FPSでおすすめのアームカバーとその効果
VALORANTのトッププロチーム「Zeta Division」のCrow選手が使用していることもあり、急激に流行したと思われます。
筆者も実際にアームカバーを使用してFPSをプレイした経験があり、エイムやプレイ感覚に変化を感じました。
ただし、アームカバーにはマウスパッドやマウスの持ち方などの相性問題もあります。
今回はFPSでのアームカバーのメリット・デメリットなどやおすすめのアームカバーなどを紹介します。
1. FPSでアームカバーを使うメリット
まず、前提として本来アームカバーとはFPSのエイムを安定させるために開発された物ではありません。
アームカバーは運動や外での作業などをする際に「日焼け防止」「寒さ対策」「紫外線対策」「汚れ対策」などを目的に使用する商品です。
FPSで使用する際にメリットがあると言われたのはここ数年の話です。
アームカバーをFPSで使用することで得られるメリットは様々です。
マウスパッド上で腕が滑りやすくなる
アームカバーを装着した状態だと手汗や湿気の影響を受けること無く、マウスパッド上で腕を一定の速度で滑らせることができます。この特徴を「最大のメリット」と捉えている人が多い印象です。
Skypadなどのガラス製マウスパッドは汗で腕がくっつきやすいので、必須アイテムと言えるでしょう。
筆者も滑りやすく安定したエイムを手に入れるためにアームカバーを購入しました。
手汗や皮脂でマウスパッドを汚しにくくなる
アームカバーを装着していると素肌がマウスパッドに直接触れなくなるので、手汗や皮脂がマウスパッドについて汚れることを防ぐことができます。マウスパッドの寿命を延ばすことになり、安定したエイムを長期間持続することができます。
腕・手首の保護
アームカバーを装着していると素肌がマウスパッドに直接触れなくなるので、腕や手首の肌を保護できます。マウスパッドに腕や手首を何度も擦りつけていると肌が傷ついてしまいます。
アームカバーを装着することで腕を保護し、摩擦による擦り傷を防ぎます。
また、通気性の高いアームカバーを使う場合は手汗や蒸れからの湿疹や炎症の対策が可能です。
2. FPSでアームカバーを使うデメリット
FPSでアームカバーを使う際はメリットが多いですが、デメリットも少なからずあります。
夏は蒸れやすい
アームカバーは腕全体を覆うように装着します。そのため、夏場など暑くて湿気が高い日は熱がアームカバーの中にこもってしまいます。
夏の間はエアコンや扇風機などで熱がこもりにくいように対策をする必要があります。
定期的に洗濯する必要がある
メリットで紹介した通り、アームカバーは腕の汗や皮質などの汚れがマウスパッドにつくのを防いでくれます。しかし、それはアームカバーの内側に大量の汚れが付着するということです。
そのため、アームカバーは定期的に洗濯する必要があります。
アームカバーは基本的に右腕用と左腕用の2枚セットで販売されています。
片方を洗濯している間はもう片方のアームカバーを装着するなどすれば、常にアームカバーを装着してFPSをプレイすることが可能です。
マウスパッドとの相性問題がある
アームカバー、マウスパッドともに使われている素材は様々です。そのため、アームカバーとマウスパッドの間には相性問題が発生します。
特に相性問題が発生しやすいのが「ハイブリッド系のマウスパッド」です。
ハイブリッド系のマウスパッドは表面がザラザラしているため、アームカバーによっては引っかかってしまいます。
ハイブリッド系マウスパッドを使用している人は口コミやレビューをよく見てアームカバーを選びましょう。
「有名なハイブリッド系マウスパッド一覧」
・Artisan 飛燕
・Artisan 疾風乙
・BenQ GTF-X
・Pulsar ParaControl
・Fnatic DASH
・Razer Strider
・X-raypad Aqua Control
・EsportsTiger EBA
一般的なマウスパッドやガラス製マウスパッド、CORDURAマウスパッドとの相性は抜群です。
3. アームカバーの種類は大きく分けて2つ
https://www.cw-x.jp/
アームカバーには大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目は「手首までのタイプ」です。
2つ目は「指かけタイプ」です。
それぞれに異なった特徴があり、メリット・デメリットがあります。
ゲーミングマウスの持ち方やゲームのプレイスタイルなどを顧慮し、適切なタイプのアームカバーを選択しましょう。
手首までのタイプのアームカバー
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手首までのタイプのアームカバーは一般的なアームカバーのタイプです。
主にスポーツをする際に装着することを想定して作られています。
手首までのタイプのアームカバーをFPSで使用するデメリットは以下の通りです。
「手首までのタイプのアームカバーをFPSで使うメリット」
・腕から手首までの肌の擦れを防げる
・腕の滑りを一定に保てる
・基本的にマウスの持ち方を選ばない
・かぶせ持ち、つかみ持ちと特に相性が良い
手首までのタイプのアームカバーはマウスの持ち方を選ばない上に、手のひら部分はマウスに直接触れるのでぴったりとマウスを固定して持つことができます。
そのため、しっかりと手首をマウスに密着させる「かぶせ持ち」や「つかみ持ち」と非常に相性が良いです。
「手首までのタイプのアームカバーをFPSで使うデメリット」
・手の甲から手のひらの部分は接触するので擦れたり汚れの原因になる
・手首エイムのみでプレイする人にはメリットが無い
手首までのタイプのアームカバーは手首から手のひら部分はマウスパッドに接触してしまいます。
そのため、保護できていない部分から汚れが付着し、マウスパッドが汚れる原因になります。
また、保護されていない手首を常にマウスパッドに接触させて腕を浮かす「手首エイム」を多様するタイプのプレイヤーは全くメリットを受けられません。
指かけタイプのアームカバー
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指かけタイプのアームカバーは主にデスクワークやバイクに乗る際に装着することを想定して作られています。
指かけタイプのアームカバーをFPSで使用するデメリットは以下の通りです。
「指かけタイプのアームカバーをFPSで使うメリット」
・手首から手のひらまでも覆うのでマウスパッドが更に汚れづらくなる
・手首から手のひらも擦れるのを防げる
・腕から手まで全体を温められる
指かけタイプのアームカバーは腕から手のひらまで幅広く覆ってくれます。
そのため、手首までのタイプに比べてマウスパッドが汚れづらく、手の保護範囲も広がります。
腕から手まで温まるため、真冬でも寒さから来る震えなどでエイムが安定しない問題にも対策が可能です。
「指かけタイプのアームカバーをFPSで使うデメリット」
・手のひらにマウスを固定しづらい
指かけタイプのアームカバーは手のひらまで覆います。
そのため、かぶせ持ちやつかみ持ちなど手のひらを密着させるタイプの持ち方ではアームカバ
4. プロゲーマーもアームカバーを使用している
https://liquipedia.net/valorant/Crow
アームカバーはプロゲーマーにも使用されています。
特に有名なのが、VALORANTのトッププロチーム「Zeta Division」に所属しているCrow選手です。
Crow選手はVALORANTの大会に出場する際に欠かすこと無くアームカバーを装着しています。
5. FPSにおすすめのアームカバー
CWX アームカバー(手首までのタイプ)
https://liquipedia.net/valorant/Crow
FPSプレイヤーに幅広く使用されており、品切れが続出しているアームカバーです。
表面はサラサラとしており、装着感も良好です。
マウスの持ち方を選ばないため、幅広いFPSプレイヤーにおすすめです。
ハイブリッド系マウスパッドの中でもザラザラ感が強いマウスパッドでは引っかかる可能性があるため、注意です。
CWX アームカバー(指かけタイプ)
https://liquipedia.net/valorant/Crow
手首までのタイプと同じくFPSプレイヤーに幅広く使用されており、品切れが続出しているアームカバーです。
表面はサラサラとしており、装着感も良好です。
指かけタイプはマウスの持ち方を選びます。
特につまみ持ちのFPSプレイヤーにおすすめです。
ハイブリッド系マウスパッドの中でもザラザラ感が強いマウスパッドでは引っかかる可能性があるため、注意です。
Eadali アームカバー
https://www.amazon.co.jp/stores/Eadali/page/264B4368-6DF5-44DD-A8DA-5BF986C609B1?ref_=ast_bln
Eadaliは中国製ながらも高品質で人気の高いアームカバーです。
品切れ状態が続き、転売価格での販売が続いているCWXアームカバーの代わりに購入する人が多いようです。
カラーバリエーションが非常に多く、女性や子供でも気にいるデザインが見つかるでしょう。
使用感はCWXアームカバーよりは少しだけサラサラ寄りです。
6. まとめ
今回はFPSでアームカバーを使うメリットとデメリット、おすすめのアームカバーを紹介しました。
Zeta Divisionに所属しているプロゲーマー Crow選手がアームカバーを使用していることを受け、急激にFPSゲーマーでのアームカバー人気が高まっています。
特にCWXのアームカバーは人気が高く、品薄状態が続いています。
アームカバーを使用することで安定したエイムや腕の保護が可能です。
その反面、腕が蒸れたりマウスの持ち方を選ぶなどのデメリットがあります。
自分のマウスの持ち方やゲームのプレイスタイルなどを見直してアームカバーが必要か、適切なアームカバーの種類はどれかよく考えて選びましょう。