現在、Miyoo Miniは海外通販サイトでのみ購入が可能です。

以前は日本のAmazonでも購入が可能でしたが、あまりの人気に世界中で品薄状態になってしまいました。

現在最も安定して購入できるのが中国のECサイトAliExpressのMiyoo公式ショップです。

「Miyoo Official Store」
https://www.aliexpress.com/store/912663639


最も安定していると言っても常に入荷しているというわけではなく、 不定期で再入荷しては数時間以内に売り切れる流れを繰り返している状態です。

価格は元は6,000円程度でしたが、円安の煽りを受けて8,000円程度にまで値上がっています。


AliExpressは大手ECサイトとは言え中国を拠点に置いています。

クレジットカード情報の流出などを起こさないためにも決済には「Paypal」を使用することを強くおすすめします。

https://www.aliexpress.com/store/912663639

Miyoo Miniのスペックは以下のとおりです。

・OS：Linuxベースの独自OS

・ディスプレイ：2.8インチ IPSディスプレイ

・解像度：640×480

・CPU：ARM Cortex-A7 Dual Core 1.2GHz

・RAM：128MB DDR3

・ストレージ：16MB（内蔵）、MicroSDカード（最大128GB）

・サイズ：93×65×20mm（縦×幅×厚み）

・重さ：104g（バッテリー込み）

・バッテリー：2000mAh（6時間程度）

・インターフェイス：USB Type-C、イヤホンジャック、MicoSDカードスロット、モノラルスピーカー

筆者の元に届いたMiyoo Miniには外箱は付属していませんでした。

専用のケースの中にMiyoo Mini本体、マニュアル、USB Type-Cケーブル、MicoSDカードリーダーが付属していました。


マニュアルには日本語の説明はありません。英語と中国語で書かれています。

Miyoo Miniの機能はシンプルですし、マニュアルは図解も多めなので、英語版を読めばなんとなく使えると思います。

付属のUSB Type-Cケーブルは短め、MicoSDカードリーダーもUSB2.0の物なので、これらは別売りの製品を使った方が快適でしょう。


バッテリーは簡単に脱着ができるようになっています。

Samsung製の携帯電話のバッテリーと互換性があるようです。

Miyoo Miniの本体サイズは94×65×20mm、重さは104gでした。


縦型と横型の比較で分かりにくくてすいませんが、Nintendo Switchと大きさを比較するとこんな感じです。

Miyoo Miniはポケットにポンッと入れられるサイズ感なので、外出先に気軽に持ち出せるのが良いですね。

インターフェイス

Miyoo Miniは安価で非常に小型の携帯ゲーム機ですが、操作性に妥協はありません。

ボタンの押し心地は良く、Nintendo Switchのジョイコンよりも優れている印象です。

本体サイズの割にはABXYボタン、十字キーは大きくとても押しやすいです。

ゲームボーイ、ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーション辺りのゲームをプレイするのには全く問題が無いでしょう。


背面にはL・R、L2・R2ボタンが配置されています。

押しやすいように段差が設けられていますが、やはりどうしても横型のゲーム機と比べると押しにくいです。

R2やL2を多用するゲームをプレイするゲームを頻繁にプレイする人には扱いにくいゲーム機と感じるかもしれません。

Miyoo Miniは超小型の携帯ゲーム機ながらもベゼルが狭く、大きな画面が採用されています。

解像度は640×480（4：3）なので、レトロゲームとの相性が抜群です。

デフォルト設定のままではやや彩度に欠けた印象ですが、設定から画面の彩度やコントラストを変更できます。

小さいサイズでも本体の約半分が画面なので、小さい画面で見づらいといった問題は発生しづらいです。

Miyoo MiniはLinuxベースの独自OSを採用したエミュレーター専用ゲーム機です。

小型な割にスペックは高く、プレイステーションくらいまでのゲームが快適にプレイできます。

ニンテンドウ64、PSP、ニンテンドーDS、セガサターン、ドリームキャストなどはプレイできません。


本体のサイズやデザインからもゲームボーイのプレイに適している印象を受けます。

Miyoo Miniが主に対応しているエミュレーターは以下の通りです。


「任天堂ゲーム機」

・ファミコン

・スーパーファミコン

・ゲームボーイ

・ゲームボーイカラー

・ゲームボーイアドバンス

・バーチャルボーイ


「セガゲーム機」

・Sega Mk3

・ゲームギア

・メガドライブ


「ソニーゲーム機」

・プレイステーション


「その他」

・PCエンジン

・ワンダースワン

・アーケード

Miyoo Miniをより扱いやすいゲーム機にするためにもCFW（カスタムファームウェア）のOnionOSを導入することをおすすめします。

１．OnionOSのダウンロード

２．インストールするMicroSDカードを準備

３．OnionOSのインストールと初期設定

Miyoo Miniはエミュレーター専用のゲーム機です。

各レトロゲームをプレイするにはゲームROMを準備する必要があります。

ゲームROMは「Cartritdge Reader」や「レトロベースダンパー」といった吸い出し機で吸い出しを行う必要があります。

また、ゲーム機でプレイしているゲームは「所持しているゲーム」でなくてはなりません。

要するに、「他人から借りたゲーム」や「ゲームを吸い出したから売る」と言った行為もダメです。


筆者はレトロゲームの吸い出しにCartritdge Reader（現：Save the hero builders）を利用しています。

Cartridge Readerは1つの吸い出し機でGB・GBC・GBA・SFC・MD・N64の吸い出しに対応しています。

詳しくは「Save the hero builders」の公式Twitterをご確認ください。

英語でのツイートが多いですが、中の人は日本人ですので日本語での質問に答えてくれます。


「Save the hero builders（Twitter）」
https://twitter.com/CartridgeReader

今回は超小型の携帯ゲーム機「Miyoo Mini」をレビューしました。

Miyoo Miniは超小型ながらも高性能でデザインも良く携帯ゲーム機マニアに大人気です。

あまりの人気に品切れ状態が続いているため、欲しい人はAliExpressの公式ストアを定期的にチェックしておきましょう。

この縦型のMiyoo Miniは近いうちに生産を終了し、横型のMiyoo Miniが販売開始される予定です。

https://retrododo.com/miyoo-mini-horizontal/

今回紹介した横型よりも無骨なデザインになってしまったことや、 似たような形状でより高性能なゲーム機があることからも、こちらはあまり人気が出ないかもしれません。

小型ゲーム機が好きな人、ゲームボーイ風の見た目のゲーム機が好きな人はMiyoo Miniが生産終了してしまう前に入手してみてはいかがでしょうか。