NVIDIA Geforce RTX4090 RTX4080 スペックまとめと 12GBモデル販売中止について
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NVIDIAは10月12日に最新のハイエンドグラフィックボード「Geforce RTX 4090」を発売しました。
11月には同じくハイエンドながらも少し性能と価格を落とした「Geforce RTX 4080」も発売される予定です。
RTX 4080はVRAMが16GBのモデルと12GBモデルのものが同時発売予定でしたが、 12GBモデルのRTX 4080のみ販売が中止されることが発表されています。
1. Geforce RTX 4090とRTX 4080の特徴
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Geforce RTX 40シリーズ(Ada Lovelace)はRTX 30シリーズ(Ampere)に比べると、性能が飛躍的に向上しています。
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レイトレーシング(RTX)の処理を行うRTコア、DLSSの処理を行うTensorコアも最新世代になり、より美しい映像を描画しつつも高いフレームレート(FPS)を維持できるようになりました。
RTX 30シリーズに比べ、レイトレーシングを利用したゲーム速度は最大で4倍高速化し、レイトレーシングがオフの状態でも最大で2倍高速化したと発表されています。
また、同じ消費電力でRTX 30シリーズの2倍以上の性能を発揮します。
2. Geforce RTX 4090
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Geforce RTX 3090 Tiの4倍の性能
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Geforce RTX 4090は全世代のフラグシップである「RTX 3090Ti」と比べ、2倍〜4倍の性能を発揮しています。
重いゲームであることで有名な「Cyberpunk 2077」ではRTX 3090Tiの4倍の性能を発揮しています。
DLSS3
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DLSSは現在PCゲームを楽しむには欠かすことができない技術の1つになりました。
DLSSとは、低解像度の画像をAIによってアップスケーリングし高解像度で描画する技術です。
そのため、低負荷でより美しい映像を高フレームレートで描画できるようになるのです。
Cyberpunk 2077などのAAAタイトルではレイトレーシングをONにするとハイエンドグラフィックボードを使用してもDLSSを使用しなくては4K解像度でのプレイは困難です。
RTX 40シリーズで新登場した「DLSS3」では、1080p(FHD)の映像から4K映像を生み出す過程で「オプティカルフローアクセラレータ」を使用し、直前のフレームと直後のフレームの間にAIによる中間フレームを生み出します。
これらの処理によって、通常の高解像度プレイよりもより高フレームレートなゲーム映像を出力できるのです。
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例として「Microsoft Flight Simulator」では、レイトレーシングオフの通常プレイ時は52FPSながらも、レイトーレーシングとDLSS3を有効化した場合は107FPSが出るとしています。
DLSS3の技術を使えば、レイトレーシングをオンにしても通常プレイ時よりも2倍以上のフレームレートが出るとは驚きですね。
これまではレイトレーシングはゲームの映像を美しくするためにフレームレートは犠牲になるといったイメージのある技術でした。
今後はDLSS3の普及により、誰もが気軽にレイトレーシングを楽しめるようになるかもしれません。
3. Geforce RTX 4080
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Geforce RTX 3080 Tiの3倍の性能
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Geforce RTX 4080は全世代のフラグシップである「RTX 3080Ti」と比べ、2倍〜3倍の性能を発揮しています。
重いゲームであることで有名な「Cyberpunk 2077」ではRTX 3080Tiの3倍の性能を発揮しています。
DLSS3
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Geforce RTX4080でもDLSS3は利用可能です。
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例として「Cyberpunk 2077」では、レイトレーシングオンでのプレイ時は22FPSとプレイ不可能な程にゲームの動作が重いものの、レイトーレーシングとDLSS3を有効化した場合は100FPSも出るとしています。
DLSS3の技術を使えば、レイトレーシングをオンにした際のパフォーマンスが最大で5倍ほど向上するようです。
4. Geforce RTX 4090 / Geforce RTX 4080を買うべき人・買うべきでない人
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Geforce RTX 40シリーズ(RTX 4090 / RTX 4080)はDLSSやレイトレーシングを利用し、4K解像度以上でゲームをプレイすることを前提として開発されています。
そのため、1080p(フルHD)でゲームをする人やDLSSやレイトレーシングといった最新技術を必要としないゲームをプレイする人にはかなりのオーバースペックな代物です。
また、Geforce RTX 4090はその異常なほどの大きさも問題視されています。
https://www.youtube.com/watch?v=9IOBFl5SQVM
Geforce RTX 4090(ROG Strix Geforce RTX 4090)のサイズはなんと、Playstation5と同程度なほど巨大なのです。
高性能なのは良いですが、あまりの大きさに驚いた人は多いことでしょう。
あまりにも大きすぎるため、コンパクトなケースでは中に入れることすらも叶わないかもしれません。
また、重さも尋常ではないため、「グラフィックボードがマザーボードを支える」という逆転現象が起きてしまうようです。
また、RTX 4090やRTX 4080は性能やサイズだけでなく値段も尋常ではありません。
Geforce RTX 4090は298,000円~
Geforce RTX 4080は219,800円~
と、どちらも200,000円以上です。
高性能化・半導体不足・円安などの影響があるとはいえ、そう簡単に手を出せる価格ではありません。
しかも、手軽に手が取れると思われた「Geforce RTX 4080 12GBモデル」は販売中止になってしまいました。
※Geforce RTX 4080 12GBモデルの価格は164,800円〜の予定でした。
5. Geforce RTX 4080 12GBモデルは発売中止
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NVIDIAはGeforce RTX 4080の12GBモデルは11月に発売予定のRTX 4080 16GBモデルと同時に発表されました。
しかし、Geforce RTX 4080 12GBモデルは16GBモデルと比較して、性能差が20~30%ほどの差があることが発表され、批判の声が寄せられていました。
そんな中、NVIDIAは10月15日に公式サイトでGeforce RTX 4080 12GBの発売を中止することを発表しました。
発売中止の理由は「2つのグラフィックボードをどちらもRTX 4080と呼ぶのは混乱を招くため」と説明しています。
商品自体には問題は無いため、もしかしたら発売中止となったGeforce RTX 4080 12GBモデルは名前を変えて復活するのかもしれません。
6. まとめ
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今回は、NVIDIAの最新グラフィックボード「NVIDIA Geforce RTX 4090 / RTX 4080」を紹介しました。
レイトレーシングの最適化、DLSS3の登場など今後のゲーミング業界を支えるであろう最新技術が詰め込まれたRTX 40シリーズは魅力だらけの新商品です。
前シリーズのGeforce RTX 3080 / RTX 3090 Tiと比較すると、2倍~4倍の性能を発揮します。
Geforce RTX 2070 Super / RTX 2080 Tiと比較すると、更に大きな性能差があります。
しかし、あまりにも高性能なため、カジュアルゲーマーや古いゲームを主にプレイする人にはオーバースペック感が否めません。
Geforce RTX 4090 / RTX 4080の性能を十分に発揮するためには、4Kで144Hz駆動するモニターが欲しいところです。
もちろん、グラフィックボードの性能を発揮するための高性能なCPUや潤沢なメモリも必要でしょう。
Geforce RTX 4090はサイズが非常に大きく重いため、収納できるPCケースを選ぶほか、グラフィックボードを支えるための対策などを考える必要もあります。
Geforce RTX 4090 / RTX 4080は半導体不足や円安の影響を受けて、価格も非常に高いです。
どちらも200,000円以上と、ある程度の性能であればゲーミングPCが丸ごと買えてしまう価格です。
もちろん、価格を度外視すればこれから5年は戦える最高のゲーミング環境が手に入るでしょう。
4K以上の解像度で滑らかな映像を楽しめる「最高のゲーム環境」を整えてみたい人は
Geforce RTX 4090 / RTX 4080の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
「Geforce RTX 40 シリーズ(公式サイト)」
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/40-series/
「NVIDIA Geforce JP(公式Twitter)」
https://twitter.com/NVIDIAGeForceJP