マウスソールの選び方とおすすめのマウスソールを紹介

公開日: 2022/10/5
FPSゲームなどで使用される「ゲーミングマウス」を滑らせるために背面に貼り付けられているのが「マウスソール」です。

マウスソールにも様々な種類があり、使われている素材や形状・大きさによって滑りやすさや止めやすさが変化します。

また、エッジを丸める処理が適切に行われているかによって、操作時の快適さに差が生まれるなどの差異もあります。


今回は、ゲーミングマウスに貼り付けるマウスソールの選び方とおすすめのマウスソールをいくつか紹介します。

1. マウスソールとは?


「マウスソール」はマウスを滑らせるためにマウスの裏面に貼り付けられている物です。

素材や形状は様々で、それぞれ操作性が異なります。

ゲーミングマウスに使用されているマウスソールの多くは「PTFE(テフロン)」素材を使用しています。

マウスソールはマウスパッドとの摩擦により摩耗していくため、滑りが悪くなったなどの症状を感じる度に買い替えることが重要です。


マウスソールの買い替えペースは「使用頻度」「用途(ゲームの種類)」「マウス感度」「使用しているマウスパッド」などによって変化するため、人それぞれ異なります。

定期的にマウスソールの厚みを確認する、滑り具合を確かめるなどすると良いでしょう。

ガラス素材などのハードパッドを使用している場合は2~3ヶ月程度での貼り替えが推奨されています。

2. マウスソールの選び方


マウスソールはAmazonでも多くの商品が販売されており、どの商品を買えば良いか分からないかもしれません。

そこで、マウスソールの選び方をいくつか紹介します。

マウスソール選びの際の参考にしてください。


素材・滑りで選ぶ


現在、ゲーミングマウスのマウスソールで主に使用されている素材は「PTFE(テフロン)」です。

PTFEソールは滑りと止めのバランスが良く、幅広いゲームを快適にプレイできます。

プロゲーマーはほぼ間違いなくPTFE製のマウスソールを採用しています。


最近台頭したマウスソールの素材の1つに「ガラス」があります。

ガラスソールは初動の滑り出しが非常に軽く、ピタッと止めるのが少し難しいといった特徴があります。

Apex LegendsやOverwatchなどのマウスを素早く大きく降るトラックエイム(トラッキング)が重要なゲームとの相性が非常に良いです。


また、最新のマウスソール素材に「宝石」を採用したものも登場しています。

宝石ソールはガラスソールとは異なり、滑り出しが鈍く止め性能が高いものになっているようです。

・PTFEソール:一般的なソール、滑りと止めのバランスが良い万能タイプ。

・ガラスソール:初動が軽いソール、少し止めづらいが最近のゲームとの相性は良い。

・宝石ソール:非常に高価。止め性能が高く、Valorantなどと相性が良い。


マウスソールは滑りやすいほど優れているというわけでもありません。

自分がプレイするゲームやプレイスタイル、マウス感度、マウスパッドなどを考慮して自分に合った物を選択するのが大切です。

3. 形状で選ぶ(専用形状・汎用丸形)


マウスソールの素材が同じものでも、形状が変われば滑り具合も変わります。

形状による滑り具合の変化には「摩擦係数」が大きく関わっています。

大きなマウスソールはマウスパッドとの接地面積が広いため、摩擦係数が高まり滑りづらくなります。

逆に、小さなマウスソールはマウスパッドとの接地面積が狭いため、摩擦係数が低くなり滑りやすくなります。


また、小さなマウスソールは布製のマウスパッドに沈み込みやすく、マウスを沈み込ませて止めるといった技も可能になります。

しかし、意図せずにマウスを沈み込ませてしまい「操作感が安定しない」要員にもなるため一長一短と言えるでしょう。

マウスパッドの形状は基本的に「専用形状」か「汎用丸形」で選ぶことになります。


「専用形状」はその名の通り指定されているマウス専用の形像のマウスソールです。

例えば「Logicool G Pro X専用」と書かれているマウスソールは「Logicool G Pro X」でしか使用できません。

「汎用丸形」は使用するマウスを指定しないため、どのようなマウスにも貼り付けて使用することができます。

汎用丸型はサイズの小さい丸型ソールを複数貼り付ける仕組みになっています。

そのため、摩擦係数が小さいため専用ソールよりも滑りが速くなる傾向があります。


・専用形状:使用するマウスが指定される。

・汎用丸形:全てのマウスに使える。摩擦係数は少なめ。


エッジ(角)の丸め処理の有無


マウスソールのエッジ(角)の処理はマウスを操作した際の操作感に大きく影響を及ぼします。

角が丸まっていないマウスソールの場合、マウスソールがマウスパッドに引っかかってしまったりと不快な操作感になってしまいます。

マウスが触れる部分はもちろん、もう少し深い部分まで丸まっているソールが望ましいです。


マウスメーカーの純正ソールは現在も角が尖っている物が多くあります。

操作感に不満を感じた場合は、「Corepad」や「eSportsTiger」などのサードパーティ製マウスソールへの張り替えを推奨します。

4. おすすめのマウスソール

おすすめのマウスソールをいくつか紹介します。

実際に使用経験のあるマウスソールのみの紹介となるため、 非常に高価な宝石ソールや入手困難なものは除外させていただきます。


eSportsTiger Arc1


https://shop.hid-labs.com/

eSportsTiger Arc1は高純度PTFE素材の滑走重視モデルのマウスソールです。

1パックに2枚のソールが入っていながらも900円と非常にコスパに優れています。


エッジの処理は適切で、柔らかいマウスパッドやガラスソールで操作をしても引っ掛かりなどの問題は発生しづらいです。

多くの人気ゲーミングマウスの専用形状に対応し、汎用丸形も販売されています。


「eSportsTiger Arc1の特徴」

・滑り:速い

・耐久性:普通

・コスパ:とても良い(2枚セット 900円)


eSportsTiger Arc2


https://shop.hid-labs.com/

eSportsTiger Arc2は一般的なPTFE素材が使用された長期安定モデルのマウスソールです。

こちらはeSportsTiger Arc1とは異なり、マウスソールは1パックに1枚となっています。


滑走速度は速くも遅くもなく、ゲーミングマウスに付属しているマウスソールと同程度です。

付属のマウスソールから操作感を大きく変化させたくない場合などにおすすめです。

耐摩耗性に優れるため、ガラスソールを使用している人にもおすすめです。


エッジの処理は適切で、柔らかいマウスパッドやガラスソールで操作をしても引っ掛かりなどの問題は発生しづらいです。

対応ゲーミングマウスはeSportsTiger Arc1には劣りますが、人気ゲーミングマウスはほぼ網羅されています。


「eSportsTiger Arc2の特徴」

・滑り:普通(付属ソールと同程度)

・耐久性:高い

・コスパ:普通


eSportsTiger ICE


https://shop.hid-labs.com/

eSportsTiger ICEは純PTFE素材が使用された滑走重視モデルのマウスソールです。

eSportsTiger Arc1よりも更に滑りを重視している反面、耐摩耗性が少し犠牲になっています。

そのため、ガラスソールなどと組み合わせて使用することはおすすめできません。


eSportsTiger製のマウスソールの中で最もクオリティが高いマウスソールとの評価も多く、 自分が使用しているマウスが対応している場合はeSportsTiger ICEを選択することをおすすめします。

エッジの処理は適切で、柔らかいマウスパッドやガラスソールで操作をしても引っ掛かりなどの問題は発生しづらいです。


対応ゲーミングマウスはeSportsTiger Arc1には劣りますが、人気ゲーミングマウスはほぼ網羅されています。

1セット950円とPTFE製マウスソールとしては少し高価ですが、非常に品質が高いため幅広い層におすすめできます。


「eSportsTiger ICEの特徴」