Xbox Game Passはゲーマー必見のサブスクサービス
1. Xbox Game Pass
Xbox Game Passは、Microsoftが提供するゲームのサブスクリプションサービスです。
日本ではあまり馴染みは無いかもしれませんが、海外では非常に話題になっています。
日本人の皆さんは「Xbox」と聞くと「人気の無いゲーム機」「プレステの劣化」と考える人も多いかもしれません。
そのせいもあって、Xbox Game Passも「日本人には関係ない」と考えている人も多いでしょう。
日本では、Xbox Series X/Sは人気がなく、取り扱っている店が少ないのも事実ですからね。
Xbox Game Passは実は、PCやスマホでも利用できるのです。
特にゲーミングPCを持っている人には非常にお得なので、ぜひ加入を検討していただきたいです。
Xbox Game PassはPCのみ、Xbox本体のみ、Ultimateの3種類があります。
- Xbox Game Pass for PC(PC向け):月額850円(税込み)
- Xbox Game Pass for Console(Xbox One、Xbox Series X/S):月額850円(税込み)
- Xbox Game Pass Ultimate:月額1,100円(税込み)
2. Xbox Game Passで遊べるゲームの例
Xbox Game Passには、100種類以上のゲームが登録されています。
Xbox Game Pass登録者は、それらのゲームを追加料金を支払うこと無く無制限で遊ぶことが出来ます。
取り扱いタイトルはドラゴンクエストXI、NieR:Automata、Forza Horizonシリーズ、龍が如くシリーズ、Flight SimulatorなどのAAAタイトル。
Minecraft、Stardew Valley、Among Us、Dead by Daylight、Celesteなどの人気インディーズゲームも含まれます。
Xbox Game Pass Ultimateではそれらに加え、「EA Play」の作品も対象となります。
FIFAシリーズやBattlefieldシリーズ、Need for Speedシリーズなども遊べるようになるのです。
3. Xbox Cloud GamingはスマホでAAAゲームも遊べる
Xbox Cloud Gamingは「Xbox Game Pass Ultimate」のユーザーが体験出来るクラウドゲーミングサービスです。
Xbox Cloud Gamingはクラウドサービスですので、ゲームをPCやスマホにインストールする必要がありません。
スペックの高くないスマホやノートPCでも、手軽にAAAタイトルや人気のインディーズゲームを楽しむことが出来ます。
Xbox Cloud GamingはPC、iOS(iPhone、iPad)、Androidに対応しています。
ゲームのプレイには別途、ワイヤレスコントローラが必要です。
公式ページには「Xbox コントローラーが必要」とありますが、実際は「XInput」に対応しているコントローラであれば問題ありません。
普段PCやスマホに使用しているコントローラでまずは試してみましょう。
スマホでXbox Cloud Gamingを遊ぶ場合は、Gamesir X2コントローラが非常に快適なのでおすすめです。
4. Xbox Game Passのおすすめゲーム
Xbox Game Passには100以上のゲームが登録されています。
そのため、全てのゲームを紹介することはできません。
そこで今回は、筆者が特におすすめするXbox Game Passで遊べるゲームを紹介します。
Minecraft(マインクラフト)
Minecraftは、言わずと知れたサンドボックスの名作ゲームです。
2020年には、世界のビデオゲームへの殿堂入りも果たしています。
マイクラのワールドは無限に広がり、原木、水、溶岩、鉱石など様々なブロックで構成されています。
プレイヤーはそれらの素材を採取するために冒険したり、ブロックで構造物を作ったりと様々な方法で遊ぶことが出来ます。
レッドストーンというアイテムを使い回路やスイッチ、センサーなどの装置を作る事もできます。
プログラミングの教育用ゲームとしても注目されており、実際に教育プログラムに組み込んでいる学校もあります。
Minecraftの開発元、Mojang StudioがMicrosoftに買収されたこともあり、Xbox Game Passに登場しています。
Xbox Game Pass加入者は、「Java版」「Bedrock Edition(統合版)」の両方を遊ぶことが出来ます。
Among Us(アマング・アス、アモング・アス)
Among Us(アマング・アス、アモング・アス)は宇宙ステーションを舞台とした「人狼ゲーム」です。
プレイヤーはクルー(乗組員)とインポスター(詐欺師、偽物)に分けられて戦います。
クルーは、インポスターの特定・排除、マップのタスクを完了することが目的です。
インポスターは、クルーが全てのタスクを完了する前に正体がバレないようにクルーを殺害して回るのが目的です。
配信当初は人気がありませんでしたが、2020年にストリーマーがプレイをしたことなどにより一気に超人気作へと成長しました。
Back 4 Blood(バックフォーブラッド)
Back 4 Blood(バックフォーブラッド)は、Left 4 Dead(L4D2)の制作陣が新たに制作した協力型ゾンビFPSです。
ただゾンビを撃ち続けるだけでは攻略が難しいのも特徴です。
プレイヤーキャラ「クリーナー」の特徴を把握し最適な「カードデッキを構築」をする必要があります。
また、フィールドには様々なギミックや罠が仕掛けられています。
罠を起動しないように注意しつつ、ゾンビを排除し続けなくてはなりません。
Back 4 Bloodは2021年10月に発売されたばかりのゲームです。
5. Xbox Game Passの欠点
しかし、Xbox Game Passにも欠点はあります。
まず、「日本語に対応していないゲームもある」という事です。
SteamやPS4などで普通に日本語が含まれているゲームでも、日本語で遊べないゲームもいくつかあるようです。
筆者はクラウド版のトロピコ5をプレイしようとしましたが、英語だったため断念しました。
また、逆に「日本語対応の記述が無いのに日本語対応しているゲーム」もあります。
これらのローカライズに関する問題は、非常にややこしいですね。
英語圏の人には特に問題にならないでしょうが、日本語のように少数かつ特殊な言語を普段使用している人には大変大きな問題です。
とはいえ、Xbox Game Passが、ゲーマーにとって非常に魅力的なサービスであることには変わりません。
Xboxのゲーム本体を持っている人はもちろん、PCゲーマーやスマホでクラウドゲーミングを経験してみたい人にもおすすめです。