スト6の記念すべき追加キャラ第一弾「ラシード」を解説!!

公開日: 2023/11/24

好調なスタートダッシュを切ったストリートファイター6(以下スト6)!

満を持して追加キャラの第一弾として送り出したのが、前作が初登場のキャラ「ラシード」を抜擢しました。


ストリートファイター5でも、性能面が中々優遇されており競技シーンでも度々見かけるほど人気のあったキャラです。


そんな彼は今作でどのような性能になったのか?

また今回の競技シーンではラシードは活躍できるのか?

そこも含めて解説していきます。

1. ラシードの人物像


https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/rashid


ラシードは軽快な動きで敵の隙を突き、ヒット数が多い技、コンボで敵を追い詰めていくキャラになっています。

牽制技や対空などの一通りの技は持っていますが、その技にちょっとクセがあり初心者向きではないのかもしれません。

しかし、スト6の大会で活躍するキャラでもありますのでぜひ、使いこなせるようになってほしいと思います。

1-1. ラシードの技一覧

●スピニング・ミキサー

回転しながら相手の方向に突進する技。

パンチボタンの強弱で性能が変化する技で、弱中強いずれもコンボに組み込めるほど発生の早い技になっています。

オーバードライブ版(以下OD版)も無敵がついており、使用頻度は高いので何時でも出せる様に練習しましょう。

●イーグル・スパイク

相手に強力な飛び蹴りを食らわす技で、こちらもキックボタンの強弱で性能が変化します。

弱版のイーグル・スパイクを相手に食らわすとそこまで相手を吹き飛ばしはしないものの、追撃チャンスが生まれます。

対して強版のイーグル・スパイクは相手をかなり吹き飛ばし一気に画面端まで飛ばすなど、状況に応じて使う場面が多くこちらも使用頻度は多い技の一つです。

●ワールウインド・ショット

ラシードの弾技になるワールウインド・ショットは、ラシードの牽制技になるものの扱いがちょっと難しい技になっています。

その理由はこのワールウインド・ショットは前方に真っ直ぐ飛ばず、前方「斜め」に飛んでしまうからです。

なので、相手との距離を少し詰めないと当たりもしませんし、牽制技にもならない技になってしまいます。

ただOD版のワールウインド・ショットは真っすぐ飛ぶのですが、貴重なゲージを使って牽制をするのは割に合わないので、使いどころは少ないです。

ですが、コンボにも使える場面も多い技なので何時でも出せるようにマスターしておきましょう。

●アラビアン・サイクロン

前方に回し蹴りをしてつむじ風を起こし敵を攻撃する技。

アラビアン・サイクロン後に特定のコマンドで追加行動がある技ですが、アラビアン・サイクロン自体もコンボに使える場面が多く、多用する場面が多い印象の技になります。

●ウイング・ストローク(アラビアン・サイクロン中に)

アラビアン・サイクロンで起こした風にのって空中から敵に接近する技。

接近中は空中攻撃が可能で、攻撃のほとんどが中段攻撃になるので敵に奇襲をかける事が可能です。

●アサルト・ロール(アラビアン・サイクロン中に)

アラビアン・サイクロンで起こした風にのって、前転をしながら相手に近づく技。

弾よけにもなる技ですが、その前にアラビアン・サイクロンを打たないといけないので、弾よけに使う場面が少ないです。

●アサルト・ネイル(アサルト・ロール中に)

下段から回し蹴りで相手を攻撃する技。

敵を浮かせた時に追撃を入れる事ができ、コンボなどにも組み込み事が可能。

●アラビアン・スカイハイ(前ジャンプ中に)

空中限定の技で、空中で回し蹴りをし、そのあと空中ジャンプを行う技。

空中ジャンプ後は攻撃を入れる事ができ、追撃を入れる事が可能になります。

         -------ここからはスーパーアーツ--------

●スーパー・ラシード・キック

斜め上空中キックを出し、ヒットすると大ダメージを与える技。

技の出始めを地上の敵にちゃんと当てるとダメージが上がる能力になっており、対空としても使えますがなるべく地上の敵に当てることをオススメします。

地上の敵に当てるにはコンボの締めにこの技を持ってくるといいでしょう。

●イウサール

スト5でも登場した大きな竜巻を起こして、敵にゆっくり接近させる必殺技。

この竜巻を盾に相手を壁に詰める事もできますし、竜巻によって性能が変化する技を使えば威力UPも狙える、使い勝手のいい技になっています。

しかし、ゲージを2つも使うので使い時には注意が必要です。

●アルタイル

技発動後に前進しながら相手に攻撃し、ヒットすると他の技より高い大ダメージを与える事ができます。

切り返しにも使う事ができますが、対処される事が多いのでコンボの締めに使うのが現実的であり、使用難易度は他の技よりも圧倒的に高いです。

ちなみに、ラシードの体力が25%以下だと性能がアップし、よりダメージを与えることができます。

1-2. ラシードの基本コンボ


https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/rashid


●弱パンチ×3→スピニング・ミキサーorイーグル・スパイク

ラシードのコンボで一番多用することが多いコンボになります。

弱パンチ×3の後の締めの違いは、まずスピニング・ミキサーは相手をそこまで画面端に飛ばさないものの追撃チャンスが多いコンボで、イーグル・スパイクは確実に相手を画面端に追い詰めたい時に有効です。

序盤はまずこのコンボを狙っていて、相手の体力をゴリゴリ削ったらダメージが高いコンボを狙っていきましょう。

●ジャンプHキック→Mキック→Mパンチ→中アラビアン・サイクロン→Lキック→イーグル・スパイク

ステージ中央のコンボではなく、画面端のコンボになります。

ちょっと長いコンボになりますが、覚えやすく間の技もヒット確認しやすくコンボにもオススメしやすいコンボです。

ただ画面端と言えども、ジャンプ攻撃から入りますので相手に対処されやすいのが難点ですが、刺さればかなりのダメージを与える事ができます。

●立ちLパンチ→しゃがみLパンチ→立ちLパンチ→スーパー・ラシード・キック

技の解説でも説明しましたが、スーパー・ラシード・キックは地上の敵に当てるとダメージが高くなるという性質があり、このコンボはちゃんと地上の敵に技を当てることができるコンボになっています。

コマンドも少なく覚えやすい上、ステージ中央、画面端と様々な状況に応じて使えるのでスーパーアーツ技を入れたコンボの中では一番使い勝手がいいでしょう。

●ジャンプHキック→Hパンチ→Mアラビアン・サイクロン→Lキック→Lアラビアン・サイクロン→アルタイル

画面端でアルタイルをほぼ確実に当てる事ができるコンボになります。

大ダメージを与えられるアルタイルを相手に当てたいなら、練習しておきたいコンボの1つでしょう。

Lアラビアン・サイクロンからのアルタイルは、発動のタイミングが難しいですがこれは慣れしかないので練習あるのみです。


2. ラシードの立ち回り方


https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/rashid


ここからはラシードの立ち回り方について解説していきます。

ラシードは、技の豊富さもあってか意外にどんな場面でも対応できる柔軟性があるキャラになっています。

そんなラシードの動かし方を一通り解説していきます。

2-1. 状況に応じての選択が豊富にあるテクニカルキャラ

序盤は基本コンボでも書いた弱パンチ×3→スピニング・ミキサーorイーグル・スパイクを狙っていきましょう。


ラシードのコンボは、今回紹介したコンボ以外の場合でも画面端に追いやるものが多く、相手に圧をかけるのが得意なキャラでもあります。

コンボ以外にもスーパーアーツ2のイウサールで相手を画面端に追い込む、もしくは画面端から逃がさないという使い方もできます。


仮に、こちらが画面端に追い込まれてもスーパー・ラシード・キックがヒットすれば場所替えも出来ますし、切り返しが成功すればそこからのコンボで相手を画面中央まで押し出す事もできるというポテンシャルをラシードは持っています。

ラシードのスーパーアーツは画面端だけではなく中央に敵がいても当たりやすいので、不利な場所があまりない万能なキャラになっています。


しかし、それだけに状況に応じた技、コンボの選択は重要になっていきます。

テクニカルでなんでも出来るからこそ、ラシードを操るプレイヤーの状況判断が重要になるので、ラシードを操るなら実戦を重ねていきましょう。

3. まとめ


https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/rashid


今回はスト6の追加キャラ第一弾「ラシード」について解説していきました。

今回の記事をまとめますと

・ラシードは技が豊富にあり、様々な場面に対応できるポテンシャルがある

・テクニカルなキャラだけに、プレイヤーの力量も試されるキャラである


という風にまとめられます。

このラシードは、シンガポールで開催されたカプコン pro tour2023シンガポール大会でガチくん選手がラシードで優勝したことでも話題になっています。


プロも愛用するほどのキャラですので、その性能の高さは折り紙付きでしょう。

ですが、その能力もプレイヤー次第になってしまうので、プロ並みに扱うには数をこなしていきましょう。