【VALORANT】招待制大会『JUPITER INVITATIONAL』【後編】
最近一気に知名度や人気を上げているVALORANT。
そんなVALORANTは国内外問わずプロシーンも大きく盛り上がっているeスポーツタイトルなんです。
1. VALORANTはプロシーンも盛り上がっている?!
1-1. コロナ禍でも開催されている世界大会
コロナ禍で数々のeスポーツ大会が開催中止になる中、VALORANTは公式の国際大会『VCT Masters Stage2』がアイスランドで開催されています。
日本チーム【Crazy Raccoon】も出場しており、国内でも注目されている大会です。
1-2. 見て楽しめるeスポーツ『VALORANT』
VALORANTは5vs5のタクティカルFPSとなっているため、ゲームを全く知らない方でも見ているだけで楽しめるゲームタイトルとなっています。
敵の拠点に爆弾(スパイク)を設置する攻め側、それを阻止する防衛側に分かれ先に13ラウンドを取ったチームの勝ちというルールはとてもシンプル。
しかしそんなシンプルなルールとは裏腹に戦術戦略性は高く、運要素が少なく実力差が如実に出るのがVALORANTというゲームです。
2. 【JUPITER INVITATIONAL】大会概要
大会名:『JUPITER INVITATIONAL』
大会日時:5月7日(金曜日)18:00~
大会形式:合計3チームによる総当たり戦
大会景品:優勝チームにはそれぞれルーレットにて豪華賞品
配信先:JUPITER公式Twitch
大会進行・運営:ウェルブレイド・ライゼスト株式会社
3. 大会ルール
・合計3チームによる総当たり戦
Match1:Aチーム vs Bチーム
Match2:Cチーム vs Bチーム
Match3:Cチーム vs Aチーム
・MAP PICK を採用
じゃんけんの勝者がA/Bの選択権を得る
A:MAP BAN と攻守を選択
B:MAP PICK
・JUPITER 競技選手について
1名がIGL(インゲームリーダー)として参加し1名がコーチ
2試合目でIGLとコーチ交代
・選手はピストルのみ使用(クラシック、ゴースト、フレンジー)
シェリフ禁止、XQQのみスペクターまで使用可
4. 大会試合結果は・・・。
4-1. 1試合目
1試合目のマップはスプリット、攻め側チームA、防衛側チームBでゲームスタートします。
スプリットは防衛有利のマップです。
今回はその大事な1ラウンド目のハンドガンラウンドを攻め側が勝利し、防衛側には少しつらいゲーム序盤となってしまいます。
そんなゲーム序盤は2対2で一進一退の攻防が続き、4ラウンド目ではなんと早くもJUPITERの現役プロ選手barceによるACE(5連続キル)が炸裂。
ハンドガンという武器差をものともせず、こういったプレイを魅せてくれるのはさすが現役プロといったところでしょうか。
そのためエコラウンド(安い武器で節約して戦うラウンド)せずともクレジットには両チーム余裕があるというのがこのフォーマットの特徴と言えるでしょう。
試合は折り返し地点で7対5。攻め側としては十分の前半戦と言えるでしょう。
最初に書いた通りスプリットは防衛側有利マップなのでいかに攻め側でラウンドを取れるかというのが試合の勝敗に大きくかかわってきます。
後半戦になっても一進一退の攻防は続きラウンド取得数は同数の9対9。
しかしここからチームAが防衛の有利を活かして13対10で1試合目を見事に勝利します。
チームAフラグトップはなんとハンドガンのみのLazがトップに。
現役プロ選手が活躍する試合の中チームB、スパイギアの奮闘はさすがと言わざるを得ないでしょう。
そんな初戦は現役プロ選手の意地と貫禄を見せつける試合となりました。
4-2. 2試合目
2試合目は1試合目の敗北チームB攻め側対チームC防衛側の試合となります。
マップはバインド。チームCは人気Vtuberの葛葉、叶のダブルリーダー制のチームとなっており、葛葉持前のハイテンションと叶の冷静さを兼ね備えたチーム。
ゲーム序盤は先ほど1試合目でも活躍したスパイギアと現役プロ選手crowがチームをひっぱりチームBが3ラウンド連続でラウンドを取ります。
この流れを断ち切ったのはチームCのまたしても現役プロ選手takej。
ハンドガンのみという縛りを感じさせないプレイでチームを引っ張る姿は1試合目のLaz、barce同様に現役プロ選手としての意地を感じます。
試合は3対3の五分五分の状態へ。7ラウンド目では攻め側防衛側共にオペレーターが出てきます。
そんなフルバイラウンドをしっかりと夏代孝明がオペレーターで蹂躙しパーフェクトゲーム。
チームCが尻上がりに調子をあげてきます。
続く8ラウンド目では2オペレーターをBサイトに配置するという見たことのない守り配置で実況解説を驚かせます。
このラウンドもオペレーター組の夏代孝明、叶がしっかりと1人1人抜いていき調子をさらに上げるチームC。
ゲームのセオリーに縛られない守り方をするチームCに対してオーソドックスな攻め方と個人技で戦うチームB。
両チームの色がしっかりとプレイに反映されており視聴者、実況解説共に大きな盛り上がりをみせる前半戦となりました。
オペレーターの強さを見せつけたチームC優勢で8対4での折り返しで後半戦がはじまります。
後半戦最初のラウンドは最近ではあまり見ないシャワープラント(浴場前にセージの壁を置きスパイクを設置する事)でハンドガンラウンドをしっかりと取ります。
そのまま続くラウンドをチームCが取り、10対4とラウンドカウントにかなり差が出てきました。
15ラウンド目は武器差で勝るチームBが意地でも取りたいラウンド。
しかしそんな武器差のあるラウンドをチームCが取り絶体絶命のチームB。
このピンチを覆すことができずそのままチームCが13対5で2試合目を勝利します。
ゲーム前半こそチームBの勢いを見る事が出来ましたが、チームCの夏代孝明のオペレーターに調子を崩されその流れを中盤以降も引きずってしまったように見える2試合目となりました。
チームBのスパイギアは1試合目2試合目共に孤軍奮闘しますが惜しくも2戦とも敗北という結果に。
また2試合目はオペレーターを使う夏代孝明ジェットが目立っていましたが、フラグトップはまたしても現役プロ選手のtakejという結果に。
やはりハンドガンのみという縛りであってもプロの名は伊達ではありませんね。
4-3. 3試合目
1試合目、2試合目の勝利チームであるチームAvsチームCで行われる3試合目。
マップはアセント。
チームAの奈羅花のファンだというチームCのReitaですが、試合前のインタビューでは奈羅花がしっかりとReitaに圧力をかけており2人の直接対決も楽しみにしておきたいところです。
序盤の流れを掴んだのは2試合目勝利チームのチームC。
夏代孝明、葛葉のアグレッシブな動きでチームAを翻弄していき、ラウンド取得数は0対5と圧倒していきます。
Reitaのナイフキルも炸裂し試合も盛り上げていくチームC。
6ラウンド目のエコラウンドでようやく1ラウンド返すチームA。
このエコラウンドを取れたのはチームAにとってはかなり大きな1ラウンドといっても過言ではないでしょう。
ここから巻き返していきたいチームAですがなかなか流れに乗れず3対9で前半を折り返します。
葛葉の使うヨルと夏代孝明のジェットがゲーム荒らす展開が続いているので彼らをどれだけ止めれるかというのが重要になりそうな後半戦。
そんな後半戦のハンドガンラウンドはチームAが取り続く14ラウンド目もそのまま取得し5対9。
しかし後半戦でも夏代孝明が強心臓と葛葉のとんでもないアグレッシブプレイで5対12でチームCがマッチポイントへ。
終始勢いで押すチームCに調子を崩されたチームA、Bの両チーム。
つくづくFPSというゲームはメンタルや流れが大事なんだなと再認識させられました。
4-4. 総合結果
1位 チームC (2勝)
2位 チームA (1勝1敗)
3位 チームB (2敗)
5. 大会後お馴染みのアレも?
スタヌ、スパイギア、デトネーターの彼らといえば大会後の2次会は定番。
他タイトルでのお疲れ様会(2次会)は毎度大会本番並みに盛り上がっており、それを期待している視聴者も多いのではないでしょうか?
当然今回も大会後の2次会は行われていました。
各ストリーマーの個人配信にアーカイブが残っているので気になった方は是非一度見に行ってみてください。
「普段は絶対見れないあの人のあのゲームが・・・。」なんてシーンもアーカイブにしっかりと残っているはずです。
5-1. A、Cチーム合同2次会
チームA、チームCは合同での2次会となっていました。
人数が12人という事もあり、今回の2次会はオーバーウォッチというタイトルのカスタムマッチ。
なんといってもJUPITERの面々がプレイするオーバーウォッチはかなりレアですよね。
特にLazさんtakejさんは初プレイということもあり本人たちもかなり楽しんでいた様に感じました。
初プレイとは思えない腕前を見せてくれたのはやはりこの男Laz。
takejは終始負け続け、彼を勝たせたいとチームは奮闘するも最後まで勝てず仕舞い。
本人はそれでも楽しめていたようで「すごく楽しかった」と配信で語っていました。
5-2. Bチームの2次会も大盛り上がり
Bチームの2次会ではデトネーターメンバーで定番のGolf itから始まり、オーバーウォッチとこちらもしっかりと2次会を満喫した模様。
なんといってもJUPITERのメンバーがこういった他タイトルをプレイする姿はあまり見る機会がないので視聴者の方にとってはかなり貴重な配信となったのではないでしょうか。
6. まとめ
いかがだったでしょうか。
今勢いに乗りつつあるVALORANTの大会JUPITER INVITATIONALの紹介をさせて頂きました。
今後もこういった大会や配信が増える事でVALORANTもどんどん盛り上がっていくと予想されます。
是非この機会に一度プレイしてみてはどうでしょうか。