VALORANT リプレイ機能が開発段階!概要や実装時期を考察

公開日: 2024/6/25

https://www.dexerto.com/valorant/everything-to-know-for-valorant-beta-agents-maps-weapons-more-1349017/

VALORANTで6月上旬に実施予定の8.11パッチが公開され、エージェントの調整や新マップの追加等が発表されました。

プレイヤーから見ると目を見張る内容が目立ちますが、8.11パッチではリプレイ機能についても少し触れられています。

具体的な機能についての記載等はありませんが、開発段階という旨は明記されており、詳細な部分が気になる方も多いでしょう。


そこで本記事では、VALORANTで開発段階にあるリプレイ機能について、概要や実装時期を考察していきます。

1. リプレイ機能とは


VALORANT Ascent Map Art, Anessa Silzer


リプレイ機能とは文字通り、自身が参戦したマッチを振り返ることができる機能であり、立ち回りやアビリティの使い方を見直したり、さまざまな場面で有用です。


例えば、ストリートファイター6では自身だけでなく、他プレイヤーの対戦履歴からもリプレイを視聴することができます。

しかし、VALORANTは5vs5タクティカルシューターですし、閲覧拒否機能もあるため、リプレイ機能の自由度は気になるところですよね。


そこでここでは、VALORANTで実装予定のリプレイ機能の詳細部分を考察していきます。

1-1. リプレイできる期限について

リプレイ機能はスキルアップ等で非常に役立つ機能ですが、過去のマッチデータを映像で記憶するため、膨大なデータ量が蓄積することになります。


データ量が蓄積してしまうとリプレイだけでなく、通常ゲームプレイに影響が生じる可能性もあり、リプレイ可能な期限はしっかり設けられるでしょう。

具体的な期限ですが、リプレイ機能を実装しているストリートファイター6では「バトルバージョン(シーズン)の変更」までが期限となっています。

ただ、VALORANTは1マッチ30分〜1時間程度を要するため、データ量を抑えるとなると半年~1年単位での保管は難しいです。


VALORANTは1シーズン=半年、1act=1か月半〜2か月程度のため、シーズン或いはAct期間中に限り、リプレイ可能な仕様になると考えています。

ですが、あくまでも現時点での予想ですし、実装からアップデートや調整を経て、さらに期限が伸びる可能性は大いにあり得るでしょう。

1-2. リプレイの自由度について


ライアットゲームズがヴァロラントのリプレイシステムを検討中


リプレイ機能が実装された場合、まず確実に各ラウンドをリプレイできる機能は実装されるでしょう。

気になるラウンドを選択し、選択したラウンドをリプレイできるようになれば、負けたラウンドのフィードバック精度が格段に上昇することは間違いありません。


さらにチームメンバー各自の視点に移動し、ラウンドを振り返ることもできると考えています。

競技シーンの場合、5人で1つのチームとなる性質上、チームメンバー全体のフィードバックを行うことで効率的な連携力アップが期待できるためです。

これにより、一般プレイヤーのプレイスキル向上、プロチームは敵チームへの対策精度が向上し、これまで以上にVALORANTが盛り上がるでしょう。

1-3. リプレイ時の視点について


Augmentによる新しいValorantリプレイシステムが発表


VALORANTは5vs5タクティカルシューターの性質上、リプレイ視聴時は確実に自身を含めた味方視点でのリプレイは可能でしょう。

さらに公開映像ではフリールック視点も映されていたため、ラウンド時にフリールックでの全体チェックも可能と思われます。

自チームの視点だけでなく、フリールックでも俯瞰的にチェックできるのであれば、敵チーム視点での視聴も実装されるのでは、と考えています。


敵チーム視点で視聴できるなら対策が組みやすくなり、現状よりもさらに高い競技シーンを実現できる可能性が高まるためです。

一般プレイヤー視点でも自分が負けたシーンにおいて、敵視点での考え方をフィードバックできるため、勝率アップが狙えます。


リプレイ機能が実装されればチーム連携力アップをはじめ、個人のスキルアップが今よりも捗ることは間違いありません。

2. リプレイ機能開発の現状について


VALORANTでリプレイを作成して視聴する方法


8.11パッチで触れられたリプレイ機能ですが、実装予定のパッチ内容公開に伴い、開発段階での映像も少しだけ公開されました。

この映像では開発段階で散見された不具合をはじめ、リプレイ機能に要求される正確性が言及されています。

リプレイ機能は競技シーンで戦うプロ選手はもちろん、ランクアップを狙う一般プレイヤーも待ち望む機能であり、現状が気になる方も多いでしょう。


そこでここでは、リプレイ機能開発の現状を解説していきます。

2-1. 大まかな基礎は完成している

8.11パッチで公開された映像ではリプレイ時に発生した不具合、リプレイ機能中のUIなどが公開されていました。

公開映像を視聴した限りでは、ラウンド選択でのリプレイやフリールック視点への切替、リプレイ箇所の選択など、大まかな基礎は完成しているでしょう。


ただし、UIを選択した際に100%機能しなかったり、リプレイ時の視点の狭さなど、完全にリリースできる状態にまでは達していません。

とはいえ、映像を公開できる段階には達しているため、今後の進捗次第では2024年度内での実装も夢ではありません。

2-2. 現状はバグ修正の段階

8.11パッチではリプレイ機能の一部映像が公開されましたが、こちらでは基礎的な部分や開発段階で発見されたバグ等が公開されています。

スモークアニメーションの非表示など、リプレイ機能の根幹を揺るがす致命的なバグではありませんが、完全な状態であるとも言えない状況です。

また、シャッター開閉時の描画ズレ等も見受けられ、公開されたバグ以外にも微細なバグが多数発見されているそうです。


バグが残った状態でリリースしても結局修正期間が発生してしまうため、細かいバグも完全修正してからのリリースとなるでしょう。

3. リプレイ機能の実装時期について


VALORANT:「リプレイ機能」の実装はいつ?コミュニティからは早期実装を求める声


リプレイ機能は競技シーンのプレイヤーだけでなく、一般プレイヤーも気軽にフィードバックでき、スキルアップが計れる便利な機能です。

.11パッチでリプレイ機能の進捗や映像が公開され、期待を寄せるプレイヤーも多いと思いますが、やはり気になるのがリリースタイミングですよね。


そこでここでは、リプレイ機能が正式に実装されるタイミングについて、いくつかのパターンで考察します。

3-1. 進捗がスムーズな場合

8.11パッチではリプレイ機能の進捗、発生しているバグ映像が公開されるとともに、バグ修正の重要性が語られていました。


バグ修正においては致命的なバグでは無く、UIや視点移動等の基礎も完成しているように見えるため、バグ修正のみでリリースされる可能性もあるでしょう。

2024年度を締めくくる「VALORANT Champions」に間に合う可能性も大いにあります。


バグ修正がスムーズに完了し、致命的な不具合等が見受けられなければ、2024年度8月中に実装される可能性もあります。

3-2. 致命的な不具合等があった場合

公開映像では描画ズレやアニメーションの非表示など、致命的と言えるレベルのバグはありませんでしたが、今後の開発で致命的なバグが起きる可能性は大いにあり得ます。

バグのレベルによっては該当箇所のみの修正では済まず、既に完成している基礎部分の改変を余儀なくされるケースもあるでしょう。

そうなってしまった場合、既に完成している部分を構築しなおす必要があるため、2024年度内での実装に間に合う可能性は低いと考えています。


2022年1月にリプレイ機能の開発が発表され、2024年6月に進捗が発表されるまでの期間はおよそ2年です。

2年の期間でリプレイ機能(プロトタイプ)の基礎が完成しているため、再構築となると再び同程度の期間を要します。

再構築時にさらにバグ修正等でも期間を要すると考えた場合、リプレイ機能の実装は最低でも1年以上は先になると予想できます。

4. まとめ

VALORANTにリプレイ機能が実装されれば、プロシーンを筆頭に多くのユーザーの大幅なスキルアップは間違いありません。

2024年度以内の実装も進捗次第では大いにあり得るため、リプレイ機能に期待を寄せつつ、VALORANTを楽しんでいただければ幸いです。