CS:GOってどんなゲーム?他のFPSとの違いは?
1. CS:GOとは?
CS:GOの正式名称は『Counter Strike Global Offensive』です。
2012年にリリースされ、8年が経過した今も世界で最もプレイされているFPSのひとつです。
PCゲームサイト『Steam』やVRの『HTC VIVE』でも有名なValveが開発・運営しています。
大人気FPSシリーズCounter Strikeシリーズの最新作で、海外ではPCだけでなくPS3やXBOX360でもリリースされています。
1-1. CS:GOは無料で遊べる
CS:GOは、元はCoDシリーズやBFシリーズのように有料販売されるタイプのFPSでした。
しかし、発売から6年が経過した2018年12月7日に基本無料化され、現在はフリープレイタイトルとして運営が続いています。
1-2. CS:GOと他のFPSの違い
CS:GOは競技性が高い『タクティカルシューター』と呼ばれるFPSです。
それに対し、日本で有名なCoDなどは『カジュアルシューター』に属します。
タクティカルシューターは、求められるプレイヤースキルが高く、勝利するためには連携プレイが非常に重要になります。
リスポーンすることができずTTK(キルまでの時間)が非常に短く、1デスが勝敗に大きく影響します。
他のFPSと比べて非常に慎重な立ち回りが求められ、接敵時には正確なエイムでの短期決戦が求められます。
足音を消すのも非常に重要で、間違ってもドタドタとフィールドを走り回ってはいけません。
CS:GOはその『タクティカルシューター』の中でも極めて競技性が高く、高い難易度を誇ります。
他のカジュアルシューターの上位層であれ、CS:GOプレイヤーからすれば赤子のようなものかもしれません。
それほどに、CS:GOは非常にハイレベルなFPSなのです。
タクティカルシューター Counter Strike VALORANT Rainbow Six Insergency などカジュアルシューター Call of Duty Battlefield Overwatch Apex Legends など
1-3. eスポーツがとても盛り上がっている
近年多くのFPSやバトロワ、MOBAなどでeスポーツ大会が開催されています。
CS:GOは、それらの中でも特にeスポーツが盛んで、年間に数百回もの大会が開催されています。
プロプレイヤーの数も他のゲームを圧倒し、約4,000人ものプロプレイヤーが活躍しています。
1-4. 超レアスキン取引で一攫千金も!?
https://twitter.com/ohnePixel/status/1279192611631308800
CS:GOは、武器のスキンの取引が盛んに行われていることも有名なゲームです。
プロゲーミングチームや有名ストリーマーとのコラボスキンなど、様々なレアスキンも登場しています。
一部の超レアスキンは非常に高額で取引されており、その価格は数百万円を超えることもザラです。
例えば、2020年7月には中国のスキンコレクターがM4A4の超レアスキンと超レアステッカーのセットを13万ドル(約1,400万円)で取引したことが話題になりました。
それほどのお金があったら一戸建ての家が買えてしまいますよね!
上記はかなり特殊な例ですが、数万円~数十万円程度の取引はかなり頻繁に行われているようです。
『世界最高のFPSを遊べて、スキンで一攫千金の可能性もある』という、一見詐欺のような勧誘も多いCS:GOですが、あながち嘘ではないのかもしれません。
2. 実際にプレイしてみた
筆者もCS:GOは初プレイということもあり、いきなり猛者だらけのオンラインに飛び込むのは不安。
ということで、今回は練習用モードの『Bot戦』に挑戦してみました。
難易度が低すぎてもつまらないので、難易度は『手強いBot』を選択しました。
プレイするモードはFPSでは一般的な『クラシック(爆破)』 CoDシリーズなどでは『サーチアンドデストロイ』という名で親しまれているモードです。
クラシックモードの勝利条件は以下の通りです。
『勝利条件』
テロリスト(攻撃)
制限時間内に爆弾を設置・爆発させるか敵を全滅させる
カウンターテロリスト(防衛)
制限時間内に設置された爆弾を解除させるか敵を全滅させる
早速、テロリスト側でプレイ開始!
設置する爆弾を持たされた重要ポジションです。
初戦は全部レイヤーの武器はハンドガンで固定されているようです。
下の敵に『グレネード!』とGキーを押した瞬間、ハンドガンを捨ててしまいました!
他のFPSの初期設定では、『グレネード』に割り当てられている事が多いGキーですが、CS:GOでは『武器を落とす』に割り当てられていたようです。
設定をよく確認しないままプレイ開始した弊害が早速出てしまいました。
もちろん、ナイフで銃を持つ相手に勝てるわけもなくあっという間にやられてしまいました。
CS:GOでは、各フェーズの活躍に伴いゲーム内通貨を稼ぐことができます。
そして、出撃前にそのゲーム内通貨を使用して武器などの装備を購入することができるのです。
どの武器が強いのかは分からないので、なんとなく強そうなアサルトライフル『SG553』を購入。
流石はSG553!
素晴らしい集弾率で中距離の敵をラクラクキル!
SG553はM4A4、M4A1-Sに並び非常に人気が高く、扱いやすいため初心者にオススメです。
次の試合ではスナイパーライフル「AWS」を購入。
よそ見している敵の頭をズドン!今回はBot戦なのでスナイプできましたが、対人戦ではこう簡単には行かないでしょう。
爆破目標の近くの敵を倒したら爆弾を設置します。
爆弾設置中も敵が向かってくるので警戒を怠ってはいけません。
無事、初プレイながら「手強いBot」相手に圧勝することができました。
3. CS:GOをプレイしてみた感想
筆者は普段はApex LegendsやCoDなどの比較的カジュアルなFPSを好んでプレイしてきました。
今回、非常に競技性が高いCS:GOをプレイして感じた事をまとめてみようと思います。
3-1. 動きながら撃ってはいけない(ストッピング)
Apex LegendsなどのカジュアルなFPSは動きながらの射撃であってもある程度正確に弾が飛んでいきます。
しかし、CS:GOで銃を撃つときはしっかりと立ち止まる必要があると感じました。
この技術はFPS界では『ストッピング』と呼ばれています。
移動している方向と逆のキーを押すことで、操作キャラクターを立ち止まらせる事ができます。
文字で書くのは簡単ですが、実際に操作するのは簡単ではありません。 こればかりは、練習して慣れていくしか無いです。
3-2. VALORANTとは似て非なる
CS:GOに似ているゲームの1つとしてVALORANTが挙げられます。
VALORANTは2020年にリリースされたばかりながらeスポーツ界でも盛り上がりを見せている最新FPSです。
筆者はVALORANTを少しプレイした経験がありますが、CS:GOとVALORANTには近い部分はありつつも全く別のゲームであると感じました。
確かにVALORANTはCS:GOをベースにしたタクティカルシューティングです。
正確なエイムやストッピング技術が必要な点やゲームモードは非常に似ていると思います。
しかし、VALORANTはキャラごとにスキルが設定されており、ゲームバランスはキャラクター選択が大きく左右します。
それに対しCS:GOは純粋にプレイヤーのプレイ技術(エイム、立ち回りなど)がそのまま勝敗に直結すると感じました。
キャラスキルによる逆転勝利も可能なVALORANTはCS:GOよりは初心者向けのFPSだと思います。
4. まとめ
CS:GOはリリースされてから10年近く経つ非常に歴史の長いFPSです。
そのため、CS:GOはゲーム業界やeスポーツ業界に大きな影響を与え続けています。
2020年代2四半期のeスポーツゲーム影響ランキングではLeague of Legends(LoL)に並びTire 1に選出されています。
日本では圧倒的な人気を誇るフォートナイトやレインボーシックスシージをも上回る影響力です。
例えば、CS:GOの影響は以下のような形でゲーム業界やeスポーツ業界に現れています。
- 世界中のFPSはCS:GOを参考にして制作されている
- ゲーミングデバイスの多くはCS:GOでのプレイ感を基準として設計されている
- CS:GO最盛期に活躍したプロの多くは、有名ストリーマーとして活動を続けている (Shroudなど)
CS:GOはこれからも人気FPSとして長くeスポーツ界のトップに君臨し続けるでしょう。
今からプレイを始めるのも決して遅くはありません。
今回の記事を読んで興味を持った方は、試しにプレイしてみてはいかがでしょうか。
CS:GOはSteamから無料でダウンロードすることができます。
https://store.steampowered.com/app/730/CounterStrike_Global_Offensive/