
ストリートファイター6 豪鬼はなぜ評価が高いのか? ポテンシャルの高さを徹底解説!
https://www.4gamer.net/games/634/G063493/
ストリートファイター6はリリースから2年が経過し、キャラクターも続々と登場していますが、「豪鬼」は現状Sティアに位置する強力なキャラクターです。
ケンやリュウ同様に胴着を象徴するキャラクターですが、戦いに飢える悪の一面も持ち合わせたキャラクターです。
初期から登場していたキャラではありませんが、登場してからキャラティアはSランク評価を受けており、実態が気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、ストリートファイター6でSティアと評価される豪鬼の基本仕様、環境でトップクラスに強い要因を解説します。
1. 豪鬼の基礎について

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豪鬼はケンやリュウと同様で胴着キャラに分類されますが、ケンやリュウとは一線を画す基礎スペックを持ち合わせるキャラです。
豪鬼を使って勝利を狙ったり、高ランクへの到達を目指すにあたって、プレイスキルの向上だけでなく、豪鬼の基礎部分をしっかり理解しておくのが何よりも重要です。
そこでここでは、豪鬼の基礎スペックを徹底解説します。
1-1. 他キャラよりも体力量が少ない
ストリートファイター6に登場する多くのキャラクターは基本体力値が10,000に設定されています。
ただし、一部のキャラクターは10,500や11,000と高く設定されており、体力量でもアドバンテージを取ることが可能です。
しかし、豪鬼は逆であり、体力量は基本値10,000よりも低い9,000に設定されているので、常に体力量で不利に立たされるキャラクターです。
とはいえ、体力量だけで見ると確かに不利に思えるものの、豪鬼はフレーム周りが優秀ですし、技の威力も高めに設定されています。
体力量10,000で設定するとバランスが崩れてしまうため、体力量が他キャラよりも低く設定されているのです。
コンボや必殺技1回分相当の不利を背負っているため、豪鬼を使うなら他キャラよりも体力管理の意識は強く持ちましょう。
1-2. 歩き速度の速さがトップクラス

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ストリートファイター6に登場するキャラクターは体格やスタイルが細かく設定されており、技の特性等に色濃く特徴が表れています。
これは移動速度にもしっかり影響しており、足技が得意な春麗や忍者スタイルのキンバリーは速度が速めです。
逆に相撲やプロレスが得意なエドモンド本田やザンギエフは移動速度が遅めといった具合ですね。
豪鬼はケンやリュウと同様で胴着キャラに分類されるため、ケンやリュウ程度の移動速度と考える方も多いと思います。
ですが、豪鬼の実際の移動速度はキンバリーや春麗よりも速く、現時点で登場しているキャラの中でトップの速度を誇ります。
前歩きと後ろ歩き両方がトップクラスに速く、移動速度の速さを立ち回りに活かしやすいです。
1-3. 優秀な波動拳持ち

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豪鬼はケンやリュウと同様で胴着キャラに分類されており、当然ながら波動拳(飛び道具)を択として持つキャラクターです。
近接型でありながら波動拳で遠距離に対応できるのが胴着キャラの強みですが、豪鬼の波動拳も例に漏れることなく、強力な波動拳を保有しています。
弾速やフレーム周りはリュウよりも性能が高く、全キャラの飛び道具の中でも最もスキが無い飛び道具です。
即撃ちや溜め撃ちを任意で選べるのでジャストパリィで対策されにくく、牽制+火力どちらの運用でも真価を発揮できるポテンシャルを持っています。
モーションが酷似した技との判別も付きにくいですし、波動拳をコンボパーツとしても流用でき、攻防一体で活躍できる性能が強力です。
1-4. モダン適性は低め
モダン操作はクラシックのような複雑なコマンド入力が無く、ワンボタンで直感的に操作できるタイプです。
クラシックよりも操作自体は簡単ですが、クラシックよりも技のダメージが低く、使用できない技があったり、キャラ次第ではクラシックよりも遥かに劣るケースもあります。
豪鬼でクラシックとモダンを比較した場合、強みであるダメージの高さが打ち消されるだけでなく、制限される技の数も多く、モダン適性の低さは低めです。
主力となる中段技をはじめ、画面端で猛威を振るう技もアシストコンボを絡めないと使用できません。
一方でワンボタンで昇竜拳を撃てる等の強みはあるため、使いやすさを重視したり、初心者でクラシックが難しいと感じる際の選択肢としてはアリです。
とはいえ、豪鬼の真価を発揮させるにはクラシックが好ましいため、豪鬼を極めるならクラシック移行も考慮すべきでしょう。
2. 豪鬼の強みについて

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豪鬼はストリートファイター6に登場して以降、ティアSランクに君臨し続けています。
「それほどまでに豪鬼は強力なのか」「豪鬼のどの部分が強いと評価されるのか」、豪鬼未経験の方の中には上記のような疑問を抱く方もいるでしょう。
そこでここでは、豪鬼の評価を底上げしている強みを解説します。
2-1. 機動力が高い
豪鬼の移動速度はストリートファイター6に登場するキャラクターの中で、トップクラスの速さを誇っており、この機動力の高さは戦術面でも活かしやすいです。
リーチが長めの技もそこそこ保有しているため、前後移動とリーチ技を合わせることで積極的に攻めるきっかけを狙っていけます。
画面端では起き攻めと見せかけてバックステップし、起き攻め対策で生じたスキを拾い、大ダメージに繋げやすいといった具合です。
守りでは相手の攻撃を誘発させつつ、バックステップで回避し、ドライブラッシュ等でのカウンターを狙えます。
移動速度の速さは火力に直接影響が出る要素ではありませんが、勝敗を左右する要素にはなりやすく、豪鬼のトップクラスの移動速度は大きなメリットと言えるでしょう。
2-2. 技性能が軒並み高い
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体力量9,000とラウンド開始時点から不利を背負う豪鬼ですが、強キャラと評価される最大の理由が技性能の高さです。
突出した性能を備えるというより、ほぼ全ての中攻撃がフレーム/リーチで優れており、牽制や初動、そしてコンボパーツとしても優秀です。
体力量が低い代わりに全体的な技の火力が高く、SAまで繋がるコンボを決めれば5,000以上のダメージを与えることも可能です。
さらに立ち弱Kは確定反撃を狙うことができ、各種強攻撃はリターンが高く、ヒット確認が容易に行える強みを持っています。
これに加えて遠距離攻撃手段であり、汎用性にも優れた波動拳を備えており、ODや必殺技も含めた全体的な技性能の高さが評価されています。
2-3. 昇竜拳に対策されにくい
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豪鬼の昇竜拳「豪昇竜拳」は上に向けたアッパーを放つ技であり、豪鬼特有のエフェクトを除けば、見た目はケンやリュウと大差はありません。
ですが、豪昇竜拳の強みは対策のされにくさであり、ODで放てばスーパーアーマー持ちの相手でも落とすことが可能です。
OD豪昇竜拳は3段ヒットする昇竜拳のため、ドライブ技やアーマーが付いた状態の相手でも貫通してヒットさせられます。
強昇竜拳も1フレーム目からリーチが長く、ジャンプで対策されにくく、対策行動を制限することもできます。
胴着キャラの昇竜拳の中でも対策のされにくさは随一であり、危ない場面では豪昇竜拳を見せておけば解決するほどです。
3. 豪鬼の弱みについて
https://jp.ign.com/street-fighter-6/73903/news/6year-2
豪鬼は技性能が軒並み高く、ダメージ量の高さも備えた強キャラですが、弱みが一切無いわけではありません。
他キャラと比べると極端に弱いわけではないものの、弱みもしっかりあるため、強みを活かして勝つには把握しておくのが大切です。
そこでここでは、豪鬼で勝利を目指すにあたって、絶対に理解しておきたい弱みを解説します。
3-1. モダン性能の低さ
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こちらは基礎の部分でも解説しましたが、豪鬼はモダン適性が低い部類のキャラです。
主力技となる中段の制限をはじめ、状況次第で主力となる技も自由に撃てません。
技の制限数自体は平均的あるいはやや少なめですが、ダメージソースとなる技や戦術の核となる技が目立って制限されており、クラシックと比べると自由度は低めです。
モダンが露骨に弱すぎるというわけではないものの、クラシックの自由度やダメージ期待値と比較すると雲泥の差があります。
格ゲー初心者の方やラフなプレイ程度はモダンで十分ですが、高ランクを目指すならクラシック移行を考えるのがベストです。
3-2. リスクが伴いやすい
豪鬼はダメージ量が高い代わりに体力が9,000と低く、他キャラよりも被ダメージを減らす立ち回りが要求されます。
コンボで運用する必殺技は全て確定反撃が取れるため、確定反撃を取られないようにヒット確認は特に怠れないキャラです。
また、豪波動拳や中キックのようなリーチの長い技はリターンが低いのに対し、リターンが高い技は読みを通したり、技を経由させるといったリスクも伴います。
コンボダメージや技性能が高いという強みはあるものの、これらを読み勝って押し付けないと被弾を受けてしまい、不利な状況に立たされやすいです。
豪鬼は基本スペックの高さから使用率も高く、ランクが上がるほどに対策されやすいため、読みや研究を怠れば途端に勝ちにくくなります。
ハイリスクハイリターンで逆転を狙えますが、基礎をしっかり固めてプレイミスを抑える意識がとにかく重要となるキャラです。
4. まとめ
豪鬼はフレーム周りやダメージの高さをはじめ、全体的な能力は高めですが、明確な弱点もあるので雑な運用ではポテンシャルを発揮できません。
また、モダン運用が不可能というわけではないですが、適性自体はかなり低いため、モダンで慣れてからクラシックで極めるのが良いでしょう。