Apex Legendsはオワコン?一世を風靡したタイトルの現在と未来
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Apex Legendsは2019年2月にリリースされて以降、配信界隈やFPSタイトルを飛躍的に盛り上げた作品です。
しかし、近年はApex Legendsの人気が激減しており、配信者たちもプレイしなくなり、プレイ人口も減少の一途を辿っています。
巷では「Apexはオワコン」「まだこのゲームやってるの?」と酷評を受けていますが、Apex Legendsの再燃を望むユーザーも多いでしょう。
そこで本記事では、Apex Legendsのオワコン化について、さまざまな観点から解説していきます。
1. プレイ人口が減少を続けている要因
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Apex Legendsは2020年~2021年辺りまでは爆発的なプレイ人口を誇っていましたが、2024年現在では当時の面影すらありません。
しかし、Apex Legendsを配信しなくなった配信者たちからは「つまらないわけではない」という意見もあります。
では、なぜ人口が減少を続けているのか、ここではその要因について解説していきます。
1-1. クロスプレイ
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Apex LegendsはPC版だけでなく、PS4/5やXBox版もリリースされていますが、2020年10月以前はサーバーがプラットフォーム別で分けられていました。
ですが、2020年10月にクロスプレイが追加され、全プラットフォームが共通でプレイできるように整えられました。
一見すると喜ばれるシステムだと思うかもしれませんが、PC版のプレイヤーからすればCS版プレイヤーは脅威です。
アシストレベル0.6のPadプレイヤーが乗り込んできたため、キーボードマウスに限界を感じてユーザーが離れていきました。
1-2. エイムアシストが強すぎる
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これは先ほど紹介したクロスプレイにも通ずる話ですが、Apex LegendsではPadプレイヤーにはエイムアシストが機能します。
エイムアシストはスティックで行うエイムをサポートしてくれますが、このシステムが思ったよりも強く、簡易チートとまで揶揄されるほどです。
PCでPadを使う場合の0.4アシストも脅威ですが、CSプレイヤーは0.6アシストでPCサーバーでプレイできてしまいます。
PCユーザーからは「マウスのエイム力鍛えたって意味ないじゃん」という意見が多数挙がり、人口減少を促進する結果となりました。
1-3. チート利用者が多い
Apex Legendsをプレイしたり、配信を視聴していた方なら納得されると思いますが、このゲームのチート遭遇率は他ゲームと比べて異常に高いです。
近年流行っているVALORANTでもチート使用者はいますが、こちらは運営がチート対策に力を入れていることもあり、遭遇することは滅多にありません。
また、仮に遭遇したとしても通報すればBANされますし、チートと遭遇したマッチは無効試合として処理されるため、ランクに影響を及ぼす心配も無いです。
ですが、Apex Legendsにはこの機能が無く、チートと遭遇したら倒す、または泣き寝入りするしか手段が無く、衰退の一途を辿って今に至ります。
1-4. 新規が参入しにくい
Apex Legendsが衰退の一途を辿った主要因はチートやエイムアシストですが、実はプレイヤーレベルの向上も大きく関係しています。
ゲームなので新参よりも古参のプレイが上手いのはよくある話ですが、Apex Legendsの場合はこれがスマーフという行為に顕著に現れています。
高ランク帯のプレイヤーがサブアカウントを使用し、低ランク帯を荒らし回っているというのはよくある話です。
新規でランクを始めた方からすればゲームがつまらなく感じますし、時間の無駄という結論になり、現在も減少の一途を辿っています。
1-5. ゲームバランスの調整がイマイチ
Apex Legendsを運営しているのはEA Sportsですが、Apexが一世を風靡していた時代から「バランス調整が下手」とプレイヤーから非難されています。
この意見に関しては衰退の一途を辿る現状においても変化が無く、未だにアップデートや調整パッチの際には批判的な意見が多数です。
過去にはあまりにも酷すぎたアップデート内容のためか、パッチが適用されてから1週間以内に元に戻すという事態もありました。
「プレイヤーの意見を見てない」「何を基準に調整してるの?」という意見も通らず、アップデートへの不満からプレイヤーが離れていったのです。
2. 急いで改善するべきポイント
Apex Legendsはシーズンを経るごとに人口が減少の一途を辿っており、現状の状態が続いてしまう可能性が非常に高いです。
ですが、現状の状態からいくつかの手を加えるだけでも回復が見込めますし、人口の復活にも繋がります。
ここでは、人口の復活に直結する、急いで改善すべきポイントを解説します。
2-1. キーボードマウスを優遇させる
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Apex LegendsのエイムアシストはPCPadが0.4、CSPadが0.6、そしてキーボードマウスはエイムアシスト0です。
当然ですが、エイムという1点だけを考慮するとキーボードマウスでプレイする意味が無いため、Padプレイヤーで溢れかえっているのが現状です。
CS版ならば問題ではありませんが、PC版でプレイするならキーボードマウスで公平なゲームプレイがしたいと思う方も多いと思います。
なので、エイムアシストを0にしろとまでは言いませんが、キーボードマウスに何らかの救済措置を与えるのが急務です。
2-2. アンチチートを強化する
Apex Legendsはリリース当初から現在までチートプレイヤーが蔓延っており、ランクやカジュアルマッチで猛威を奮っています。
過去にはチートプレイヤーや違反者のBANを行う人員を増やすなど、対策を講じてきましたが、チートプレイヤーが減少したのは一時です。
チートソフト側が即座に対応してBANを回避してくるため、ゲームエンジンの変更やアンチチートソフトの向上を検討するべきです。
チートソフト側の進化をゲーム側が追い越さない限り、チートは増え続けるため、根本からのチート対策に早急に取り掛かるべきです。
2-3. マッチングシステムの改善
Apex Legendsのランクマッチは内部レートを基準にマッチングが組まれますが、上級者が初心者とマッチしてしまうことも珍しくはありません。
これは新規が参入しにくかったり、ゲームから離れてしまう大きな要因となっているため、新規に継続してもらうためにはシステムの改善が急務です。
サブアカウントでもメインアカウントのレートを適用させたり、ランクマッチにおいてスマーフを機能させないための対処が求められています。
また、VALORANTのようにチート検知でマッチを中断したり、健全なゲームプレイが行える環境が整えば盛り上がる可能性は多いにあります。
3. 人気を取り戻せる可能性は低い、その理由は?
一時は一世を風靡したApex Legendsですが、今ではその面影は全く無いと言っても過言ではありません。
もちろん、いくつかの改善点を直していくだけでも多少の復活は期待できますが、以前のように爆発的に流行ることは無いでしょう。
ここでは、Apex Legendsが再燃しない理由を解説していきます。
3-1. バトロワのブームが去った
Apex Legendsはバトロワの時代を作り上げたPUBGの後発に位置しており、PUBGを受け継ぐような形で人気が爆上がりしました。
しかし、近年はバトロワ新作がいくつかリリースされていますが、VALORANTのようにヒットすることが無く、バトロワは基本的に下火です。
フォートナイトなども海外では人気がありますが、日本ではオワコンと言われていますし、Apexに限らずバトロワ自体が廃れつつあります。
もちろん、何かしらの理由があってバトロワが復活を遂げる可能性も0ではありませんが、現状はほぼ無いでしょう。
3-2. 運営に期待できない
Apex Legendsは2019年2月にリリースされて以降、2024年で5年が経過しますが、リリース当時から運営の対応には不満の声が多く投げられていました。
これは2024年現在でも改善される見込みが無く、チートやスマーフへの対処、バランス調整等は上手とは評価できません。
運営が少しでもチート対策に前のめりな姿勢を示したり、プレイヤーの意見に耳を傾けるなら再燃する可能性はあるでしょう。
ですが、リリースから5年が経過した現在でも大きな変化が見られないため、運営が変わらない限りは再燃はしないと言えます。
3-3. 観戦の盛り上がりに欠ける
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Apex Legendsは国際大会や国内大会も開かれていますが、5vs5爆破FPSとは違い、程よいペースで進まないのが特徴です。
5vs5爆破FPSなら1ラウンドで必ず戦闘が起こりますが、バトロワは生存することが大切なので、基本的に序盤は戦闘が起きません。
ひたすらエリアを先にとって固める、これが10分~15分続いてしまうため、見てる側としてもつまらないという印象です。
かといって、最終リング付近は急に戦闘が激しくなるため、何が起きてるのか非常に分かりにくく、盛り上がりに欠けてしまいます。
バトロワというゲームの性質上、これは仕方のない部分ですが、大会が盛り上がらないゲームが再燃する可能性は低いでしょう。
4. まとめ
Apex Legendsはオワコン化が囁かれていますが、カジュアルシーンにおいては運営次第では改善の見込みは多いにあります。
とはいえ、約5年間もの間ユーザーから酷評を受けている運営のため、大きく方針転換でもしない限りは再燃する可能性は低いでしょう。