「ストリートファイター6 アーケード版」ってどうなの?
現在、コンシューマー用として絶賛発売中の「ストリートファイター6」から、この度ゲームセンター用である「ストリートファイター6 アーケード版」が発表されました。
金時代を築いた「ストリートファイター2」から20年余り、久々の盛り上がりを見せているストリートファイター6のアーケード版が出ると発表され話題になっております。
今回のストリートファイター6アーケード版はいったいどのようになっているのでしょうか。
詳しく、解説していきたいと思います。
1. ストリートファイター6アーケード版の概要
https://www.taito.co.jp/sf6_ac
ストリートファイター6アーケード版の開発はカプコン、そしてもう一社あり全国のゲームセンターで数々のゲームを展開している「タイトー」と共同開発になります。
タイトーは自社のゲームセンターを持っているぐらい、今のアーケードゲーム市場のノウハウがある事からか、カプコンはタイトーとの共同開発に乗り出したのでしょう。
そんな注目のストリートファイター6アーケード版の中身をたっぷりご紹介します。
1-1. ストリートファイター6アーケード版の内容
https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/ryu
ストリートファイター6アーケード版は、今の所は家庭用版との違いがあるという情報はありません。
おそらく、家庭用版と合わせたキャラ調整をしてくると思われます。
1プレイは、従来のアーケードゲームと同じく100円を想定しているらしいです。
では、アーケード版では使用キャラがどれくらいになるのか気になりますが、現段階でわかっている情報をお伝えします。
11月11日~12日かけて実施されたロケーションテストでは「ラシード」「A.K.I」のシーズンキャラがトレーニングモードで使えた事から、もしかするとアーケード版ではシーズンバスを購入せずともシーズンキャラが使える可能性が出て来ています。
しかし、もしかすると「ラシード」「A.K.I」は使用可能にするが、これから出て来る「豪鬼」「エド」は課金しなければならない、という可能性もあります。
現段階ではわかりませんので、ここは続報を待ちましょう。
あともう一つ、ストリートファイター6の醍醐味と言えば、従来の操作方法「クラシック」と初心者でも操作しやすい「モダンタイプ」の操作方法がある事です。
今回のアーケード版でも「モダンタイプ」の操作方法はあるのでしょうか。
現時点では、「JAEPO2023」にて登場したストリートファイター6アーケード版にて「モダンタイプ」の操作がある事が確認されているみたいです。
しかし、これはあくまで試作台での事で製品版ではどうなるかは分かりません。
こちらも、随時チェックしていきましょう。
それと、本作のアーケード版では待機画面がただ映像が流れるだけでなく、何と誰でもトレーニングモードが体験できる機能が付いています。
気になるけどちょっと操作が不安、という方には大変ありがたい機能になっております。
ぜひ、気になったらまずはトレーニング機能をお使いになってみてください。
なお、トレーニングモードの最中にも対戦の待ち受けはできる様になっているみたいです。
1-2. ストリートファイター6アーケード版はどこに展開されるのか
https://www.irasutoya.com/2015/01/blog-post_995.html
ストリートファイター6ファンやその競技シーンが好きな視聴者勢も気になるであろうアーケード版はどこに展開されるのでしょうか。
今の所、どこに展開されるのか情報は出回っていませんので、ここからは予想を述べていきたいと思います。
まず、第一候補に挙がるのは当然今回の開発に携わっている「タイトー」の直営店には展開されるのではないでしょうか。
自社が開発に関わっているのですから、もちろん自社のゲームセンターに置くのはごく自然な事ではないかと思います。
さらに、昨今はアーケードのゲームでもオンライン対戦が可能な機種があり、ストリートファイター6アーケード版もおそらくオンライン対戦が可能にしてくるでしょう。
であるならば、全国に展開しているタイトーのゲームセンターに置けば、実際にストリートファイター6を遊んでいる人はもちろん、たまたまゲームセンターで遊んでいる人が見て遊んでみようとやってくれれば、オンライン対戦の問題点である「人口」という点は解消されるのではないでしょうか。
そうなってくれれば既存のプレイヤーも助かるでしょうし、新規も増え家でもやりたいと思い家庭用版も買ってくれれば、まさしくwin-winの関係になる事でしょう。
ぜひとも、タイトーには自社のゲームセンターにストリートファイター6アーケード版を置いてほしいものです。
もう一つ展開が考えられる場所は独自で営んでいるゲームセンターでしょうか。
どれくらいの大きさなのか、実寸大の映像はまだ出回っていませんが、従来の格闘ゲームの筐体と変わらないぐらいかと思いますので、もしかしたらそれなりのスペースがあるゲームセンターなら設置してくれるかもしれません。
しかし、昨今のゲームセンター事情は苦しい様で、最新の筐体を購入する余裕があるのかは正直な所分からないのが実情です。
さらに、アーケード版の筐体の値段がいくらするのか、一般のユーザーには当然分からないのでここは事業者に任せるほかないでしょう。
できる事なら、色んなゲームセンターに置いて色んな人が楽しめる環境が出来ればいいですね。
2. 現在のゲームセンター事情
https://www.irasutoya.com/2016/04/blog-post_256.html
上記で少しゲームセンター事情に触れましたが、ここでは詳しくゲームセンターの実情について解説していこうと思います。
ストリートファイター2の時代には、それこそみんなゲームセンターに集まり色んな人と対戦し、そこでいまでも活躍する有名なプレイヤーも誕生しました。
そんなゲームセンター業界が今どうなっているのか、少しでも分って頂ければ幸いです。
今ほど動画が普及してない時代は、ゲーセンで有名プレイヤーのプレイを見ることは感動を覚える程でした。
金曜日の夜などは人で溢れかえり、プレイする事すら困難でした。
コミュニケーションの場としても重要なポジションだったと言えます。
それと同時に家庭用ゲーム機では味わえないようなゲームが出来るというのも醍醐味だったと言えます。
2-1. ゲームセンターは全盛期よりかは落ち込んでいる
https://www.irasutoya.com/2018/04/blog-post_132.html
ネガティブな事から入って申し訳ありませんが、やはり今のネットワークが発達している環境の中では、ゲームセンターというのは落ち込んでいるのが実情です。
中でも最近起きた話題といえば、「SEGA」のゲームセンター事業撤退でしょう。
池袋や秋葉原にあったSEGAと大きく看板を飾っていたゲームセンターが消えてしまったのです。
それはもう当時を知る人たちは大きなショックであったらしく、実際今活躍しているプロゲーマーの方たちもこの話題に触れ、動揺を隠せないでいたようでした。
なぜ、この様になってしまったのか、一つはやはりインターネットの普及、もう一つは「スマホ」にあるのでしょう。
インターネットが普及した事により、いつでもどこでも簡単に人と繋がれる様になりました。
いい事ではあるのですがゲーセンにとってはここでしか味わえない体験だった、リアルの人との対戦が家でも気軽にできる様になってしまったのは、かなり痛かったでしょう。
さらに、「スマホ」の登場は我々が思っていた以上のポテンシャルを持っていて、一つはスマホで出来る「スマホゲー」です。
無料で出来るのに、かなりクオリティの高いゲームが遊べて何よりどこでも手軽に出来る、というのはまさにゲーマーとっては夢の様な機械である事は間違いありません。
ゲーマーのみならず、一般の方も手軽に出来るスマホゲーにハマる人も増え、ゲームセンターという場所に興味を向ける人は少なくなってしまいました。
そこに追い打ちをかける様なパンデミックもあり、中小のゲームセンターのみならず大手のゲームセンターまでも閉店に追い込んだのです。
しかし、ゲームセンターは暗い話題ばかりではなく明るいニュースもあり、最近のゲームセンター事業は例年より伸びしろが出てきているとの事です。
事実、SEGAのゲームセンターがあった秋葉原の所に、ナムコがそこでゲームセンターを開いたというニュースが飛び込んできます。
お店は盛況なようで、こうしてゲームセンターはまだまだお客さんを満足させられる場所である事が証明されているのです。
こうして大手、または個人がゲームセンターを開き、それをストリートファイター6アーケードゲームが営業を支える形になれば、ゲーマーとしては何も言うことはありません。
ぜひ、そういう関係になってほしいものです。
3. まとめ
今回はストリートファイター6アーケード版について解説していきました。
今回の記事をまとめると
・ストリートファイター6アーケード版は家庭用と何ら遜色なく遊べる。
・操作はちゃんと「クラシック」「モダン」から選べる
・ゲームセンター業界は現在厳しいが、伸びしろはまだまだある
とまとめられます。
ゲームセンターは、職業、年齢に関係なくみんなで遊べる空間でもあります。
人がどんなプレイをしているのか見てうまい人は称賛される、そんな特別な空間がそこにはあったのです。
その空間をこのストリートファイター6アーケード版が取り戻してくれる事を願います。