ストリートファイター6 玄人向けキャラクター マノンの強みや弱みを徹底解説!

公開日: 2025/7/9

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003485.000013450.html

2023年6月にリリースされ、競技シーンやコミュニティ大会などの影響から爆発的な人気を維持する「ストリートファイター6」。

リリースされてから度重なるアップデートを経て、新規キャラクターも続々登場し、キャラクター総数25を超えていますが、その中でも屈指の玄人向けとなるのが「マノン」です。

中には「マノン触ってみたいけど、そんなに玄人向けなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで本記事では、玄人向けキャラであるマノンの特徴、そして強みや弱みを解説していきます。

1. マノンの特徴について


https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1462895.html

マノンの明確な強みや弱みを理解し、実戦で勝利を目指すにはマノンの特徴はしっかり把握しておく必要があります。

なぜなら、ストリートファイター6に登場するキャラクターは固有システムが採用されるケースもあり、マノンも独自のシステムを取り入れているからです。

マノンの場合は特に独自システムが勝敗を大きく左右するため、細かく把握しておくのが重要です。

そこでここでは、マノンの特徴を徹底的に解説します。

1.メダルシステム

マノンにはメダルシステムが採用されており、特定の技をヒットさせるたびにメダルを1枚獲得可能です。

このメダルは最大5枚まで獲得でき、ラウンドを跨いで引き継げる仕様です。

さらにこのメダルは枚数が増えるとダメージ増加という恩恵があり、コマンド投げやSA3/CA技のダメージが上昇します。

メダルが増える条件はコマンド投げ「マネージュ・ドレ」、打撃投げ「ランヴェルセ」のヒットです。

メダルが増えることによるダメージ増加恩恵は上記2種も受けられますし、SA3/CAは増加値が500ダメージを上回ります。

2.打撃or投げ技の2択で攻める


https://dengekionline.com/articles/184051/images/35/

マノンのキャラコンセプトは「柔道×バレエ」となっており、柔道による投げ技スタイル、しなやかなバレエの打撃スタイル、この2種類で攻めるのが基本です。

特に投げ技は先述したメダルシステムとの結びつきが強く、マノンとは切っても切れない関係性になります。

メダルシステムを活かすにはランヴェルセorマネージュ・ドレ、どちらかの投げ技を当てなければいけませんが、当然ながら対戦相手は投げ技への対応を用意してきます。

そこで重要となるのが、通常技や特殊技にある打撃系統技を織り交ぜるという点です。

打撃一辺倒ではマノンの良さは活かせず、投げ一辺倒では容易に対応されてしまい、カウンターを受けやすいためです。

相手の意識からランヴェルセとマネージュ・ドレを外させ、要所でしっかり決めてメダルを増やしていくのが基本の立ち回りとなります。

3.全体的に技のリーチが長め


https://kamigame.jp/streetfighter6/page/272552674732307151.html

マノンは投げ技or打撃技の選択を相手に強いるスタイルが軸になりますが、このスタイルは技のリーチの長さが生み出しています。

各キャラの各通常技でリーチは異なりますが、マノンを等身大とすると技のリーチはマノン1~1.5人分に相当する長さです。

リーチの長さは単純に相手を牽制する用途でも便利ですし、リーチの長い打撃技を相手に強く意識させることもできます。

つまり、他キャラでは届かない距離から攻撃でき、相手に打撃技を強く意識させ、要所で投げ技を通しやすくなるということです。

他キャラでは画面端以外での打撃or投げは直感頼りとなるケースも多いですが、マノンのリーチの長さは強力な投げ技を活かしやくしているのです。

2. マノンの強み


https://www.deviantart.com/dakidgaming/art/Street-Fighter-6-Manon-wallpaper-951778249

マノンは独自のメダルシステムを持ちつつ、打撃or投げを上手く活かさなければいけないため、攻撃手段が豊富なキャラクターよりも玄人向けとされています。

ですが、マノンにはマノンにしかない明確な強みもしっかり存在しており、この強みを活かせれば高ランク帯でも戦い抜けるキャラクターです。

とはいえ、マノンの個性的な特徴をどう活かせばよいのか、この特徴が強みになり得るのか、疑問に思う方もいるでしょう。

そこでここでは、マノンの明確な強みを解説します。

1.近~中距離を支配しやすい


https://www.famitsu.com/news/202305/02301705.html

対マノン戦で最も注意したいのがメダルを貯めさせないことであり、メダルを最大まで貯めさせてしまうと投げ技3回で体力10,000が削られてしまうからです。

とはいえ、ケンやリュウといった胴着キャラ程度のリーチであれば、超至近距離でもない限りは深く警戒する必要もありません。

これは密着しなければ相手に触られるリスクが無いためですが、マノンは全キャラクターの中でも随一で打撃技のリーチが長く、技次第では中距離の制圧も可能です。

投げ技も弱は発生が遅くてリーチが長かったり、強はリーチが短くて発生が速いなど、得意な距離が大きく変化します。

距離感を見定めて適切な技を運用するのは困難を極めるものの、上手く扱うことができれば近~中距離で高い制圧力を発揮してくれます。

2.対空技の信頼度が高い

マノンが実戦で主に使う対空技はしゃがみ強Pですが、この対空技の性能が優秀であり、近距離における制空権も容易に獲得できます。

発生自体は10フレームと平均的なものの、発生直前から持続5フレームは無敵判定となるため、通常手段で対処できるキャラクターはごく少数です。

相手のジャンプに対して少し早めに当てて相手を落とすことができ、無敵判定を利用すればリスクを冒さなくて済みます。

また、少しコマンド入力が複雑にはなりますが、メダルの蓄積で重要になるランヴェルセに繋がる対空技もあり、戦略的なサポート面でも優秀です。

マノンのメダルはラウンド間でも引き継がれるため、マノンが持つ対空技はしっかり研究し、実践で活かしましょう。

3.SA/CAがリーサルに届きやすい


https://jp.ign.com/street-fighter-6/66883/news/6

ストリートファイター6におけるリーサルは確実に相手の体力を削り切ることです。

例えば相手の体力が5000であるにもかかわらず、5000未満のSA/CAコンボを当てた場合、相手の体力は少し残ります。

これがリーサルの場合、相手の体力5000に対して5000を超えるSA/CAコンボを当てて、確実に体力を削り切れるのです。

とはいえ、SA/CAやコンボダメージの高さは各キャラクターで異なり、1000~2000ほど違うケースもあるため、狙ってもリーサルに届かないことも珍しくはありません。

ですが、マノンのSA3/CAはメダル枚数でのダメージ増加の適用対象であり、メダル5枚だと600ダメージと大きく上昇します。

相手の体力が残って逆転されるリスクを鑑みた場合、狙えそうならリーサルは狙っていくのがベストのため、リーサルに届きやすいのは明確な強みでしょう。

3. マノンの弱み


https://www.pixiv.net/artworks/109766481

マノンはメダルの蓄積でコマンド投げが強化されたり、リーサルに届きやすくなるといったプレッシャーを相手に与えられます。

また、リーチの長い技が多くて相手に触りやすい点も明確な強みですが、当然ながら明確な弱点も存在します。

マノンは癖のあるキャラクターで上手く扱うには弱点理解が最も重要であり、弱点のカバーを怠ると勝ちを重ねるのは困難です。

そこでここでは、マノンで必ず把握しておきたい弱みを解説します。

1.遠距離戦術に乏しい

マノンは近距離戦におけるリーチは非常に長く、投げと打撃技の選択を押し付けてプレッシャーを与えやすいキャラクターです。

自身の選択が相手の読みに勝つ必要はあるものの、読みで勝てれば相手の思考を鈍らせて優位に立ち回りやすくなります。

ただし、これはあくまでも近距離戦に限った話で、大抵のキャラクターは中〜遠距離における対抗手段を持つ中、マノンは何一つとして保有していません。

胴着キャラのように波動拳は撃てませんし、新キャラクターの舞のように不規則な遠距離戦術を展開することも不可能です。

つまり、遠距離戦術に頼りながら距離を詰める戦術が取れず、意地でも相手に接近して投げor打撃を相手に強いる必要があります。

中~遠距離におけるポテンシャルは全キャラクター中で下から数えられる順位のため、近距離に持ち込む戦略をしっかり組み立てておくのがベストです。

2.距離を詰めにくい


https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1472568.html

マノンはメダルで強化を受けてから真価を発揮するキャラクターであり、投げに来るのか、フェイクで打撃を挟むのか、プレッシャーを与え続けられるキャラクターです。

近距離ならリーチは長いのでキャラクター1.5人分程度の距離感でも大丈夫ですが、マノンで距離を詰めるのは至難の業です。

何故ならエドのように引き寄せる技も無く、胴着やサイコキャラクターのように弾に追従して距離を詰めることもできません。

さらにジュリのように速いドライブラッシュを保有しているわけでもなく、基本の近距離戦術に持ち込む手段は無いに等しいです。

近距離に持ち込みにくいのに距離を詰めて打撃or投げを擦り続けるのが基本戦術のため、弱点が強みを打ち消してしまいやすいです。

3.打撃技ではダメージを重ねにくい

マノンはメダルを蓄積できるランヴェルセ及びマネージュ・ドレを上手くヒットさせ、いかにメダルを貯め切れるかが重要になります。

上記2種の投げ技が強化されるだけでなく、SA/CA技も強化されるためですが、投げ技を通していくには打撃技を絡めて選択を強いる必要があります。

何故なら投げ一辺倒では容易に対策されてしまうからです。

しかし、マノンは強化された技で大ダメージやリーサルを狙うコンセプトのため、打撃技単発やコンボによるダメージ量は低めです。

投げを多用するのは悪手になり、かといって打撃を積極的に絡めてもダメージレースで負けやすいため、いかに投げ技を当てるかにフォーカスしなければいけません。

4. まとめ

マノンは強みを弱みが打ち消してしまう性質があるため、マノンを活かすには入念なキャラ対策や戦術の組み立てが必要になります。

ですが、メダル4~5枚保有時のダメージ量は全キャラクターでトップクラスなので、ロマンを求める方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。