Steam Deckだけじゃない!2022年内に発売予定の携帯ゲーミングPCを紹介
https://www.ayntec.com/pages/loki-max
Steam Deckが発表され、ゲーミングPCを外に持ち運びたい人たちの間で大盛りあがりとなった記憶も新しいでしょう。
もちろんSteam Deckは魅力的ですが、もう少し値段が安くて軽量で持ち運びやすい携帯ゲーミングPCが欲しいという人が多いのも事実です。
今回は、そんな人達の夢を叶えてくれる可能性を秘めた携帯ゲーミングPCを含め、2022年内に発売予定の携帯ゲーミングPCをいくつか紹介していきます。
1. 携帯ゲーミングPCの火付け役 Steam Deck(Valve)
https://www.steamdeck.com/en/
Steam Deckは2022年の携帯ゲーミングPCブームの火付け役になりました。
このゲーム機を抜きに2022年の携帯ゲーミングPCを語ることはできません。
Steam DeckはPCゲーム販売プラットフォーム「Steam」を提供しているValveが販売しています。
アメリカ・カナダ・ヨーロッパなどでは2021年12月に発売済みです。
日本を含めてその他地域での発売は2022年内を予定しています。
1-1. Steam Deckのスペック
・GPU:AMD 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz
・メモリ:16GB LPDDR5 RAM
・ストレージ:オプションにより異なります。※高速microSDカードスロット搭載
・ディスプレイ:1280×800px (アスペクト比16:10)60Hz、タッチ操作
・接続:Bluetooth5.0、Wi-fi(2.4GHz、5GHz)、2x2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac
・オーディオ:3.5mm、デジタル入力、Bluetooth5.0
・電源:40Whrバッテリー、45W USB Type-C PD3.0
・サイズ:298mm×117mm×49mm
・重量:700g
3つのストレージオプション
Steam Deckには価格が異なる3つのストレージオプションが用意されています。価格が上がるに連れて、内蔵されているSSDの容量が増えていきます。
・64GBモデル:399ドル
・256GBモデル(NVMeSSD):529ドル
・512GBモデル(NVMeSSD):649ドル
2. AAAタイトルも遊べる AYANEO NEXT
https://www.aya-neo.jp/ayaneo-next
AYANEOはSteam Deckが発表される以前からマニアの間で非常に人気がある携帯ゲーミングPCでした。
そんなAYANEOの最新版「AYANEO NEXT」が発表されています。
AYANEO NEXTにはAMD Ryzen 7が搭載されており、Steam Deckよりも遥かに高性能です。
圧倒的な性能で「GTA5」「サイバーパンク2077」「FORZA HORIZON 5」などがプレイできるとされています。
ただし、値段も非常に高価ですので購入出来る人は限られるかもしれません。
「価格」
・AYANEO NEXT:153,800円
・AYANEO NEXT PRO:179,980円
2-1. AYANEO NEXTのスペック
・GPU:AMD Radeon Vega 8 2000MHz
・メモリ:16GB LPDDR4x 4266MHz
・ストレージ:1TB M.2 (NVMe) 2280
・ディスプレイ:7.0インチ LCD IPS/1280×800,5点静電容量式タッチパネル
・接続:Bluetooth5.0、Wi-fi 6E、2x2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac
・オーディオ:3.5mm、デジタル入力、Bluetooth5.2
・電源:4100mAh 11.55V (40wH) バッテリー、60W USB Type-C PD急速充電
・サイズ:約267×112×30 mm
・重量:720g
Proバージョン
AYANEO NEXTにはストレージとメモリが2倍に強化されたProバージョンもあります。・メモリ:32GB LPDDR4x 4266MHz
・ストレージ:2TB M.2 (NVMe) 2280
3. 軽くて薄い AYANEO Airシリーズ
https://www.aya-neo.jp/
AYANEOは新作のAYANEO NEXTを含め、常にハイスペックで大型な携帯ゲーミングPCを販売してきました。
そんなAYANEOからついに小型で軽量な携帯ゲーミングPCが発売されます。
「AYANEO Air」の重量は395gです。
Nintendo Switch(有機ELモデル)が420gですので、非常に軽いことが分かります。
AYANEO AirではAAAタイトルのプレイは厳しいですが、インディーゲームや一昔前のゲーム、同人ゲームを持ち運ぶには十分なスペックでしょう。
AYANEO Airには「Pro」「Plus」といったバリエーションも用意されています。
3-1. AYANEO Air
https://www.aya-neo.jp/
・CPU:AMD Ryzen 5 5560U
・GPU:AMD Radeon Vega 7
・メモリ:16GB LPDDR4x 4266Mhz
・ストレージ:256GB、512GB
・ディスプレイ:5.5インチ有機EL、1920×1080
・接続:Bluetooth5.2、Wi-fi 6
・オーディオ:3.5mm、Bluetooth5.2
・電源:7350mAh 28Wh
・サイズ:224×89.5×26.7mm
・重さ:410g
「価格」
・AYANEO AIR Youth Edition:549ドル
・AYANEO AIR:629ドル~749ドル
3-2. AYANEO Air Proのスペック
https://www.aya-neo.jp/
AYANEO Air Proは「AMD Ryzen 7 5560U」「AMD Ryzen 7 5825U」の2つのCPUから選択できます。
・CPU:AMD Ryzen 5 5560U、AMD Ryzen 7 5825U
・GPU:AMD Radeon Vega 7、AMD Radeon Vega 8
・メモリ:16GB LPDDR4x 4266Mhz、32GB LPDDR4x 4266Mhz
・ストレージ:512GB、1TB、2TB
・ディスプレイ:5.5インチ有機EL、1920×1080
・接続:Bluetooth5.2、Wi-fi 6
・オーディオ:3.5mm、Bluetooth5.2
・電源:10050mAh 28Wh
・サイズ:224×89.5×29.6mm
・重さ:450g
「価格」
・AYANEO AIR PRO Ryzen 5 5560U:699ドル~799ドル
・AYANEO AIR PEO Ryzen 7 5825U:999ドル~1399ドル
3-3. AYANEO Air Plus
https://www.aya-neo.jp/
AYANEO Air Plusは「Intel Pentium」「Intel Core i3」「AMD Mendocino」の3つのCPUから選択できます。
詳細なスペックは公開されていませんが、現時点で判明しているスペックを載せておきます。
・CPU:Intel Pentium Gold 8505、Intel Core i3 1215U、AMD Mendocino
・GPU:Intel UHD Graphics 12th Gen 48EU、Intel UHD Graphics 12th Gen 64EU、RDNA2
・メモリ:未公開
・ストレージ:M.2 2280 SSD(※容量未公開)
・ディスプレイ:6インチ有機EL、1920×1080
・接続:未公開
・オーディオ:未公開
・電源:未公開
・サイズ:未公開
・重さ:未公開
「価格」
・Intel Pentium:249ドル
・Intel Core i3:299ドル
・AMD Mendocino:299ドル
4. 最安値宣言のAyn Loki mini
https://www.ayntec.com/products/copy-of-loki-mini-q4-preorder
Androidゲーム機「Ayn Odin」で一躍有名になったAynが販売予定の携帯ゲーミングPCが「Ayn Loki」です。
その中でも「Loki mini」は「最安値の携帯ゲーミングPC」を宣言しています。
AYANEO Air Plusの249ドルよりも10ドル安く、実際に最安の携帯ゲーミングPCとなっています。
安いこともありスペックは限定的なものになりますが、2Dインディーゲームや2D同人ゲーム、ノベルゲームなどは問題なくプレイできるでしょう。
Ayn Loki Miniには最安値のIntel版と少し値段の高いAMD版があります。
「価格」
・Intel/White:239ドル
・AMD/Clear Black:260ドル
4-1. Ayn Loki Mini Intelのスペック
・GPU:Integrated Graphics
・メモリ:8GB LPDDR4x 4266MHz
・ストレージ:128GB M.2 (NVMe) 2230 + Micro SD M.2 2230
・ディスプレイ:6インチ LCD IPS/1920×1080
・接続:Bluetooth5.2、Wi-fi 6
・オーディオ:3.5mm、デジタル入力、Bluetooth5.2
・電源:26.5Wh
4-2. Ayn Loki Mini AMDのスペック
・GPU:AMD RDNA 2
・メモリ:8GB LPDDR5 4266MHz
・ストレージ:128GB M.2 (NVMe) 2230 + Micro SD M.2 2230
・ディスプレイ:6インチ LCD IPS/1920×1080
・接続:Bluetooth5.2、Wi-fi 6
・オーディオ:3.5mm、デジタル入力、Bluetooth5.2
・電源:26.5Wh
5. Anbernic Win600
https://www.youtube.com/watch?v=F44H9m9JDYo
Linuxベースの携帯ゲーム機「RG351MP」などで有名な中国ゲーム機メーカー「Anbernic」も携帯ゲーミングPCに参戦を表明しています。
Anbernicが最初に送り込もうとしているゲーム機が「Anbernic Win600」です。
Win600は公式Youtubeチャンネルでテストプレイ動画が公開されているものの、スペックや価格は公表されていません。
Win600はSteamOSをベースとした独自OSを搭載しているようです。