Pulsar X2 Miniレビュー! G PRO Xに代わる新定番ゲーミングマウス!?

公開日: 2022/9/28
Logicool G PRO X Superlightに代わる新定番ゲーミングマウスにもなり得ると話題の最新ゲーミングマウス「Pulsar X2 Mini」を入手しました。

8月の時点でPulsarの公式サイトで先行販売がありましたが、ついに9月10日にAmazonでの販売となりました。

Pulsarは過去にもPulsar XliteやPulsar V2などコスパが高く高性能なゲーミングマウスを販売してきました。

今回販売されたPulsar X2 / X2 miniは、Pulsar初の左右対称型なため、G PRO X SuperlightやZowie ZA-13C、Endgame Gear XM1rなどと比較されています。

筆者が購入した物はブラックですが、人気のホワイトカラーも販売されています。

Pulsar V2のように、レッドやブルー、Maxgaming限定カラーも販売されるかもしれません。

1. Pulsar X2 miniのスペック


https://www.pulsar.gg/products/x2-mini


Pulsar X2 / X2 miniはPixArtの最新ハイエンドセンサー「PAW3395」が搭載されています。

DPIは50~26,000PIまで対応しており、ポーリングレートは125、250、500、1000Hzから選択できます。

PAW3395はあまりにも新しいセンサーですので、プロゲーマーでの採用例は少ないですが、 今後発売されるゲーミングマウスに搭載されるようになるので、採用例はどんどん増えていくでしょう。


バッテリーは最大70時間駆動し、Type-Cケーブルでの充電に対応しています。

最新センサーを搭載し、背面以外の肉抜きなしに53gという驚異的な軽量化を実現しています。

スペックは現状発売されているゲーミングマウスの中でもトップクラスと言っても良いでしょう。


「Pulsar X2 miniのスペック」

・カラー:ブラック、ホワイト

・大きさ:116 x 61 x 37mm(長さ x 幅 x 高さ )

・重さ:52g

・接続:USB、無線

・形状:左右対称

・ケーブル:USB Type-C

・センサー:PixArt PAW3395

・DPI:50~26,000DPI

・ポーリングレート:125、250、500、1000Hz

2. Pulsar X2 miniの形状・大きさ


Pulsar X2 mini左右対称の小型ゲーミングマウスです。

ミディアムサイズの「Pulsar X2」や「Logicool G PRO X Superlight」と比べても一回り小さいです。

表面は非常にサラサラとした触り心地をしています。

非常に滑りやすいので、グリップ感を求める人ははグリップテープを貼る必要があるでしょう。


Pulsar X2 miniとG PRO X Superlightの大きさを比較してみました。


Pulsar X2 miniはG PRO X Superlightよりも縦の長さが短いことが良く分かりますね。

そのため、手が大きい人やかぶせ持ちをする人にはかなり窮屈に感じるでしょう。

手の小さい女性や子供、つまみ持ちでマウスを持つ人には丁度良い大きさです。


手の大きい人はミディアムサイズのPulsar X2を選択しましょう。


Pulsar X2 miniはG PRO X Superlightと同じく、癖のない形状をしています。

大きな違いは、マウス上部のコブの形状でしょう。

G PRO X Superlightはマウスの中央がコブの頂上となっているのに対し、 Pulsar X2 miniは後ろにマウスの後部がコブの頂上になる形状をしています。

この形状は、Zowie ZA-13シリーズやEndgame Gear XM1シリーズに近い形状と言えます。


Pulsar X2 miniは癖のないとても素直な形状をしています。

しかし、サイズがとても小さいので、かぶせ持ちかつかみ持ち専用のように感じます。


Pulsar X2 miniの重さは実測値で53gでした。

メーカー表記では52g+-1gとのことなので、表記通りと言っても良いでしょう。

Pulsarの前作、Pulsar V2 miniは表面の肉抜きありで55gだったので、 肉抜き無しかつ最新センサーに更新して53gまで軽量化したPulsarの企業努力はとんでもないですね。

間違いなく、現在販売されているゲーミングマウスでは最軽量の物の1つです。

ビルドクオリティも流石のPulsar、全く問題ありません。

3. センサー(PixArt PAW3395)


Pulsar X2 miniにはPixArtの最新センサーPAW3395が搭載されています。

つい最近リリースされたばかりのセンサーなので、搭載されているゲーミングマウスはごく一部に限られます。


軽量化をしつつ最新センサーをいち早く採用し、さらに購入しやすい価格で販売してくれたPulsarには感謝しかありません。


Pulsar X2 miniに搭載されているPixArt PAW3395は50~26,000DPIまで対応しています。

ポーリングレートは150、250、500、1000Hzから選択できます。

Pulsar X2 miniの各種設定は専用ツール「Pulsar Fusion Wireless Mouse」から設定できます。


「Pulsar Fusion Wireless Mouse」
https://pulsargg.jp/pages/download

4. マウスパッド相性


手持ちのマウスパッド数種類でテストを行ったところ、どのマウスでも正常に動作しました。

PixArt PAW3395は流行りのガラスマウスパッドでも正常に動作することも売りにしているので、Skypadなどのガラスマウスパッドを使用している人も安心してください。

今回テストを行ったゲーミングマウスパッドは以下のとおりです。


・eSportsTiger EBA BLUE

・eSportsTiger Longteng Firecloud 2

・Gamesense Radar 3mm

・X-raypad Aqua Control 2(ブラック)

・X-raypad Aqua Control 2(プリント)

・Skypad Glass 2.0 XL

5. マウスソール


Pulsar X2 miniにはPTFE(テフロン)製のマウスソールが貼られています。

同社が販売しているガラス製マウスソール「Pulsar Superglide」にも対応しています。


開封後に各マウスパッドでマウスを滑らせてみたところ、「よく滑る良いマウスソール」と感じました。

エッジの処理も適切に行われているため、引っ掛かりを感じること無くスムーズにマウスを滑らせることができます。


ただし、マウスの厚みが少し薄いようにも感じました。

気になる人は、後に発売されるであろう「eSportsTiger ICE」や「Corepad」などに貼り替えると良いでしょう。

非常に優秀な初期ソールですので、そのまま使っても問題はありません。

6. 各種ボタン(クリック感など)


Pulsar X2 miniのメインボタンにはFinalmouse Starlight-12と同じ「Kailh 8.0 Switch」が採用されています。

クリック感は固くは無いですがクリック感が強いように感じます。

そのため、人によっては少しタップ撃ちがし辛いと感じる可能性があります。


Pulsar X2 miniのサイドボタンはG PRO X Superlightに似ていますが、より接地面と並行な角度で配置されています。

つまみ持ちをした際にアクセスしやすい設計になっていると思います。

クリック感のあるサイドボタンなので、誤操作はし辛いでしょう。

7. 持ち方の相性


Pulsar X2 miniの持ち方について感じたことをまとめてみます。


かぶせ持ち


Pulsar X2 miniでの「かぶせ持ち」は”不可能”と言っても良いでしょう。

縦の長さが足りず、全くもって快適に操作をすることができません。


手が大きい人の場合は、指を曲げなければマウスのクリック部分に指が届かないでしょう。

そうなってしまうと、それはもう「つかみ持ち」になってしまいます。

Pulsar X2 miniでかぶせ持ちは全くおすすめできません。


つかみ持ち


「つかみ持ち」はPulsar X2 miniと相性が良いですが、少し人を選ぶでしょう。

手が大きい人にとっては、つかみ持ちでも少し窮屈に感じると思います。

つかみ持ちでもつまみ持ちに近い持ち方をしている人にはおすすめです。


つまみ持ち


「つまみ持ち」はPulsar X2 miniと非常に相性が良いです。

まさにつまみ持ちのために設計されたと言っても良いほどの持ちやすさです。


G PRO X Superlightでつまみ持ちをしていて、”少し大きいな”と感じていた人などは Pulsar X2 miniがジャストフィットする可能性は大いに有り得るでしょう。

8. 表面素材はとても滑りやすい


Pulsar X2 miniは非常にサラサラとした触り心地の表面素材が採用されています。

触り心地は良いのですが、非常に滑りやすいです。

手汗をかいてしまう人は、更に滑りやすくなる出そう。

つまみ持ちでマウスを大きく降った際などは、マウスが吹っ飛んでしまう可能性もあります。


そういった「滑りやすい問題」は「グリップテープ」で解決できます。

Pulsarが公式に販売している「Pulsar X2 mini用のグリップテープ」や「Lizard Skin」などを貼り付けてみると良いでしょう。

9. まとめ


発売前から非常に期待され、発売後もすぐに売り切れてしまったゲーミングマウス Pulsar X2 miniをレビューしてみました。

Pulsar X2 miniはG PRO X Superlightのような非常に無難な左右対象のゲーミングマウスです。

しかし、非常に小さいサイズから、つかみ持ちかつまみ持ち限定のゲーミングマウスであると感じました。


最新センサーのPAW3395を搭載、本体上部の肉抜きなしに53gの超軽量ゲーミングマウスは凄いの一言につきます。

今後はミディアムサイズのPulsar X2と共に、プロゲーマーの間でも使用者が増えていくことでしょう。


非常に人気なため、Amazonでは入荷する度に数分で品切れしてしまっています。

Pulsar公式は「Keepa」などの入荷通知を受け取れるツールの使用を推奨しています。


「Pulsar X2 mini(公式サイト)」
https://pulsargg.jp/products/x2-mini