フォートナイトでの小学生のトラブルと解決案
公開日: 2022/5/2
https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home?sessionInvalidated=true
フォートナイトは15歳以上の年齢指定をされているバトルロイヤルゲームです。
しかし、実際は小学生が多くプレイしており学校でもフォートナイトの話題で盛り上がることも多いでしょう。
共通の趣味・好きなゲームがある友達が増える良い点もある一方、様々なトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
今回は、フォートナイトがどのようなゲームかという説明からゲーム内でのトラブル例やトラブルを避ける方法などを紹介します。
1. フォートナイトとは
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フォートナイトは最後の1人まで生き残るために戦う「バトルロイヤルゲーム」です。
マップには100人ものプレイヤーが集まり、チームまたは個人で戦います。
フォートナイトは世界中の幅広い年齢層に人気で、小学生から大人までプレイしています。
そのため、小学生のお子様が一緒にプレイしている相手は「同年代の子供とは限らない」という事は覚えておきましょう。
フォートナイトはマインクラフトやどうぶつの森、ポケモン以上に人気があるゲームです。
トラブルがあるからと取り上げてしまっては、仲間はずれになるリスクもあるかもしれません。
2. フォートナイトには対象年齢がある
フォートナイトには「15歳以上(CERO:C)」の対象年齢が設定されています。
すなわち、15歳未満の子供には不適切と思われる表現が含まれているということです。
フォートナイトはバトルロイヤルゲームですので以下の表現が含まれます。
・敵を撃つ、殺害
・破壊、爆発
これらの表現は少し暴力的ということで全年齢向けではないという審査を受けたことになります。
対象年齢以下はプレイを禁止、違法という意味ではありません。
ただし、教育に悪影響を与える表現が含まれているということは覚えておいても損はないでしょう。
3. フォートナイトでの小学生のトラブル例
そこで、実際にどのようなトラブルがあったかいくつか紹介します。
3-1. ゲーム中の言葉使いが極端に悪くなった
ゲームに熱中するあまり「黙れ」「ウザい」「死ね」などの暴言を相手に吐き続けてしまう小学生が続出しています。
普段から仲の良い友達同士ではまだ大丈夫かもしれませんが、先述の通りボイスチャットの相手は「同年代の子供」とは限りません。
汚い言葉をかけてしまったせいで大人を怒らせてしまい、大きなトラブルに発展してしまった例もあります。
また、同年代の子供相手でも暴言からいじめに発展してしまうなどの問題もあります。
ある程度の暴言は避けられないものですが、行き過ぎた暴言が聞こえた場合は注意しましょう。
3-2. 仲間外れにされる
そのため、ゲームが得意な子はどんどん上手くなり、ゲームが苦手な子はついていけなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな時、ゲームが上手い子から「お前みたいなザコはもういらない」と仲間外れにされてしまう子もいるようです。
昔から「運動が上手い子達のグループ」「勉強ができる子達のグループ」といったグループはあったと思います。
ゲームが大好きなのに「ゲームが上手い子達のグループ」に入りたくても入れずに苦しんでいる子も少なくありません。
3-3. 課金にまつわるトラブル
しかし、子供から「課金したい」と言われた人も多いでしょう。
フォートナイトでの課金はプレイヤーの見た目を変える「スキン」やゲーム中に使用する「アイテム」などの購入に使用します。
課金アイテムを持っていないと先述の「仲間外れ」の原因になることもあります。
無課金の「初期スキン」はフォートナイトプレイヤーの間では「初心者の象徴」として扱われる雰囲気があるからでしょう。
また「子供が勝手に課金する」というトラブルも多発しています。
極端な例ですが、月末のカード請求に何十万もの請求が来ているのを不信に感じカード会社へ問い合わせたところ、子供がフォートナイトに多額の課金をしていたという事件がありました。
このようなトラブルの場合、ゲーム会社側は返金対応を行ってくれないため注意が必要です。
子供が勝手に課金できないように、ゲームアカウントやカードはしっかりと管理することが大切です。
4. フォートナイトでのトラブルを避けるための対策
その場の口約束ではなく、しっかりと家族会議を開いて約束することが大切です。
フォートナイトで遊ぶ際に子供に約束させると良いルールの例を紹介します。
4-1. ボイスチャットでは丁寧な言葉づかいを
会話する相手の気持ちを損ねないようにすればトラブルに発展しづらいです。
少なくとも、こちらが加害者になることは防げます。
自分の子供がトラブルを起こす加害者にならないためにも、丁寧な言葉づかいを意識させましょう。
ただし、「相手を煽るような間違った敬語」は使用しないように注意は必要です。
4-2. ボイスチャットする相手を限定する
一緒にフォートナイトを楽しんでくれる大人や、悪意を持った大人など様々な人が無差別にマッチングします。
もし、悪意を持った人とボイスチャットがつながった場合はトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるでしょう。
そのような事態を防ぐ方法の1つとして「ボイスチャット相手を限定する」という方法があります。
家庭内のルールで「学校の友だち以外はボイスチャットをしない」などのルールを定めておきましょう。
4-3. 嫌がらせ(死体撃ち)をしない
死体撃ちとは、倒したプレイヤーに対して地面を撃つ姿を見せつけて煽る嫌がらせ行為です。
死体撃ちは主に「小学生~中学生」のプレイヤーが多く行っていると言われています。
フォートナイトで戦っている相手はCPUではなく人間ということを忘れてはいけません。
その相手に嫌な思いをさせてしまっては、トラブルの原因になります。
子供自身も自分も死体撃ちをされて嫌な思いをしたことがあるはずです。
「自分がされて嫌なことは絶対に他人にしちゃだめ」と約束させましょう。
4-4. チーミング(談合)をしない
チーミングとは、本来戦うべき敵の人とチームを組んで不正に順位を上げるという行為です。
チーミングは明確に「禁止行為」であるとフォートナイトの規約に書かれています。
ルール違反ですので、最悪の場合アカウントを凍結されてしまっても文句は言えません。
小学生の子供はまだ良いことと悪いことの区別がつきづらい時期です。
チーミングは絶対にやってはいけない「不正行為」であるということを教えあげてください。
学校の友だちからチーミングを求められることがあるかもしれません。
その場合は、ハッキリと断るようにと約束させましょう。
それで仲間外れにされるかもしれませんが、ルールを守れない悪い子達の仲間になるよりは良いでしょう。
4-5. ペアレンタルコントロール・みまもり設定
ペアレントコントロールでは、ゲーム内で見られるものや課金、フレンド、名前表示などを親が管理することができます。
「フォートナイトでのペアレンタルコントロール」
1、フォートナイトを起動する(Switch、PS4、PC、スマホなど)
2、ロビーに入ったら画面右上のメニューを開く
3、「ペアレンタルコントロール」を選択
4、アカウントと連携したメールアドレスを確認
5、6桁の暗証番号(PIN)を設定
※この数値は親が管理し、子供には教えないでください。 6、有効化・無効化したいペアレンタルコントロールを設定
「ペアレンタルコントロールの項目」
・成人向けの言葉 オン・オフ
・フレンドリクエストを受け取り オン・オフ
※オフにすると学校の友だちからのリクエストも受けられません。
友達からリクエストが来ると分かっている場合は一時的にオフにすると良いでしょう
・スクワッドメンバー以外への名前表示 オン・オフ(自分の名前の表示)
・スクワッドメンバー以外の名前表示 オン・オフ(相手の名前表示)
・ボイスチャット オン・オフ
・毎週のプレイ時間レポート オン・オフ
この設定をオンにすると、毎週どれだけフォートナイトで遊んだかのレポートが指定のメールアドレスに送信されます。
・テキストチャット オン・オフ
また、フォートナイト外でも各種ゲーム機(Nintendo Switch、PS4など)にはペアレンタルコントロール機能が搭載されています。
それらの機能を活用することで、フォートナイト内での子供の行動を制限することもできます。
例としてNintendo Switchには「みまもり設定」という機能があります。
みまもり設定では子供のゲームプレイ時間や閲覧できるコンテンツの制限が可能です。
詳しくは、任天堂公式のみまもり設定のページをご確認ください。
「Nintendo Switch みまもりサポート」
https://www.nintendo.co.jp/support/switch/parentalcontrols/index.html
「フォートナイト ペアレンタルコントロール」
https://www.epicgames.com/fortnite/ja/parental-controls