LoL初心者がミッドをするなら知っておくべき基礎知識【League of Legends】
LoLは3つのレーンがあり、その中でも真ん中に位置するのがミッドレーンです。
ミッドレーンは他のレーンと比べて、ミニオンから得られる経験値が多いため、レベルアップが早いレーンでもあります。
そのため、早く育って、試合後半でキャリーしたいメイジチャンピオンやレベル差を活かし、別レーンにロームしてキルを取りたいアサシンチャンピオンが多いです。
ミッドはレーン戦が重要で、勝てば勝つほど、キャリーしやすくなります。
ですが、相手ジャングルやサポートにガンクされやすいレーンでもあるため、下手にデスを重ねると、試合に参加できないほどの有利をつけられてしまいます。
初心者は特にそうした状況になりやすく、つまらないと感じてしまうこともあるでしょう。
この記事では、ミッドレーンでの基本的な知識から、気を付けるべきチャンピオンについて解説していきます。
この情報を知ることで、ミッドレーンで意識すべきことがわかり、ミッドに挑戦できるようになるでしょう。
1. ミッドレーンで求められる役割
ミッドレーンはレーン戦でタワーを折られないようにすることと、ロームして、他のレーンを有利にすることが求められます。
ミッドレーンはオブジェクトから近いこともあり、ミッドの状況次第でオブジェクトを確保しやすくなります。
ミッドレーンでキルを重ね、ファーストタワーを折ることができれば、視界を取りやすくなり、他のレーンに介入しやすくなります。
反対に、デスを重ねてしまい、ファーストタワーが折られるとミッドのプレッシャーがなくなり、相手チームが自由に自陣のジャングルに入れてしまいます。
また、他のレーンに移動して、人数差でキルを取ることも求められます。
チャンピオン次第ではロームよりファームを優先することがありますが、基本的にはレベル差と人数差を活かして、試合を動かすキルを取ることが重要です。
2. ミッドレーンでおすすめのサモナースペル
ミッドレーンでは、使い勝手の良いフラッシュとロームしやすくするためのテレポートか確実にレーンでキルを取るためのイグナイトがよく選ばれます。
フラッシュは言わずもがな便利なスキルで、逃げるだけでなく、追撃するときやスキルをよける時に使えるサモナースペルです。
どんなチャンピオンにも相性が良いので、基本的に持っておいて損がありません。
テレポートはレーンに早く復帰できることと、試合後半にスワップした後、オブジェクトファイトに早く参加できる便利なサモナースペルです。
テレポートを持つチャンピオンは主にミニオンプッシュが早いメイジチャンピオンです。
メイジチャンピオンは範囲攻撃を持っていることが多く、ミニオンを素早く倒し、レーンの主導権を確保できます。
また、集団戦で勝った後にサイドレーンに移動して、ミニオンプッシュをすることにも使えます。
イグナイトはレーンで確実にキルを取りたいアサシンチャンピオンにおすすめできるサモナースペルです。
イグナイトを使うことで、相手に与えるダメージ量を増やし、ソロキルがしやすくなります。
ミッドレーンではソロキルの価値が非常に大きいので、メイジチャンピオンでもイグナイトを持つことがあります。
また、ミッドレーンは他のレーンに比べて泉からファーストタワーまでの距離が近いので、テレポートがなくても経験値ロストの心配がないこともイグナイトを持つ理由になるでしょう。
主に、自分が使うチャンピオンの特徴と相手のミッドチャンピオンの特徴を見て、テレポートかイグナイトか選択することをおすすめします。
3. ミッドレーンで意識するべきこと
ここからはミッドレーンで意識すべき4つのことをご紹介します。
この4つの情報を知っておくことで、ミッドレーンで有利に立ち回れるようになります。
3-1. チャンピオンの相性
1つ目はチャンピオンの相性です。
ミッドレーンは1対1で戦うレーンです。
そのため、チャンピオンの相性がレーン戦の勝利に繋がります。
特にピックを考えるときに注意しなければならないチャンピオンがサイラスです。サイラスのRスキル「乗っ取り」は相手のRスキルを奪って使うスキルです。
マルファイトやスウェインのようなRスキルが強力でかつ、魔法ダメージを与えるチャンピオンはサイラスにとって最高の対戦相手です。
チャンピオンを選択する時点で負ける可能性が高くなってしまうので、チャンピオンの相性は知っておきましょう。
チャンピオンの相性を調べるにはOPGGのような統計サイトを調べることをおすすめします。
チャンピオンごとに勝率がわかるので、ミッドレーンに挑戦するときは、使うチャンピオンの得意な相手と苦手な相手を調べておきましょう。
3-2. レーン主導権
2つ目はレーン主導権です。
レーン主導権を簡単に説明すると、ミッドレーナ―が他のレーンにロームする時間を作ることです。
相手のミニオンを倒し、自分のミニオンを相手のタワーに押し付けることで、相手はミニオンを倒さなければならない状況になります。
一方、自分はミニオンを倒す必要がないため、相手のジャングルにワードを置きに行ったり、他のレーンにロームしたり、ジャングルと協力してオブジェクトをとったりできます。
レーン主導権を取ることで、自由な時間ができるだけでなく、相手のミッドレーナーをロームさせなくできます。
レーン主導権の考え方を知っておくだけで、ゲームプランを立てやすくなるでしょう。
3-3. ミニオン管理とガンク対策
3つ目はミニオン管理とガンク対策です。
特にジャングルにとってミッドレーンはガンクをしやすく、ガンクが成功したときの利益も大きいレーンです。
ガンクをされないようにするにはミニオン管理が重要です。
ミニオンを倒して、タワーをプッシュしまくると、それだけレーン主導権が取りやすくなりますが、その分自分の体が自陣のタワーから離れてしまい、ガンクされやすい位置に立ってしまいます。
そのため、ミニオンをプッシュするときはガンクが来ても良いように逃げるスキルを残して置いたり、敵ジャングラーのいない茂みに体を寄せておいたりすることが重要です。
3-4. レーンスワップ
4つ目はレーンスワップです。
タワープレートのなくなる14分後からはタワーが折れやすくなります。
また、この時間帯は経験値とゴールドも増え、ダメージが増えるため、耐久力の低いADCはミッドレーンにいないと、育つのが難しくなります。
そのため、ミッドレーンを譲り、別のレーンに移動する場合があります。
状況にもよりますが、トップレーナ―がテレポートを持っている場合はミッドレーナーはトップに、ミッドレーナ―がテレポートを持っていて、トップレーナ―がテレポートを持っていない場合はボットに行くと効率的です。
レーンスワップする理由はいくつかありますが、中でも大きな理由はバロンナッシャーを取られないようにするためです。
トップジャングルにバロンナッシャーがスポーンするため、テレポートを持っていないレーナ―がトップレーンに行き、テレポートを持っているレーナ―がボットレーンに行きます。
レーンスワップには味方の強力が必要なので、状況に合わせて柔軟に対処しましょう。
4. ミッドレーンで気を付けるべき初見殺しチャンピオン
ミッドレーンでは瞬間火力が高いアサシンやメイジが多くいます。
チャンピオンの特徴を知らないと、1コンボで8割以上の体力を減らされることもあり、レーン戦が苦しくなります。
ここからはミッドレーンで気を付けるべき初見殺しチャンピオンを見ていきましょう。
4-1. ゼド
ゼドは強力なブリンクスキルを活かしたコンボが特徴のアサシンチャンピオンです。
Wスキル「影分身」で対象地点に影を作り出します。
Wスキルを再発動すると、影がある所に移動できます。
この移動は予備動作がないため、相手からすると、突然消えたように見えます。
さらにこの影はQスキル「風魔手裏剣」とEスキル「影薙ぎ」を使うこともでき、遠くから攻撃できます。
このスキルセットによってタワー下にいても安全にファームできません。
また、Rスキル「死の刻印」は対象指定したチャンピオンにダッシュし、3秒後にダメージを与える刻印をつけます。
この刻印のダメージは直後に与えたダメージ量が多いほど、割合が大きくなります。Rスキルの後にフルコンボを与えられると、耐久力の低いメイジやマークスマンは体力がマックスでも耐えられません。
ゼドと戦うときは自分のヘルスを高く保っておくことと、耐久力の低いチャンピオンを選ばないことが重要です。
ゼドは対象指定のRスキルによって、バーストダメージを出せるので、低いヘルスのときは戦わずにリコールするほうが良いです。
また、耐久力の高いチャンピオンやライフスティールのあるチャンピオンを倒しきるほどのダメージはないため、デスするリスクを減らせます。
4-2. サイラス
サイラスはRスキル「乗っ取り」により、相手のRスキルを奪えるトリッキーなチャンピオンです。
Rスキルを奪えるのはミッドレーナーだけではありません。
敵チャンピオンであれば誰でも奪えるので、味方にRスキルが強力なチャンピオンがいると、途端に強くなります。
マルファイトやスウェイン、ブランド、モルデカイザー、チョ=ガスといったチャンピオンが味方にいる場合は特に気を付けましょう。
サイラスと戦うときはレーン戦で体力を削ることが重要です。
サイラスは集団戦やロームは強いのですが、レーン戦はあまり強くありません。
サイラスは近づかないと攻撃できないスキルが多いため、遠くから攻撃して体力を減らしておけば、対処しやすくなります。
4-3. アクシャン
アクシャンはレーン戦とロームが強いマークスマンです。
アクシャンは通常攻撃が2回攻撃になっていて、レーン戦でダメージを出しやすいチャンピオンです。
特にスキルやアイテムが揃っていない最序盤のレーン戦で強く、下手に戦ってしまうと、レベル3になるまでにデスしてしまいます。
さらに、レーンプッシュ能力も高く、チャンピオンによっては常にレーン主導権を取られてしまいます。
レーン主導権を取られてしまうと、Wスキル「義賊の流儀」でステルス状態になりながらロームして、サイドレーンがデスしてしまいます。
放っておくとサイドレーンが悲惨な状況になり、試合に勝てなくなってしまうでしょう。
アクシャンと戦うときはダメージトレードをすることと、行動不能妨害スキルで動きを止めることが重要です。
アクシャンはマークスマンのため、耐久力は低く設定されています。
そのため、スキルを当てられれば、攻撃が通りやすく、体力を減らしやすいです。
また、体力を減らせば簡単にはロームできなくなるため、味方を守ることにも繋がります。
5. 基本を学んでミッドレーンに挑戦しよう
ミッドレーンは経験値が多く、育ちやすいレーンですが、マップの位置的にガンクをされやすいレーンでもあります。
育ちやすい環境が整っているため、上手く立ち回れば、味方をキャリーできます。
反対に下手に戦ってしまうと、相手を育ててしまうため、負ける原因になりかねません。
自分の力で試合に勝ちたい人におすすめなレーンです。
ミッドレーンに挑戦して、キャリーを体験しましょう。