
期待の新作モンスターハンターワイルズ グラフィック品質に合うスペックを解説
https://www.famitsu.com/news/202312/08327040.html
2025年2月28日に発売が予定されている新作「モンスターハンターワイルズ」。
モンハンシリーズの新作ということもあり、プレイを心待ちにしている方も多いでしょう。
しかし、steamでリリース予定のPC版は要求スペックが高く、自身が目指すグラフィック品質にはどの程度のスペックが要るのか、具体的に把握しておきたい方もいると思います。
そこで本記事では、PC版モンスターハンターワイルズで要求されるスペックをグラフィック別に解説します。
1. フルHD 最低画質の推奨スペック
https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/product/
フルHDは2K/4Kと比べると滑らかな映像描写の点では劣るものの、グラフィックよりもスムーズな動作を重視される方も多いでしょう。
また、近年はゲーミングPCやPCパーツが高騰傾向にあるため、最低限の環境で良いから現状所持しているPCでプレイできるか否かも把握しておきたいと思います。
そこでここでは、モンスターハンターワイルズのフルHD 最低画質で推奨されるスペックを解説します。
1.CPU
モンスターハンターワイルズはグラフィック処理の大部分をGPUで担っていますが、最低値でもミドル程度のCPUスペックは要求されます。
「Intel Core i5-10400」「AMD Ryzen 5 3600」が最低環境で推奨されているため、左記CPUよりも高水準のCPUを搭載しなければいけません。
上記CPUを下回るスペックでも起動自体は可能ですが、処理が追い付かずにプチフリーズが目立ったり、ゲームが落ちてしまう可能性があるためです。
2~3年前にミドルスペックを購入した方ならクリアは容易ですが、6年以上の型落ちスペックを使用している方は買い替えを検討した方が良いでしょう。
2.GPU
モンスターハンターワイルズのフルHD 最低画質プレイで推奨されるGPUですが、「GTX 1660 Super」「Radeon RX 5600 XT」です。
近年発売されているRTXシリーズと比べると安価で入手しやすく、最低限のプレイ環境を整えるだけであれば低コストに抑えられます。
ただし、注意点として公式ではフルHD+最低画質+30fpsにおける推奨スペックのため、60fps以上を発揮させるにはパワー不足です。
また、最低条件としてVRAM6GBが必須のため、上記GPU以下のスペックでは最低環境でもプレイできないと考えるのがベストです。
2. フルHD 中画質の推奨スペック
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フル HD 中画質は最低画質設定よりもグラフィック品質が高く、2K/4Kほどではないものの、没入感を味わえる水準です。
また、フルHD 中画質の推奨スペックを満たしていれば60fps以上でのプレイも視野に入るため、スムーズなゲームプレイが行える最低ラインとも言えます。
ここでは、フルHD 中画質でプレイするにあたって推奨されるスペックを解説します。
1.CPU
CPUに関してはフルHD 最低画質と同様、「Intel Core i5-10400」「AMD Ryzen 5 3600」が推奨です。
このことからモンスターハンターワイルズのプレイにあたり、GPUと比べるとCPUスペックの重要性は低いと言えます。
とはいえ、上記CPUはあくまでも最低値でしかなく、激しく動く戦闘シーン等ではパワー不足を感じる可能性も当然秘めています。
また、ゲームを起動するだけなら大きな問題はありませんが、配信も同時に行うなら圧倒的にパワー不足となる点にも注意です。
2.GPU
フルHD 中画質設定の要求値は最低環境から若干必要スペックが上がっており、「RTX 2060 Super」「Radeon RX 6600」以上が必要になります。
VRAMでは8GBが推奨条件となっているため、VRAMが8GB以上備わっていないGPUでの安定動作は厳しくなる点には注意です。
とはいえ、RTX2000シリーズ程度ならGPU単体での買い替えは検討しやすいですし、ある程度の没入感を楽しみたい方には最適な選択肢と言えます。
ただし、中画質程度なら問題なく動かせるものの、画質設定を高~ウルトラにすると極端に動作が重くなる可能性もあります。
高~ウルトラでのプレイを検討されるなら、RTX3000シリーズ以上を検討する方が良いでしょう。
3. WQHD(2K)高画質の推奨スペック
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WQHD(2K)はフルHDよりも描写のキメが細かく、滑らかで美麗な映像で深い没入感を体験できる解像度です。
ただし、解像度が上がることで映像は綺麗になりますが、比例して要求スペックがグッと引き上がるため、生半可なスペックでは満足にプレイすることができません。
4K水準は莫大なコストが掛かるので難しいものの、2Kくらいには設定を引き上げたいという方も多いでしょう。
そこでここでは、モンスターハンターワイルズのWQHD(2K)プレイで推奨されているスペックを解説します。
1.CPU
WQHD(2K)プレイにおけるCPUの推奨スペックですが、ゲームをプレイするだけであれば「Intel Core i5-10400」「AMD Ryzen 5 3600」でも問題ありません。
フルHD→WQHD(2K)はグラフィックや映像描写の負荷が大きく変わるものの、CPUが担う処理の負荷レベルは変化が無いためです。
ただし、フルHDでも説明した通り、ゲームをプレイするだけに留まらず、配信も同時に行う場合はスペック不足になります。
ゲームプレイで担うCPU負荷が小さくとも、ゲーム+配信ソフトの同時起動はCPUに大きな負荷が掛かるからです。
配信を行わないならCPUは妥協しても良いですが、配信も考えているなら13世代Core i7 13700以上は搭載しておくのがベストです。
2.GPU
フルHDまではGTXやRTX2000シリーズでもプレイできる水準でしたが、WQHD(2K)となるとハイスペックGPUが必須になってきます。
解像度が上がると描写に掛かる負荷が大きく増加するためです。
WQHD+中~高設定で60fps以上を狙う場合、「RTX 4060Ti」「Radeon RX6700XT」以上が要求されます。
VRAM必要値も6GB→8GBに増加しているため、上記を多少下回るGPUでもVRAM8GB以上を搭載したGPUを選択しなければいけません。
とはいえ、GPU単体の価格としては5万円~10万円程度に抑えられるため、コスパ良く環境を整えられるという点ではベストです。
4. 4K ウルトラ画質の推奨スペック
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4K ウルトラ画質は圧倒的なグラフィックと滑らかな描写を可能にし、モンスターハンターワイルズのプレイに深い没入感を与えてくれます。
「せっかくプレイするなら最高峰の環境を目指したい」と考える方も多いでしょう。
しかし、事前に公開されていた情報によるスペック要求も高いですし、実際どの程度のスペックなら余裕で動かせるのか、具体的に把握したい方もいると思います。
そこでここでは、4K ウルトラ画質でプレイするにあたって推奨されるスペックを解説します。
1.CPU
4K ウルトラ画質でのプレイを目指す場合、フルHD~2Kよりも負荷が圧倒的に高く、パワフルなCPUが求められます。
推奨スペックとしては「Core i5-12400」「Ryzen 7 5800X」等が推奨ですが、余裕を持たせるなら「Core i7-13700」クラスは搭載しておくのがベストです。
何故なら配信を行う場合はCPUのパワーが足りませんし、ボトルネックでパフォーマンスを発揮できない可能性があるためです。
モンスターハンターワイルズはグラフィック描写の負荷が非常に高く、4Kウルトラ画質ともなるとハイスペックGPUが必須になります。
GPUとCPUのパワーバランスが不釣り合いな場合、パーツ本来の性能をフルに発揮できず、パフォーマンスの低下を招く恐れがあります。
このことから「Core i7-13700」「Core i7-14700」など、13~14世代のハイパワーCPUを選ぶのが鉄則です。
2.GPU
モンスターハンターワイルズを4Kウルトラ画質でプレイする場合、高度なグラフィック処理が行えるGPUを選択しなければいけません。
4Kウルトラ画質で60fpsの安定を狙うにあたって、公式から「RTX 4070Ti」「Radeon RXX 7800XT」が推奨されています。
単純に4Kウルトラ画質でプレイするにもVRAM12GB以上を要求されますし、テクスチャパックでさらにグラフィックを引き上げる場合はVRAM16GB以上が必要です。
また、RTX 4070Tiはあくまでも最低限必要となるスペックでしかなく、80~100fpsの安定も狙うなら「RTX 4080」以上のスペックが要求されます。
パーツ単体でも最低10万円はかかりますし、ゲーミングPCで購入するにしても30万円以上はコストが要るため、ハイパフォーマンスを求めるなら予算を確保しておきましょう。
5. まとめ
モンスターハンターワイルズは4Kウルトラ画質でのプレイを目指さない限り、要求水準値は決して高くはなく、快適なゲームプレイが目指せます。
とはいえ、4Kグラフィックは圧倒的な没入感が得られることは間違いないため、ご自身の予算と相談して狙っていくのがベストです。