好きなことで稼ぎたい!プロゲーマーへの道!
最近よく耳にするようになったeスポーツという競技ですが、その中でもプロゲーマーという職業とはそもそも何をする職業なのでしょうか?
今回はそのプロゲーマーについて仕事内容から収入まで全て解説していきます。
1. プロゲーマーとは?
プロゲーマーというとずっとゲームをしているだけの人というマイナスなイメージを持たれる方が多いと思いますが、実はゲームだけではなく様々な場所で活躍する職業なのです。
実際にプロゲーマーはどのようなことをしているのかというと、
- ゲーム
- 取材対応
- PCゲームの場合デバイスのレビュー
これ以外にもイベントへの参加など意外と忙しい職業でもあります。
2. プロゲーマーになるには?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC
プロゲーマーになるためには様々な方法がありますが、今回は代表的なプロゲーマーへのなり方を3つ紹介していきます
2-1. eスポーツタイトルで強くなる・実力をつける
まず1つ目はプロを目指しているゲームで強くなることです。
強くなるということはこれ以降の方法にも繋がっていきますが、ある程度強くなければ本格的な大会には出場することもできず、ストリーマーとして活動を行っても視聴者が増えることがありません。
更に安定した収入源の一つであるスポンサーもつくことはないでしょう。
大きな収入源というと大会の賞金があります。
優勝することで国内では数万〜数百万、国外ではさらに1億を超える賞金がもらえる大会も存在します。
そのような大会では優勝することは疎か、実力が伴っていなければ大会に出ることすら難しいのです。
だからこそゲームの細部まで理解し、日々プレイし続け実力をつけていかなければいけません。
2-2. プレイ動画配信で有名になる
https://srdk.rakuten.jp/entry/2019/03/15/103000
2つ目にプレイ動画配信です。
プロゲーマーにも様々な種類がありますが、この場合はストリーマーと言い、動画配信サービス(TwitchやOpenRecなど)を使用し、配信することで多くの視聴者に自分のプレイを見てもらい有名になることでプロゲーマーを目指すことができます。
しかしプレイ動画配信では同じeスポーツタイトルでも数百以上のストリーマーがいるので有名になるためには様々な工夫が必要です。
ただのプレイ動画配信だけでは有名になることはかなり難しく、視聴者が興味をそそるポイント、例えばそのタイトルで強かったり魅力的な人物で話を聞きたかったりすることで有名になる方法等、実力以外で有名になる方法もあります。
2-3. スポンサーについてもらう
最後にスポンサーについてもらうことです。
これは始めにもお話ししましたが安定した収入源になるものです。
例えばストリーマーとして配信をする際にスポンサーの広告を貼っておくことで視聴者に宣伝することで収入を得ることができます。
他にもイベントへの参加やデバイスの提供など多岐に渡って支援してもらうことができ、スポンサーがつくようになればようやくプロゲーマーと言えるというほどです。
3. 実際生計は立つの?
そもそもプロゲーマーっていくら稼げるの?
ゲームをして生計を立てていくことってできるの?
という疑問も生まれるかもしれません。
そこで次にプロゲーマーの稼ぎ方についてお話ししていきます。
プロゲーマーの稼ぎ方は大きく3種類あります。
- 大会での賞金
- 広告収入
- スポンサー契約料
特に一番初めの大会での賞金は日本と海外で100倍〜1000倍近く違っているのも事実です。
それでは具体的な金額等について国内から海外まで細かく解説していきます。
3-1. 日本国内では・・・
https://mag.sendenkaigi.com/brain/201904/viewpoint-of-creative/015732.php
まずは国内からです。
国内の大会の賞金は1億規模の大会もあれば数十万円規模の大会もあります。
日本で開催された代表的なeスポーツの大会、そして優勝賞金は以下のようになります。
- Shadowverse…約1億1,000万円
- MONSTER STRIKE 4,000万円と副賞 (車、最新のスマートフォン等)
- League of Legends…1,000万円
- PUBG…350万円
この後紹介しますが、海外と比べてスマホゲームの大会での優勝賞金が高い傾向があります。
それでもLeague of LegendsやPUBGのようなPCゲームでも社会人1年目の年収、またはそれを超えるような賞金が手に入ります。
しかしこの情報はあくまでも優勝賞金であり、実際に受け取った金額ではありません。
現状日本はeスポーツに対しての法整備が整っていないため、様々な理由で優勝賞金が受け取れなかったり、プロゲーマーとしてのライセンスを取得していないという理由で優勝賞金が10分の1になってしまったりするプロゲーマーがいるのも事実です。
そのため今のプロゲーマーは日本を拠点にしてイベント等に参加したり、日本国内の大会だけではなく、国外の世界大会にも参加し賞金を得て生計を立てている方が多いです。
3-2. 海外を狙ってみるのもアリ?!
http://wiki.teamliquid.net/starcraft2/index.php?title=File:SC2_Stage_BlizzCon_2014.jpg&filetimestamp=20141109133143&
海外の大会を狙うこともアリです!
国内では大会の規模が小さいですが、海外の大会では世界大会のように総額数億円規模の大会が行われています。
実際に日本人プロゲーマーの方は国内大会だけではなく世界大会にも数多く出場しているのも事実で、その中でも総額で5,000万円以上の賞金を獲得している方もいます。
海外で行われているeスポーツでも代表的なタイトルと優勝賞金をまとめました。
- Dota2…$15,620,181(約17億1,100万円)
- CS:GO…$1,000,000(約1億1,000万円)
- Fortnite…$3,000,000(約3億2,600万円)
- League of Legends…$2,418,750(約2億6,000万円)
この金額はあくまでも優勝賞金なので大会の賞金総額は更に倍近くになります。
日本では賞金を出しにくい法律という壁がありますが、海外ではその法律は存在しないので自ずと賞金は高額になっています。
だからこそ日本からのプロゲーマーは日本だけでなく海外を視野に入れて活動している方が多いのが現状です。
4. プロゲーマーのメリット・デメリット
これまでプロゲーマーのお金の稼ぎ方を説明してきましたが、プロゲーマーにはどんなメリット、デメリットがあるのかを説明していきます。
5. メリット①自分の趣味(好きなこと)で生計を立てることができる
プロゲーマーの最大のメリットです。
自分が好きなゲームをやればやるだけ、強くなれば強くなるほどお金を稼げるようになります。
一般の会社員では通勤、仕事や交際関係でストレスを溜め込んでしまうことが多いですが、プロゲーマーの場合は自分の趣味が仕事になり、自分で好きな時間に気分転換や、食事、睡眠を取ることができるので比較的ストレスを溜め込みにくいです。
5-1. メリット②自宅で活動できる
ゲームをすることが仕事なので基本的に自宅で活動することができます。
会社員が最もストレスを感じるのが通勤と言われています。
通勤で1時間以上使うことも一般的になっている中でプロゲーマーは基本的に家で仕事(ゲーム)を行うので通勤の時間は一切ありません。
しかし会社に雇われて働くというイメージより個人事業主としての活動をイメージし、自分自身の体調管理をはじめ身の回りのことを管理できるようにしなければいけません。
5-2. メリット③社会人以上にお金を稼ぐことができる
https://www.yomiuri.co.jp/topics/20181217-OYT8T50020/
プロゲーマーとして大会で優勝したり、有名になりストリーマーとして活躍することができれば一般の社会人以上に収入を得ることが可能です。
前述の大会の優勝賞金は1億円や1,000万円など様々ですが、この額を一夜にして稼ぐことができる夢のある仕事だと言えます。
5-3. デメリット①飽きたからといって簡単に辞めることはできない
趣味を仕事にして生計を立てていくことが最大のメリットだと説明しましたが、そのゲームに飽きてしまったといってすぐに投げ出すことは「無職」になることと同じです。
更に一般の企業と違い簡単に別のゲームへ転職するといったことは簡単なことではありません。
大会に出場するためにまた1からそのゲームを学ぶことも必要ですし、ストリーマーとして活躍している場合は需要が合わないという理由で視聴されないこともあり収入が激減してしまうリスクもあります。
5-4. デメリット②運動不足になりがち
基本的にゲームをすることが仕事ですので座りっぱなしになりがちです。
更に通勤などがないのでトイレやお風呂、もしくはご飯を作る時に唯一動く機会があるぐらいです。
だからこそ運動不足になりがちになり、健康上悪影響を与えることがあります。
他にも常にゲーム画面を凝視し続けることになるますので目への負担は一般の方と比べて数倍かかるとも言われています。
眼球疲労をそのままにしておくと頭痛だけではなく肩こりなど別の部位にも影響が及ぶ場合もあります。
プロゲーマーは1日10時間以上座りっぱなしでゲームをするような生活が当たり前になります。
現在プロゲーマーと呼ばれている方は、運動不足や健康を考えて必ず朝起きて散歩を欠かさない方もいれば、筋トレやランニングなどの運動を定期的に行なっている方もいます。
6. まとめ
どのようにしたらプロゲーマーになれるのか、そしてプロゲーマーになった時にどのようにお金を稼ぐのかについてお話ししてきました。
今日本でプロゲーマーとして生活するためには海外と比べてハードルは高いのは事実です。
しかし以前と比べて法整備も少しずつされてきているので今後プロゲーマーという職業は一般的になりつつあります。
もし我が子が「プロゲーマーになりたい」と言い出した時には「どんなゲームでプロを目指しているのか」それとも「ストリーマーとして有名になりたいのか」を明確にさせることで、アドバイスも変わります。
プロゲーマーを目指すお子さんのご家族は、まずプロゲーマーという職業をしっかり理解してあげましょう!