VALORANT ヨルのデュエリスト採用はアリ? メリットデメリットから解説

公開日: 2025/3/14

https://hard-mode.net/archives/11138


VALORANTでエントリー役を担いつつ、キルを重ねる立ち回りに特化したロールが「デュエリスト」です。

高いキル性能がデュエリストの特徴ですが、唯一ヨルだけは他デュエリストとは違い、取り分け運用が難しいエージェントです。

デコイの生成やポータルワープとトリッキーなアビリティが特徴的ですが、デュエリスト枠で採用して良いのか、疑問に思う方もいるでしょう。


そこでここでは、ヨルをデュエリストで採用しても良いのか、採用するメリットデメリットを解説します。

1. ヨルをデュエリスト採用するメリット


https://appmedia.jp/valorant/76035587

ヨルはジェットやネオンのような高速移動が行えるわけではなく、アイソのような無敵を保有しているわけでもありません。

ですが、他デュエリストには無い唯一無二のメリットがあり、ポテンシャルを発揮できれば戦況を優位に動かせるデュエリストです。

ここでは、ヨルをデュエリストとして採用するメリットを解説します。

1-1. 敵の意表を突きやすい


https://www.4gamer.net/games/482/G048234/20210108069/

ヨルは被弾時にフラッシュ効果を与えるデコイ「フェイクアウト」を生成したり、あらかじめ設置しておいたポータルにワープできるトリッキーなデュエリストです。

デコイは行動パターンが単調なので読まれやすいですが、状況や使い方をマスターすればフラッシュをヒットさせて優位に立ち回れます。

ゲートクラッシュはあらかじめ設置する必要があるものの、任意のタイミングで設置ポータルにワープでき、敵の予測から外れたトリッキーなムーブが行えます。

「本隊にヨルがいたはずなのに後ろを取られている」、ヨルを相手にされた経験がある方なら、こんな状況に遭遇したこともあるでしょう。

任意のタイミングでトリッキーな行動を起こすことで、本隊と挟み撃ちを狙ったり、敵のいないサイトを容易に確保できます。

さらに扱いは難しいですがフラッシュアビリティも持っているので、敵の視界を遮って意表を突くことも可能です。

1-2. 索敵能力が高い


https://www.youtube.com/watch?v=2G6YNWsF9dI

ヨルはジェットやネオンのような素早い移動アビリティはありませんが、代わりにイニシエーターのような索敵能力を保有するデュエリストです。

フェイクアウトは撃てばフラッシュが炸裂するだけでなく、撃たれたか否かで敵のある程度の位置を把握でき、事前に予測して撃ち合いを行えます。

さらにアルティメット「ディメンショナルドリフト」は常時使えるわけではありませんが、一時的に透明状態でマップ内を駆け回れるアビリティです。

ディメンショナルドリフト中は全アビリティを使用でき、自身が視認した敵の位置はミニマップやボイスチャットで共有できます。

任意のタイミングでの解除も可能なので、味方に位置を知らせて挟み撃てる状況で勝負に挑むといった戦術を組み立てられます。

ゲートクラッシュも任意でワープできるため、リスクを冒して敵の位置を特定し、倒される前にワープして位置を知らせるといったプレイングも強力です。

1-3. ワンピックを狙いに行ける

ヨルのゲートクラッシュは事前にポータルを設置する必要がありますが、時間内であれば人のタイミングでポータル位置へワープできるアビリティです。

つまり、ジェットやレイズ、チェンバーのように危機的状況時の回避能力が高く、防衛時は積極的にワンピックを狙いに行けます。

防衛の際にワンピックを先に奪取できれば、攻め側は4人で戦術を組み立てる必要があり、数的有利でラウンド取得率がグッと引き上がります。

ワンピック狙いに失敗しても、相手のエージェントの位置情報を取得し、ワープで帰還できればエリアを守るうえで大きなアドバンテージを獲得可能です。

ただし、チェンバーのテレポートと違い、アビリティを使用する際に1秒程度無防備な状態に陥るため、ワープは素早く実施するのが鉄則です。

2. ヨルをデュエリスト採用するデメリット


https://www.sportskeeda.com/valorant/duelists-ranked-worst-best-valorant-s-new-map-lotus

ヨルはトリッキーな動きを駆使した戦術適性が高く、索敵能力にも優れた唯一無二のデュエリストです。

アルティメットで位置を特定したり、ゲートクラッシュを駆使したワンピック狙いや情報取りが強力ですが、決してメリットだけではありません。

ヨルを5人の中に加えるデメリットは当然あり、ヨルを運用する際はデメリットを払拭し、メリットを生かせる立ち回りが重要です。

そこでここでは、ヨルのデュエリスト運用におけるデメリットを解説します。

2-1. 味方との連携力が必須

ジェットやレイズなどのデュエリストでも当然連携力は必要ですが、他デュエリストは戦闘や生存力が高いため、個々でもエイム力で解決しやすいです。

ですが、ヨルは他デュエリストのような生存力や爆発的な破壊力は無く、撃ち合いや状況有利を作りやすいアビリティが特徴的です。

ジェットやネオンのようなエントリー力は無く、味方が入るタイミングに合わせたフラッシュやワープを駆使し、味方をサポートしながら攪乱する役回りが基本になります。

上手く味方とタイミングを合わせなければフラッシュが味方に当たってしまったり、ワープ先で単独で倒されてしまうことも珍しくはありません。

ヨルは正面からのエリア確保ではなく、味方のためにアビリティを駆使し、意表を突いてエリアを確保するのに適したデュエリストです。

ヨルを運用する場合はボイスチャットで細かくスピーディに報告し、掛け声等でタイミングをバッチリ合わせて戦術を駆使しましょう。

2-2. アビリティを活かすのが難しい


https://gameden.jp/game/valorant/valorant-yoru/

ヨルはフェイクアウトでデコイを生成したり、ゲートクラッシュでポータル先にワープできたりと、ユニークな戦い方が得意なデュエリストです。

ただし、エントリー/足止めなどの決まった使い方が定まっておらず、ヨルのアビリティは使うタイミングや効果が常に変化するのが特徴です。

エントリー時にフェイクアウトを流せば、最初は誤認させてフラッシュ起動が狙いやすいですが、次も同じ要領でフェイクアウトを運用しても対策されてしまいます。

ゲートクラッシュはあらかじめ設置はできるものの、一定時間の経過でポータルは消失するため、リスクが伴う要所以外で無駄遣いはできません。

単調にアビリティを運用するのではなく、味方のアビリティやエントリーに合わせて運用し、多彩な戦術を駆使して戦うデュエリストがヨルです。

状況による効力の変化はデメリットだけでなく、上手く運用すれば敵を常に翻弄してプレッシャーを与えられるため、ヨルを運用するならアビリティ理解から始めましょう。

2-3. エントリー役を果たしにくい


https://www.famitsu.com/news/202101/09212595.html

ヨルは先陣を切ってエリアを確保するのではなく、敵の意表を突く戦い方でキルを獲得し、エリアを広げるのが得意なデュエリストです。

ジェット/ネオン/レイズのようなエントリーに特化したアビリティは無く、攻める際はデュエリストがヨル一人ではエリア確保が困難です。

ヨルのアビリティはゲートクラッシュをはじめ、敵の攪乱や情報取りで効力を発揮する性質のため、味方はデュエリスト無しでのエントリーを強いられます。

ただし、ジェット/ネオン/レイズなどのエントリー力が高く、破壊力も備えたデュエリスト+ヨルで運用するならエントリー役は任せられます。

3. ヨルのデュエリスト採用はアリなのか


https://www.redbull.com/jp-ja/how-to-master-yoru-skills-tips-guide

ヨルのアビリティは癖が強くて活かしにくい性質を持つ反面、上手く活用できれば相手にプレッシャーを与えやすいメリットも秘めています。

しかし、ジェット/ネオン/レイズのようなエントリー力は無く、デュエリスト枠でヨルを採用するのはアリなのか、気になる方も多いでしょう。

そこでここでは、ヨルのデュエリスト採用について、構成パターンから解説していきます。

3-1. 2デュエリスト構成ならアリ

ヨルは単独でのエントリー性能は低いので先陣を切る戦い方には向いていませんが、これは2デュエリスト構成なら補える弱点です。

ジェット/ネオン/レイズなどのエントリー+破壊力のあるデュエリストがいれば、本隊がエントリーしている間にヨルはアビリティで状況を攪乱しやすくなります。

イニシエーターorコントローラー枠を1つ削ってヨルを入れることになるものの、ヨルは索敵や情報取りに長けているので大きな問題にもなりません。

2デュエリストはヨル本来のポテンシャルを活かしやすくなる、ヨルに最適な構成と言えるでしょう。

3-2. 1デュエリストは厳しい

ヨルは正面からのエリア確保よりも意表を突くエリア/情報取りが得意のため、攻める際は本隊とは別行動になりがちです。

つまり、ヨルを除いたチーム4人でエントリーを強いられることになり、味方が索敵やアビリティを駆使しても破壊力のあるエリア奪取は行えません。

ヨルと合わせた連携を行うにしても、味方が生存していなければ運用できない戦術です。

ヨルが機能する前に味方が壊滅状態に陥りやすいため、1デュエリストでのヨル運用は高い練度が要求されます。

固定5人チームなら練度を高めやすいですが、その場限りで連携を行う野良ではおすすめできません。

4. まとめ

ヨルはエントリー力に乏しいのでシングルデュエリスト運用は厳しいですが、2デュエリスト構成なら戦術パターンが増えるのでおすすめです。

タイミングや状況次第ではアビリティが不発に終わりやすい欠点もあるため、多彩なアビリティ運用を意識してプレイしましょう。