バトルフィールド2042オープンベータ体験レポート
バトルフィールド2042(BF2042)のオープンベータが10月6日(水)~10月10日(日)まで開催されました。
オープンベータ時点からクロスプレイが実装され、様々なプラットフォームのプレイヤーが集まり128人の大規模対戦が楽しめました。
今回は、BF2042のベータテスト時点のゲーム紹介やプレイした感想などをまとめてみます。
1. バトルフィールドとは
バトルフィールド2042からバトルフィールドシリーズを遊ぼうと考えている人も多いと思います。
そこでまずは、バトルフィールドがどのようなゲームか簡単に紹介します。
バトルフィールドは2002年に発売された「バトルフィールド1942(BF1942)」からスタートしました。
丁度BF2042の100年前、第二次世界大戦を描いた作戦ですね。 開発はBF1942の頃から最新作のBF2042まで「DICE」が中心となって行なわれてきました。
BF1942の頃より歩兵と平気が入り交じる「大規模戦闘」をテーマとして開発されています。
グラフィックの美しさが話題になるシリーズではありますが、ゲーム性は比較的カジュアルです。
バトルフィールドシリーズには「兵科」と呼ばれるシステムがあり、兵科ごとに役割や得意な戦闘スタイルが異なります。
この兵科システムはBF2042でも「スペシャリスト」と形を変えて継承されています。
2. ゲームルール
2-1. コンクエスト
バトルフィールドシリーズで必ず収録されている人気の伝統ルールです。
マップ内に点在する複数の拠点を相手チームと奪い合うモードです。
拠点を獲得した状態を続けることで相手のチケットが減少、チケットが0になった方が負けとなります。
拠点の占領には拠点範囲内に留まり、敵プレイヤーを排除する必要があります。
バトルフィールドハードライン(BFH)以降は、拠点範囲がミニマップに表示されるようになり、拠点範囲が非常に分かりやすくなっています。
2-2. マップ紹介
2-3. Orbital(オービタル)
Orbital(オービタル)はBF2042に登場する中規模マップです。
BF2042オープンベータに参加した人は、その広さに驚いたかもしれませんが、これでも「中規模マップ」なのです。
出撃すると、目立つ巨大なビルが目に入ることでしょう。
これが、このマップの最重要地点となる目標B1です。
目標Bはビルの屋上のみが範囲となっており、下から登るかヘリやオスプレイなどでアクセスできます。
また、近くのD1・D2にもパラシュート降下で移動できるため、最優先で確保しておきたいところです。
敵もB1を狙って常に攻撃を仕掛けてくるため、地上・上空ともに激しい戦闘が続きます。
マップ南部には冷却ガスのたまったタンクが大量に配置されている目標C1・C2があります。
冷却ガスの入っているタンクは攻撃で破壊することができます。
敵がタンク周辺にいる時は、タンクを破壊してみると良いでしょう。
冷却ガスを長時間浴びているとダメージを受けてしまいます。
3. システム紹介
3-1. ビークル申請
BF2042のマップは非常に広いため、走って移動するのはかなり厳しいです。
そこで活躍するのが、シリーズ恒例のビークルです。
BF2042では、ビークルを好きなタイミングで好きな場所に呼び出すことができます。
筆者はPC版での参加のため、PC版の初期設定でのビークル要請の方法を紹介します。
出撃中に「Bキー」を押すことで「ビークル申請」の画面が表示されます。
そこから、呼び出したいビークルを選択しましょう。
移動だけであれば上記画像の「LATV4 RECON」がおすすめです。
ビークルを選択すると、ビークルを呼び出したい場所を指定するモードへ移行します。
ビークルを呼び出したい位置を選択して「左クリック」を押すと…
ビークルがパラシュート降下で空から降ってきます。
申請したビークルに乗って移動します。
頑張って遠距離マラソンをしている仲間がいたら、乗せてあげると良いでしょう。
3-2. リアルタイム武器カスタム
BF2042では、出撃中にリアルタイムに武器をカスタマイズすることができます。
逆に、出撃画面での武器カスタマイズはできなくなっているため、注意しましょう。
出撃中に「Tキー」を押すことで、武器カスタマイズ画面が表示されます。
マウス操作で「光学サイト」「マガジン」「バレル」「グリップ」を素早く変更できます。
交戦距離やプレイスタイルに合わせて柔軟に武器性能を変化させられるのは非常に良いですね。
マガジンの残弾数はマガジンの種類別に管理されています。
弾切れを起こしてしまったら、別のマガジンに切り替えることで戦闘を継続することができます。
4. BF2042オープンベータをプレイした感想
4-1. 良かった点
BF2042をプレイして良かったと感じた点をいくつか紹介します。
武器バランスは比較的良好
BF2042の武器バランスはベータ時点では比較的良好であると感じました。過去作はベータ時点ではバランスが非常に悪いものが多かったですが、BF2042はよく調整されていると感じます。
BF4のベータでは、AK12のバーストモードでの射撃レートが高すぎるなど、異常に強い武器が目立っていました。
BF2042でも、M5A3やK30が強い武器として挙げられますが、ゲームが崩壊するほどの性能ではないです。
製品版では様々な武器やビークルがアップデートで登場する予定です。
また、ポータルモードでは過去作の武器やビークルが使用可能になります。
製品版で多くの武器やビークルが登場した後に、どのようなゲームバランスとなるでしょうか。
兵士の機動力が上がった
BF2042の兵士は過去作に比べ機動力が上がり、よりサクサク動き回れるように感じました。スライディングはBFVから実装されていますが、APEXのような操作感となり、より扱いやすくなっています。
新機能が便利
先程紹介した「ビークル申請」や「リアルタイム武器カスタム」といった新機能が非常に便利です。ビークル申請はマップが広いバトルフィールドシリーズでは非常にありがたいですし、 戦況が変化しやすい戦場ではリアルタイム武器カスタムに頼る場面は多そうです。
これらは後のシリーズにも引き継いでいって欲しいですね。
現状チーターは少ない
BF1以降、バトルフィールドシリーズのプレイヤーはチーターに苦しめられてきました。参加したサーバーに必ず1人はチーターがいるほど、チーターの数が多いゲームだったのです。
BF2042は、現時点ではチーターの数はBF1・BFVに比べれば格段に減っているように感じます。
チート開発がまだ進んでいないのか、「Easy Anti‐Cheat」を導入した成果なのか、原因は不明です。
製品版発売後にチーターが増える可能性は捨てられませんが、少なくともBFVよりはフェアな戦いをできる期待が持てます。
4-2. 悪かった点
UIが分かりづらい
BF2042を起動して、最初に感じたのは残念ながら「UIの分かりづらさ」でした。ベータ時点では全項目が英語でしたが、言語に関係なく非常に分かりづらく感じます。
設定事項も細かすぎてどこをいじったらどう変わるのか分かりづらく、 武器やスペシャリスの選択画面は逆にシンプルすぎて武器性能などが分かりません。
ゲームプレイは決して悪くないので、製品版発売前にUI周りを優先して修正してほしいですね。
バグが多い
これはベータテストなので仕方ないのですが、バグが非常に多いと感じました。おもしろ系バグは良いのですが、プレイを阻害したり進行不能となるものも多数存在しました。
特に悪いと感じたのが「マップのバグ」です。
本来、バトルフィールドシリーズは「Mキーで」ミニマップを拡大することができるのですが、 BF2042はオープンベータ時点ではなぜかミニマップを拡大することができませんでした。
「AK24」は武器カスタマイズが保存されないバグが発生していました。
他にも、サーバーに参加しても出撃画面が表示されないバグなども発生することがありました。
ベータで分かることが少ない
オープンベータで試せるのは「モードはコンクエストのみ」「マップは1つ」でした。BF2042の目玉である「ハザードゾーン」は未だに続報がなく、「ポータル」のマップも体験することができませんでした。
せっかく新モードを制作しているのであれば、そちらの体験も出来ても良かったのではないかと思います。
BF2042のガンファイトや気候変動の演出、シリーズ恒例の破壊表現などは楽しめたので、ベータ自体は楽しく遊ぶことが出来ました。
5. まとめ
今回は、バトルフィールド2042(BF2042)のベータのゲームプレイやプレイした感想を紹介しました。
「バトルフィールド2042」は発売延期され、2021年11月19日に発売予定です。
ゴールドエディションを予約、またはEA Playに加入することで、2021年11月12日からの先行プレイにアクセスできるようになります。
バトルフィールド2042先行プレイの進行状況は、製品版に引き継ぎされます。
BF2042の最新情報はEAやBattlefield Japanの公式ツイッターを確認してみましょう。
「EA Japan」
「Battlefield Japan」