ストリートファイター6 上達の秘訣とは? 意識するべきポイントを解説

公開日: 2024/9/23

https://www.4gamer.net/games/635/G063504/

ストリーマーが集うコミュニティカップ、EVOと言ったイベント関連が大きく盛り上がり、ストリートファイター6は躍進を続けています。

ストリートファイター6では操作が簡単なモダンタイプも用意されているので、トライしてみようかなと始められた方も多いでしょう。

しかし、コンボやフレームと言った格ゲー独自の要素が多く、これらへの理解を深めながら上達を目指すことに苦労される方も多いと思います。


そこで本記事では、ストリートファイター6初心者へ向けて、上達の秘訣や意識するべきポイントを解説していきます。

1. ストリートファイター6における重要な要素


https://gamecolumn.jp/blog-entry-88673.html


ストリートファイター6は1vs1で行う格闘ゲームであり、先に相手のHPゲージをゼロにした方がラウンドを取得できます。

ただし、スペシャルアーツやオーバードライブなど、今作独自の要素も多数用意されているので、がむしゃらに戦って勝てるほど易しいゲームではありません。

勝利を手にするにはストリートファイター6独自の要素をしっかり理解し、上手く活かすことが重要です。


そこでここでは、ストリートファイター6で押さえておきたい重要な要素を解説していきます。

1-1. ドライブシステムを理解する


https://hjweb.jp/article/1039499/


ドライブシステムはHPバーの下にある緑色のゲージを消費し、相手のダウンを狙ったり、カウンターで一方的な状況を生み出せる強力な要素です。

ただし、上手くヒットさせるとメリットが大きい反面、ドライブゲージを全て消費するとバーンアウトになるというデメリットもあります。


バーンアウト中はガードしてもダメージを受けるだけでなく、画面端でドライブカウンターを受けるとスタン状態に陥ってしまいます。

スタン状態は相手に最適なコンボを選択させる猶予を生み出してしまうため、ストリートファイター6ではドライブゲージのコントロールが重要です。

ドライブゲージは攻撃を当てたり、相手にガードさせることで素早く回復できますが、回復を意識しすぎて単調な攻撃パターンに陥りやすい点に注意です。


また、ドライブパリィ(ジャストパリィ)をされると相手に有利フレームが発生するため、ゲージ回復や消費は慎重に行いましょう。

1-2. クラシック/モダンの利点を理解する

ストリートファイター6ではクラシック/モダンの2タイプの操作が用意されており、初心者~玄人まで楽しめるように設計されています。

クラシック操作は従来から存在する操作難易度が高い代わりにコンボの選択幅が多く、自分のスタイルを表現しやすい操作です。

対してモダン操作は手軽に主力コンボを発動できますが、クラシックの80%しかダメージが出せず、キャラクターによっては使用できないコンボが存在します。

モダン操作は初心者のエントリーに対するハードルを大きく引き下げてくれますが、ストリートファイター6に慣れるほどに不便に感じる可能性があります。

クラシックはコンボ精度を高めたり、即座に技を発生させるには練習が必要ですが、プレイの幅が大きく広がってより楽しさが増していくのが利点です。

1-3. フレームの有利不利を理解する


https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1440858.html


ゲームにおけるフレームは秒間の描写枚数を表す単位ですが、ストリートファイター6では技ごとに決められたフレームを理解するのが非常に重要です。

発生フレームが速い技の方が先に当たり、硬直フレームが短いほど技を出した後に素早く行動することができます。

このあたりのフレームも重要ですが、何よりも重要なのがヒット/ガード時に発生する有利/不利フレームです。

プラス/マイナス(符号)で表記されるのでややこしいですが、基本的にはプラス=攻撃側が有利、マイナス=ガード側が有利になります。


例えばベガの立ち弱パンチの場合、ヒット時はプラス4フレームでベガが有利ですが、ガードされた場合はマイナス2フレームでベガが不利になる形です。

フレームは各キャラ別で公式公開されていますし、トレーニングモードでも表示させられるので、コンボ練習のついでに各フレームを理解しておくのがおすすめです。

2. 上達で意識するべきポイント

ストリートファイター6で勝利するにはドライブシステムをはじめ、試合の有利不利や読み合いを大きく左右するフレームなどが重要です。

とはいえ、昔から格ゲーをプレイしてきた玄人でも無い限り、ゲージを意識しながら正確にコンボを狙ったり、フレームを上手く活用するのは難しいでしょう。

意識しようにも上手くいかず、逆に空回りしてしまって落ち込む方も多いと思います。


そこでここでは、ストリートファイター6で上達を目指すにあたって、トレーニングモードや実戦で意識したいポイントを解説します。

2-1. トレーニングモードに籠る


https://www.famitsu.com/news/202306/02304647.html

格闘ゲームは単なる技の撃ち合いでは無く、コンボの精度/選択やフレームの理解が勝敗に大きく影響します。

また、BOT相手は打ち込みの練習にはピッタリですが、これが実践になるとBOT相手のように上手くできることは稀です。

ですが、ストリートファイター6のトレーニングモードではCPUレベルを調節し、対戦形式で練習できます。


ドライブパリィなども積極的に使用してくるため、読み合いの練習にもなりますし、対ベガや対ケンに特化した練習を行うことも可能です。

BOTからの実践にいきなり挑戦した場合、勝ちを意識しすぎて習得が疎かになりやすいため、BOT→CPUレベル4〜5→ランクマッチの流れがベストです。

2-2. 上位プレイヤーやプロの戦い方を参考にする

トレーニングモードで反復練習をしても実戦で思うようにいかず、相手に上手く立ち回られてしまうことは珍しくありません。

格ゲーはプレイヤーによってスタイルが顕著に現れやすく、ランクマッチでは相手も常に入れ替わるため、幅広い対応力を身に着ける必要があります。


これは自己流のトレーニングでは身に着けるのが難しいですが、そこで便利なのがリプレイ機能です。

ランキング上位のプレイヤー、自分よりも少しランクが高いプレイヤーを探し、過去の対戦を動画として視聴できる機能です。

自分の対戦と比較してみて「起き攻めが足りてないな」、「ここは攻めじゃなくてガードだったか」と振り返る癖を付けましょう。


頭で理解しているだけでは実践に活かすのが難しいため、目に見えて学べるリプレイ機能を上手く活用するのが上達への一歩です。

2-3. 基本対策や攻め方を習得する


https://www.ungeek.ph/2023/06/street-fighter-6-review-what-a-knock-out/


ストリートファイター6では、上からの攻撃に反撃できる対空をはじめ、画面端に寄せる運びやダウンからの復帰を狙う起き攻めと基本的なスタイルが存在します。

空中は意識しないと咄嗟に反応するのが難しいですが、扱えるようになれば相手の選択肢を減らせるので行動を限定しやすくなります。

ケンの竜尾脚などで画面端に運ぶ戦法ですが、画面端はドライブインパクトでのダウンや投げ技でのハメが狙えるので、大きなプレッシャーを与えることが可能です。

投げ技が成功すると相手は倒れた状態になりますが、そこから起き上がるタイミングを狙う起き攻めは自分の有利をキープしやすい基本戦術です。

強い基本戦術にも基本の対策があり、例えば起き攻めは決まれば強力ですが、無敵技やパリィされた際には相手に有利が移るリスクが伴います。

トレーニングモードではCPUの行動を設定できるので、練習したい戦術に設定し、攻め方や守り方を一つずつ習得しましょう。

3. 上を目指すにはクラシックに変えた方が良いのか


https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1500956.html


ストリートファイター6から実装されたモダン操作ですが、操作難易度が易しめで初心者でも楽しみやすいと評価されています。

しかし、モダンはクラシックと比較した際にダメージで劣りますし、キャラによっては使えない技やコンボがあるので決してメリットばかりではありません。

モダンで少しずつ勝てるようになってきたタイミングで、「クラシックに変えるほうがもっと上手くなるのかな?」と悩む方も多いでしょう。


そこでここでは、上を目指すならクラシックに変えるべきなのかという疑問について、回答を踏まえて解説します。

3-1. 必ずしもクラシックが強いわけではない

モダンは技の制限やダメージ減少というデメリットはありますが、複雑な入力無しでコンボが決まる爽快感が楽しめる操作タイプです。

クラシックの場合、発生フレームを理解して複雑な入力をスムーズに行わなければいけませんが、モダンはシステムがアシストしてくれます。

コンボ入力にリソースを割かなくて済むため、画面端での読み合いや相手の行動予測に専念しやすいです。

昔からクラシックに慣れている方ならコンボ精度を高く維持しつつ、リソースを読み合いに割けますがこれは一朝一夕では習得できない技術です。

クラシック→モダンでプロシーンに出場して活躍される方もいますし、上位ランクにもモダンプレイヤーは多いので、絶対にクラシックより劣るということはありません。

3-2. プレイの幅を広げたいならアリ

モダンは操作難易度の易しさから初心者におすすめですが、クラシックでは使えるコンボが使えなかったり、一部基本技が使用できないというデメリットがあります。

キャラクターによっては強力なコンボや技が打てないこともあるため、クラシックと比べるとプレイの幅が狭くなってしまいます。

実際、クラシックvsモダンプレイヤーが対戦する場合、「モダンはこの技打てないから警戒しなくていいな」とクラシックプレイヤーに対策されやすいです。

ですが、クラシックなら打てる技やコンボに制限が無いため、相手は多くの選択肢から正解を読む必要があり、プレッシャーを与えられます。

また、キャラによってコマンドは違うものの、クラシックは操作が共通する部分も多いため、1キャラ極めるうちに他キャラを触りやすくなるのも利点です。

4. まとめ

ストリートファイター6はゲーム性やシステムを深く理解し、練習にしっかり時間を掛けることが上達に必須なファクターです。

初心者ほど理解を深めるのは大変ですが、少しずつ段階を踏んでいき、レベルアップを目指しましょう!