想されます。

アビリティ仕様に必要な最低毒素必要量が増加するため、これまで以上に慎重なアビリティ発動、そして毒素の管理が要求されます。


また、ポイズンクラウドの再設置制限やスネークバイトの個数削減など、ヴァイパーの代名詞が大きくナーフされるため、ヴァイパーを入れ替えるプロチームも現れるでしょう。

アルティメット自体の制圧力は変わっていないため、競技シーンやランクで使用することはあると思いますが、ヴァイパーに変わるメタ構成が登場することが予想できます。


ヴァイパーと同様にカーテンを展開できるハーバー、死亡位置から一定範囲内であれば、生存に関係無くスモークを展開できるクローブが候補です。

完全にヴァイパーが消えるわけではありませんが、ヴァイパーの代わりとなるエージェントの模索が既に始まっていると思われます。

4. まとめ

新パッチでは現状メタ構成になっているサイファー・ヴァイパーがナーフされますが、致命的なナーフはヴァイパーでしょう。

サイファーに関しては根本が変わりませんが、ヴァイパーは根本が大きく変化し、自由度も狭くなるため、新たなコントローラーと立ち位置が入れ替わることが予想できます。


これを機にヴァイパーだけでなく、ハーバーやクローブなど、新たなコントローラーキャラを練習してみるのもおすすめです。