【VALORANT】『VCT VLORANT Champions Tour Play offs』この夏一番アツいeスポーツ大会はこれ!

公開日: 2021/9/14 更新日: 2021/8/27


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1. 強豪8チームで世界大会の席をかけて戦うVCT Playoffs

7月から続くVCT Challengersを勝ち上がった国内トップ8の強豪チームが出揃い世界大会の席とプライドを懸けて戦う最後の戦い、playoffsが8月12日より開幕します。

国内トップクラスの選手チームがそろうこちらの大会ではハイレベルでアツい試合を楽しむことができます。

また、VCT Masters(世界大会)への出場権もかかっている大事な大会といったところで、国内外問わず注目の集まる大会となっています。

1-1. 開催期間は4日間

今大会では、8月12日~15日までの合計4日間という期間をダブルエリミネーション形式のトーナメントで戦います。

1-2. 大会概要はこちら

開催日:8月12日~8月15日

大会形式:week1/week2 を勝ち抜いた8チームによるダブルエリミネーショントーナメント

試合形式:Bo3(決勝戦のみBo5)

賞金1位:100万円 2位:50万円 3位:20万円 4位:10万円 5~8位:5万円

配信:Youtubeチャンネル Twitch

2. VCT Play offs 注目チームはどこ?

ここでは注目のチームといったところをご紹介していこうと思います。

2-1. 元国内王者ZETA Divisionの復活

なんといっても一番の注目株はZETA Divisionでしょう。

元国内王者ということもあり王者奪還を目指す国内屈指のトップチームです。

チームメンバーを新たに1名加えたもののチームの体制はほぼ変わらずお馴染みのメンバーで今大会にも望んでいます。

チームリーダーLAZを筆頭に撃ち合いに長けたプレイヤーが揃うZETAはチーム力、フィジカル力どちらも兼ね備えているのが特徴です。

2-2. 国内で人気、実力を高めているNortheption

今大会のダークホース的存在Northeption。韓国No1.Jett使いSeoldomの個人技はもちろん、スキルを巧みに合わせるセットはEUプロチームを彷彿とさせます。

依然は粗削りな印象があったものの、チームとしての粗さも取れ完成度は国内でもトップクラスのチームとなったNortheptionが今大会でどういったプレイをみせてくれるのか、下剋上を果たすことが出来るのか、注目している方も多いのではないでしょうか。

個人的にもこちらのチームの活躍には期待したいところです。

2-3. メンバーを一新し新体制で望む国内王者Crazy Raccoon

世界大会も経験し一回り、二回りと成長した現国内王者Crazy Raccoonにも目が離せません。

大幅にチームメンバーを入れ替えており、新体制で望むCRの活躍は多くのVALORANTファンが注目していることでしょう。

このチームメンバー変更から今大会までの期間がそれほど無く、調整がしっかりとできているのかというのが個人的にはかなり不安な反面、今まで以上のパワーをみせてくれる可能性にもなっているのかなといった印象です。

大会中も試合毎にメンバーを入れ替えており力の片鱗はみせつつもすべてをみせていないCRは今大会でどういった戦いをみせてくれるのか大いに期待しても問題ないはずです。

3. 気になる大会結果は・・・

ここからは気になる大会の結果をみていきましょう。大会の結果をまだ知らず、ネタバレを避けたいという方はここからネタバレを大いに含んでおりますので注意してください。

3-1. Day1

1戦目Upper Bracket Quarterfinals: ZETA Division vs Insomnia 2-0

2戦目Upper Bracket Quarterfinals: REJECT vs Northeption 0-2

3戦目Upper Bracket Quarterfinals: BlackBird Ignis vs FENNEL 0-2

4戦目Upper Bracket Quarterfinals: Feeling vs Crazy Raccoon 0-2

3-2. Day2

1戦目Lower Bracket Round1: Insomnia vs REJECT 2-1

2戦目Lower Bracket Round1: BlackBird Ignis vs Feeling 0-2

3戦目Upper Bracket Semifinals: ZETA Division vs Northeption 1-2

4戦目Upper Bracket Semifinals: FENNEL vs Crazy Raccoon 0-2

3-3. Day3

1戦目Lower Bracket Round2: FENNEL vs Insomnia 2-0

2戦目Lower Bracket Round2: ZETA Division vs Feeling 2-0

3戦目Lower Bracket Round3: FENNEL vs ZETA Division 0-2

4戦目Upper Bracket Final: Northeption vs Crazy Raccoon 0-2

3-4. Day4

1戦目Lower Bracket Final: Northeption vs ZETA Division 0-2

最終日1戦目はMasters(世界大会)最後の席を懸けた運命の一戦。

また、ZETAとしてはアッパーセミファイナルの雪辱を晴らため絶対に負けられないといったところでしょう。

まずは初戦バインド。

Day2ではかなりの大差をつけられたZETAにとっては嫌な思い出が蘇ってくるマップでしょう。前半戦防衛側ZETA。

前回とは打って変わって強気に攻めるZETA Divisionが防衛で大きくリードします。

特にtakejの使うレイナが裏撮りや前詰めを行い強気に攻めるシーンが多くみられ、依然のZETAらしらといったところを魅せてくれたように感じます。

そのまま前半戦を強気に攻めたZETAが3-9という大差で後半折り返し

後半戦最初のハンドガンラウンドはNthが取りなんとか後半巻き返しを狙います。

しかしその後互いにバイラウンドといった重要なラウンドをZETAが連取。

本日乗りに乗っているtakejの活躍もあり運命の一戦、初戦をZETAが一つ勝ち星を上げ大手をかけます。

2戦目アセント、もう負けられないNthとしては最も重要な一戦です。

Nthとしては強気なプレイが目立つtakejをどこまで止められるかといったところが鍵になってくるでしょう。

Nth攻め側で始まる前半戦は互いに一歩も譲らない一進一退の攻防が続き7-5とNthがやや有利な状況で後半戦へ折り返します。

Nth得意のセットを見事に決め、きれいな攻めを魅せるも落ち着いたリテイクでZETAもそれを返すレベルの高い戦いとなった2戦目アセント。

後半戦最初のハンドガンラウンドを取ったZETAがラウンド数を逆転するも、Nth得意の素早いリテイクに苦しみ再度逆転を許してしまうZETA Division。

ラウンド数は11-9と流れを掴んだNthがこのまま2戦目を取るかと思われましたが、タイムアウトを取ったZETAがラッシュをメインに切り替え一気に巻き返し11-12。

そのまま最後のラウンドもAサイトに時間差ラッシュを決め切り世界大会最後の席をZETA Divisionが獲得。

リベンジマッチを制したのはZETA Divisionとなりました。


2戦目Grand Final Crazy Raccoon vs ZETA Division 2-3

グランドファイナル1戦目はヘイブン。

ZETA、CRともに得意のマップと言えるでしょう。

DAY4初戦Nth戦でリベンジマッチを勝利し勢いに乗るZETAがこのまま今大会で優勝し王者を奪還するのか、それとも新体制で未だに力を温存するCRが王者の意地をみせるのかたのしみが多いこの一戦。

1戦目ヘイブンはCR攻め側、ZETA守り側で始まります。

序盤はZETAが流れを掴みリードを広げ4-8で折り返し。

本日乗りに乗っているtakejがエース(5人全員キル)を繰り出すなど調子の良さが伺えます。

攻め有利マップということもありCRとしてはきびしい立ち上がりとなってしまいます。

後半も流れを変える事は出来ず、先にマッチポイントへ到達するのはZETA Division。

Day3ではストレートでロワ―を勝ちあがるも試合内容には不安の残る点の多かったチームとは思えないほどの強さを魅せるZETA Divisionが1マップ目を勝利します。

2マップ目はスプリット。

ここで負けると後がなくなるCRとしてはなんとか取りたい一本と言えるでしょう。

攻め側CR、防衛側ZETAではじまります。

4. まとめ

いかがだったでしょうか。VCT play offs の様子をざっくりですがご紹介させていただきました。

今回紹介しきれていない試合の中にもアツい試合が沢山あります。

すこしでも興味を持っていただけたならば、配信アーカイブや動画、さらには他リージョンのVCTを予習して頂き、9月に行われるMasters(世界大会)の方も楽しんでいただければと思います。