VALORANT 各イニシエーターの特徴や適性マップを解説

公開日: 2025/1/29

https://playpc.io/editorial/valorant-game-issues/

VALORANTには4つのロールがエージェントに割り振られていますが、その中でも索敵に特化したロールがイニシエーターです。

イニシエーターの練度が勝敗を分けると言われるほどですが、どんな特徴を持っているか、各マップで最適なイニシエーターが分からない方も多いと思います。

イニシエーターを上手く扱うためには特性と適性をしっかり理解し、練度を高めるのが大切です。


そこで本記事では、各イニシエーターの特徴を解説しつつ、イニシエーター別で適したマップを紹介していきます。

1. 各イニシエーターの特性


https://www.zleague.gg/theportal/valorant-initiators-guide-how-to-play-initiators-in-valorant/


イニシエーターは6エージェントが登場しており、各エージェントで異なる特性の索敵や支援アビリティを有しています。

例えば広いマップが得意不得意、味方に対しての支援アビリティの有無はエージェントで違っており、イニシエーターの練度を高めるにはロールに対する理解度が重要です。


そこでここでは、各イニシエーターの特性を解説していきます。

1-1. ソーヴァ

ソーヴァはマップの広さに関係なく索敵が行えるアビリティを保有しており、あらゆるマップに適応しやすいオールラウンダーです。

リコンボルトは着弾地点から広範囲を索敵できるだけでなく、バウンスや強弱を調整できますし、時間経過で再使用できる万能アビリティです。

オウルドローンは短距離限定で細かくクリアリングできるため、味方の進行時に使用することで危険な状況を回避しやすくなります。

ショックボルトはエントリー阻止や時間稼ぎ、ハンターズフューリーは抑制や設置/解除阻止と幅広く活躍できます。

あらゆるマップで活躍しやすいイニシエーターですが、マップやアビリティに対する理解度が高く要求される点は玄人向けです。

1-2. フェイド

フェイドはソーヴァ同様にホウントで広範囲を索敵しつつ、プラウラーで細かいクリアリングが行える優秀なイニシエーターです。

ホウントもクールタイム満了で再使用できますし、プラウラーは最大2個スタック可能でヒット時にはサイレント効果を与えられます。

これにより、安全に敵の位置を割り出せるため、自身や味方のエリア進行をサポートして勝率アップが期待できます。

シーズは敵を一時的に拘束できるので退路を断ちやすく、ナイトフォールはサイレント+トレイル効果を付与して盤面を一気に制圧できるアルティメットです。

オールラウンダーでありながら攻撃的なアビリティも保有しているので、攻めが難しいマップや攻めが強いマップでの運用がおすすめです。

1-3. スカイ

スカイはトレイルブレイザーで細かいクリアリングが可能であり、クリアが難しい細かい通路等への進行を安全にサポートできます。

ガイディングライトは短距離限定で起爆できるフラッシュですが、敵がフラッシュを受けた場合は鳥が鳴く音が発生するため、おおよその敵配置を割り出せる点も強力。

シーカーは敵3人を追尾してくれるので敵配置を正確に把握でき、ローテートや攻めるタイミングを容易に掴めます。

リグロウスは味方に対して最大100HPを回復できるので、味方が有利に撃ち合える状況を作ってあげられます。

ただし、索敵やフラッシュの距離が全て短めなので、マップサイズが小さいバインド等での運用が最適です。

1-4. KAY/O

KAY/Oはゼロ/ポイントで索敵+アビリティ抑制が可能であり、エントリーの補助や敵の進行阻止で高いポテンシャルを発揮するイニシエーターです。

フラッシュ/ドライブは爆発時間を調整できるフラッシュなので、自身や味方が撃ち合うタイミングで使用すれば有利な状況を作ってあげられます。

フラグ/メントは着弾地点に持続ダメージを与えられるため、敵の進行阻止や設置/解除遅延としても効果的です。

ヌル/コマンドは自身を中心に広範囲でアビリティ抑制効果を与えるので、攻めの際のラッシュやリテイク時の勝率を大幅に引き上げてくれます。

KAY/Oは索敵性能が低い代わりにアビリティ抑制という強みがあるため、ラッシュやリテイクでアビリティが重要になる広いマップでの運用が最適です。

1-5. ブリーチ

ブリーチは直線状にスタン効果を与えたり、壁や障害物を通り越してフラッシュを炸裂させられる攻撃的なイニシエーターです。

フォールトラインやフラッシュポイントはデュエリストのエントリーをはじめ、味方が撃ち合うタイミングで使用することで勝率アップが狙えます。

アフターショックは壁を通り越して範囲内に大ダメージを与えられるため、敵の進行阻止や設置/解除遅延としても威力を発揮してくれます。

ローリングサンダーはコストは9と重ためですが、広範囲にスタン効果を与えられるため、ラッシュやリテイクの成功率を高めてくれる強力なアルティメットです。

ブリーチは索敵スキルを持たない代わりに有利状況を作りやすいアビリティが豊富なので、味方の撃ち合い支援に徹したいサポーターにおすすめです。

1-6. ゲッコー

ゲッコーは索敵/デバフを与える索敵アビリティが豊富であり、味方を支援しながら自身も積極的に戦える攻撃的なイニシエーターです。

ディジーは投げた際にディジーを視認した敵にフラッシュ効果を与えるため、味方に敵の位置を知らせつつ、有利な状況を作れます。

ウィングマンは短距離に対する索敵だけでなく、設置/解除をウィングマンに任せられるので、ゲッコー本人が設置/解除中に撃ち合うことも可能です。

モッシュピットは着弾地点に対して継続ダメージを与えられるので、進行阻止や設置/解除遅延でポテンシャルを発揮できます。

索敵で味方を支援するだけでなく、味方と一緒に撃ち合えるイニシエーターですが、索敵範囲は狭いため、バインド等の小さいマップでの運用がベストです。

2. 各ランクマップでおすすめのイニシエーター


https://www.zleague.gg/theportal/all-valorant-maps-ranked/


イニシエーターは索敵性能の有無や索敵範囲の広さがエージェントで違うため、マップサイズや障害物と言ったさまざまな要素で適性が異なります。

広いマップには索敵範囲が広いエージェント、狭いマップには索敵範囲が狭いえーじぇんとなど、適材適所での運用がイニシエーターには求められます。


そこでここでは、ランクマッチで採用されている各マップでおすすめのイニシエーターを紹介します。

2-1. アセント


https://game-chunky.com/%E3%80%90valorant%E3%80%91%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E7%B4%B9/

アセントはオーソドックスな2サイトマップですが、サイト内からメインの進行を抑えやすく、索敵に長けたイニシエーターが必須となります。

クールタイムで繰り返し索敵が行えるソーヴァ/フェイドは広範囲をクリアできるだけでなく、細かいポジションを潰すのにもピッタリです。

ゲッコーは索敵範囲こそ狭めですが、設置/解除をアビリティで済ませられますし、細かいクリアリングや足止めが行える点でも候補になってきます。


また、アセントや守りにおける防衛アビリティが非常に強力なため、アビリティを抑制して攻めの勝率を引き上げてくれるKAY/Oもメタになっています。

2-2. バインド


https://valorantinfo.gg/maps/bind/


バインドはサイズが小さいだけでなく、2か所のワープポータルを使って逆サイトで瞬時に移動できる特徴を持つマップです。

ローテートしやすいだけでなく、箱裏や角のような待ちポジションが多いため、細かい索敵能力が必須になってきます。


アビリティで細かくクリアできるとなるとフェイド/スカイ/ゲッコーが候補であり、パーティメンバーの構成を考慮してピックするのがベストです。

2-3. スプリット


https://valorantinfo.gg/maps/split/


スプリットはマップサイズは大きく見えますが、開放的にデザインされた場所はAサイト+ミッドのみであり、広範囲索敵アビリティは活かしにくいのが特徴です。

さらに言えばベントや下水をはじめ、角や箱裏のようなハイドポジションが多いため、細かいクリアリングが勝敗を大きく左右します。

フェイドのプラウラー、スカイのトレイルブレイザー/ガイディングライト、ゲッコーのウィングマンやディジーが打ってつけです。

2-4. サンセット


https://thesportsrush.com/gaming-news-riot-games-reveals-new-map-sunset-at-valorant-champions-2023-what-is-known/


サンセットはサイファーによって非常に攻めにくいため、トラップワイヤーを警戒できるソーヴァ/フェイドがメタになっています。

ただし、ソーヴァ+フェイドはやや索敵が過剰になってしまうため、どちらか片方+イニシエーターを採用する構成もおすすめです。

ソーヴァorフェイドにプラスするイニシエーターですが、アビリティを抑制できるKAY/O、索敵+設置/解除をアビリティで行えるゲッコーがマストです。

2-5. ヘイヴン


https://diamondlobby.com/valorant/haven-callouts-guide/


ヘイヴンは3サイトマップでマップサイズが非常に大きく、細かい通路と開放的なサイトが特徴のマップです。

そのため、広範囲索敵+細かくクリアリングできるソーヴァが最適ですが、2イニシエーターの場合はブリーチも視野に入ってきます。

ブリーチはフラッシュで攻守どちらもサポートしやすく、スタンやアルティメットを効果的に運用しやすいためです。

1イニシエーターの場合はソーヴァ、2イニシエーターの場合はソーヴァ+ブリーチで挑みましょう。

2-6. パール


https://www.thegamify.com/haberler/valorant-oyun-rehberi/

パールは各サイトが開放的にデザインされているため、ソーヴァ/フェイドの広範囲索敵で配置を特定しやすいマップです。

ですが、ミッドは箱裏や狭い通路も用意されているため、やはり細かいクリアリングが肝になってきます。

さらにアストラによる設置/解除阻止がメタプレイングとなっているため、アビリティを抑制できるKAY/Oも候補に入ってきます。

2イニシエーター構成の場合、ソーヴァorフェイド+スカイorゲッコーorKAY/Oがベストです。

2-7. アビス


https://valorantnews.jp/archives/87719


アビスは各サイトが開放的にデザインされており、ソーヴァのリコンボルトやフェイドのホウントで広範囲を索敵できます。

ただし、ミッドから各サイトに繋がる通路や箱裏のような角待ちポジションも多く、広範囲索敵だけでは不十分な場面も多いです。

待ちが有利なシーンが生まれやすいため、細かいクリアリングが行えるアビリティ+フラッシュアビリティがあるとエリア確保がラクになります。

ソーヴァ+フェイドは索敵能力が高いので第一候補ですが、2イニシエーターであればスカイ+ゲッコーもおすすめです。

3. まとめ

通路のような細かい場所のクリアリング、防衛アビリティへの対策など、イニシエーターを選ぶうえで長所を活かしやすい選択が求められます。

マップによってガラッと適性が変化するため、1人のイニシエーターだけでなく、複数のイニシエーターを少しずつ練習していくのが最適です。