
FF14に多ボタンマウスは必須なのか? メリットデメリットやおすすめマウスを紹介!
FF14は戦闘コンテンツをはじめ、採集や製作コンテンツも豊富にあり、さまざまな便利機能も用意されており、快適に楽しく遊べるMMORPGです。
中でもマクロはバトルや採集/製作コンテンツ、そしてそれ以外でも流用する場面が多く、マクロ用に多ボタンマウスを導入するユーザーも増えています。
とはいえ、FF14始めたてのユーザーや歴の浅い方から見れば「どんなメリットがあるのか?」「扱いにくくはないのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。
そこで本記事では、FF14で多ボタンマウスを使うメリットやデメリットを解説しつつ、導入を検討される方向けにおすすめマウスを紹介します。
1. 多ボタンマウスが与えるメリット
FF14で多ボタンマウスがなぜ注目されるのか、それはやはりゲームプレイで受けられる恩恵が大きいという点にあります。
しかし、ゲームを始めたばかりの方や深く意識されていない方の中には「明確なメリットが知りたい」という方も多いでしょう。
導入を検討するか否かにおいてもメリットを把握するのは大切ですし、詳細に気になる点も多いはずです。
そこでここでは、FF14で多ボタンマウスを使用するメリットを解説します。
1-1. サイドボタンだけで操作を完結できる
FF14は2025年9月現在では100レベルが上限ですが、100レベルまでに習得するスキルは各ジョブで20種を超えてきます。
20種以上のスキルをキーボードに配置し、WASD(移動キー)付近に割り当てれば動きながらのスキル回しは可能になるものの、キーボードだけでは配置に限界があります。
ギミックを避けながら攻撃を繰り返す場面において、移動キーと密接しすぎていると移動が止まってしまうこともあり、ストレスを感じる場面も多いです。
ですが、多ボタンマウスを用いることでマウスサイドボタンに主要スキルを詰め込めるため、移動+攻撃時のストレスを軽減できます。
悩まされる要因を排除できるのでゲーム体験が深くなりますし、操作に関する練度を高めやすくなる点も魅力ですね。
1-2. 価格も意外と安価で導入しやすい
多ボタンマウスは戦闘時に必須となるスキル、ギャザラーやクラフター用のマクロ等をサイドボタンに割り当てられ、スムーズなゲーム体験を与えてくれる機能性の高さがウリです。
しかし、DPIやポートレートを変更してパフォーマンス向上が狙えるFPS向けマウスなど、機能や利便性に長けたマウスに対して「価格の高さがネック」と考える方も多いでしょう。
実際、FPS向けの高性能+利便性に特化したマウスの場合、安くて1万円は掛かり、高いものだと3万円~5万円ほどのコストが掛かることもあります。
そのため、サイドボタンを多く搭載した多ボタンマウスに対して、「利便性が高いならコストも相応に掛かりそう」という印象を持たれる方もいると思います。
ですが、多ボタンマウスは安ければ5千円台から購入できますし、高価な製品でも1.5万円程度と入手しやすいです。
そこそこの出費で利便性を向上させて環境を整えられ、FF14との相性の良さから導入される方が増えています。
1-3. 多ボタンマウスが与えるデメリット
FF14と多ボタンマウスは非常に相性が良く、快適な操作性を実現したり、あらゆる操作をサイドボタンで完結させられるほどに便利です。
ですが、ゲーム体験に対して大きなメリットを与えてくれる反面、無視できないデメリットも当然ながら存在しています。
これらのデメリットを事前に想定しない場合、「思っていたほど便利ではないし、ストレスが溜まる」と感じてしまう可能性もあるため、デメリットを把握しておくのが重要です。
そこでここでは、多ボタンマウスが与えるデメリットを解説します。
1-4. 慣れるまでは逆に難しく感じる
多ボタンマウスは慣れてしまえばマウスボタンのみで操作を完結でき、FF14においては非常に便利なデバイスになってくれます。
ただし、あくまでも’’慣れる’’というのが前提であり、FPS向けマウス等から移行した場合、マウスボタンの多さから逆に困惑しやすくなるというデメリットがあるのです。
2つしか無かったサイドボタンが10個以上に増えるため、サイドボタンに割り当ててみたものの、使いたいときに思うように使えないということが起こりやすいです。
慣れてしまえば使用したいスキルやマクロを直感的に操作できるようになりますが、人によっては慣れるまでに月単位で時間が掛かる可能性もあります。
導入したのに煩わしさを覚えてしまい、結局使わなくなってしまったという人も多いため、慣れるまでの期間は事前に想定しておくのがおすすめです。
1-5. MMORPG以外には不向き
FF14に限った話ではなく、MMORPGやハクスラのようなゲームをプレイする場合、サイドボタンに主要操作を一通り割り当てられるのは非常に便利です。
しかし、この利便性が他ジャンルのゲームや日常生活において、必ずしも便利に働くとは限りません。
例えばFPSをプレイするのであれば、サイドボタンが増えたことによる重量増加により、マウスで思うようにエイムできなくなる可能性があります。
また、ビジネス等の書類作成や言語開発等の業務においても同様であり、基本的に文字入力や複合入力によるショートカットで完結するため、多数のサイドボタンは腐りやすいです。
FF14をはじめ、特定のゲームジャンルでのみ利便性を発揮しやすい性質上、他用途でもPCを運用するなら多ボタンマウスの一本化はおすすめできません。
「FPS用マウスとFF14用のマウスを別で用意する」この程度の対策は講じておくのが良いでしょう。
1-6. 手が小さいと馴染みにくい
多ボタンマウスはマウスサイドにボタンを多数搭載し、利便性を向上させたデバイスです。
FF14においては主要なスキルやマクロ全般をサイドボタンに割り当て、利便性を向上させられると共に操作性の向上も期待できます。
ただし、多数のボタンをサイドに搭載させている性質上、サイズがどうしても大きくなってしまうのがデメリットです。
手の大きい方であれば問題無く動かせるサイズ感ではあるものの、女性や手の小さい方だと動かした際に違和感を覚えやすい可能性があります。
また、ハニカム構造のマウスやFPS向けの軽量マウスから移行した場合、重たく感じてスムーズにカーソルを動かせないといった事象も起きやすいです。
2. FF14におすすめな多ボタンマウス3選
多ボタンマウスは一長一短の特徴を持つものの、FF14においては慣れてしまえば快適なゲームプレイを可能にしてくれるデバイスです。
FPS向けの高性能なマウスとは違い、安価での入手も視野に選択できるため、導入を検討される方も多いと思います。
そこでここでは、FF14向けにおすすめな多ボタンマウスを3つ紹介します。
2-1. Logicool G600t
https://theorooms.com/2021/07/13/g600t-review/
G600tはサイドボタンを12個搭載しつつ、サイドボタンの機能切替にも対応した多ボタンマウスです。
12個のサイドボタンに主力スキルやマクロを振り分けられるだけでなく、Gシフトボタンで切り替えることでさらに12個割り当てることが可能です。
切り替えを含めれば合計24個の操作を割り当てられるため、多くのジョブにおける戦闘操作をマウス1つで解決できます。
また、通常使用時のサイドボタンの割り当てやDPI数値、これらの設定を最大3個までプロファイルとして記憶でき、自在な切替にも対応しています。
有線接続によるケーブルの煩わしさが欠点ではあるものの、定価8,800円(税込)と安価で導入できる点も魅力です。
2-2. ReDragon M908 Impact
https://redragonshop.com/products/impact-m908
M908 Impactはサイドボタン12個で機能性を高めつつ、長時間の使用でも疲労を感じさせないエルゴノミクスデザインで仕上げた多ボタンマウスです。
手汗等でも滑りにくいコンフォートグリップを採用しており、操作時の安定性もしっかり計算されています。
最大12個のサイドボタンで快適なゲームプレイや作業を可能にしつつ、最大5つのプロファイルを記録し、切り替えることが可能です。
DPIは固定値からの選択となってしまうのでやや自由度が低いものの、定価4,999円とコスパの良さが好評です。
できるだけコストを抑えつつ、多ボタンマウスの使用感を試してみたい方には最適なモデルと言えます。
2-3. Razer Naga V2 HyperSpeed
https://www.youtube.com/watch?v=xPKZla475eo
Naga V2 HyperSpeedは12個のサイドボタンに加えて左クリック付近にも2つのボタンを配置し、合計14個のボタンで操作性を高められる多ボタンマウスです。
左右やScrollクリックも含めた総数19個のボタンを好みにカスタマイズでき、FF14における操作性のストレスをしっかり解消してくれます。
また、最大400時間連続稼働できるバッテリーを搭載しており、無線接続で運用できるため、ケーブルによる煩わしさを感じない点も強みです。
最大6000万回のクリックに耐えうるメカニカルスイッチを採用しており、高い耐久力も実現しています。
固定値ではありますがDPI可変機能もしっかり用意されており、高い機能性を持ちながらも1.5万円以下で購入できるイチオシマウスです。
3. まとめ
多ボタンマウスはMMOやFF14以外では実用性に欠ける部分もあるものの、FF14においては高いパフォーマンスを発揮してくれることは間違いありません。
5,000円以下からも選択肢があり、高くとも1.5万円~2万円程度で購入できるため、利便性を高めたい方はチェックして損は無いでしょう。
