ゲーミングPC初心者必見!予算や用途にピッタリなゲーミングPCの選び方を解説
https://gifbi.jp/game-pc-biginner
昨今はストリーマーやVtuberの方の影響力もあり、ゲーミングPCでゲームをプレイするのが当たり前になっている時代です。
とはいえ、ゲーミングPCを自分で検索し、閲覧していく中で「自分の目的に合うゲーミングPCが分からない」と判断できず、購入を躊躇ってしまう方も多いでしょう。
ゲーミングPCは安くても新品だと15万円~20万円はコストが掛かり、大きな買い物になるため、損をしないように選びたいですよね。
そこで本記事では、ゲーミングPC初心者に向けて、予算や用途にピッタリなゲーミングPCの選び方を解説します。
1. 性能の指標になるパーツについて
https://gamingpcs.jp/parts/
ゲーミングPCは単体で15万円~40万円以上と価格幅が広く、当然価格が高いほどに基本性能も向上します。
注意点としてはCPUやGPUをはじめ、さまざまなパーツが組み合わさって機能しているという点です。
各パーツごとに性能が存在しているため、予算で選ぶにしても目的で選ぶにしても、主要パーツの指標を把握しておくのが大切です。
そこでここでは、ゲーミングPCでチェックすべき、主要パーツ4つについて解説していきます。
1-1. CPUについて
https://www.trendradars.com/channels/article-2212213-best-gaming-cpu-2022-the-top-processor-options-for-gaming-4/
CPUはゲーミングPCにおける並列処理(同時起動や処理)の要であり、CPUの性能が高いほどに高負荷の動作を複数同時にこなすことができます。
CPUの性能についてですが、基本的には世代が新しく、Core 3→5→7→9と右に行くにつれて処理性能が高くなるのが特徴です。
Core i9シリーズは性能こそ高いですが、当然パーツ単体の価格が非常に高く、搭載されているゲーミングPCも相対的に価格が高くなってしまいます。
ゲームプレイ×配信程度ならCore i7でも充分にパフォーマンスを発揮できるため、予算と相談して選ぶのが最適解です。
ゲームだけを楽しむならCore i5で大丈夫ですが、Core i3はビジネス用途で使用されることが多く、性能不足に陥りやすいため、最低でもCore i5以上を選択しましょう。
1~2世代前のモデルでも問題はありませんが、3年〜5年以上と長期的に使用したいなら、最新世代を選択するのがベストです。
1-2. GPUについて
https://www.pcguide.com/gpu/guide/best-gpu-for-entry-level-gaming/
GPUはグラフィックボード、つまりゲームをプレイする際のグラフィック処理を行う、ゲームプレイにおける最重要パーツです。
RTX2000→3000→4000と左の数字が世代を指し、4060→4070→4080→4090など、下2ケタの数字が性能を表しています。
下2ケタの中間には4060Tiや4070 Superなど、4060や4070よりもややスペックアップしつつ、コストが抑えられたモデルも登場しています。
2024年現在でBTOに搭載されているのは4000番台が基本のため、GPUで選ぶ際は下2ケタの数字に注視しましょう。
VALORANTやAPEX程度なら4060~4070、サイバーパンクやARK Survival Ascendedなど、要求スペックが高い作品は4070Ti以上が推奨です。
また、4KゲームプレイやVRChatなど、グラフィック処理の負荷が高い用途においては、4080以上がおすすめです。
1-3. メモリについて
https://paktutor.org/
メモリはCPUやGPUが処理したデータの一時保管を担っており、メモリの容量が大きいほどに複雑な処理もスムーズにこなすことが可能です。
ゲームプレイにおいてはグラフィック処理で負荷が掛かりますし、同時に配信も行う場合は不足すると処理落ちしてしまう可能性があるため、容量は意識しましょう。
昨今は16GB~32GB以上を搭載するのが主流になりつつあり、BTOメーカーから発売されているゲーミングPCでは、最低限16GBは必ず搭載されています。
単純なゲームプレイだけなら16GBでも困ることはありませんが、先述したように配信も同時に行う場合、ゲーム処理+配信処理で高負荷が掛かるため、32GB以上が推奨です。
また、サイバーパンクなどの要求スペックが高いゲームプレイをはじめ、4K等の高グラフィックで楽しむなら、こちらも処理能力が要求されるので32GB以上が必須です。
幸い、メモリに関しては16GB→32GBへのアップデートが1万円~2万円程度で済むため、よほど予算に余裕がない場合を除き、長期的に見て32GBを選びましょう。
1-4. SSDについて
https://www.ign.com/articles/best-ssd
SSDはゲームファイルをはじめ、画像やOS等のさまざまなデータを記憶できる場所であり、容量が大きいほど大量のファイルやデータを保管できるパーツです。
SSDの容量幅は250GB~2TB以上と非常に幅が広いですが、単体で容量が大きなゲームファイルを保管するにあたり、最低でも500GB以上が推奨されています。
とはいえ、複数のゲームを保存したり、画像や動画の編集等でもゲーミングPCを用いるなら、絶対的に容量不足に陥るので最低でも1TBがおすすめです。
2TB以上がマストではありますが、SSDは拡張費用に対するパフォーマンスが低く、後から増設や外付けで対応できるため、とりあえずは1TBを選んでおけば問題は無いでしょう。
2. 予算別ゲーミングPCの選び方
https://pcpick.net/feature/pccase-btopc-model/
これから初めてゲーミングPCを購入するにあたって、用意できる予算は人それぞれだと思います。
「掛けれても20万円かなぁ」「40万円くらいまでなら何とか」など、しっかり吟味するのも大切ですが、参考程度に予算別の指標を把握しておきたい方も多いでしょう。
そこでここでは、大まかな予算別でおすすめの選び方を解説します。
2-1. 予算20万円まで
掛けられる予算が20万円までの場合、ハイグレードパーツを選択することは難しいため、スペック上限はミドル辺りとなり、具体的な指標は以下の通りです。
・CPU:13~14世代 Core i5
・GPU:RTX 4060~4060Ti
・メモリ:16GB
・SSD:500GB~1TB
CPUは13世代なら少し価格を抑えられますし、SSDも500GBを選ぶことで、1万円程度はコストを浮かせられます。
ただし、3年~5年以上の長期スパンで使用したいなら、性能面で余裕を持たせたいので、20万円ギリギリまで性能を引き上げるのがベストです。
2-2. 予算30万円まで
掛けられる予算が30万円までの場合、ミドルパーツ~準ハイグレードパーツも構成次第では視野に入れることができ、具体的な指標はこのようになります。
・CPU:14世代 Core i5~Croe i7
・GPU:RTX 4070~RTX 4070Ti SUPER
・メモリ:16GB~32GB
・SSD:500GB~1TB
30万円までの範囲だと各パーツごとに選択肢も増えてきますが、30万円上限までコストを掛けるか、25万円までに抑えるか、などで少し変わってきます。
30万円上限までコストを掛けるなら各パーツは最大値まで、25万円までなら各パーツで最低値〜中間で選択する形となります。
ただし、CPU/GPUは性能が高いに越したことはないため、可能な限り性能が高いパーツ、少し予算をオーバーしてでもメモリは32GBがおすすめです。
2-3. 予算40万円以上
ゲーミングP'Cに対して40万円以上のコストを掛けられる場合、ハイスペックパーツの組み合わせを容易に選択でき、具体的な指標は以下の通りです。
・CPU:14世代 Core i7 or Core i9
・GPU:RTX 4080~RTX4090
・メモリ:32GB~64GB
・SSD:1TB~2TB以上
40万円以上のコストを掛けられるなら、最新世代且つ処理性能が高いパーツをはじめ、メモリやSSD容量も多く搭載できるでしょう。
ただし、予算40万円が限度の場合、全てをハイスペックで揃えるのは難しく、CPUをCore i7にしたり、メモリ32GBでSSDを1TBにしたり、妥協点を見つける必要があります。
あらゆるゲームでパフォーマンスを出すにあたり、GPUはグラフィック処理に直結するため、基本的に妥協してはいけません。
ですが、CPUは最新世代Core i7があればゲームプレイ+配信が容易ですし、SSDは後から増設や外付けで補えるので、初期から大容量を選択しなくて大丈夫です。
メモリに関しては32GBあれば問題はありませんが、32GB→64GB増設が2万円以内で済むため、予算に少し余裕があるなら増設も検討しましょう。
3. 用途別での選び方
https://wospblog.net/post-831/
ゲーミングPCは一般的なビジネス向けPCよりも基本性能は高いですが、同じゲーミングPCでもスペックによって自由度が変わってきます。
要求スペックが高いゲームのプレイ、ゲーム+配信を同時に行うなど、負荷の高い用途で使用するなら、負荷レベルを想定してゲーミングPCを選ぶのが鉄則です。
そこでここでは、ゲーミングPCにおける用途別の選び方を解説します。
3-1. ゲームタイトルに合わせる
自分がゲーミングPCでプレイしたいタイトルがある場合、該当タイトルの要求スペックを基準に選ぶのがおすすめです。
ただし、推奨値はあくまでも低〜中画質で60fps以上を発揮できる数値でしか無く、推奨値ジャストのスペックでは60fps以上且つ高画質ではプレイできません。
そのため、144fps~240fps以上を狙ったり、高画質や4Kグラフィックでゲームを楽しむなら、推奨値よりも高いスペックのゲーミングPCが必須です。
「サイバーパンク2077、Ark Survival Ascended」など、要求スペックが高いタイトルの場合、最低でも予算30万円は見積もっておきましょう。
また、メモリは推奨値16GBに対し、16GBで動作させると処理落ちが起きる可能性があるため、推奨値16GB=32GBで余裕を持たせるのがベストです。
3-2. ゲーム配信をするか否か
単純なゲームプレイだけであれば、要求スペックが高いタイトルでもない限り、ミドルスペックでも問題はありません。
しかし、ゲームプレイ+配信を同時に行う場合、ゲームプレイ+配信ソフト起動で大きく負荷が掛かるため、ミドルハイ~ハイスペック以上のスペックが必要です。
ゲーム配信を行う場合、ゲーム+配信ソフトの処理を担うCPU性能、CPUの処理をサポートするメモリ容量に注視しましょう。
ゲームプレイと違って負荷が掛かる処理を同時に行うため、メモリ容量は16GBではなく、32GB以上を選ぶのがベストです。
また、Core i5だとコアやスレッド不足で動作が安定しない恐れがあるため、最新世代Core i7以上も必須になってきます。
4. まとめ
初心者から見るとさまざまなパーツや数字が目立って迷いがちですが、アバウトな指標を把握するだけでもかなり選びやすくなります。
プレイしたいタイトルのスペックと照らし合わせたり、BTOショップから価格で絞って選ぶなど、自分が選びやすいと思う手段で選んでいただければ幸いです。