
VALORANT 10.01パッチでランクシールドが実装! 仕様やメリットを解説
https://wallpapersden.com/valorant-logo-art-wallpaper/
これまでのVALORANにはランクを保護するシステムが無く、ゴールドからシルバー、ダイヤからプラチナといった降格が必然的に発生していました。
しかし、10.01パッチにて「ランクシールド」システムの実装が予定されており、保有ポイントがゼロを下回っても降格を回避できるようになる予定です。
VALORANTは内部レートがポイント増減量に大きく影響していてポイントを積み重ねにくく、ランクシールドシステムの詳細をいち早く把握したい方も多いと思います。
そこで本記事では、10.01パッチで実装が予定されている「ランクシステム」の仕様、メリットや注意点を解説します。
1. ランクシールドシステムの概要
https://gamewith.jp/valorant/article/show/361476
ランクシールドシステムはVALORANTだけでなく、さまざまなFPSタイトルで実装されている画期的なランク保護システムです。
パーティを組めないプレイヤーはチートや不正行為を働くプレイヤーとマッチしてしまうこともあり、意図しないランクポイントをマイナスを受けることがあります。
「ランクシールド」システムの実装に伴い、意図しないポイントマイナスによる影響が小さくなることが予想できますが、システム内容を細かく把握したいという方も多いでしょう。
そこでここでは、10.01パッチで予定されている「ランクシールド」システムの詳細を解説します。
1-1. 各ランク帯のティア1にのみ適応
VALORANTのランクはブロンズ~レディアントと幅が広いですが、最高位ランクのレディアントを除く各ランクにはティアが存在します。
ブロンズ3やダイヤモンド2など、ランクの後に付く数字がティアを表しており、ランクシールドが適応されるのはティア1のみであるという点に要注意です。
例えばゴールド1からの降格はシルバー3ですが、このタイミングはティア1からの降格なのでランクシールドが適用されます。
ですが、ゴールド2からの降格はゴールド1であり、ティア2→ティア1へ下がるため、ランクシールドは適用されません。
ダイヤモンド→プラチナ、イモータル→アセンダントといったランク名称が変わるタイミングのみ降格を保護してくれる仕様です。
1-2. ランクシールドは最大2回の降格を保護
https://www.zleague.gg/theportal/valorant-rank-distribution-episode-6-act-2-how-to-improve-and-rank-up/
各ランク帯のティア1からの降格を防ぐランクシールドシステム。
意図しない結果での降格を防止できる画期的なシステムではあるものの、ティア1であれば無制限で保護してくれるというわけではありません。
ランクマッチで敗北して0ポイントから降格する際、最大2回まで防止してくれるという仕様です。
つまり、ティア1の0ポイントから最大2回まで敗北しても降格しませんが、3回目の敗北時には降格するということです。
1-3. ティア1に到達するタイミングで保護回数がリセット
https://note.com/sqnon/n/n68a63b7dce86
各ランク帯のティア1からの降格を最大2回まで防いでくれるランクシールドシステム。
同じランクでティアだけが上がった際は保護回数がリセットされないため、同ランクで保護回数を既に消費していると降格保護は機能しません。
例えばゴールド1で降格保護を2回使用した場合、ゴールド2に上がってもゴールドランクに留まっている間は降格は保護されないという仕様です。
ただし、ゴールド1で降格保護を2回使用していても、プラチナに上がることができれば、プラチナ1からゴールドへの降格を2回防いでくれます。
また、一度ゴールド2に上がってゴールド1に戻ってきた場合も同様であり、ティア1に到達or降格したタイミングでランク保護が復活します。
1-4. レディアント以外の各ランクで適応
https://tradejam.jp/media/title/valorant/article/valorantradiant
VALORANTにおける最高ランク「レディアント」は階層が存在せず、保有するランクポイント量が多い順に最大500人が到達できます。
つまり、常にランクポイントが増減して順位が入れ替わり500位→501位となった時点でイモータル3に降格するということです。
実装が予定されている「ランクシールド」システムは各ランク帯におけるティア1のみが対象のため、ランクにティアが存在しないレディアントは対象外です。
ですが、最高位の次に高いイモータルは1~3ティアがあり、イモータル1→アセンダント3に落ちる際はランクシールドが適応されます。
2. ランクシールドシステムのメリット
https://wall.alphacoders.com/big.php?i=1104327
ランクシールドシステムは同ランクでは最大2回までという制限があるものの、ティア1からの降格を防止してくれる画期的なシステムです。
しかし、プレイヤーの中には「実力に見合っていないなら降格した方が良いのでは?」と思う方もいるでしょう。
そこでここでは、VALORANTでランクシールドシステムが実装されるにあたって、プレイヤーが受けられるメリットを解説します。
2-1. 意図しない降格を防げる
VALORANTは数あるFPSゲームの中でもチートや不正行為を厳しく対処してはいるものの、チートや不正行為を働くプレイヤーがゼロではありません。
ランクをプレイしていれば少なからずチート使用を疑えるプレイヤーとも遭遇しますし、露骨な不正行為プレイヤーとマッチしてしまうこともあります。
降格に差し掛かったタイミングでチート使用者とマッチし、勝てたかもしれない試合でチートに蹂躙され、苦汁を味わった方も多いでしょう。
ですが、ランクシールドシステムが実装されることにより、最大2回までの降格を保護してくれるので、意図しない形での降格を防ぐことが可能です。
チートや不正行為プレイヤーを働くユーザーは少なからず存在するため、該当ユーザーとのマッチングによるランク降格を回避できるのは大きな利点と言えます。
2-2. 内部レートを高めやすい
https://www.esports.net/news/new-valorant-rank-ascendant/
VALORANTのランクは内部レート(キル/デス比率や勝敗等)である程度決まっており、日々の積み重ねで内部レートが変動していくシステムです。
ただし、純粋に勝ち越していれば良い、キルを多く取っていれば良いというわけではなく、相手の内部レートの高さが自身の内部レートにも大きく影響します。
つまり、降格と昇格を繰り返してランクを往復している場合、対戦相手も自身と同様の内部レートに固定化されやすく、内部レートが変動しにくくなるというわけです。
ですが、ランクシールドシステムで降格時に2回まで保護されるようになるため、降格と昇格の往復が起きにくくなり、対戦相手のレートが実力に反映されやすくなります。
同レート以上の相手に勝利できるとポイントも多く得られるため、内部レートを上げやすくなったのは大きなメリットと言えるでしょう。
3. ランクシールドシステムの注意点
https://sea.ign.com/valorant/207741/news/valorant-episode-7-act-3-new-agent-iso-all-abilities-explained
ランクシールドシステムの実装でチートや不正行為ユーザーとのマッチによる意図しない降格を防ぎやすく、昇格と降格の往復頻度の減少で内部レートも高めやすくなります。
しかし、メリットのみではなく、デメリットの部分もあり、ランクシールドシステムを活かしてランクを上げるにはデメリットへの理解が必須です。
そこでここでは、ランクシールドシステムにおける注意点を解説します。
3-1. ティア1で停滞してしまう可能性がある
ランクシールドシステムにより、降格ギリギリや昇格直後のタイミングですぐに降格しにくくなりました。
これにより、不正プレイヤーとのマッチングをはじめ、やむを得ない形でランクが下がってしまう事態を防ぐことが可能です。
ただし、注意点として各ランク帯の各ティア到達時にシールドが付与されるわけではなく、ティア1到達or降格時のみで付与されるという点です。
ティア1から格下ランクへの降格は最大2回まで防げますが、ティア2やティア3からの降格を防ぐことはできません。
そのため、実力が伴っていないとティア1から格下ランクへの往復を繰り返しやすく、ランクが停滞しやすいといったデメリットもあります。
3-2. ポイントの変動ではランクシールドが復活しない
ランクシールドシステムは敗北によるランクポイントが引かれる際、ティア1の0ポイントを下回るタイミングで機能するシステムです。
最大2回まで保護してくれるだけでなく、昇格or降格でランクまたはティアが変動すると保護回数が復活する点も優秀です。
しかし、保護回数が復活するのはあくまでもティアやランク変動時のみであり、保有ポイントの変動時には復活しません。
例えば_保護回数を1回消費してから勝利を重ねて80ポイントに到達、その後に敗北が重なって0ポイントになった場合、残りの保護回数は0回となります。
0ポイントに陥った場合に回数が復活するわけでは無い点は想定しておきましょう。
4. まとめ
ランクシールドシステムはティア1で停滞しやすくなる側面はあるものの、チートや不正行為プレイヤーとマッチした際の保険としても機能できる優秀なシステムです。
ティア1からの降格を最大2回まで防いでくれるので、内部レート向上や上位レート帯に慣れやすくなるという側面もあり、プレイヤースキルの向上も期待できます。