VALORANT ランクで停滞してしまうのはなぜか? 理由や改善策そして意識したいポイントを解説

公開日: 2025/11/13

VALORANTのランクは一つの強さの指標でもあり、高ランクを目指して日々多くの方がプレイされています。。

しかし、上位に位置するイモータルやレディアントを目指すにあたって、どこかしらのランク帯で壁に当たってしまい、停滞してしまうこともあると思います。

「ゴールドまではラクだったのにプラチナに届かない」など、停滞から抜け出そうにも抜け出せず、どうすれば良いのか分からなくなってしまう方もいるでしょう。

そこで本記事では、VALORANTでランクが停滞してしまう要因を考察しつつ、実行できる改善策や意識したいポイントを解説します。

1. ランクが停滞してしまう要因とは

VALORANTは5vs5で行うタクティカルシューティングであり、個人のエイムやテクニックだけでなく、戦略性も重要なタイトルです。

当然ながらプレイヤーは自身のエイムとテクニックを磨きつつ、マッチングした味方とも連携を取って戦略を組み立てるでしょう。

しかし、「なぜかランクが上がらない」「勝ち負けを交互に繰り返すだけ」と、中々ランクが上げられず、なぜ上がらないのか原因を見つけられない方もいると思います。

そこでここでは、VALORANTでランクが停滞してしまう要因を考察していきます。

1-1. 本来の調子が出ない

常にエイムが本調子で頭も冴えているならマッチを続けていけば、近いうちに適性ランク帯を抜け出すことは不可能ではありません。

ですが、仕事帰り等の疲れからエイムが定まらなかったり、眠気で頭が回らなかったり、本調子を出せないタイミングは必ずやってきます。

そこでランクマッチに勝利できないにもかかわらず、ズルズルと続けてポイントを溶かしてしまうのです。

ランクマッチの勝敗で変動するレートポイント、これは個人のレートから反映されているため、適性ランク帯だと「勝利増加ポイント<敗北下落ポイント」となることがあります。

つまり、勝ち続けなければ必然的に下がりやすいため、「今日は調子が出ないな」と感じたならポイントを溶かし続けるより、ランクマッチを潔く止めるべきです。

1-2. 基礎の反復練習不足

VALORANTの基礎は個々のエイムや知識部分ですが、置きエイムの位置や移動時の豆知識等を覚えるだけでも各段にレベルアップできます。

フリックエイムは日によって差が出やすい部分であるため、置きエイムだけで極力完結できるよう、自身の立ち位置や敵位置の予測も意識するのがおすすめです。

ピークに関しても横と斜め移動での速さの違い、オブジェクト距離による目視までの差など、これらを念頭に置いておくだけでも上達が期待できます。

上位プレイヤーとの差はFPS経験もありますが、「日々意識しながらプレイや練習を行っているか」、この部分の差が大半を占めます。

付いてしまった差を埋めるには時間が掛かりますが、毎日少しずつでも基礎的な部分を養い、自身のペースで上達していけば自ずとランクアップの道は見えてくるでしょう。

1-3. 小難しいテクニック等を意識しすぎ

VALORANTの上位やプロプレイヤーの実践を見ていると、エントリーで細かいテクニックを駆使したり、特殊なアビリティの使い方をしているケースがあります。

彼らが小難しいテクニックを利用しているのは意表を突きたかったり、相手を出し抜くといった狙いがあるわけですが、基礎が身に付いているのが前提です。

彼らは過去のFPS経験をはじめ、日々の反復練習や実践でエイムや立ち回りの土台ができており、小難しいテクニックを挟んでも自然と基礎を活かすことができます。

つまり、基礎が曖昧なままで小難しいテクニックやアビリティの使い方を実践した場合、基礎orテクニックのどちらかが半端になってしまうということです。

小難しいテクニックに意識を取られ、撃ち合いや立ち回りが疎かになってしまうのであれば、小難しいテクニックは一旦捨てて基礎固めの意識を貫きましょう。

2. ランク停滞を脱するための改善策

ランク停滞の要因は基礎の不足や調子の影響が大きいですが、仕事等の事情もありますし、上手くコントロールするのは難しいです。

しかし、プレイし続けなければ腕が鈍ってしまうのも事実ですし、「限られた時間を有効活用してランクを上げたい」なのに中々上がらないと苦悩される方も多いでしょう。

苦悩される方の多くが、ランク停滞から抜け出すための有効な対策について気になることと思います。

そこでここでは、ランク停滞から脱するための改善策を解説します。

2-1. キルを取るために動く

VALORANTはアビリティ要素を組み込んだ戦略性の高いFPSですが、敵をキルしなければ勝利条件を達成するのは困難です。

自分が真っ先に倒されないようにセーフティに動きすぎても、味方とのカバーを上手く取れず、結局倒されてしまうことが多いため、キルを取る意識は重要になります。

例えば防衛なら相手を十分に引き付けた後、味方とカバーがしっかり取れるポジションからキルを取るといった具合です。

攻めだとエントリー役が味方を引き付け、後続のイニシエーターやコントローラーがデュエリストをカバーする形が基本となります。。

センチネルの場合、設置後のサイト死守を担ったり、ラーク(単独行動)でキルを狙う動きを時折見せるのも良いでしょう。

2-2. 強い人に頼らない

確かに強いフレンドとパーティを組んだり、野良でも強い味方のプレイヤーがいれば、そのプレイヤーが集中的にキルを取ってくれることはあります。

結果的にそのマッチで勝利できてポイントも盛れるというわけですが、この勝利は強いプレイヤーがキルを積み重ねたからに過ぎません。

もちろん、自分も同じくらいキルを取って活躍できているなら話は別ですが、自身のキル数が少なかったり、デス数が上回っているなら自身の力で得た勝利とは言いにくいです。

強いプレイヤー頼みでランクが上がった場合、上のランクで自身の力量が相手に通じず、落ちてしまうだけでほとんど意味がありません。

そのため、真に実力を伸ばすならパーティを組まずにソロで挑み、自身がキルを取って勝利を掴むのがベストです。

2-3. 1つのロールを極める

VALORANTにはデュエリストをはじめ、イニシエーターやコントローラー、そしてセンチネルと4つのロールが各エージェントで振り分けられています。

攻撃的なアビリティを持つデュエリスト、情報収集に長けたイニシエーターなど、特徴が異なりますがインゲームで意識することも各ロールで大きく変わります。

複数のロールを極めるのは非常に難しく、マッチごとでロールが変われば混乱しやすくなるため、パフォーマンスの低下を招きやすいです。

野良では思うようにロールを選択できず、余ったロールを選択する機会もあると思いますが、このような場合を除いて基本的に得意なロールを選ぶのがベストです。

1つのロールだけなら動き方やアビリティの使い方も定着しやすく、エイムや立ち回りも意識してプレイに集中できます。

これまでにさまざまなロールをプレイしてランクが伸びなかったのであれば、まずは1つのロールに絞ってみましょう。

3. ランクを上げるために実践で意識したいポイント

ランクの停滞から抜け出すにあたって、改善策を講じるだけでなく、実際のランクマッチ中における意識も非常に大切です。

ランクマッチは攻守や人数状況等で常に状況は変化するものの、一貫して意識しておくと良いポイントも当然あります。

とはいえ、停滞から抜け出せずにいる状況下において、「実践中に何を意識すれば良いのか」分からないという方も多いでしょう。

そこでここでは、ランク停滞から抜け出して勝利を掴むため、実践で意識したいポイントを解説します。

3-1. フリーキルを敵に与えない

5vs5で行うチームゲームにおいて、味方の生存人数は勝敗を分ける重要な要素であり、以下に人数有利を維持するかで勝敗が決まります。

とはいえ、必ずしも倒されることが悪いわけではなく、自身が倒されても味方が倒し返せたり、自身のキルが味方の連続キルに繋がる場合は別です。

味方がカバーできる位置で前目に撃ち合い、そこを味方がカバーできればフリーキルを与えることは回避可能です。

フリーキルは単純に人数差を作られてしまうだけで終わるため、バランスが一気に崩れてしまい、ラウンドを取得される確率が一気に上がってしまいます。

味方のカバーありきで戦うなら大丈夫ですが、味方と離れた位置で単独で戦って倒されることだけは真っ先に意識しましょう。

ラーク(単独行動)に関しては作戦としてアリですが、事前に言っておかないと味方が困惑しやすいため、ボイスチャット等でラウンド前に伝えておくのがおすすめです。

3-2. ベイトキル狙いはNG

ベイトとは’’味方を囮にキルを狙う行為’’であり、意思疎通が取れるなら戦術として用いられることはあります。

ですが、野良ランクマッチでは大抵のケースにおいて、ベイト行為=地雷と認識されやすく、味方からの不興を買いやすいです。

特に何も伝えずにベイトキルを狙った場合、囮になった味方から暴言を吐かれるといったケースもあるため、意思疎通の無いベイトキルは基本的にNGです。

ベイトキルで味方から反感を買った場合、チーム全体の士気も下がってしまうため、勝率がグッと下がってしまいます。

ベイトキルを狙う、あるいは自分を囮にベイトキルを狙ってもらうなら、ボイスチャット等で事前に伝えておくのがベストです。

4. まとめ

VALORANTはチームの連携力ももちろんですが、個々の技量や意識も非常に重要であり、日々のプレイで磨きながら意識付けを行なわなければいけません。

また、日によって調子がブレることもあるため、ランクマッチばかりを集中的に取り組むのではなく、小休止を兼ねた練習特化の日を設けてみるのも良いでしょう。